スキル/一点突破

Last-modified: 2023-07-24 (月) 15:02:08

MHFに登場するスキル。G級以降入手できる装備で発動する「G級スキル」の一つ。
スキルポイント10で同名スキルが発動する。マイナススキルはない。

目次

概要

  • MHF-Z 2017年11月アップデートにて追加されたスキルで、
    モンスターの同じ部位に攻撃を当て続けると、その部位に一定時間肉質軟化の恩恵を得る効果がある。
    同作では辿異種に代表されるように肉質が一部除き極めて硬いモンスターが多く、
    それを軟化できるスキルが2016年以降大いに注目されるようになった。
    本スキルはその一派に属するものであると言える。
  • G級スキルではあるが、俗に言う「精錬装飾品」で当スキルを備えているものは極めて少ない。
    これは11月アップデートにて普通のG級モンスターが追加されなかった事が最大の理由と言えるが、
    狩猟解禁イベント(現在は狩煉道での回数限定交換に対応)でGX装飾品準拠のG級装飾品が入手でき、
    それを用いる事でも当スキルの発動が可能であった。
    また、遷悠防具蒼天・荒天GXシリーズや、イナガミZなどの辿異防具にも同スキルが備わる。
    一応装飾品だけで発動させることは不可能ではないが、防具を絡めた方が良いのは昨今のスキル同様である。
    • ちなみに装飾品のスキルポイントは狩人祭の珠であるジンドルシリーズのみ3Pで、
      その他はいずれも2P、防具は基本的に4~5Pとなっており、一部6Pや10Pのものも存在する。

効果

  • 本スキルを発動させてモンスターの同じ部位を何度も攻撃すると、
    モンスターの出血がより派手になったようなエフェクトが発生する。
    このエフェクトがなかなか凝っており、
    多くのモンスターは赤色の血を持つためより鮮やかな赤色となり、
    (タイクンザムザ以外の)甲殻種は青紫色から紫色へ、
    更にアクラ・ヴァシムとアクラ・ジェビアに至っては体液の状態に応じて紫色黄色青色赤色と変化し、
    タイクンザムザが纏う菌糸の外殻に対しては軽い衝撃波のようなエフェクトとなる。
    いずれにせよこの状態になることで、
    当該部位の肉質が+5(ラヴィエンテのみ+2)されて計算されるようになる。
  • 一度この状態になると、一定時間が経過するまで何度攻撃してもエフェクトが出続けるが、
    当然ながら他の部位を攻撃してもエフェクトは出ない(=肉質軟化が起きない)。
    また、部位に対しての攻撃手段は問われないようで、ガンランスの砲撃で条件を満たすことができる他、
    反射スキルやキックでもエフェクトが発生する。
  • 必要な攻撃回数、及び有効時間は武器種及びモーションによって異なる。
    概ね手数型武器種は必要な攻撃回数は多めで有効時間が短く、
    単発型武器種は必要な攻撃回数が少なく有効時間がやや長めとなっている。
    剣術+2スキルを発動させておくと必要な攻撃回数の短縮が見込めるが、
    単純に必要な攻撃回数が1/2とはならない。
    なおライトボウガンに関しては、弾丸(貫通弾や散弾か否か)でも必要な攻撃回数が異なる。
  • 同じ部位を攻撃し続けないと効果が発揮されないが、同じ部位しか攻撃してはならないという訳ではなく
    誤って他の部位を攻撃しても必要攻撃回数はリセットされない。
    効果発動後も同様だが、他の部位を攻撃しすぎると効果が切れてしまうようである。
    また、有効時間を延長する術はないため有効時間が過ぎると効果も途切れてしまうが、
    もう一度同じ部位を狙うと、初回の半分程度の手数で再発動できるようになっているようである。
  • なお、エフェクトが発生するまでの間は時間経過で必要攻撃数がリセットされることはない。
  • 本スキルは他のスキル・要素とは立ち位置が被っておらず、
    纏雷、弱点特効(不退ノ構)などの肉質軟化要素とも重複する
    (ちなみに一点突破と弱点特効が両方有効化されている場合、出血エフェクトは一点突破の方が優先される)。
    ただし、上記のスキル群同様、肉質軟化の恩恵は発動させたハンターにしか及ばない。
    • 逆に言うと、各メンバーで別々の部位に一点突破の効果を発揮させることができる。
  • 一点突破は小型モンスターのほか、ラオシャンロンとその亜種に対しては効果がない
    なぜ(超)大型モンスターの中でもラオシャンロンのみが除外されているのかは不明である。
    同ポジションのモンスターとも言えるシェンガオレンに対しては有効なのだが……
    狙う部位が固定化されやすいためだろうか?
  • 上記の通りラヴィエンテに対しては有効であるが、+2と効果が薄い。
    ラヴィエンテは各部位が非常に大きいため本スキルの効果をかなり容易に発動できるようになっているが、
    通常の猛狂期は元々肉質が非常に柔らかく、それが段階的に硬化するという性質である。
    実際、平時から狙える、有効に攻撃できる部位の肉質の大半が40以上であるため、
    おおよそ1.05倍以下の数値相当の強化値に落ち着いてしまう事は覚悟したほうがいいだろう。
    無論、これは(対ラヴィエンテや、そもそも一点突破に限らない話であるが)他肉質軟化要素などで、
    肉質軟化が高まる程更に恩恵は薄くなるので、
    一点突破単独の影響を他の火力スキルと比較してしまった場合、他スキルの方が有効という可能性も出てくる。
    ただ、現在のMHFにおいてそういう考え方はナンセンスであり、
    後述の点を考えても猛狂期戦において全く機能しないスキルかと言われると別にそうでもない。
    • なお、当スキルの実装前に「一部のモンスターに対しては効果がない」とあらかじめ記されており、
      これがラヴィエンテに該当するのではないかと多くの予想が立てられていた。
      ラヴィエンテは特殊な肉質システムを有しているということも、
      このような予想が立てられた要因のひとつと言えるだろう。
  • 後に実装された猛狂期【極】については、
    全体防御率が0.01という、極限の数値に達してしまっている事が原因で、
    一点突破に限らず個々のスキル単体同士で比較してしまうといずれも大したダメージ増にはならず
    これらを複合した、言うなれば総合力が重要になってくる。
    さて一点突破については【極】でも相変わらず肉質+2ではあるのだが、
    【極】は物理肉質が硬くなっているため、普通の猛狂期よりは有効性が上がっている。
    と言っても極端には変わらないため、発動させやすさなどを天秤にかける必要があると言えるか。
  • ちなみに進化武器ライトボウガンの「強酸弾」を用いると、
    特定の部位に一定時間肉質軟化が起こるという、本スキルに近い効果が発動する。
    ただ、こちらは他のPTメンバーにも肉質軟化効果が発揮される他、
    そもそもボウガンの弾という点で立ち位置等は根本的に異なるものである。
    もちろん、こちらと「一点突破」も重複すると思われる。

運用など

  • 本スキルは特定の部位を集中攻撃したい場合に強い恩恵が齎されると言える。
    辿異種など、部位破壊が重要視されるモンスターには特に効果覿面である。
    「特定の部位を狙う立ち回り」という点では弱点特効も同様のポジションではあるのだが、
    あちらは「特定の部位が柔らかい」場合にしか機能しないのに対し、
    こちらは「特定の部位が硬くてもそれを柔らかくできる」まさに一点を突破する運用ができるため、
    狙いたい部位が弱点でない場合にも効果が発揮される。
    • 辿異種の発達部位が弱点(肉質30以上)ではないというケースは割と多い。
      代表的な例としては辿異種リオレウスの翼があり、斬20、打25、弾15(狙い撃ち効果で20)。
      いずれも一点突破発動時は元の1.2~1.25倍、纏雷も発動していれば1.4~1.5のダメージ増が見込め、
      打は一点突破のみ、斬弾は纏雷があると弱点特効の適用対象になってダメージが更に増える(1.6~1.75倍)。
  • 有効時間は最も長い武器種でも50秒程度しかなく、しかも同一部位を狙わないといけないためなのか、
    どの武器種でも「効果が最大限発揮されるまでの攻撃回数」はかなり少なくなっている。
    幕無猛進(の最大段階)などと比べその差は歴然で、
    武器種にもよるが戦闘開始から10秒程度で効果が発揮されるものすらある。
    先述の通り多少他の部位に触れたぐらいであれば発動を阻害されないため、
    隙が小さいモンスターが相手でも同一部位狙いを意識していればさほど問題はないだろう。
  • 事前に準備を済ませ、一定時間肉質軟化が得られるという点は纏雷と同じだが、
    あちらは部位問わず肉質軟化効果が得られ、その時間も1分~最大2分と長い。
    代わりに、一点突破に比べ準備に時間がかかり、
    準備中に吹っ飛ばされてしまうとカウントがリセットされてしまうという弱点がある。
  • 無論、纏雷や弱点特効と本スキルは共存可能であることから、
    これらを駆使すれば肉質を更に軟化させることができるようになる。
    特に肉質が5~35前後の辿異種モンスターにおいては計り知れない影響が出るだろう。
    ちなみに先述の通り一点突破(など)の補正で肉質30以上に達すれば、
    弱点特効が本来効かない部位にも通せるようになる。
  • ただし、一瞬(程度問題だが)で部位破壊を済ませてしまうなど、
    次から次へと狙う部位を変えていく場合は本スキルの恩恵は強くは受けられない。
    また、フルフルやジンオウガのような小柄かつ複数部位が密集しているモンスターに対しては、
    俗にいう「吸われる」事への対策を講じないと、効果が発揮されない危険性がある。
    モンスター自身の動きと部位破壊の必要性の問題から部位狙いを強く意識しないケースもある"極み"モンスターには、
    立ち回りによっては一点突破が機能しづらいケースもある。
  • 基本的にどの武器種でも比較的少ない手数で効果を発揮でき、
    現在のMHF-Zにおいては特定の部位を狙うことの重要性が強く意識されていることから、
    「相性が悪い武器種」は特には存在しないと言える。
    双剣、マグネットスパイクなど定点攻撃が苦手な武器種はあるが、特定の部位を狙うのが無理という訳ではなく、
    双剣に関して言えば発動までの攻撃回数が手数の割に少ないため、効果を発揮させやすく、
    マグネットスパイクは足を止めずに特定部位を狙うことは得意なので同様である。
    公式では、ハンマーや弓で相性の良いスキルとして紹介されていたことがある。
    どちらもピンポイント攻撃を得意とする武器種で、必要な攻撃回数は少なく、
    ハンマーについては大剣同様最長の50秒間効果が持続するため、確かに相性は良いと言える。
  • 当初はスキルの発動条件及びスキル名のイメージから、
    (部位を問わず)連続して攻撃を当てることで会心率が強化されるスキル「幕無」と対になる、
    つまり幕無と相性の良い武器種では一点突破との相性が良くなく、
    幕無と相性の悪い武器種では一点突破との相性が良い、という関係性なのではと言われていたこともあった。
    一応、幕無の「会心補正値上昇頻度」だけに着目し、
    同じく一点突破だけを発動した場合のタイムライン上の与ダメージ比較でもすればその通りにならなくもないが、
    比較を行う最大の理由とも言えるスキル枠問題が大幅に解消できる手段が存在する、
    辿異種解禁後のランク帯ではあまり意味のないことで、
    それでもスキル枠が限界を迎えた時に意味があるという極めて限定的な事象に落ち着いている。

関連項目

スキル/纏雷 - 当スキル同様、特定のプロセスを経て一定時間肉質軟化が発揮されるスキル