MHRiseで初登場したスキル。
概要
- MHRiseにて新しく追加された壁走りに関連するスキル。
前作でいうクライマーのように壁走りのスタミナ消費を軽減する効果だが、- レベル1:壁走り時のスタミナ消費が25%軽減される
- レベル2:壁走り時のスタミナ消費が50%軽減される
- レベル3:壁走りを行うことで30秒間攻撃力が20上がる
効果量自体はなかなか大きいのだが言わずもがな発動条件が問題で、
まともに運用するとなると30秒ごとに壁走りをする必要がある。
スタミナ消費軽減はともかく、何故攻撃力がアップするのかは謎。壁走りでテンションが上がるのだろうか。
- 壁走り→ジャンプというプロセスをたどる関係上、発動機会が非常に限定的かつ時間が掛かるという点がネック。
モンスターが壁際にいる時なら無理やり発動できなくもないが、モンスターの攻撃や咆哮などで
叩き落されてしまう場合もあることや、壁に取り付くのに翔蟲を1つ使ってしまう点等から魅せプ的な側面が強い。
装飾品も存在するがスタミナ系スキル扱いの為かスロットレベルは2。
他のレベル2装飾品を抑えてまで採用する価値があるかというと怪しく、採用率はあまり高くないのが現状。- ちなみにこの攻撃力アップ効果が乗り始めるのは壁に張り付き、スタミナを消費して走り出した瞬間。
Rを押さなくても短時間走る/段差を登ってくれるが、この場合は壁走り扱いにならず効果が出ない。 - ニッチな運用だが、ナルハタタヒメ戦で足場が出てきて
弱点を殴れるタイミングであれば一応効果が乗った状態でラッシュをかける事ができる。
ただし上記の攻撃力アップの条件があるため、岩の下の方から登り始めないと
自動乗り越えになってしまいちゃんと効果が乗らない点には注意が必要である。 - 操虫棍であれば固有アクションのジャンプで翔蟲を消費せずに
壁張り付き→そのまま壁走りに移行できるため、他の武器よりも効果発動の難易度が低く
抜きん出て高い空中機動性の高さから実用はしやすいと言える…が、やはり
手近に壁が無いと活かせない事などから使用するフィールドは選ぶ。
そのまま上から爆弾を投下したり降竜で突き刺さるとやたらとスタイリッシュで爽快感はあるのだが
- ちなみにこの攻撃力アップ効果が乗り始めるのは壁に張り付き、スタミナを消費して走り出した瞬間。
- モンスターの大技を壁走りで回避しつつ反撃するなどの魅せプ性能は非常に高く、
いかにもSHINOBIらしいスタイリッシュアクションを後押ししてくれることだろう。
上で挙げられた通り、蟲を使わずして壁走りを開始できる操虫棍は壁面移動のスペシャリストとも言っていいだろう。
他にも、強化納刀からの疾翔けで自然に壁に移れる大剣は空中溜め攻撃や落下突きに繋げられ、
納刀と抜刀を繰り返す上に赤オーラ限定の空中気刃三連斬りが非常にスタイリッシュな太刀もとても映える。
(火力には目を瞑ろう)
空中抜刀砲撃→ブラストダッシュで壁から長距離突入できるガンランスも合うかもしれない。
- 似たようなスキルとして滑走強化が存在する。
あちらは「1秒間スライディングを続けた時に30秒間会心率を30%上げる」と対のような効果となっている。
維持が難しいという理由であまり採用されていないというのも共通。
- 元々スタミナ消費軽減スキルなので、Lv2までで止めて採取装備に組み込むことで
崖上の採取ポイントへスムーズにたどり着くことができる。
同じスタミナで移動距離が倍になるため、意外と馬鹿にならない。- しかし、そもそも壁走りはランナーの対象行動でもある。
こういった目的で壁面移動を採用するならランナーがレベル2までの効果を内包するため
このスキルにこだわる必要がなくなってしまう。装飾品も同じレベル2だし- しかし、MHRiseは過去作ほど走る場面が多くないので、こと採取目的では
壁面移動のほうがスキルが少なくて済むので便利。
走る場面が少ないとはどういう事かと言うと、
そもそも今作は翔蟲の移動が速い上に走っている時のスタミナ消費量もかなり少なく
ランナーなしでもスタミナが底をつくほど走り込むケースは稀である。
むしろ翔蟲を使った移動の際に機動力が高くなる回避距離と、
クールタイムを少しでも短くする為の翔蟲使いのほうが
ランナーよりも機動力に与える影響が大きいほど。
また、勿論ガルクを使えばそれだけで地上の機動力はスタミナを使う事なく大きくカバーされる。
ちなみに回避距離が高いと転がっているだけで走っているよりも移動が速くなる為、
やはりランナー側の立場は低い。体術のほうが機動力の底上げになるほど。
とはいえ本作の採取装備は最低限植生学と地質学が付いていればよく、
採取の目的で壁を移動することも多い為、
高いスキル自由度も相まって本スキルを併用する余地は十分にある。 - 壁走りのスタミナ消費はダッシュなどと同じ継続消費なので、
壁面移動やおだんご壁走り達人の他にもランナーのスタミナ軽減が適用され、
さらにこれらは重複するためこれらを複数採用するのもあり。
スキルなしの時の4倍以上長い時間壁を走り続けるのは実用性はさておき結構楽しい。
- しかし、MHRiseは過去作ほど走る場面が多くないので、こと採取目的では
- ちなみに、本作は卵などの運搬中にも壁を移動することが出来る。
高い場所から落ちると卵を落としてしまうので、移動ルート上で壁を登る必要がある場合は
本スキルは積極的に採用しておきたい。
また、運搬物を持った状態でも回避行動が可能なため
運搬スピードを速くする回避距離もセットで採用されることが多い。
- しかし、そもそも壁走りはランナーの対象行動でもある。
- Ver.10アップデートで翔蟲ボタンを押さずとも壁走りが出来るようになり、
さらにMRからはLv4スロットを1つ使ってスキルレベル3が発動する壁走珠III【4】がついに登場。
防具ではレギオスコイルが壁面移動Lv2と下記の壁面移動【翔】を持ちつつ、
スロットもLv4×1、Lv1×2と拡張性も両立している。
他のMR防具もスキル・スロットが充実している為、壁面移動も採取用装備に無理なく組み込める。- ただし戦闘スキルとして考えると、疾替えやら先駆けやらで更に忙しくなったMR戦闘中に、
他にも有用なスキルを入れられるLv4スロを使ってまで壁を走るかと言われると正直かなり微妙。
空中回避や翔蟲受け身からそのまま壁走りができるので、吹っ飛びからの復帰や段差から
ジャンプ移動ついでに発動させてそのまま攻撃といったスタイリッシュな狩りも一応可能ではあるが…。 - 壁面を利用出来る新たな動きが生まれた武器として、ランスが挙げられる。
新鉄蟲糸技「納遁術」は、無敵時間付きで後方斜め上に跳躍、
その時点で納刀状態に移行するという独特な回避技。
この技のミソが納刀状態で空中に放り出されるという点。
空中ぶら下がり、及びそこからの空中回避が可能であり、
壁が近ければそのまま壁を走れる。
空中から突進を繰り出せば長い助走を短縮出来、シールドチャージはヒット数が1増える。
重厚な槍と盾を携えておきながら、そそり立つ壁へと遁走し、
空中から奇襲をかけるという、今までにないランスの道が開けるかもしれない。 - ここまでは攻撃力UP効果を戦闘中に活用するための考察であったが、
壁を登った先のエリアなどでの戦闘開始時にちょっとしたダメージブーストを得る
という効果のスキルと考えれば、一応どの武器種でも恩恵を得ることは可能。
30秒間の攻撃力+20ということは1分間で+10、2分間で+5されるのと期待値的には同等であり、
移動用スキルのほんのオマケと考えるならば十分な効果であろう。
- ただし戦闘スキルとして考えると、疾替えやら先駆けやらで更に忙しくなったMR戦闘中に、
- MHR:Sではマスターランクの強力なモンスターを相手取るために
崖上のヒトダマドリや猟具生物を回収することの重要性が増しており、
それらのスムーズな回収を行いやすくする本スキルの価値はやや向上。- 壁向こうや崖上に逃げたモンスターを追いかけやすくしたり、
ガルクを連れていなくてもスムーズなエリア移動ができるようになったりと、
もともと地味ながら便利な効果を持つスキルではあったため、スロットが余ったら採用するのも一興だろう。
- 壁向こうや崖上に逃げたモンスターを追いかけやすくしたり、
壁面移動【翔】
- MHR:Sで登場した新スキル。
効果は壁走り中の翔蟲ゲージの回復速度上昇となっており、こちらはLv1で最大となっている。
およそ1.5倍の速度で回復する…のだが前述の通り戦闘中に壁走りをするというのはリスクがあり、
回復の遅い鉄蟲糸技のフォローとしてはやはり使いづらさがあるのが現状。
大抵の鉄蟲糸技使用時は抜刀状態を維持して終了するため壁走りをするには納刀しなければならず
使用後納刀するタイプもそこからわざわざ壁走りするような状況は考えにくい。
あくまで壁走りと疾翔けを組み合わせた移動を補助するスキルという位置付けだろう。
翔蟲使いLv3の回復速度上昇効果は壁走り中には発動しないため、その欠点をフォローするスキルとも言える。
装飾品スロットは1なので採取装備に組み込みやすいのは利点*1であり、
壁面移動スキルと組み合わせれば正にニンジャの三角蹴りの如く、
壁を起点とした空中移動でフィールドを自在に飛び回ることが可能となる。
- 壁面移動3と合わせてお守りに付加される事が結構あり、
更にスロ4等が付加された無駄に立派なお守りが作られる事がある、それらは錬金スレで神壁おまと呼ばれている。
要するにライズのこれに近い扱いである。まぁあっちは存在理由からして謎なのだが…- 傀異錬成でも防具に付加される事がある。
内部的に付与コストが低いのか有用な錬成結果のオマケとして付く場合があり、
なんとなく使っているうちに外せなくなってしまうケースも…
- 傀異錬成でも防具に付加される事がある。