イベント・メディア展開/モンスターハンターフェスタ

Last-modified: 2024-04-18 (木) 16:28:00

カプコンが主催する公式イベント。
これまでの開催は、2007年(MHP2)、2008年(MHP2G)、2009年(MH3)、
2011年(MHP3)、2013年(MH4)、2015年(MH4G)、2016年(MHX)、
2017年(MHXX)、2018年(MHWorld)、2019年(MHW:IB)。

目次

概要

  • このイベントでは公式タイムアタック大会が開催され、腕に覚えのある全国のハンターが集まる。
    二人組で大会専用のクエストでタイムを競う。
    全国5都市(東京、名古屋、大阪、札幌、福岡)*1予選が行われ、参加者は最強最速を目指し激突する。
    厳しい予選を勝ち抜いたタッグにより繰り広げられる決勝大会は、フェスタ歴に残る名勝負である。
    また、タイムアタックでは時に最速プレイヤー以外にも所謂「魅せプレイ」で
    会場を沸かせたりと、上級者達以外の場面も見る価値がある大会であると言える。
    • モンハンで「最速」を目指す場合、通常のゲーム内ではほぼ確実にハメにいきつくが、
      イベント用のクエストは装備固定の2人参加なので純粋なハメにはまずならない。
      せいぜい一時的な怯みハメや転倒ハメが可能になるケースがある程度だが、
      そこには超人的な精度のコンビネーションが不可欠であるため、
      入賞者クラスのプレイで見ていて退屈になるような展開になる事はあまりならないだろう。
    • またメインのゲームの方ではどうしても「強武器」「弱武器」といった評価が付けられるが、
      ことこのイベントにおいては支給品や装備品は運営の調整次第なのでほぼ無関係となる。
      おおむね安定して大剣使いが入賞者に入る事が多い傾向にはあるが*2
      ランスや狩猟笛などメインシリーズでは弱武器扱いされがちな武器で入賞する強者もいる。
      ときどき調整に失敗して、入賞者全員が操虫棍…みたいな状況になることもあるが。
  • この大会専用のクエストは大会後にチャレンジクエストとして配信され、訓練や闘技大会と同じ扱いで受注可能。
    一般ハンターも大会参加者と全く同じ条件で挑むことができるが、
    彼らがいかに精密なプレイをしているかを実感できるだろう。
  • 最大の目玉は上記のタイムアタックだが、その他にもハンター達を大いに楽しませる企画が盛り込まれている。
  • フェスタが一つの区切りになっているのか、特に決勝大会は東京ゲームショウやニンテンドーダイレクト等と並んで、
    今後のシリーズ展開が明らかになることが多いため、ファンから大きな注目を集めることがある。
    2009年のぽかぽかアイルー村、2013年(※決勝は2014年1月開催)のMH4G
    2015年のストーリーズがそのわかりやすい例である。
    • 2020年3月21日に行われるはずだった狩王決定戦の決勝戦は新型コロナウイルスの影響により
      残念ながら中止となってしまったものの、大会が行われる予定だった日に
      MHW:Iの大型アップデート第4弾の追加モンスターであるアルバトリオンがお披露目されるなど
      やはり特別なイベントとしての認識が強い。*3

みんな大きいっチャ!

  • モンスターハンターフェスタ'09で流された映像。
    MH3に登場するモンスター達の各サイズを見ていく内容になっているが、
    • クルペッコがリオレイアを呼ぶ。
    • ディアブロスの咆哮に驚いてデルクスが飛び出してくる。
    • ギギネブラが暗闇の中をうごめく。
    などの凝った演出がなされている。
    因みに、この映像は後に、MH3Gのギャラリーにも収録されている。

余談

  • 2015年版のみ、福岡の開催が札幌/大阪より後になっている。
  • MHFのものはモンスターハンターフェスタとは呼ばないが、
    全国47都道府県で順番に開催するVS.クエストチャンピオントーナメントや、
    5周年を記念して東京ドームシティ プリズムホールで行われたMHF感謝祭2012などがある。
  • 大勢の人が集まる規模の大きいイベントであるが故に、何らかのトラブルが起こってしまう事もある。
    2020年1月19日に行われた狩王決定戦西日本大会において、決勝戦の相手はネロミェールが選ばれたのだが、
    練習用に配信されたクエストの個体と大会本番で配信されたクエストの個体の状態異常耐性値が異なる
    というまさかの事実が発覚。*4
    これを受けて、公式が「乗り等の状態異常を戦術に組み込まずに挑戦したチームの不利益を考慮し、
    西日本大会と東日本大会両方の上位8チーム、計16チーム全員を決勝大会に進出させる」
    という措置を取ることを発表し、後に追加の予選を行うと報じられた。
    さらに、2020年2月6日には狩王決定戦台湾チャンピオンシップが開催されるはずだったが、
    こちらは新型コロナウイルスの蔓延により大会自体が中止になるといった具合に、
    大きなトラブルが立て続けに起こってしまっていた。
    そしてトラブルはこれだけに留まらず、
    あろう事か追加予選の練習用に再配信されたネロミェールのクエストにも不備が発覚
    「配信し直すので一度ゲームを終了してから受注してください」と
    公式ツイッター等がアナウンスするという事態も発生してしまい、
    また、2020年3月21日に開催予定だった狩王決定戦の決勝戦は、新型コロナウイルスの感染対策として、
    スポーツの試合などで言うところの無観客試合での開催に一度は変更されたが、
    最終的には更なる社会情勢の悪化により中止に追い込まれた。
    • 2011年の狩王決定戦も東日本大震災による社会情勢の悪化*5で開催が延期になったが、
      2020年は大会運営上の不備も重なり、史上稀に見る大波乱となった。
  • MHSTの場合は、ジャンプフェスタ'16で行われた公式大会が、
    モンハンフェスタに相当するイベントに位置付けられている。

関連項目

イベント・メディア展開/VSクエストチャンピオントーナメント
イベント・メディア展開/MHF感謝祭
イベント・メディア展開/モンスターハンター・ザ・リアル
クエスト/モンハンフェスタ
クエスト/チャレンジクエスト


*1 2016年のみ、札幌ではなく仙台で開催される
*2 立ち回りの安定構築がしやすい事と、サポート役とのコンビネーション戦略がしやすいといった特徴ゆえだろう。
*3 情報が公開された後日に本大会に出場予定だった選手による高速討伐動画を公式が上げる等の措置もしている。
*4 乗りや龍封力など、一部状態異常耐性値が本番用のほうが低く設定されていた。またSランクのタイムも練習用と異なる。
*5 折しも、2011年のモンハンフェスタは仙台での初開催でもあった。