MHXで配信された、サンリオコラボ第2弾。今回は「KIRIMIちゃん.」とのコラボクエストである。
2016年1・2月に東京と大阪で開催された、MHXとサンリオのコラボイベントで先行配信された後、
2016年3月11日より全国で正式配信された*1。
2020年9月30日をもってMHX・MHXXにおいては当クエストを含めたKIRIMIちゃん.関連のDLCは配信終了となっている。
概要
- 「KIRIMIちゃん.」を知らないプレイヤーからすれば
「切り身界のヒロインって何だよ」という話だが、彼女(?)については後述。
- 前回と異なり、孤島のお魚たちがおびえる原因になっている獰猛化ガノトトスを狩猟するという、
ガッツリ狩猟クエストとなっている。
- MHXにおけるガノトトスは水中戦が無い代わりに地上戦能力がパワーアップしており、
さらに睡眠噛みつきや左右にブレる水ブレスなどの搦め手も多数習得。
そこに獰猛化個体の特徴である、
黒い蒸気による威力強化と攻撃のスピード変化が合わさったことで、より手強い敵になっている。
一般的なサンリオファンにクリア出来るのか心配になる。- 特に怖いのが這いずり攻撃。
追尾性能もさる事ながら、頭に黒い蒸気を纏っているときは
凄くゆったりとしたジャンプからの超高速這いずりという感じで回避のタイミングが掴みづらい。
尻尾に蒸気がある時の尻尾回転も、ランダムで速度や方向が変わってくる。
- 特に怖いのが這いずり攻撃。
- サブターゲットはガノトトスの頭と背中の部位破壊だが、
ガノトトスは数いる大型モンスターの中でもとりわけ巨体を誇る種族。
リーチの短い武器では(特に背中の)破壊が難しい。
乗りでダウンさせる手も取れない訳ではないが、
ガノトトスが出現するエリアは段差が少なめなので注意が必要。エリアルスタイルも検討したい。- 貫通弾なら背中は勝手に壊れるくらい簡単だが頭破壊には工夫が必要。
また半端な防御力のガンナーではワンパンもあり得るので要注意。
- 貫通弾なら背中は勝手に壊れるくらい簡単だが頭破壊には工夫が必要。
報酬とコラボ装備
- クエスト報酬で貰えるのは「おいしいきりみ」…もとい「しゃけのきりみ」。
オトモ防具の「おめかしきりみちゃん」及びオトモ武器「きりみステッキ」の生産素材として使用する。- 「しゃけのきりみ」の素材説明文には、
「美味しそうな鮭の切り身。美味しく食べてもらいたい…という想いが伝わってくる。」と書かれている。
アイコンはピンク色の魚系アイテム。
とても美味しそうなだけに、ゲーム中で食べる機会がないことが惜しまれる。
- 「しゃけのきりみ」の素材説明文には、
- オトモ防具である「おめかしきりみちゃん」のデザインは、
その名の通りサンリオキャラクターである「きりみちゃん」そのもの。
具体的なビジュアルはリンク先を参照してほしいが、
文字に起こすなら「可愛らしい顔のついたしゃけの切り身から体が生えている」…といった感じ。
言うまでもないが、オトモアイルーとしてのネコ要素は1ミリもない。
なお、キャラクターとしてのきりみちゃんについては後述の専用項目にて改めて解説する。- 見た目はきりみちゃんそのものだが、例によってオトモアイルーのアクションなどは変化しないので、
ものすごい勢いで高速回転したり、四つん這いでお尻をふるふるしたりする
とてもアグレッシブなきりみちゃん(の着ぐるみ)を見ることができる。
また、今作ではニャンターモードによってオトモアイルーを自ら操作できるが、
その際はきりみちゃんそのものを操作するような形になる。
きりみちゃんファンにとっては結構嬉しい仕様…かもしれない。 - ちなみに、防具の解説文には
「美味しく食べてもらえるなら、モンスターも大歓迎!」という文言がある。
なかなか物騒な内容にも思えるが、元ネタとなったきりみちゃんには
「食卓に寄り添うパートナーとして、美味しく食べてもらうのを待っている」
という献身的な(?)設定があるので、それを意識したものだろう。
無論、これを装備したオトモが生肉かなんかと勘違いされて
美味しく喰われる…なんていう事は決して起こらないのでご安心を。
…味見されることならありますが。
- 見た目はきりみちゃんそのものだが、例によってオトモアイルーのアクションなどは変化しないので、
- 「きりみステッキ」の方は、魔法少女のステッキの先端にしゃけの切り身がくっついたような見た目。
おめかしきりみちゃんに勝るとも劣らないインパクトのあるデザインだが、元ネタはしっかり存在する。
こちらについても詳細は後述。- なお、地味にオトモ武器では数少ない睡眠属性武器である。
KIRIMIちゃん
- 「KIRIMIちゃん.」とは、2013年に誕生したサンリオキャラクターズである。
第1弾でコラボしたぐでたまは同期にあたる。
当時サンリオで行われていた新キャラ決定の投票コンテストにおいて
1位と2位に輝いたキャラクターでもあり、サンリオキャラの中でも知名度は高い。
- KIRIMIという名前の通り、
登場人物(人物?)は全員が可愛くキャラ化された魚や肉の切り身という、ある意味サンリオの極北と言うべき存在。- 余談だが、「KIRIMIちゃん.」と書いた場合はこのキャラクターシリーズ全般を示し、
「きりみちゃん」と書いた場合は主役のキャラクター個人を指す。
オトモ装備の表記が「きりみ」なのはこの為。
- 余談だが、「KIRIMIちゃん.」と書いた場合はこのキャラクターシリーズ全般を示し、
- 本クエストの依頼主である「切り身界のヒロイン」とは、おそらく主人公である「きりみちゃん」。
鮭の切り身の(おそらく)女の子であり、公式プロフィールによれば
「切り身になった瞬間、美味しく食べてもらいたい…という気持ちで産まれてきた」とのこと。突っ込んだら負け。
主人公ということでとりわけ積極的にメディア展開が行われており、
公式Twitterはもちろん、公式キャラクターソングも存在する。- 性別におそらく、と書いたのは公式には性別が「不明」とされているため。
公式サイトでは「中性的で、『性別:きりみちゃん』とでも言うべき」という記載もなされている。
ただ、言動やセンスは女性的であり、後述する擬人化された姿も美少女である。
依頼文に記された「切り身界のヒロイン」という名義を見ても、
基本的には女性(少女)として扱われていると見て間違いない。- 一方、担当声優は男性(代永翼氏)であるなど、未だ若干曖昧な部分もある。
また、作中ではきりみちゃんに淡い恋心を抱く女の子(ロースちゃん)が登場する
(こちらは「同性愛」という性的嗜好があることを考えるとさほど不自然ではないが)。
- 一方、担当声優は男性(代永翼氏)であるなど、未だ若干曖昧な部分もある。
ステッキを振るい魔法を使うことで、人間の姿に変身することができる
(キャラによって性別や年代が異なり、きりみちゃんは美少女に変身する)。
ちなみに、擬人化後のデザインはきりみちゃんが「夢」で思い描いたもの、という設定である。
曰く、自分達をもっと美味しく食べて貰うにはどうしたらいいか……。
そう悩んでいたら魔法のステッキが現れたのだとか。もう一度言うが、突っ込んだら負けである。- 察しのいい人はお分かりかもしれないが、
その変身の際に使われるステッキこそ、他ならぬ今回のオトモ武器「きりみステッキ」である。
ちなみにステッキの正式名称は「マジカルきりみステッキ」という。
本作で睡眠属性なのは、
彼女の「夢」を叶えるステッキでモンスターにも「夢」を見せちゃう、ということなのだろう。
- 性別におそらく、と書いたのは公式には性別が「不明」とされているため。
- モンハンのこのクエスト、そしてこの余談の項目から
サンリオのはっちゃけぶりを初めて知り驚いた人もいるかもしれないが、
こういった方面のアプローチは今まで実に多種多様。
詳細は各自で検索して頂きたいが、我々がイメージしている以上のサンリオのターゲットの広さに驚くだろう。
- 今回のコラボは発売前の2015年8月頃からアナウンスされていた。
主に女児向けキャラを主体とするサンリオとのコラボという事も話題だったが、
併せて「ひときれいこうぜ…!!」というキャッチフレーズと共に発表されたとあるイラストにて、
何とモンハンでおなじみのモンスター達の尻尾がきりみちゃんスタイルでキャラ化を果たした。
空と陸の王者達の尻尾も絶対強者の尻尾も
無双の狩人の尻尾も、果ては健啖の悪魔の尻尾まで、皆仲良く切り身化。
ハンター界隈もサンリオファンも、双方大いにザワついた事は想像に難くないだろう。- しかも、何気に尻尾の断面の再現率はかなりのもの。
…確認だが、モンハンは元々「15歳以上対象」のゲームである。それがこんな事になるとは…。
サンリオの狂気本気ここに極まれり。 - 尻尾ではないがこんがりにくちゃんも爆誕。
コラボでは必ずと言っていい程登場する名物アイテムに、遂に意思が宿った。
MHXの四天王達の尻尾も切り身化。
これらは店頭にも展示されていた他、ノベルティなどにもあしらわれていた。- ゲームではガムートの尻尾は切断できず、ライゼクスの尻尾は先端の鋏の片方だけが切れるのだが、
イラストでは他のモンスターと同様の形で切断されている。
コラボイラストとはいえ、何気に珍しい光景といえるだろう。
また、細かい事を言えばディノバルドの切断された尻尾もゲームでは大部分が外殻なのだが、
イラストでは肉までしっかり切断されている。 - ちなみに、リオレイアを除くほぼ全員が「~くん」と呼ばれている中、
何故かジンオウガとライゼクスだけ「さん」付けで呼ばれている。
また、ガムートは公式設定でゲーム中の個体は全て雌だとされているにもかかわらず、くん付けで呼ばれている。
まあ、これは設定が公開された時期が時期なので仕方ないのかもしれないが。
- しかも、何気に尻尾の断面の再現率はかなりのもの。
余談
- クエスト内容を見てお気づきになった方もいるかもしれないが、実はこのクエスト、
集★6「ガノトトス冒険記」というクエストとサブタゲや報酬の額まで含め殆ど同じ内容である。
このクエストは報酬として料理の追加に必要な酒食材や、イカリハンマーが貰えるため、
キークエでこそないが重要度は比較的高め。
先にそちらを済ませていた人にとっては既視感を覚える内容かもしれない。- 唯一の相違点は、冒険記の方は目的地が渓流(昼)であること。
渓流の場合は孤島より狭い場所で戦う事が多いため、人によっては今回のイベクエの方が戦いやすいかもしれない。
- 唯一の相違点は、冒険記の方は目的地が渓流(昼)であること。
- 新人ハンターには悲報だが、このクエストは版権の都合上で配信終了となっており
現在は新規ダウンロードが出来なくなっている。
配信終了以前に受け取っていたデータを用意し、クエストを貼ってもらえば通常通り進められるのでご安心を。
関連項目
モンスター/ガノトトス - 大きなお魚
システム/獰猛化 - お魚が怒ってる理由
オトモ/なりきりシリーズ - 生産できるオトモ装備の詳細はこちらへ
クエスト/サンリオ・ひとぐでしようぜ - サンリオコラボ第1弾(配信終了)