スキル/ネコの報酬金保険

Last-modified: 2023-11-15 (水) 00:26:56

ネコスキルの一つ。初登場はMHX。
「報酬金」の名の通り、クエスト報酬金にかかわる効果を持つ。

目次

概要

  • 効果はズバリ、「クエスト中に力尽きても、最初の一度のみ報酬金が減額されない」というもの。
    ……お分かりいただけただろうか
  • ここで今一度思い出してほしいのは、クエスト失敗条件である。
    クエストが失敗となるのは「3回力尽きた時」ではない
    忘れがちであるが、本来のクエスト失敗条件は「報酬金がゼロになる」ことである。
    ほとんどのクエストで3回力尽きるとクエスト失敗となるのは、
    1回力尽きるごとに報酬金が1/3ずつ減額され、丁度3回力尽きると報酬金が0になるためなのだ。
  • このスキルは簡単に言えば「報酬金の減額を一度ノーカウントにする」効果を持つ。
    つまりこのスキルが発動していると、3回力尽きても報酬金が0にならない
    ……もうお分かりだろう。噛み砕いて言えば、この「ネコの報酬金保険」は
    クエスト中に力尽きることができる回数を1回増やす(=クエスト失敗条件を4回にする)ことができる、
    前代未聞のスキルなのである。
    • ちなみに、スキル名からは報酬金のみが保障されるように受け取れるが、
      システムの上では力尽きたという事実自体がなかったことになる
      そのため1オチ目に関しては、チャットには「(回数0/3)」と0回目であるかのような表示がされ、
      そのままクエストを終えれば本来ギルドカードに記入されるはずの「○回力尽きた」も記入されなくなる。
      ただし、累計の力尽きた回数が一定数を突破した時に表示される記念の文章だけは書き込まれてしまう。
    • 言うまでもないが、減額を免れるのは最初に力尽きた時のため、
      このスキルを複数人が発動させても効果が適用されるのはどの人が力尽きようが1オチ目のみである。
      もし効果が適用された場合、7回まで力尽きることが出来るようになってしまうためであろう。
      逆を言えば、パーティ内の誰か1人でも発動させていれば全員に適用されるスキルということでもある。
      そのためパーティプレイでこれが発動する食事を食べる時は予め宣言しておくと無駄が少ない。
      運悪く発動しなかった場合も食事がまだの他のプレイヤーが、
      報酬金保険を発動させたいという意図を汲んで食べてくれる時もある。
  • 不屈との重複はどうなるか」について気になる所だが、
    こちらは1回目から問題なく発動するが、残念ながら不屈の効果は2回目までで打ち止めとなる。
    それでも追加1乙分できるという利点は生まれるが。
    • ちなみに、根性も一度力尽きているので(もちろんネコのド根性も含めて)一回多く発動できる。

MHX

  • 上述の性能そのままで初登場。
    攻略段階においては前作のMH4Gと比較して難易度が抑えめの本作ではあるが、
    それでも1オチ分を無かったことにできるというのは純粋にメリットが大きい。
  • MHXでは四天王や獰猛化モンスター二つ名と言った新たな強敵が登場しており、
    実質ダウン回数を一度猶予してくれるこのスキルは極めて有用。
    根性スキルと併せれば、実質的には2オチ分無効化できる
    その他、大連続狩猟クエストのような長時間にわたる戦闘を余儀なくされるクエストで発動させておくと、
    「最後の1頭まで行ったのに3オチしてやり直し」という最悪の事態を避けられるかもしれない。
    特にソロで獰猛化や二つ名、大連続狩猟クエストに赴く際は有用に働くだろう。
  • 攻撃力や防御力強化の食事ではランダム枠でしか出現しないが、
    酒を使った属性耐性強化のみの食事には常駐している。
    これらの食事は料理名に酒の名前が入っていることで見分けられる。
    • 5種類の属性全てに関して存在しているので、
      モンスターにあっていない属性の食事も選択肢に含めれば
      発動できないということはまずない。

MHXX

  • 凄まじい性能故に弱体化される懸念があったが、特に変更なく続投。
    • MHXXではG級の一部の特殊許可クエスト
      「一度でも力尽きるとその時点でクエスト失敗」というとんでもない失敗条件が課される。
      強力なG級二つ名を相手に、しかも誰かが一回オチてしまった瞬間に失敗というプレッシャーは尋常ではないので、
      特別な理由が無ければ、クエスト受注者がこのスキルを発動させるというのが定石となっている
    • また凄まじい攻撃倍率でハンター達を蹂躙してくる超特殊許可クエストにおいても、
      ハメに頼らずに挑む場合は誰かが発動させておくのが定石である。
      これもクエスト受注者が発動させられれば一番なのだが、
      なにぶんいつ誰がオチてもおかしくない程の超攻撃力なので、
      ネコのド根性に頼らずに戦い抜く自信があるプレイヤー1名がこれを発動させ、
      残りのプレイヤーはネコのド根性を発動出来る食事を食べるという光景も数多い。
  • MHXXのアイテムお届け隊で「力尽きたとき」に配送される指定をしたものに関しては
    力尽きた事実が無かったことになるゲーム内の設定とは微妙に異なる処理がされているのか、
    システム上で取り消されたはずの1オチ目にも普通に反応する。

MHW(:I)

  • MHWでも食事スキルの日替わり枠に登場する。
    今作は調査クエストの中には「1回力尽きる」or「2回力尽きる」が失敗条件となっているものが出てくる。
    Xシリーズで猛威を奮ったからか日替わり、つまりランダムで発動の可否が決まるようになった為
    毎回発動させることが出来なくなってしまったが、
    上述のクエスト失敗条件が厳しいほどクエストの追加報酬枠も優遇されるため、
    強敵相手に事故による乙でクエスト失敗のリスクを減らせる報酬金保険の需要は相変わらず高い。
  • 今作ではクエスト中に食事を行えるようになっているが、2度以上発動しても効果は流石に1度だけである。
    また、2乙した後でも食事でこのスキルを発動させればしっかり効果は発動する。
    えっ?今からでも入れる保険があるんですか!?

MHR(:S)

  • MHRiseではマンガイチゴだんごの効果として登場。
    合わせてスキル名も「おだんご報酬金保険」に変更されている。
    ただし、このだんごが出るかどうかは日替わりな上にスキル発動率も80%と
    相変わらず不確定要素が多くなっている。
    発動率の方は謹製おだんご券で100%にでき、おだんご券の入手方法もかなり緩いので積極的に集め、積極的に使おう。
    ちなみに日替わりだんごの中では最も出やすい。
    • マンガイチゴだんごの入手には茶屋のヨモギからの竜の上質な卵2個の納品依頼を達成する必要がある。
      本作では運搬中も翔蟲アクションが使えるため、小型モンスターや大型モンスターから逃げることは容易だが、
      念の為がいる時は避けた方が良いだろう。
  • ただし前作とは違い、クエスト中は日替わりスキルの団子は選択できないため、食べ忘れると発動させる手段はない。
    つまり「えっ?今からでも入れる保険があるんですか!?」はもうできない
  • 救援や途中参加のハンターが発動させていた場合は効果を発揮するので、
    集会所の場合は一度クエストリセットで帰還して発動させてから参加し直せば途中からでも発動出来る。
    間違ってクエストから帰還を選んだら終わりだが…
  • 百竜夜行では通常のクエストと違って何回力尽きてもクエスト失敗とならない。
    代わりに、力尽きた回数が3回未満であればクリア時の評価が上がる。
    そして注意すべきは、この「力尽きた回数」の算出にはおだんご報酬金保険が関係しない点である。
    先述のとおり本スキルは「報酬金の減額を一度ノーカウントにする」効果であるため、
    百竜夜行においては完全に無意味なスキルと化す。別のおだんごスキルをつけることを検討しよう。
  • MHR:Sでは新システム「跳び竹串」の登場でこのスキルもレベル制に。
    今まで通りの効果はLv2となり、下位のLv1では「力尽きてもカウントされない時がある」と確率発動に、
    Lv3以上では力尽きたメンバーの防御力が上がるようになった。
    エンドコンテンツである傀異討究クエストではMHW(:I)の調査クエストのように、
    失敗条件が「1回or2回力尽きる」と減らされている場合があり、そういうクエストに行く場合の需要は高い。
    条件が厳しいクエストはさっさと消してしまうハンターも多いが

ネコの生命保険

  • MHW:Iで新たに加わった報酬金保険と同じ効果を持つスキル。
    「旅支度」スキル系統の食材を特産品やクエストなどで6つ揃えることで発動可能。
  • 報酬金保険と違って日替わりで出現するのを待つ必要がなく、
    食材によるスキルなので押し出される心配もなくなったが、
    新鮮化によるスキル発動率変動の仕様上、確実に発動させるためにはお食事券は必須。
    また、酒類なので攻撃力・防御力・属性耐性上昇は付かない点も注意。
    • お食事券に関しては蒸気機関管理所で高級お食事券を大量にゲットできるので、
      龍脈炭をあらかじめ集めておけばあまり困る事はない。
  • 説明文も同じで「クエストメンバーの誰が力尽きても最初の1回のみカウントされない」となっているが、
    なんと効果は別々で誰かが報酬金保険を発動させ、
    他の誰かが生命保険を発動しておけば2乙まで許されるという豪華仕様となっている。
    1乙で失敗してしまう条件の調査クエストも実質3乙失敗まで引き上げる事が可能に。
    • 抽選スキル次第では自分一人で両方発動させる事はできなくはないが、
      先に報酬金保険を発動させておき、一乙してしまったらお食事券で生命保険を
      発動すればいいだけなのであまり意味はない。

余談

  • ところで力尽きて減額された分の報酬金はどこに行くのかというと、
    ネコタクのアイルーたちの給料になるというのは周知の事実だろう。
    さて今一度言うが、このネコスキルは1度だけ報酬金が減額されないという効果である。
    スキル名から推測すると、
    1回目の救出におけるアイルー達への対価は保険金で賄われていると考えるのが自然だろう。
    食事は最高でも一食300ゼニーだが、G級クエストでの報酬は3分の1でも数万ゼニーなんてものがザラにある
    おまけに、1回目の救出が対象なので誰も力尽きなかった場合以外では無駄にならない。
    そう考えると、保険としては極めてローコストハイリターンであり、
    最も金のかかっているスキルといえるだろう。
    まさか支払われていないわけではないだろう。それではネコの保険金詐欺である

関連項目

アイテム/気合のカタマリ - 同じく1乙分なかったことにできる。こちらはスキルではなくアイテム。MHSTシリーズ限定。
システム/報酬
システム/ネコスキル
モンハン用語/○オチ
モンハン用語/クエスト失敗
システム/訓練所 - 作品によっては「評価が下がる代わりに、一回だけ死んでも復帰できるお守り」が存在する。