フィールド/兵器置き場

Last-modified: 2023-10-28 (土) 15:20:57

MHW:Iにて初登場したフィールド。
前線拠点セリエナを襲撃せんとする冰龍イヴェルカーナを撃退する為に作られた迎撃拠点である。

目次

概要

  • 「クエスト:セリエナ防衛戦」にてプレイヤーが訪れる事となるフィールド。
    イヴェルカーナの脅威からセリエナを守る為、急遽セリエナ近辺に作られた迎撃地点であり、
    拘束用のバリスタ大砲、移動式速射バリスタなどの迎撃兵器の他、新兵器である撃龍杭砲が建造されている。
    そして中央には発射までに準備が必要な撃龍杭砲を守り、
    イヴェルカーナを足止めする為の巨大な鉄製の防御壁が存在している。
  • 発売してから暫くはストーリー中の任務クエスト「セリエナ防衛戦」でしか赴く事ができず、
    任務クエストなのでマルチプレイをしなければ1度のみと、大峡谷と同じで実質専用フィールドであった。
    発売から1年後、各種古龍が登場するイベントクエスト用のフィールドとなった。

フィールド説明

  • 所謂決戦場フィールドに迎撃兵器を設置したようなマップ。
    エリアそのものは1つしか存在していないものの、その中でおよそ3つのエリアに分かれている。
    セリエナに隣接するいかにも寒冷地なフィールドだが、意外なことに全エリアでホットドリンクの必要が無い。

キャンプエリア

  • プレイヤーの初期位置であり、後述する迎撃エリアと決戦エリアを繋ぐ通路の役割も果たしている。
    イヴェルカーナから撃龍杭砲を守る為の防御壁の右側にある小部屋の様な場所で、
    内部にはテントや食事場の他、大砲等の兵器や藁などが置かれている。
    また、クエスト直前にイヴェルカーナにより手傷を負ったソードマスターが奥で休んでいる。
    • ここにあるテントは外装が通常のエリアのそれとは少し違っており、
      黄色い布で作られた非常に簡素なものとなっている。また、テント内部も非常に質素な作りとなっており、
      椅子の代わりに丸太が置かれていたり、大砲や山のように積まれた藁が設置されている。
  • イベントクエストでも初期位置はここだが、キャンプと戦場は一方通行に変更されている。
    モドリ玉が使用禁止になっているわけではないので、所持していれば戻れる。
    • 当然だが作業していた人やソードマスターはいなくなっているので
      防衛戦と比べてだいぶ静かになっている。

迎撃エリア

  • イヴェルカーナを迎撃、足止めする為のエリアであり、このマップにおけるメインフィールド。
    中央にある広場でイヴェルカーナとの戦闘を繰り広げることになる他、
    エリア東にある高台に一度に5発まで装填・発射できる大砲が2門設置されており、
    その他にもプレイヤーは操作出来ないもののイベントで拘束弾を放つ為の複数のバリスタと櫓、
    北側には移動式速射バリスタとそれを移動させる為のレールが設置、敷設されている。
    そして南側には決戦エリアを守る為の防御壁が存在し、プレイヤーはそれを守る為に
    イヴェルカーナと激戦を繰り広げる事となる。
  • 大峡谷地脈回廊と同じく、NPC達が大砲に弾を込めてくれる。
    肉質の影響を受けるものの全弾命中させればかなりのダメージを与えられる為、
    隙を見つけて積極的に使っていこう。
    また、移動式速射バリスタはクエスト開始から一定時間経過しないと使えないものの、
    高速でバリスタの弾を連射できる強力な兵器である。
    • 移動式速射バリスタはその名の通り、敷設されたレールの上を移動させることが可能。
      狙撃時に棒立ちしていてはイヴェルカーナの反撃を受けること必至なので、
      レールの上を走らせ撹乱しながら連射するのが基本となる。
      移動式バリスタに攻撃を喰らい続けると破壊されてしまうので注意。
      ぶっとばしでも当てようものなら1発で壊れてしまう。
      • 後のイベントクエストでもこの兵器は続投しており、
        クエスト終了前にのりこんでおくと、なんとレールの上を高速移動できてしまう。
        仕様としてはクラッチでのぶら下がりやツタ上り中に動けることと同じだが、
        普段ならクエスト成功の余韻に浸るところを、
        レールの上を爆走するものだからやたらとシュールな光景になる。

決戦エリア

  • イヴェルカーナに一定以上ダメージを与えると行けるようになるエリアであり、
    イヴェルカーナに大ダメージを与えて撃退する為の巨大迎撃兵器、撃龍杭砲
    存在感を放つエリアとなっている。
  • エリアの外周に高台があり、その中央に撃龍杭砲、東側に大砲が設置されてある他、
    西側には撃龍杭砲を作動させる為の燃料置き場が存在し、
    そこから燃料を2つ運んで装填することによって撃龍杭砲が発射可能となる。
    しかし2つ目の燃料を装填する直前でイヴェルカーナが防御壁を破ってエリアに侵入してくる為、
    迅速に運搬する必要がある。
  • 燃料を装填し終わっても油断はできない。イヴェルカーナはエリア内を縦横無尽に暴れ回る為、
    まずはイヴェルカーナを高台の下、撃龍杭砲の正面に移動させる必要がある。
    幸いにも撃龍杭砲は左右のホーンで射角の調整が可能なので高台下に誘導さえ出来れば当てるのは容易。
    無論、外した場合は燃料運びからやり直しとなるが、
    イヴェルカーナが容赦なくプレイヤーを狙ってくる為、難易度は跳ね上がる。
  • イベントクエストではクエスト開始時から解放済みであり、撃龍杭砲も最初から使用可能である。
    燃料を2つ運んで装填する部分に変更はないが、
    燃料を置いてある位置が撃龍杭砲の後側、左右の壁付近になっている。
    おかげで開幕からモンスターに気づかれずに装填準備することが可能となっている。
    また、任務時は演出の都合上ムービーシーンにすぐ移るため
    ダメージがどう入っているのか不明だったが、見た目の通りガンランスの竜杭砲と同じく、
    突き刺し(というかぶっ刺さり)ダメージ、多段ヒット、フィニッシュの爆発、というダメージ判定が発生する。
    フィニッシュ以外は全て固定ダメージで、最後の爆発は総体力の10%を削り取る強力なもの。
    最後の爆発がたとえ飛翔中でも確定ダウンを引き起こすので、当てられるなら是非とも使っておきたい。
    特にイベントラストを飾るナナ・テスカトリはクシャやテオと違って斬肉質が非常に不味くダメージが伸びないため、
    ガンナーや属性特化装備でない、大剣のように属性特化が使い物にならない場合は、より当てる価値が高い。
    • ちなみに竜杭砲に似ているからといって砲術や基礎攻撃力増加系のスキルで火力が上がったりはしない。
      大砲っぽい運用だからといって砲撃手でも火力は上がらない。
      他のスキルもそうだが威力値を増加させるスキルはないので、専用装備を組む必要はないだろう。
    • 外してしまった場合でも、最後の爆発だけは近くにいればダメージを与えてくれる。
      ダウンこそしないがダメージソースとしては機能するので諦めずに誘導してみよう。
    • なお、多段ヒット時のダメージは前半部、後半部の2段階あり、うち前半部のダメージが大きくなっている。
      ガンランスの竜杭砲は変わらないのに
      まあ初段の突き刺しさえ当てれば相手がどう動こうとも確定で全弾ヒットするため、あまり気にする事でもないだろう。
    とはいえ機敏に動き回る古龍を誘導するのは困難なため、2人以上で挑むなら、
    「1人が隠れ身とスリンガーでおびき寄せ」「もう1人が発射役」
    とすれば確実に初手を決めることができる。
    また、未発覚の時しか使えないが、
    レバーのある場所から閃光弾や音爆弾を着弾地点に向かって発射するという方法もある。
    着弾跡の黒焦げ部分より手前にモンスターが来てしまうが、射線上には必ず入ってくれるため、特に問題なく当たる。
    こちらは着弾地点付近にモンスターが来るまでは発覚の恐れがないため対策なしでも成功しやすく、
    けむり玉程度の短時間の隠密効果でも十分事足りる。
    • 撃龍杭砲の下側に「セリエナ防衛戦」では無かった操作可能なバリスタが新たに設置されている。
      このバリスタを使用するためのバリスタの弾と単発式拘束弾が西側の燃料置き場に配置されている。
      単発式拘束弾の拘束時間が長いので、撃龍杭砲の着弾位置に拘束できれば撃龍杭砲を当てるのも容易になる。
      マルチプレイでも1発分のみであり、他の人が拾ったら消えている。拾う場合は誤射しないようにしたい。

登場モンスター

大型モンスター
イヴェルカーナ
クシャルダオラ
テオ・テスカトル
ナナ・テスカトリ

余談

  • 兵器置き場という名前から推察するに、恐らくはアステラから輸送されてきた兵器を
    置いていた場所をそのまま迎撃拠点に改造したのだと思われる。
    フィールド名ではないが、シュレイド城のBCは兵器置き場、もしくは武器庫のそれである。
  • 巨大な杭を至近距離で撃ち込む撃龍杭砲や、
    ゲージが尽きるまで圧倒的な連射で弾を撃ち続けられる移動式速射バリスタなど
    新大陸で培った武器の技術が転用されているところも見受けられる。
    闘技場にもこのバリスタを置いて欲しい
    • 撃龍杭砲以外の設置兵器は古龍の攻撃を受け続けると破壊される。
      当然だが破壊されると再使用不可。
  • 決戦エリアを守る防御壁だが、早い話闘技場の柵と同一の形状をしている。
    そもそも闘技場の柵全体に言える事なのだが、
    上が空いているのに飛竜達や飛行能力を持つ古龍が飛び越えようとしないのは
    何か仕掛けでもあるのだろうか?
    また、そもそもイヴェルカーナはなぜこの場所をスルーして直接セリエナに向かわないのだろうか?
    ドンドルマ古龍骨のように、古龍種を惹きつける何かが隠されているのだろうか?
    ソードマスターが交戦して釘付けにし続けたままこの場所までおびき寄せたのかもしれない。
    • イベントクエスト「されど気高き我が魂よ」ではクエスト内容に追い込んだという記述がある。
      つまり、あえて兵器置き場へ来るようにおびき寄せている可能性が高まった。
  • あまりというかほぼ全く気づかれていないが、ベースキャンプの外側に楔虫が迎撃エリア寄りと
    決戦エリア寄りの二箇所に設置されている。
  • 登場以降長い間イヴェルカーナ、つまり特定の大型モンスター専用という珍しいフィールドであった。
    元々兵器置き場自体が迎撃目的で用意していた訳ではなく、
    イヴェルカーナの動きに対処すべく急遽拵えた設備である(と思われる)事から、
    常設されていない=同様のシチュエーションでも起こらない限りそもそも存在しない狩猟地であり、
    (ストーリーを度外視しない限り)モンスターが訪れようがない場所であるといえる。
    他に該当するのはゴア・マガラ専用フィールドであったMH4版の大海原のみである。*1
    MHFの雲見砦最果ての地、さらにMHXXの旧砦跡も大型専用フィールドに近いが、
    前者2つには他のモンスターが現れなくもないし、
    旧砦跡では登場モンスター形態変化により"超大型化"する。
    そのため本当の意味で「特定大型モンスターのみのフィールド」は大海原(MH4)と兵器置き場だけだった。
  • 前述の通りこのフィールドはイヴェルカーナ等の古龍のみが登場するフィールドだが、
    シビレ罠等の罠が設置できる。
    当然古龍は罠にかからないので意味のない仕様であるが、
    古龍以外のモンスターが出るイベントクエストを出す予定だったのか、設置の可否を設定し忘れたのかは不明。

関連項目

世界観/セリエナ
モンスター/イヴェルカーナ - セリエナ防衛戦で戦う事となる古龍。
クエスト/嵐の棺
フィールド/戦闘街 - 古龍の襲撃から拠点を守るという、このフィールドとよく似た経緯で作られたフィールド。


*1 大海原もMH4Gにてセルレギオスが登場し、ゴア・マガラ専用フィールドではなくなった。またMH4においても依頼を受注してクエストとして赴く訳ではない。