鉱石系素材の一つ。文字通り鉄を多く含んだ鉱石。現実世界にも存在する鉱石である。
概要
- 鉱石系素材の基礎的な素材であり、一般的には最も身近な金属素材である。
加工がしやすく硬度も高いので需要は高い。
- 高い硬度を持つ物質ではあるが、ハンターの武具の素材としては、最も下のグレードに位置する素材の一つ。
その理由は、マカライト鉱石を始めとする、鋼鉄を上回る硬度を誇る鉱石類とその加工技術の存在である。
しかし、いきなりマカライト鉱石を使って武具を作ろうとした場合、凄まじい量が必要になる事が多い。
そのため鉄鉱石を使って基礎となる形を作り、それに追加する形で強化される事もある。
- MH世界では鉄で出来た武器は、小型モンスター相手であれば殺傷させる事はそう難しくはない。
しかし、相手が大型モンスターともなれば、それらで深手を負わせる事は困難になってくる。
大抵の大型モンスターは、外殻の硬度が鋼鉄以上である事が当然のように存在し、
場合によっては、傷を付ける事はおろか反応さえ示さない事もある。
そのため、純粋な鉄製の武具は新米ハンター用としての扱いを受ける事が多い。
ただし、現在はものすごい量と技術を導入したり、ひたすら丹念に鍛え抜いたりといった方法によって
希少鉱石で出来た武器以上の攻撃力を宿した鉄製の武器を作る事も出来なくはない。
- ロックラックではこれを使って造られた「鉄鉱石の彫刻」というインテリアが流通している。
硬さゆえか加工には結構手間がかかるらしく、モガの村での希少交易値は《★4》である。
タルにのりにゃんにゃんぼうを持ったアイルーをモチーフにしているようだ。
- 上記の通りグレードの低い鉱石なので、ほとんどの用途は下位武器に10個程度使用する程度である。
しかし、一部の武器は上位やG級で唐突に50個を超える量を要求してくることがある。
特にハンマーと相性がいいのか、激鎚オンスロートやMH4のテッケンは最終強化までに
100を超える鉄鉱石を要求してくる。
- シリーズによっては素材玉の材料とすることもできる。石ころでの調合よりも出来上がる素材玉の数が多いのが利点。
この用途で用いる場合、ゲームが進むにつれどんな希少鉱石よりも必要とされることも。
大地の結晶と違い、上位はともかくG級では入手確率が大きく下がったり一切採取できないなんてこともあるため、
ついつい調合素材に回していると石ころ共々いつの間にか無くなっていたりする。
当然、先述のように鉱石系武器に必要とされる事もあるため、意外な所で困ったりもする。
余談
- ファンタジー界隈では、「鉄」の下位素材として「銅」「青銅」などが登場することが多いが、
モンハンでは金属の最下位素材は一貫して「鉄」で、これより下の素材が登場したことはない。- 現実的に考えれば、製鉄技術が確立しているのにわざわざ銅を武具の素材として用いる理由はあまりないので、
これに関してはモンハンの方がどちらかというと現実寄りである。
他のファンタジー作品で「銅」→「鉄」のランク付が用いられるのは単純にわかりやすさを重視しているためだろう。 - 銅が素材として登場しないのは、狩猟地に銅鉱脈が存在していないのか、
それとも単にハンターには需要がないので採掘していないのかは不明。
もっとも、電気を伝える素材として需要がある現代社会と違い、
単純な金属素材として銅が鉄を上回る場面はほぼないので、単純に需要がないだけと解釈するのが自然か。
- 現実的に考えれば、製鉄技術が確立しているのにわざわざ銅を武具の素材として用いる理由はあまりないので、