メタ(meta)とは接頭辞の一つ。
ゲーム用語と記したものの実際は現実・空想問わずほぼ全てのモノにまつわる概念である。
目次
概要
- 元々はギリシア語で「後に」を意味する言葉だったが、哲学者アリストテレスの作品を纏めた
「形而上学・メタピュシカ(Meta-physics)」という書物を、
『自然学を越えたもの』と意訳したのをきっかけに
メタが「高次の~」「~を含んだ」「~以上」等などの意味を持つようになったとされる。*1
- 近年では「~の外から見た」と言ったニュアンスで用いられ、
特に「メタフィクション的用法」と「メタゲーム的用法」で使われることが多い。
メタフィクション的用法
- ゲームやアニメ、漫画などの創作において「それがフィクションだと認識させる」ものを指す。
特に多いのが、「作中の人物が、本来知るはずのない
作者やプレイヤーのいる世界を認識し、その上で発言・行動する」タイプ。
「十字キーで移動してみろ」など劇中でゲームの操作方法を説明、
作中の人物が我々に語りかけてくる…など種類も様々。
- モンハンでは他作品ほどのメタフィクション的用法(いわゆる「メタ発言」)は見られないが、
MH4(G)におけるチュートリアル後の1文がそれに近いだろう。- メタフィクション的用法とは異なるが、「作中世界の事象について創作として言及する」
場合もメタという言葉が使われる。
当Wikiでも、そういった要素に言及する場合は「メタ的に言えば~」という記述をすることが多い。
モンハンでは、「いくら狩っても絶滅しないモンスター達」
「異次元レベルの容量を持つうえに、放置してもアイテムが劣化しないアイテムボックスやアイテムポーチ」
「現代物理学では証明できない現象」などが存在するが、
言ってしまえば、これらは全て「ゲームシステム上の都合」である。
- メタフィクション的用法とは異なるが、「作中世界の事象について創作として言及する」
メタゲーム的用法
- 対戦型カードゲームを始めとした対戦系ゲームでよく使われる用法だが、
「実際に対戦を始める前の段階で、相手の戦術や時代の主流となっている戦術を把握し、対策する」こと。
モンハンでは「防御力や属性耐性を高くする」「各種対策スキルやアイテムを用意する」
「斬れ味や弱点属性を考慮して武器を選ぶ」といった具合。
また、「モンスター側がプレイヤーの戦術に行動・仕様面で対策してくる(ように開発が設定する)」
場合もメタと呼ばれることがある。
関連項目
システム
ゲーム用語/カプコン
ゲーム用語/主人公 - メタな概念。世界観的には「腕の立つハンターの一人」でしかない。
ゲーム用語/NPC - 同上。設定上ではそれぞれ「自分の人生を生きる主人公」である。
フィールド/裏世界
フィールド/見えない壁
モンハン用語/もう一度聞きますか?
モンハン用語/アタリハンテイ力学