ゲーム用語/すれちがい通信

Last-modified: 2023-12-05 (火) 21:22:52

ニンテンドー3DS系の携帯機に標準搭載されている機能で、
近くの3DSを察知し、自動的に特定のデータをアドホックで通信するモードの事。
ニンテンドー3DS用ソフトのMH3GMH4(G)MHX(X)も「すれちがい通信」機能に対応している。
また、PSP用ソフトのMHP2GMHP3にも「オトモ配信」と言う名前で、同様の機能が有る。
MHの各シリーズの詳細はリンク先を参照。

目次

概要

  • 「すれちがい通信」機能は、元々は2005年4月にニンテンドーDSで発売された
    ニンテンドー製ソフト『nintendogs』の一機能として誕生した。
    その後多数のDSソフトに同様の機能が搭載されたが、ニンテンドーDSの仕様として
    すれちがい通信を行うゲームソフトを起動した上で、ゲーム内で通信を行う設定にし、
    そのままの状態で他人とすれ違う必要があった。
    つまり一度にすれちがい通信を行えるのは起動中のソフト1つ分のみ。
  • その後、ニンテンドー3DSでは「すれちがい通信」が本体機能として統合された。
    3DSにおいては、すれちがい通信は基本となる通信状態であり、特に通信状態を変更する必要は無い。
    「すれちがい通信」用のデータも本体に置かれるので、ソフトが無くても通信が成立する。
    このとき他のソフトの「すれちがい通信」も、最大12本まで同時に行うことが出来る。
    どうせなら平行して『すれちがいMii広場』を遊んでみるのもいいだろう。
    ただしローカル通信やインターネット接続とは排他利用であり、
    これらの通信機能を利用している最中は、すれちがい通信は出来ない。
  • 2013年8月6日より、任天堂は「すれちがい通信中継所」というサービスを設けた。
    クエスト先行配信でおなじみ「セブンスポット」や、「ニンテンドー3DSステーション」をはじめとする
    全国のニンテンドーゾーン、公衆無線LANサービスの「FREESPOT(フリースポット)」や「Wifine(ワイファイン)」
    等でサービスされる機能である。
    • これは、その施設を立ち寄ったプレイヤーの3DSすれちがいデータを自動的に預かり、
      次に立ち寄ったプレイヤーにそのデータを渡すというもの。
      プレイヤーの代わりに、中継所がデータを渡してくれていたのだ。
    • これにより、同じソフトを持ったプレイヤーが同じ時間・同じ場所にいる必要がなくなったので、
      地元が田舎でなかなかすれ違う機会が少ないプレイヤーも、
      中継所スポットさえあれば簡単に「すれちがい通信」ができるようになっていた。
    そんな利便性のあるサービスであったが、2018年3月28日に稼動が停止してしまい、
    すれちがい通信は3DS間でしか機能しなくなった。
    誰もが3DSで遊ばなくなった現代において、街中ですれちがい通信を狙うことは不可能に近い。
    知人に頼るしか方法はないであろう。

MHP2G

  • オトモ配信でオトモアイルーを交換できるが、一度に1件しか通信できない。
    オトモボードから「オトモ配信」を選択し、配信するオトモアイルーを決定すると
    すれちがい通信モードになる。
    このとき本体はスリープ状態であり、復帰すると配信の可否が出る。

MHP3

  • オトモ配信でオトモアイルーに加えてギルドカードも交換できる。
    MHP2Gでは一度に通信できる件数が1件だったが、MHP3では3件に増えている。
    オトモボードから「オトモ配信」を選択し、
    配信するオトモアイルーとギルドカード配信の有無を決定すると、
    すれちがい通信モードになる。

MH3G

  • 「すれちがい通信」を使ってギルドカードを交換することができる。
    MH3Gでの設定は、タンジアの港の郵便屋で、「すれちがい設定」をONにするだけ。
    一度設定しておけば、前述の通り本体を持ち歩くだけで自動的に通信が成立する。
  • 一度の「すれちがい通信」で、最大で50件までギルドカードがストックされる。
    受け取る際にお食事券等のアイテムを貰うことができる。
    これは今までのギルドカード交換枚数の累計でカウントされる。
    特にお食事券は10枚交換する度に1枚貰えるため、どんどん交換していこう。
  • 通信方法に関係なく、ギルドカードの所有者がふらっと酒場に現れることもある
    このため、身近にモンハン仲間がいなくても、
    「すれちがい通信」でならカードが集まるかも知れない。

MH4, MH4G

  • 本作もすれちがい通信に対応している。
    通信内容は簡単に言えば、 MHP2G+MH3G+α といったところ。
    郵便屋さんやふらっとハンターは続投し、オトモアイルー配信もあり、
    さらにMH4の新要素「ギルドクエスト」がすれちがい通信に対応している。
  • すれちがい通信で改造ギルドクエストをばらまく者がいるようだ。
    受け取ったが最後、セーブデータが破損する危険があるため、
    迂闊にこの機能を利用できない状況となっていた。
    2013年11月13日のアップデートにより改造対策が施されたが、
    対策としては不完全であったため変わらず利用を控えるプレイヤーも多かった。
    MH4Gでも同様である。
  • MH4Gではすれちがい回数の上限が999から9999となっている。
  • 余談だが、2013年12月19日より、『すれちがいMii広場』の「ピースあつめの旅」において
    『モンスターハンター4』のパネルが登場している(サードタイトルのパネルはこれが初となる)。
    せっかくなので、すれちがい通信を利用してパネルの完成を目指してみると面白いだろう。
    以下、パネルのネタバレ注意

    完成したパネルの内容は、2匹のオトモアイルー(恐らく筆頭オトモとサブオトモ)が
    プーギーに乗ってロデオしている所へイャンクックが飛んできてぶつかり、
    跳ね飛ばされてしまう…というもの。あれ?ゴア・マガラは…?

  • さらに、2015年4月12日より、『モンスターハンター4G』のパネルも登場した。
    以下、パネルのネタバレ注意

    今度は2匹のオトモアイルー(これも恐らく筆頭オトモとサブオトモ)がセルレギオスと対峙する。
    2匹は崖を登り戦闘態勢になるものの、セルレギオスは筆頭オトモを後脚で掴んで飛び上がり、
    サブオトモ目がけて投げ飛ばす。
    最後は2匹のアイルーがカメラに激突して落下し、冒頭の崖登りにループする。
    舞台が砂漠の岩の上であり、同作のオープニングムービーを髣髴とさせる内容になっている。

MHX, MHXX

  • 今作ではすれちがい通信を重ねることで、
    特殊許可クエストの受注に必要な「特殊許可クエスト券」を入手することができる。
    受け取ったカードで主に使われている武器が、もらえる券の種類に影響するようだ。
  • これに関連してか、4Gまではシステムデータで一括管理されていた受信ボックスの情報が
    各セーブデータ毎での個別管理に変更されている。
    この為、あるプレイデータで受信したギルドカードのデータを別のセーブデータを起動させて、
    そちらで登録保存する事は不可能になっている。
    • ちなみに、ふらっとハンターは今作でも受信ボックス内に記録されていれば、
      登録していなくても集会所に現れる。*1
  • また、「セーブデータの引き継ぎ」の形でキャラメイクを行う場合、元データでギルドカードを登録していれば、
    「すれちがい通信」の設定完了後に集会所にふらっとハンターが現れる。
    ただし、「アイテムパック」で受領済みのアイテムは先述の引き継ぎ上のルールに則り
    (一部を除き)失われてしまうので、どちらがメリットが高いか今一度吟味しよう。
  • 本作でも不正なギルドカードによるトラブルは報告されているが
    集会所で直接受け取ったケースが多く、すれ違いで被害を被ったというものは少ない。

関連項目

登場人物/郵便屋さん
システム/ギルドクエスト
ゲーム用語/ニンテンドー3DS


*1 追加メンバーの場合を含む