オトモ/最高のお面

MH3Gに登場するチャチャ/カヤンバの被るお面の一つ。後にMH4G、MHXにも登場した。

目次

概要

• 奇面族に伝わる伝説のお面。
  元々は孤島の洞窟に安置されていたものだが、紆余曲折を経て残念なお面となっていた。
  ストーリーでは、カヤンバの依頼でリオレウスから残念なお面として奪還され、
  その後ビリビリエネルギーによって真の姿、即ち「最高のお面」の形を取り戻すことになる。

• 見た目はほぼツタンカーメン王の黄金マスク。台詞もまんま古代エジプト王のような口調。
  黄金に輝くそれはまさに最高なお面であろう。

• MH4Gのエピソードクエスト「発見!《超》最高のお面!」を3話全てクリアすると、
  チャチャとカヤンバからのお下がりとして貰える。
  貰った最高のお面はオトモアイルー用の頭パーツの防具として装備させることが出来る。

• MHXではチャチャからの依頼クエストを進めていく事によって生産が可能。
  遂に過去作で成し得なかった量産が可能になった。

性能

• このお面の最大の特徴にして最高たる所以は、絶対無敵の防御を誇る点。
  モンスターの攻撃を受けた場合、即座に謎のバリアーを展開、あらゆる攻撃を完全にガードする。
  つまり、モンスターの攻撃では絶対に撤退しない。
  奇面族の伝説は、島を沈める厄災や神をも恐れさせる存在の攻撃すらも受け流すのである。
  • 因みにこのガード時のバリアーは、一部ではA.○.フィールドと呼ばれるとか。
    攻撃に怯んで無敵が発生することがなく、攻撃が当たれば必ずノックバックするため、
    モガの森などで暇な時に少しずつ前進するコンボでオトモをノックバックさせまくって遊ぶハンターもいる。
    ｶﾞｲﾝ!ﾊﾞｷﾝ!ｶﾞﾝｯ!
    ちなみにオトモの両側に爆弾を設置して同時に起爆しても、腹側と背中側からの攻撃を同時に受け止める。

• 如何なる状況においても、たとえガード不能攻撃であろうと問答無用でシャットアウト出来、
  更に連続攻撃や子分ハンターによる不意打ちにも対応しているため、
  大型モンスターを狙うという性質も相まって優秀な囮役としての活躍が期待出来る。
  チャチャ達は属性攻撃に非常に弱く、G級では即撤退してしまうこともあるため、
  安定してヘイトを分散させてくれるこの鉄壁効果はかなり有難い。

• しかし、伝説のお宝には呪いが付き物。
  一定回数以上の攻撃をガードすると突如オトモから黄金のオーラが噴出、
  お面が上下逆になり、あろうことかHPがみるみるうちに減っていくようになる。
  そして発狂したかの如く武器を振り回して突撃、ガードはオーラ展開のみで済ませる状態になる。
  つまり、一度怒ったらほぼ確実に力尽きて撤退するということである*1。
  呪われているからなのか、この状態では「♯」のような怒りマークに加え、
  被ったオトモの周囲に古代の象形文字のようなものが次々と現れる。
  ちなみに、熟練度が上がると怒りにくくなる。
  • なお、この怒り状態の連撃は手数にかなり優れている上に、前述したガードの仕様により
    攻撃モーションも含めたあらゆる動作を一切阻害されなくなる。
    猛烈な連続攻撃を行いつつモンスターの攻撃は全て完全無効化という、
    オトモ＋短時間のみの制限付きだからこそ許されるようなとんでもない状態である。
    また、手数に優れるため必然的に状態異常の印との相性がさらに良くなる。
    特に爆破の印と合せると爆破の嵐になること間違いなしである。麻痺属性の印も効果的。
    もちろん、元々悪くない攻撃力を全てぶつけるため、純粋な火力も中々のものである。

• ガードの性質上、怒り以外でHPを0にするには大砲の弾になってもらうしかない。
  • 一応毒ダメージも受けるが、毒状態にさせるには毒生肉を渡すしか手段がなく、
    毒ダメージで力尽きる前に毒生肉による怒り蓄積で怒り状態になってしまう。

• 見た目がエジプトっぽいからなのか、被ったら古代の王の様な口調になるからか、採取行動は行わない。
  そのため採取封印の印と相性が良い…ように見えるが、防御力はこのお面には無意味なので
  攻撃力上昇しか効果が見込めないのが残念。

• お面の熟練度を最大まで上げても特技スロットは1つだけなので、どの印を付けるか悩ましいところである。
  囮としての活躍を期待するなら復帰を早める高速回復の印
  怒り状態の攻撃ラッシュを活かすなら状態異常属性の印が良いだろう。

• MH4Gではオトモ防具として登場。
  防御力が77と頼りないが、全耐性+7という壮絶な耐性を持つ。
  ちなみにオール7とする為か、体力+7のボーナスもある。
  ターゲットは大型一筋。
  • 流石に絶対防御が出来るようになるわけではないが、
    ガード時にはあの謎のバリアーのエフェクトが発生するようになる。
    着ぐるみを着て頭をこれにした場合、別作品のキャラがA.○.フィールドを発生させる
    …という面白い絵が見られる事も。

• MHXでもオトモ防具として登場。
  防御力は78と数字的には僅かな上積みに見えるが、
  何とこの数値はラスボス・オストガロアの端材から作られるものを始め
  数多くのレア7クラスのオトモ頭防具と同等の数値。
  耐性こそオール3と前作より下がったが、他の防具が何かしらマイナスを抱えている事を考えれば破格の性能。
  さすがに危険度の高いモンスターの獰猛化個体や二つ名持ちモンスターのものほど堅固ではないが、
  それでも趣味の域を出なかった前作と違いHR解放後も実戦で使える性能となったのは大きな意義がある。
  • これを生産するためのクエストの相手となるのは、3Gでのこのお面を巡る因縁の相手である
    リオレウス、ジンオウガ、ラギアクルスのいずれも獰猛化個体との大連続狩猟。
    これが孤島で行われるとなれば、3Gをプレイしたハンターには感慨深いものがあるのではないだろうか。
  • ちなみに本物ではなく量産型であるが故か、ガード時にバリアーのエフェクトが発生しない。

余談

• 村クエストでラギアクルス亜種を倒すと無事にこのお面が完成し、
  チャチャとカヤンバが最高のお面を見つけ、リオレウスとの因縁が生まれる過程を描いた
  エンディングムービー「発見!最高のお面!」が流れる。
  前作のオープニングのパロディになっており、
  3プレイヤー達はその演出にニヤリとさせられるに違いない。
  • しかし、ムービーをよく見るとこのお面、怒り状態で安置されている。
    何があったのだろうか…?

• なお、MH4Gのエピソードクエストによれば、
  最高のお面は「新しいお面が手に入ったからいらない」ということで、
  我らの団ハンターに譲渡されたらしい。MH3Gで頑張ったハンターは何とも言えない気分になったことであろう。
  もしかしたら、例の呪いに気付いたので処分に困ったのかもしれない。
  • しかも、あろう事かドングリのお面より防御力が低いというオチが付く。
    …とは言っても、そもそも絶対防御のおかげでダメージ自体受けなかったので、
    これが本来の防御力なのかもしれない。

• MHXでクエストを達成し、話しかけてレシピを解放する際に、
  「真夜中に大騒ぎしたと思ったら、突然、すごい勢いでお面のデザインを始めた」(要約)という
  カヤンバの目撃談が聞ける。*2
  MHXの量産型最高のお面はチャチャの設計、というのは分かるが、
  しかしその見た目はいらないとまで言わしめた既存の「最高にお面」そのままであり閃きでも何でも無い。
  バリアが無い辺り実際デッドコピーである。
  「ゴージャスな輝き！バツグンの装着感を感じさせる形状！まさにこれこそ≪最高のお面≫！」と
  自慢げに語っている。既存なのに。そしてカヤンバもそれに同意している。既存なのに。
  彼らの中ではあの最高のお面は、既に無かった事にされてしまったのだろうか…。
  • まぁMH3G未プレイのハンターに入手までの経緯を説明するのは確かに手間なので、
    「チャチャが作った比較的高性能のお面」で纏めた、と考えられなくも無いが…それにしたってあんまりである。
    • アイルー族用に再設計したと取れなくもない。
      外観や奇面族視点で見た装着感にしか触れていないが…。
• P2Gの森丘でトレジャーでは、穴の開いた奇面と奇面族の輝石を調合することで
  「神秘の奇面」というレアトレジャーが調合可能。
  最高のお面との関連性は不明だが、被ったものに究極の力を与えると奇面族に伝わるお面だそうだ。
  プレイヤーにはただの赤い?アイコンであるためどんな見た目なのかは分からないが、
  説明文から推察すると、磨かれた高純度の獄炎石が額の穴に嵌めてある石面らしい。
  吸血鬼や究極生命体にならなきゃいいが…。
  おれは奇面族をやめるぞ! チャチャ──ッ！！

関連項目

登場人物/カヤンバ
登場人物/チャチャ
オトモ/残念なお面
モンスター/リオレウス
モンスター/ラギアクルス
モンスター/アプトノス - 偶然だと思われるが、このお面はこのアプトノスのトサカにピッタリはまるサイズになっている。