武器/ダオラ=デグニダル

Last-modified: 2024-03-09 (土) 13:21:12

MH2より登場しているクシャルダオラ素材の大剣。
その刀身は神格化されたクシャルダオラをかたどっており、
片翼を大きく広げた猛禽類のようなデザインが特徴。

目次

性能

  • さびた大剣からの強化で作ることができ、
    クシャルダオラ素材によって氷属性を帯びる。
    もちろん古龍種の武器として、攻撃力や斬れ味とのバランスも非常に良好。

MH2

  • クシャルダオラと共に初登場。
    この時代、他の氷大剣はネタ武器止まりのレイトウマグロか属性値50だけの蛇剣【白蛇】しかなく、
    そんな中で各種の数値が高次元でまとまり、上位強化で末永く使っていけるこの大剣は非常に輝いていた。
  • そもそも塊を掘り当てる必要があり、強化過程で古龍の血や鋼龍の宝玉なども要求されるため
    製作難易度は非常に高い。
    しかし、看板モンスターの大剣として、その苦労に見合っただけの性能である。

MHP2(G)

  • 蛇剣がバランス型、マグロが属性特化として改修され、鋼氷大剣系はそれらに比べると物理重視の性能に。
    物理寄りというのは大剣の基礎性能に対して相性がよく、扱いやすい。
  • MHP2までの最終強化はダオラ=デグニダルであるが、
    P2GではG級強化として新たにダオラ=ディグリベグが追加された。
    G級相応の性能に加えて匠で紫ゲージもしっかり現れ、上位で強化が止まってしまう他の2系統を引き離す。
    • 海外版の表記から、名前の由来はトゥグリル=ベク(Tughril Beg)と思われる。
      これはセルジューク朝トルコの初代スルタン(王)の名で「鷹の王」という意味を持ち、
      猛禽類をあしらったデザインのダオラ大剣にはぴったりと言える。
  • ディグリベグへの強化には、古龍武器の例に漏れず「古龍の大宝玉」が立ち塞がる。
    ファミクシャに行けば他の素材と一緒に集めることができるので、
    腕に自信がある人や仲間の助けを借りられるならオススメ。
    それでも相当苦労するが、その労力に見合った活躍をしてくれること間違いなしである。
  • また、鋼氷大剣-改からは太刀へ分岐派生させることも可能。大剣使いはうっかりこちらに派生しないように注意。
  • 特別演習のラージャン討伐訓練は鋼氷大剣、
    G級訓練のドドブランゴ亜種討伐訓練はダオラ=デグニダルでそれぞれ出撃する。
    どちらも攻撃力UPのスキルが発動、後者に至っては抜刀術までついている。教官にしてはやけに太っ腹である。
    もしかしたら斬れ味黄色の大剣で出撃させたり持ち込みアイテムを意図的に減らして大剣で出撃させたりしたのは
    やりすぎと判断したのかもしれない。

MH4

  • クシャルダオラの復活が発表され、今回もやはり錆びた大剣派生でのみ作ることができる。
    また、本作では鋼氷大刃への分岐派生はオミットされた。
    鋼氷大剣-ダオラ=デグニダルという派生となっている。

MH4G

  • 前作ではダオラ=デグニダル止まりだったが、G級武器としてダオラ=ディグリベグが復活。
    その性能はというと
    • 攻撃力1296と十分な数値
    • 氷属性520にスロット1、会心率10%
    • 斬れ味は素で白40、匠で紫30と高水準
    となっており、かなりの強武器であることが分かる。
    特に、他の氷大剣が軒並み低火力なだけに武器倍率にして270の攻撃力は実に魅力的。
  • が、当然この性能が簡単に手に入るわけもなく、
    剛角4本と重殻5個、さらにお決まりの古龍の大宝玉に加え、雌火竜の天鱗まで要求される。
    製作難度は高いが性能も比例して高いので作ってみると良いだろう。

MHX

  • 今回も錆びた大剣からの派生。LV4で最終強化に到達し、ダオラ=デグニダルになる。
    • 低めの攻撃力180
    • 氷属性40、スロット1、会心率10%
    • 素で白10、斬れ味ゲージ+2で白60に延長
    やはりネックになるのは攻撃力の低さ。
    言うまでも無い事だが大剣は攻撃力が要であり、いくら属性値が高くてもこれは少々厳しい。
    MHXでは同じ素白である轟大剣【王虎】が猛威を奮っており、攻撃力の差は何と40。
    残念ながら、出番はあまり無いと言える。
  • 一応、鋼氷大剣LV2は下位クエストで手に入る素材だけで作成できるにもかかわらず、
    下位としてはトップクラスの攻撃力である150に加えて
    非常に長い緑の斬れ味を持っていることから、作成時期の割には破格の性能を持っている。
    この事から「もし作成できれば」の話になるが、下位終盤~上位序盤戦辺りまでは十分に活躍が可能。
    だが、LV2の作成からLV3への強化可能期間が訪れるまではあまりにも間がありすぎることから、
    本作の鋼氷大剣はLV2がピークだったと言えよう。

MHXX

  • LV6で究極強化に到達、ダオラ=ディグリベグになる。
    • そこそこになった攻撃力310
    • 氷属性47、スロット1、会心率10%
    • 素で白40、斬れ味ゲージ+2で紫30
    前作で悩みの種になっていた攻撃力がそこそこに改善。
    相変わらず攻撃力特化の無属性大剣に比べれば差は開くが、属性を生かせばある程度埋める事は可能。
    また、ブシドースタイルの強化やブレイヴスタイルの登場で「納刀しない戦い方」も出てきた事で、
    10%とは言え、素の会心率がメリットとして働くようになってきたのもポイントである。
    相手を選べば有効活用するのは不可能ではない。

MHWorld

  • 新しく登場した黒鋼大剣から鋼氷大剣へ派生し、
    最終強化を施すことでダオラ=デグニダルへと銘を変える。
    その性能は
    • かなり低い864
    • 会心率10%
    • 氷属性270
    • 素で青40、匠4から白ゲージが出現
    • Lv2のスロットが1つ
    と、古龍武器ながら何とも言えない微妙な性能になってしまっている。
    第一にあまりにも攻撃力が低いという致命的な欠点を持っている。
    更に、今作では無属性強化の登場により属性武器に立場はないため、
    この武器が使われることはほぼないという何とも言えない状況になっている。

MHW:I

  • 拡張版のMHW:Iではマスターランクの強化先が追加された。
    ダオラ=デグニダルを一度強化すると最終のダオラ=ディグリベグになる。
    その性能は
    • 低い攻撃力1248
    • 会心率15%
    • 氷属性330
    • 素で白40、匠3から紫ゲージが出現
    • Lv2のスロットが1つ
    と、やはり攻撃力が低いが会心率が5%上がった。更に紫ゲージが出現するのも追い風。
  • 今までの作品では氷属性大剣といえばこの武器だったのだが、
    今作では同じメインモンスターであるイヴェルカーナが登場。氷翼セラフィードという氷属性大剣も登場している。
    あちらは攻撃力1296と、期待値で計算するとごく僅かにこちらより高く属性値も氷属性450
    匠で伸ばした斬れ味は全て紫ゲージ
    もっと言うとスロットもLv4が1つとほぼ全ての性能で上位互換というあまりにも悲しい事態が発生している。
    更に追撃をかけるならあちらの方が作成時期が早い
    しかし、互いに匠を発動しない構成にした場合、
    前述の通り期待値は同等、白斬れ味も互いに十分であとはスロットの差程度。
    こうなると会心率がある点により、抜刀にこだわらず真溜めにも会心を乗せ最大ダメージを図る構成には生かしやすい。

MHRise

  • Ver.2.0アップデートでクシャルダオラが追加されたことによりこの武器も登場。
    同アップデート時点では強化はまだなく、「鋼氷大剣I」の一発生産のみ。
  • 気になるスペックはというと、攻撃力180・会心率10%・氷40・Lv1スロット1つ。
    斬れ味は素で青30、匠+4以上で白が出る(匠5で白20)。
    百竜強化は攻撃力強化II、会心率強化II、鋼龍の魂。
  • 数字だけ見れば属性重視の無難にまとまったスペックではあるのだが、
    お察しの通りというか、今まで通ってきた道というか、それは大剣という武器とは相性が悪い。
    • 攻撃力180というのは決して激弱というほどではないのだが、暗夜剣【宵闇】と同じ。
      あちらは素で白ゲージを持ち、35%もの会心率を誇り、LV2スロットまで1つ開いている。
      唯一暗夜剣【宵闇】が持っていないものは属性だけだが、会心率の差≒超会心構成への適正の差の前には些細。
  • 最終強化前故に厳しい立場であったが、Ver.3.0でついにダオラ=デグニダルへの強化が実装。
    その性能は、
    • 属性大剣としては及第点な攻撃力190
    • 会心率10%
    • 微増した氷属性45
    • Lv1スロットが1つ
    • 素で白10、匠で延長可能
    • 百竜強化は攻撃力強化III/会心率強化III/鋼龍の魂
  • 白ゲージ運用がしやすくなったことで、火力に関してはある程度のフォローがなされた形となる。
    ただし、大剣とはいえ白10では短すぎるため匠1~2をつけて継戦能力は持たせたいところ。
  • 氷弱点キラーとして使いたいところだが、ゴシャガズバァが強力なライバル。
    マイナス会心込みでも物理期待値で上回られており、Lv2スロットも持つなど、
    属性値以外の火力面・利便性で遅れを取ってしまう。
    この武器の強みを活かしたいなら、立ち回りの中に飛び込みなぎ払いを織り交ぜるなどして、
    無理やり手数を稼ぎに行くといった工夫が求められるか。
  • 固有百竜強化スキルの「鋼龍の魂」は、他のクシャ武器でも解説されている通り、MHXXの連撃とほぼ同じ効果。
    つまりは大剣では殆ど発動させる機会が無い。
    仮に発動できたところで、それでも上記の暗夜剣【宵闇】と
    ようやく五分に持ち込める(スロットまで考えるとやや不利)といった具合である。
    しっかり氷弱点を相手にすることでなんとか……といったところだろうか。
    エリアルスタイルが存在していたら独自の立ち位置を築けていただろうが…
    Ver.10までハンティングエッジは忘れよう

MHR:S

鋼龍の氷結の吐息を宿す大剣。
触れれば刹那に凍てつき
永劫に目覚めぬ氷塊となる
(ダオラ=ディグリベグ)

  • MR帯で「ダオラ=ディグリベグ」に強化可能。
    その性能は、
    • 属性武器なら及第点の攻撃力320
    • 素で白40、匠1からが出現
    • 変わらず会心率10%
    • さらに増した氷属性62
    • ついに手に入れたLv2スロット×1
    • 百竜装飾品スロットはLv3
  • 属性方面に大幅なテコ入れがなされたMHR:Sでは属性大剣にも活躍の芽があり、
    ダオラ=ディグリベグもその例に漏れず流斬り連携で氷弱点をバシバシ切り伏せていける。
    Lv2スロットを獲得したことも手伝い、単体スペックの面で十分強力と言える。
  • なお、「鋼龍の魂」については百竜強化の項の通りマイルドに調整されており、最優先付与はされない。
    今作登場の流斬り連携なら活用できなくもないだけに惜しいところ。
    ここは特効系の百竜装飾品か上述の属痛竜珠をつけよう。

MHF

  • MH2のものからさらに独自派生が追加され、ダオラ=デグニダルからダオラ=ミストラルへ強化できる。
    同ランク帯で作れる純氷属性の大剣としては、結構強力な部類である。
    ミストラル=ダオラ」だとMHP2Gの片手剣になるため混同しないように注意。
  • また、G10アップデートでG級クシャルダオラが実装されたことに伴い
    同デザインでG級武器であるダオラ=メチェーリが登場した。
    属性は氷と雷を内包した風属性となった。
  • 他にSP武器版となる「黒氷大剣SP」もあり、こちらは龍と毒の双属性。
    黒味が掛かったカラーリングであり、柄は白く、猛禽類の眼は黄色に変化している。
    古の不純物を含んだ鉱石で刀身を鍛えた大剣。

エルダオル=ディグル

MH4G

  • 錆びたクシャルダオラの素材を用いた大剣。
    性能は
    • 高いが群を抜いているわけではない攻撃力1488
    • 最早絶望的な会心率-50%
    • 低い氷属性220
    • 素で紫10、匠無効
    • スロット無し
    他の錆クシャ武器は属性も大したことなく、扱いにくい代わりに物理攻撃力だけは飛び抜けて高いのが
    特徴なのだが、大剣の中でも物理偏重タイプで攻撃力1488というのは実は別段高くない
    同じ攻撃力1488でマイナス会心なしな上に高い龍属性値を持つブラックミラブレイド
    攻撃力1536を誇りマイナス会心も-20%と緩い角王剣アーティラートなど、
    同等以上の物理攻撃力を持ちスロット・斬れ味の面でも勝るというほぼ上位互換の武器が存在する。
    唯一他の武器に真似できない点と言えば素で紫が出ている点だが、たった10では実用が難しく、
    どの道業物が欲しくなるのでスキル自由度はあまり差が無い。
    匠がデフォで組み込まれたテンプレ装備の存在を考えれば、匠紫20の方がマシかも知れないほど。
  • 他のモンスターの武器との比較で負けているだけならまだ良かったのだが、
    なんとエルダオル=ディグルは通常クシャルダオラの武器にまで物理期待値で負けている
    エルダオル=ディグルは会心込み攻撃力期待値284.395、ダオラ=ディグリベグは292.125。
    抜刀会心前提で考えれば逆転するものの、エルダオル=ディグルが365.625、ダオラ=ディグリベグが356.25と
    劇的な差が付くわけでもない。
    実際にはここに斬れ味補正が掛かるが、肝心の紫ゲージは10と30で完敗。
    しかもいくら大剣といえど狩りの間ずっと抜刀攻撃しかしないという事もまず無い。
    よって、抜刀会心を発動させた状態でも実質的に負けているといっても過言ではない。
    更に、スロットと属性値も全て負けており、これではいくらなんでも割に合わない。
    この性能だったらたとえ攻撃力がデフォルトで1728とかでも
    会心率と斬れ味の悪さ故に決して最強にはなれないので、
    他のエルダオル武器同様、せめて瞬間火力最強のロマンくらいは突き詰めて貰いたかったものである。
  • とかなり残念性能なので作る必要性は薄い。使うとしても趣味の領域だろう。
    しかもこんな残念性能であろうことか銀嶺の冠3つと古龍の大宝玉を1つ要求される。
    当然そんなレア素材を注ぎ込んでまで作る価値があるかと問われれば…もう何も言うまい。
    • 物理性能だけなら錆びクシャ武器、と言う概念から外れているのには
      他に太刀ハンマー狩猟笛スラアクガンス操虫棍ライトボウガンがあるが、
      ライトは通常クシャ武器の物理性能と錆びクシャ武器の属性性能が
      (システムの都合で)高すぎて逆転しているだけなのに対し、
      それ以外は物理・属性どちらも通常種武器の方が強いので話は全然違う。
  • 氷属性かつ物理偏重、ということでラージャンの尻尾を斬るのに使える……と一度は考えるかもしれない。
    しかし、それはそれでアーティラートとほぼ同等の実力を持つエンテオンカムが立ちふさがる。
    あちらはこちらよりも圧倒的に高い物理性能に加え、スロット1まで有しているので、
    属性値で多少上回っていたところで最早勝ち目はない。

関連項目

モンスター/クシャルダオラ
モンスター/錆びたクシャルダオラ
武器/クシャナ武器
武器/エンシェントプレート - 同じく、「凄くさびた大剣」から強化する大剣
武器/テスカブレイド - 「凄く風化した大剣」から強化する古龍大剣