アクション/火山弾

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:24:01

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学術用語としての「火山弾」

  • 地質学用語の一つ。英語表記: volcanic bomb
    火山の噴火の際、溶岩の破片が放出される時に形成される、直径65mm以上の溶融した岩石の塊のこと。
    なお、溶融してドロドロの状態になっているのは噴出した直後のみで、
    大抵は地表に落下する前に冷えて固まってしまう。

MHにおける火山弾

  • モンスターの攻撃手段の一つ。
    現実世界での威力は衰えておらず、何れも絶大な威力を持つ攻撃である。
    当然ながら、共通して火属性の攻撃手段である。
  • 使うモンスターにより「自身の体表から『火山弾』と称される高熱の塊を飛ばす」タイプと、
    「付近に存在する火山の活動を活発化させて噴火させ、結果的に火山弾が飛んでくる」タイプに分かれる。

グラン・ミラオス

  • 生ける海底火山の如き煉黒龍に相応しい、本種の代表的な攻撃。
    しかし火山弾とは言うものの、火山を噴火させるのではなく、全身に存在する火口から放出するという驚愕の放ち方をする。
    そのため、厳密に言えば火山弾ではなく、ミラオスの体内を流れるマグマ状の体液が固まったものである。
  • 相当な高温になっているのか、現実の火山弾と異なり真っ赤に燃え滾ったまま落ちてくる。
    その影響で落下地点が赤く照らされるので、攻撃が来る位置は分かりやすい。
    尤も、気付いた時にはもう遅いということも珍しくないのだが。
  • 基本的に三種存在し、一つはミラオスの一挙一動が噴出のトリガーとなる、常時発動型の火山弾攻撃。
    火口から放物線を描きながら放出されるが、「噴き出す」というより「零れ落ちる」と表現する方が近い。
    その性質上、接近しただけでばら撒かれた火山弾の弾幕に襲われることとなるため、
    ミラオス狩猟時は常に火山弾による奇襲を想定しておく必要がある。
    攻撃に夢中になっていると食らいやすく、被弾すると火属性やられを発症するなど、かなり厄介な代物である。
  • 二つ目は、天に向かって咆哮を上げる専用モーション時に翼から大量に噴出され、
    上空からメテオの如く降り注ぐタイプ。
    二足歩行時に使用してくる。
    こちらも被弾すると火属性やられを発症してしまうのだが、常時発動型とは数・威力共に桁違いである。
    着弾すると爆発するため攻撃範囲が広く、更に気絶値が高いため、
    (回避が難しい水中では特に)被弾→気絶→被弾というループに陥りやすい。
  • 最後の三つ目は、四足歩行時に暫くのあいだ身を縮めるようにして力を溜め、
    チャージが終わると同時に咆哮を上げながら大量の火山弾を天空に放出・落下させる大技
    大噴火」という名称で呼ばれている。
    長いチャージ時間を経るだけあって火山弾の数も持続時間も尋常ではなく、
    しかも大噴火後もミラオスは別個に行動を開始するので、
    文字通り火の雨が降りしきる中での死闘を余儀なくされる。
    ついでに大噴火の瞬間に放たれる咆哮はしっかりとバインド効果を持っているため、
    硬直させられると火山弾の回避はほぼ絶望的となってしまう。
    • しかし対抗策はある。
      長いチャージ動作中に一定ダメージを与えることで、
      大噴火を阻止した上で転倒ダウンまで取ることができるのだ。
      ハンターにとっては四足歩行時の貴重な反撃チャンスとなるため、狙う価値はあるだろう。
  • なお、身体の各所にある灼熱核の部位破壊を達成することでマグマの流れが止まり、
    その部位付近からの火山弾の放出を抑えることが出来る。
    しかし本種は部位破壊に関して特殊な仕様があり、
    怒り状態に入ると各部位の耐久値が回復してしまう
    2段階破壊が必要な翼は、1段階破壊した状態で怒り状態を迎えてしまうと
    即座に破壊前まで戻されてしまうため、攻撃する部位を絞る、破壊王を発動させるなどの策が必要。
    • また、グラン・ミラオスの体力が一定を下回った時には、部位硬化と同時に破壊済みの部位からの噴火が復活する
      ただし部位破壊自体がリセットされるわけではなく、胸の破壊に成功すれば再び噴火は収まる。
      とはいえこれらの仕様の存在によって、部位破壊による攻撃の抑制が難しくなっているのは事実。
      煉黒龍と戦う際には火山弾の脅威と常に向き合わなければならないという覚悟が必要となるだろう。

ゾラ・マグダラオス

  • グラン・ミラオスと同様に、身体に存在する火口から直接火山弾を撃ち放つ。
    外殻上で排熱器官や採掘ポイントを探している時や壁をよじ登っている時に、
    不意に飛んできた火山弾に撃ち抜かれたというハンターも多いだろう。

ラヴィエンテ

  • ラヴィエンテの多彩な技の中でも竜巻ブレスに次いで強力な攻撃。通称「ミートボール」。
    ラヴィエンテが地面に潜ると同時に背景の火山が噴火、火山弾の雨が降ってくる。
    この火山弾は地面に落ちても砕け散らず、そのままボールのようにバウンドしてくるので非常に避けづらい。
    火山弾の威力はすさまじく、即死することもめずらしくない
    一応安地があるのだが、普段戦う位置からはかなり遠い。
    しかも、火山弾を降らす直前にラヴィエンテがそこを尻尾で薙ぎ払ってくる上、
    かなり位置取りがシビアで、少しでもずれると火山弾が当たる。
    そのため、この攻撃を使われたらモドリ玉を使ってキャンプに避難するハンターも多い。
    ラヴィエンテとの最終決戦となるフェイズ9でしか使ってこない、まさに最後の手段といえる攻撃である。
    リファインアップデート後、更にエリアに複数の巨大竜巻を同時発生させてくるため、
    エリア中央付近で避けきることは極めて困難、というかほぼ不可能。
    運がよければ、バウンドした火山弾が頭上を飛び越える事がある。
    • ベンチマークソフトでは、樹海と思しきフィールドに出現したラヴィエンテが使用している。
      アプトノスを一撃で倒し、飛行中のエスピナスを撃墜するなど、その猛威を存分に振るった。

シャンティエン

  • 火山地帯での決戦となる第4形態時のみ使用。
    滞空しながら体をくねらせ絶叫、その後空中で高速回転しながら急上昇し
    地上にいるハンター目掛けて火山弾を浴びせかける
    回避が困難なほどの速さではないが、落下する火山弾は優に十数発を超え、
    落下地点には凄まじい爆風が巻き起こる。
    なお、この技を使用した後は自ら纏った炎のオーラが解除される。

余談

  • ミラボレアス【紅龍】が降らせるメテオが「火山弾」とされることもある。
    ビジュアル的に火山弾っぽいことや、紅龍自体が火山地帯にしか登場しないことが主な理由だが、
    こちらは実際は隕石のようなので、文字通りメテオの方が正しいということになる。
    • ただし極限征伐戦の個体は、隕石ではなく溶岩弾を使用するので、
      大ざっぱに言うなら火山弾の方が近くなるだろう(これも厳密に言えば火山弾ではないのだが)。
      極限征伐戦の個体だけ隕石を使わないのは、恐らく地形的な問題なのだろう。
  • 上記の強豪たちに比べると規模も範囲も威力もやや見劣りはするものの
    ヴォルガノスが地中潜航から飛び出した際に飛び散る無数の溶岩塊も
    溶岩の破片が放出される時に形成される、直径65mm以上の溶融した岩石の塊であるため、
    噴火現象こそ伴わないが、地質学的には「火山弾」と呼ばれる現象に分類しても遜色は無い。

関連項目

アクション/メテオ