ゲームのバージョン差異と推奨プレイ環境
結局どれで遊べばいいの?(簡易版)
- ふつうに遊びたい → どれでも
- RTAを手軽に始めたい → Switch(SwitchOnlineのNES版)
- 遅延が少ない環境が手軽に欲しい or FC実機がある → FC版ロム+ファミコン実機
- ゲームを壊して即クリアしたい → こちらを参照
- ランダマイザー・ロムハックを遊びたい → こちらを参照
- No Up+Aカテゴリをガチで走りたい → NES版ロム + NES-FCコンバータ + FC実機 など
バージョン
NES版・FC版・FDS版 の3種類が存在する。
移植版はすべて、この3種のいずれかに準拠している。
NES版(海外版・英語)
- 海外版。英語なのはこの1種類のみ。
- SRCのメインカテゴリ2種のみ海外版限定。(Any% No Up+A, 100% No Up+A)
- SwitchOnline環境があれば、追加料金無しで簡単に入手可能(詳細後述)
FC版(ファミコンロム・日本語)
- NPCのセリフの文字数がNES版より少なく、その分だけ時間が短縮される。
NPCのセリフ以外はNES版と差異なし。 - Any% No Up+A, 100% No Up+A, ACE 以外のメインカテゴリでは最速
- CategoryExtensionsでは、NPCのセリフの長さの差分相当のタイム調整が入るので注意(メインカテゴリは調整無し)
- 日本語の移植版で、ゲームのタイトル画面が「ゼルダの伝説1」(最後に「1」がつく)であればFC版。
「1」がついてないのはFDS版。
FDS版(ディスクシステム・日本語)
- ロードが遅い。基本的にRTAには非推奨。
- ロードの遅さはSwitch Online日本語版等の移植版でも同様。
- ACE(任意コード実行)はFDS版と一部のFDS版移植のみで可能。
- 拡張音源を使っており、音が良い。
Switch Online版(FDS/NES)について
- 日本語→FDS版 海外→NES版 が遊べる。
- SwitchでRTAを走る場合はNES版一択。NES版限定カテゴリも手軽に走れる。(FDS版はロードが遅いため非推奨)
Switch Online加入済のアカウントがすでに1つあれば、追加課金も不要。 - NES版の導入手順
- 実機との違い
- ACE(任意コード実行):不可
- ハードリセットを使用した複雑なMMG(Money Making Game):困難。物理リセットボタンがないため。
- 実機と比べると少々遅延がある
上記を除き、一通りのグリッチやテクニックが使用可能、NES版なら大半のカテゴリに対応できる。
実機環境やNES版ロムは欲しくなったときが買い時。RTA開始時に急ぐ必要はないと思います(個人の意見)
移植版を含む各ハードについて
- 日本語版移植は基本的にFDS版準拠、携帯機のみFC版準拠。
- 海外版移植は確認済のもの以外記載していない。
ハード | バージョン | 備考 |
FDS | FDS | ディスクシステム版。日本語。詳細はバージョン 参照 |
FC | FC | ファミコンカートリッジ。日本語。詳細はバージョン 参照 |
NES | NES | NESカートリッジ。英語。詳細はバージョン 参照 |
GBA | FC | ファミコンミニシリーズ。2PコンがないかわりにSelect+上でUp+A操作ができる。マイク操作可否は不明。 移植時の画面の解像度・アスペクト比等の調整の都合か、画面端が見切れているなど、原作と同等の画面表示ができない模様。 |
GC | FDS | GCゼルダコレクション版。日本語のみ。入手難易度が高い。 |
GC | ? | GCどうぶつのもり版。正規で開放不可能。。 |
Wii,WiiU | FDS | バーチャルコンソール版。現状では新規購入不可。 |
3DS | FC | バーチャルコンソール版。現状では新規購入不可。3DS本体へのマイク入力が使用可能。 |
GAME&WATCH | FDS/NES | FDS版とNES版が1台で遊べる携帯機。キャプチャ環境が無い、操作性が悪い。 |
ニンテンドークラシックミニ | FDS | ニンテンドークラシックミニのファミコン(ミニファミコン)。 FDS版が収録されている。入手困難、コントローラが小さい。 |
NES Classic Mini | NES | 上記のNES版。偽物が多いらしく中古購入時には注意。コントローラはNES原寸大。 ニンテンドークラシックミニシリーズと同じツールで吸出しが可能。 吸出し後、ランダマイザーやロムハックで使えることを確認済。内部バージョンはPRG0 |
Switch | FDS/NES | 2023年現在、実機以外では一番おすすめ Switch Online版。FDS版とNES版。 NES版の導入が容易、Switch Special Editionもあり初心者の練習にも便利。 日本語版のマイク代替はZR+R or ZL+L |
NES版について
- NES版ロムで遊ぶ
- NES版ロム + プレイ環境(吸出し機+エミュレータ、吸出し機+EverDrive+FC実機、NES-FCコンバータ+FC実機…等)
- NES Classic Mini で遊ぶ
- ニンテンドークラシックミニ(ミニファミコン)のNES版。同じツールで吸出しも可能。
- どちらにしても、国内ではかなりいいお値段になっていることが多い。ebayなどで海外から取り寄せるのが無難。
エミュレータ
- SRC上で一部エミュレータの使用が許可されている。使用可能なエミュレータは以下(SRCのRulesから抜粋)
PC/x86 (Windows/MacOS/Linux/BSD): Mesen, Nestopia UE, puNES, Nintendulator, Bizhawk (Neshawk), higan, FCEU(X/mm)
Mobile/ARM (Android/iOS): Nestopia as libretro core (e.g. Retroarch), Nostalgia.NES
- SRCに記録申請する際は、投稿コメントに使用したエミュレータ、FPGA、またはRGB modを明記すること。
コメントなし = 変更されていないオリジナルのハードとみなされます。
ランダマイザーやロムハックを遊びたい場合
- NES版の吸出しが必須。(NESロム+吸い出し機 または NES Classic Miniが必要)
- 2023/09現在、吸出し機はCartridge Reader(Save the hero Project)が定期的に生産されており、
時間とお金は必要だが、入手しやすい。あわせてNES用のCatredge Reader専用アダプタも必要なので注意。 - もしくはレトロフリーク(ただし、吸い出しツールは現在作者さんからの配布は無し・NES-FCコンバータも必要)
- 2023/09現在、吸出し機はCartridge Reader(Save the hero Project)が定期的に生産されており、
- ランダマイザーの遊び方は こちら
- ロムハックの遊び方は こちら