MH4Gにて10月31日に配信されたイベントクエスト。
本作のイベントクエストとしては最も古い分類に入る。
概要
作品 | レベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 条件 | サブターゲット |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MH4G | 大老殿 G★2 | 狩猟クエスト | 闘技場 | 14100z | 1500z | 受注・参加: G★1許可証 | なし |
- 闘技大会の管理人
- おっと、これは珍しい組み合わせだ!
普段では捕食される側とする側のモンスター達に、君ならどう立ち向かう!?
腕に覚えのあるハンターは、このクエストにぜひ、参加してくれたまえ!
- 闘技場によるフルフルとネルスキュラ亜種の同時狩猟を行うクエスト。
実は二頭の関係が「捕食される側とする側」と唯一ゲーム内で明言されていたりする。
言われる前から薄々感づいていた人も多かったが。
- 前作からネルスキュラとゲリョスによる「捕食される側とする側の関係」をテーマにしたクエストは
幾つか存在しているが、このクエストはそれらをネルスキュラ亜種中心に置き変えた内容であり、
いわゆるセルフオマージュと言える趣旨のクエストと言えるだろう。
もっとも、クエストの内容と依頼人の口振りを見る限り、
それらのクエストと違って状況そのものは仕組まれていそうなのだが。- とはいえ、ゲーム内では*1フルフルとネルスキュラ亜種の出現フィールドが一切噛み合わない。
ある意味因縁と言える関係だが、こうした形でなければマッチング出来なかったのは少々意外である。
- とはいえ、ゲーム内では*1フルフルとネルスキュラ亜種の出現フィールドが一切噛み合わない。
攻略
- 文字通り食うか食われるかの殺生な関係の二匹。
しかし実際に相手をしてみると、また違った印象を感じさせる。
これといったブレス攻撃は持たないが、軽いフットワークで相手を消耗させていく骸蜘蛛。
動きこそ鈍重だが、電撃による強烈な一撃を狙うフルフル。
不思議と双方の動きが役割的に噛み合っており、
お互いの弱点を補いつつも長所を強調しあっているように思わせる。
- 基本的に立ち回り次第とはいえ、
どうしてもネルスキュラ亜種が牽制しつつフルフルが大技を叩き込む場面が多くなりやすい。
率先して肉弾戦を仕掛けてくるネルスキュラ亜種ばかりに気を取られていると、
死角からくる3wayブレスや放電飛びかかりの餌食になる。
逆もまた然り。フルフルばかり意識していると、
いつの間にか地中に潜っていた骸蜘蛛に足下からバクッ!とされかねない。
どちらにしても骸蜘蛛のフットワークに惑わされると大きな痛手を受ける事は間違いないので、
普段以上にカメラワークに気を配りたい。- 天井が無いため、フルフルが拘束攻撃を仕掛けてくることは無い。
- しかし悲しいかな、せっせとエリア全体を巡回するネルスキュラ亜種と
マイペースにエリア内をふらふらするフルフルの移動周期は大きく異なり、
この二匹の足並みが揃う事は多くない。
加えて移動速度と歩幅には大きな開きがあるので、
ネルスキュラ亜種を軽く誘導させるだけで割と簡単に分断出来てしまう。- 特にフルフルは急勾配にいるプレイヤーに対しては探知しにくいようであり、
エリアの半分を過ぎても気付かない…なんて事も。
- 特にフルフルは急勾配にいるプレイヤーに対しては探知しにくいようであり、
- 割と簡単に分断出来るとはいっても、働かない事に定評のある分断柵は案の定動いてくれない。
幸い支給品の中にモドリ玉が幾つか用意されているので、
これらとペイントボールを使って二匹の位置調整を狙おう。
本作では発覚状態を解くのに必要な時間はそこまで長くはないので、焦らなければ失敗しない。
- なお、このクエストは本来G★2以降から狩猟許可が降りるネルスキュラ亜種を、
G★1の段階で先駆けて狩猟できる唯一のクエストでもある。
が、だからと言って下方修正が掛けられている筈も無くG級序盤装備程度では痛いものは痛い。
早く狩猟が出来るからと言って何も考えずに向かっていっても当然蹴散らされる…という事は理解すべきだろう。
一応クエストそのものは全体的に対処しやすく、
コツを掴んで対策を立てればG★1の段階でもクリア出来る要素は十分にある。
幸い骸蜘蛛とフルフルの双方は火属性に弱いので、担ぐなら火属性武器がお勧め。
余談
- 先述したようにネルスキュラ亜種を早い段階で狩猟出来る貴重なクエストだが、
本作ではネルスキュラ亜種を狩猟する機会は普通に攻略するだけでも結構多い。
オフでもG★2昇格直後にクエストが現れるので、素材救済としての寿命も短い。- それでもG級序盤から骸蜘蛛の素材を入手できる意義が全くないわけではない。
後に緊急クエストとして待ち受けるセルレギオスは睡眠爆殺がそれなりに通用する相手なので、
対策を組むついでにスキュラ武器を強化してみる価値はある。
チャックス界のマスコットことBFGをいち早くシュヴァルツスクードへと強化できる点も見過ごせない。
全体的に見ればマスコットでも、G1時点ではバランスブレイカー級の威力となる。
- それでもG級序盤から骸蜘蛛の素材を入手できる意義が全くないわけではない。
- 弱肉強食をテーマにした内容のクエストだが、案外フルフルの方が長く生き延びていることが多い。
その原因は割とハッキリしており、
ネルスキュラ亜種が前方に出すぎるせいで、ハンターとフルフルの挟み撃ちに遭いやすいという事だろう。
フルフルはある程度距離が開いていると電撃ブレスで応戦する傾向が強いのだが、
たとえ目の前に骸蜘蛛が立っていても当然のようにブレスを撃ち放ってくる。
そうでなくとも攻撃範囲の広い技を行うことが多いモンスターなので、
どうしても体格の大きいネルスキュラ亜種はハンターの巻き添えを食らいやすくなってしまう。
その上電撃ブレスは地を這うため攻撃が耐久力の低い足に集中し、頻繁にこかされる羽目になる。
攻撃スタイルの違いが生んだ悲劇である。
- このクエストは弱肉強食の関係をテーマにした内容であり、
ネルスキュラ亜種は捕食者、いわば「フルフルの肉を食らう」役としてのキャスティングである。
だが、実際のところは「フルフルに割を食わされる」役回りが多く、
捕食者たる強さとは一体なにかと色々考えさせられる。
- ちなみに、ネルスキュラ、フルフル、ハンターの三者で弱肉強食ヒエラルキーを見た場合、
強さの序列はハンター>ネルスキュラ>フルフルとなる
(飽くまで「ハンター」であって『人間』では無い)。
……のだが、ヒエラルキー最強であるはずハンターが
ヒエラルキー最弱のフルフルの肉を食べる事が不可能であると言う複雑な関係となる。
これは便宜上のネタでは無く作中でもしっかりと説明されている事実である。
ネルスキュラ、および、ネルスキュラ亜種に関しては
人間でも食べられるか否かについては作中では言及が無いとだけ説明しておく。
いずれにせよ「戦闘能力の優劣」と「食性の序列の優劣」の関係は
必ずしも一辺倒では両立しない複雑さこそ、弱肉強食の世界の摂理と言えようか。