MHP3のHD対応作品。
PS3でHD画質&3D対応Verにパワーアップして登場した。
概要
- 基本的なゲーム内容はMHP3と全く同じものとなっている。
主な要素としてはハードウェアがPS3になったことによる画質向上と3D対応。
MHP3のセーブデータも使用可能である。
なおトロフィー機能には対応していない。
- 使用できるセーブデータはMHP3のセーブデータ・DLデータ・MHP2Gセーブデータ・
ぽかぽかアイルー村のセーブデータの4つ。
MHP2Gとアイルー村はキャラクター作成時に呼び出す際に使用する。
- また、アドホック・パーティーにも対応している。
MHP3発売と同時に用意された専用のワールドにもアクセス可能。
ちなみに当作発売と同時にアドホック・パーティーの大規模アップデートが行われ、
元々正式名称に付いていた「for PlayStation Portable」の文字が削除された。
なお、当作はPlayStationNetWorkには対応していないため、
PS3を有線LANに接続していないとオンラインプレイは出来ない。
- 当作はPSPゲームのPS3リマスター企画「PSP Remaster」の第一弾として企画されたものである。
こちらのインタビューを見てもらうとわかるのだが、
PS3リマスターの企画自体はSCEが立ち上げたものであり、
企画説明時には既にMHP3が実機で動くデモが辻本Pに示されたのだという。
それを見て当作の開発が決定されたとのこと。
従って当作のリメイク自体はカプコンが実施している。
- HD化しているため、過去のPシリーズやMH3・MH3Gに比べ解像度そのものは上がっているものの、
UI関係がPSP用のものがそのまま流用されており、HDテレビなどに表示すると見栄えが悪いという点がある。
また、後に発売されたMH3GHDとは違い、
モンスターのテクスチャ変更などは行われていない。
余談
- 当作でPSP版MHP3のデータを引き継がせたり、逆に当作のデータをPSP版に移すといった作業は、
手動、つまりユーザー側で行う必要がある。
しかしこの際、先にHDを起動してセーブデータを作成し、HDのデータをPSPに移行させてしまうことで、
PSP側のデータを白紙化してしまうというミスによって、セーブデータを失い途方に暮れるプレイヤーが多数現れた。- これらは説明書を読めば回避できることであり、
手順をしっかり確認せずにデータを上書きしてしまったプレイヤーに責任があるのは間違いないが、
PSP Remasterの第一弾であるということもあり、フェイルセーフを設けていなかったSCE側の
作りこみの甘さを指摘する声も存在した*1。
ちなみに後のPSP Remaster作品では「メタルギアソリッド ピースウォーカー HDエディション」などのように、
セーブデータの共有に際して独自の手法をとって上記問題の回避を図っている作品もある。 - ハードは違うが、その後発売されたMH3G HDver.ではこの惨事を教訓としてか、
専用の移行プログラムにより、3DS・WiiUの双方にバックアップをとった上でデータ移行されるようになった。
- これらは説明書を読めば回避できることであり、
- また、アドホックパーティについても「ルーム」の退出時にソフトを終了させないといけない、
と言った不便さや、そもそも通信トラブル(主なものは動作遅延など)に関する指摘も少なくない。
- 上述したようにUIなどは最適化されていないという点も問題とされ、
後に発売されたMH3GHDではWiiU向けにUIが作り直されているため、大画面でも綺麗に見える。
関連項目
シリーズ/モンスターハンターポータブル 3rd
シリーズ/モンスターハンター3G HD Ver.
ゲーム用語/プレイステーション3