システム/環境生物/アメフリツブリ

Last-modified: 2023-07-01 (土) 00:27:51

MHRiseにて登場した環境生物の一種。
猟具生物に該当する緑色のカタツムリ。

概要

  • MHRise発表初期から公開されていた環境生物で、
    環境生物を拾って使用するという新たな使い方で多くのハンターを驚かせた。
    この使用法は今作における「猟具生物」に該当する性質で、
    フィールド上から採取して好きな場所で使用する事が出来る。
  • 見た目は緑色で円錐形の殻が特徴的な大型のカタツムリ。
    モンスターの卵のように両腕で抱えられるほどの大きさを持つ。
    胴体部は黄色の肌に覆われており、触角は黒く長い。
    カタツムリ嫌いのハンターには少々キツい見た目かもしれない。
    • 溶岩洞以外の全マップに登場する為、大体のクエストで活用出来るだろう。
      砂原や寒冷群島にも出現する事から、乾燥や寒さにも耐性を持つと考えられる。
      カタツムリらしく、壁などに張り付いていることもある。
  • 猟具生物を拾うと「猟具生物カゴ」に収納され、5匹まで猟具生物を持ち歩ける。
    その多くがアイテムスライダーから選択して自由な場所で使用し、狩猟に有用な効果を発揮する事が出来る。
    フィールド上から採取した環境生物も一定時間経つとリポップする為、
    その気になれば5匹全部アメフリツブリにして連続使用する、といった使用法も可能。
    • 拠点に持ち帰ったり別クエストに持ち越して使用することは不可能なので注意。
      普通のアイテムと勘違いして採取するだけして使用しない、
      というハンターも多く見られるので、見かけたら使用法を教えてあげよう。
  • アメフリツブリを使用すると、ハンターはフィールド上にアメフリツブリを設置する。
    するとアメフリツブリは緑色をした霧状の液体を散布するが、
    この霧の範囲内に入るとハンターの体力が継続して回復する
    回復量は1秒当たり10で、霧は1分間放出しつづけてくれる、
    霧を出し切った後はアメフリツブリが地面に潜っていなくなってしまう。
    • 前作MHWorldにおける癒しの煙筒と同様の効果を持つ環境生物である。
      今作の癒しの果実とは回復量・持続時間ともにほぼ同等であり、
      強敵相手に事前に拾っておくと助けられる事が多い。
      場所は移動できない為、罠に嵌めたり大きく移動しない相手に使用すると効果的だろう。
      猟具生物の中でも、汎用的かつ相手を選ばず、
      デメリットの類もないので、見かけたらとりあえず拾っておいて損はない。
    • 一方で、5匹まとめて同じ場所に設置する事が可能であり、
      設置すればする程1秒あたりの回復量は目に見えて上がる。
      代わりに効果範囲一帯が凄まじい量の煙に覆われる。
  • 猟具生物の多くは大型モンスターが入って来れない場所、いわゆるサブエリアに設置されている。
    メインの戦場となるエリアからは近くないため、拾うためには少し寄り道していく必要があるものの、
    ヒトダマドリを回収してステータスを上げる道中などにも設置されているため、
    ついでに拾っていけるのでそこまで大きく手間がかかるわけではない。
    比較的ヒトダマドリの密集地の近くに配置されていることが多いので、
    猟具生物の中ではゲットは簡単な方。
    • また、ソウソウ草の中にいる事もある。
      こちらもヒトダマドリ回収のついでに持っていけるので、居たらラッキーだろう。
    • 色合いが緑色なので、特に大社跡などの草地にいると保護色となって見つけにくい。
      近づいたら前作の導蟲のように縁が黄緑色に強調されるため、それで判別しよう。
    • ラスボスクエストのキャンプにも配置されている。ヌリカメ共々力になってくれるだろう。
    • 今作の環境生物は殆ど移動しないのだが、
      アメフリツブリは特に移動速度が遅そうなカタツムリなのに高台で見かける事が多い。
      ゲーム内では移動している姿を見る事は出来ないが、ひょっとしたら高い運動性能を持っているのかもしれない。

余談

  • モチーフは雨降り小僧+カタツムリだろう。
    • 雨降り小僧は雨の神に仕える子供と伝えられており、中骨を抜いた和傘を頭にかぶった姿が有名。
      アメフリツブリの貝の形も体が出ている部分だけが空いた円錐形をしており、これにならっていると考えられる。
    • カタツムリはもともと「かたつぶり」の音が変化したもので、「つぶり」とは円い巻貝のことを指している。
  • ハンターノートの環境生物リストによれば、この回復効果のある液体は
    アメフリツブリが体内に溜めている非常食のようなものらしい。
    食糧が少ない場合などにはこの液体を消費して凌いでいるようだ。
    おそらくアメフリツブリ自身が体内で精製した液体だと思われるが、
    カタツムリが苔を食べるようにアメフリツブリは薬草を主食としているのかもしれない。
    • シラヌイカなどにも言える事なのだが、こんなに有用な効果のある液体を
      威嚇目くらましのために消費してしまうのはかなり勿体無いのではないだろうか。
      危険な大型モンスターやハンターなどの外敵から生き延びる為とは言っても、
      その外敵を強化してしまうのでは本末転倒な気がしてしまう。
      特にハンターからはその効果に目をつけられ頻繁に捕獲されてしまっているうえに、
      戦場のド真ん中に放り込まれることになるし……。
      • 撒き散らす体液は単に人間・獣人種にとって益のある物質というだけで、
        アメフリツブリが本来天敵としている相手に対しては有害な成分が含まれているのかもしれない。
  • 今作には同じく腹足綱(巻貝の仲間)に属する環境生物であるウミウシボウズが初登場しているが、
    両手で抱えるほどの大きさであるこちらに対し、
    向こうは冗談抜きでラオシャンロン級の大きさがある。
    上目レベルには違うが、近しい生物同士でここまで大きさに違いがあるのは興味深い。
    • ちなみにその腹足綱の内、無楯類に属する生物の事を総じてアメフラシと呼ぶ。
      あとカイツブリという生物も実在するが、こちらは鳥類である。
  • 現実世界でも、殻が緑色のカタツムリは実在する。
    パプアニューギニアのマヌス島の熱帯雨林に生息する「ミドリパプア」がそれである。
    美しい鮮やかな明るい緑色の殻に、黄色の細い帯のような模様が特徴であり、
    その美しさから「エメラルド・グリーン・スネイル」とも呼ばれている。
    その鮮やかで美しい色の殻を求め乱獲された為に、一時期生息数が激減した事もあり、
    ワシントン条約では絶滅危惧種に指定され保護されている。
    また、遺伝子変異で白色や黄色の殻の個体もいる。
    • 日本にも「アオミオカタニシ」という、沖縄に生息する、美しい青緑色の殻を持つ陸生貝類がいるが、
      こちらはカタツムリではなくタニシであり、ヤマタニシ科に分類される。

関連項目

システム/環境生物