黒狼鳥イャンガルルガの素材で作られたヘビィボウガン。
眼前の敵を全て滅するまで黒狼鳥の怒りは収まらない。
目次
概要
- 見た目はイャンクック砲の色違いだが、
こちらはストック部までイャンガルルガの鱗で覆われていることが特徴。
シールドも鋭利になっており、より攻撃的な印象を受ける。
- 本項では二つ名持ちモンスターである隻眼イャンガルルガの武器も扱う。
MHP~MHP2G ・MHF
- 装填できる弾はイャンクック砲とほぼ同じで、火炎弾が6発入り毒弾に対応している。
最大の特徴はリロード速度「やや速い」であることで、クック砲の欠点が解消されている。
このためMHP2まではあちらのほぼ完全な上位互換になっていたが、
P2Gではクック砲の方が通常弾の装填数が3発ずつ多くなり、差異化が図られた。
- MHPのイャンガルルガは古龍でもないのに撃退制度があるほど強敵だった上に
素材集めはイベントクエストかMH2との連動でしかほぼ入手不可で、
イベントクエストの配信が終了してしまった為MHPではほぼ生産は不可能である。
逆にMH2との連動さえ出来てしまえば例のキノコバグによってHR1からカホウ【烏】が簡単に作れてしまう。
- 前述のMHPを除き生産難易度はそこまで高くないが、他のガルルガ武器と異なり生産に妙な素材が要求される。
MHPではブヨブヨした皮や魅惑色の柔皮、MHP2では雪獅子の髭や鎌蟹の爪が必要。
電撃弾や氷結弾に対応しているわけでもないので、どこに使っているのかは謎である。- 流石に奇妙すぎると開発も思ったのか、MHP2Gでは【狼】の生産素材が大幅に変更されている。
MHP2で必要だった雪獅子の鋭牙や鎌蟹の鋭爪が必要なくなり、代わりに黒角竜の堅殻が必要になった。
ディアブロス亜種がよほど苦手でない限り部位破壊の必要がないぶん楽になった。
- 流石に奇妙すぎると開発も思ったのか、MHP2Gでは【狼】の生産素材が大幅に変更されている。
- MHFではHR31~カホウ【烏】が、HR51~からカホウ【狼】が作成可能。
近年はインフレによって同ランク帯の装備と比べても攻撃力で差をつけられている上に
HR81以降はほぼ上位互換の紅龍武器、ディスティハーダに出番をとられてしまう。
もっともそれまでの繋ぎとしては十分な性能なので思い入れがある人は作ってみてもいいかもしれない。
MH4G
- その後長らく登場は無かったが、MH4Gでは発掘武器として復活を果たす。
前作でガルルガ教官が復活したのに無念のリストラとなってしまったことに
落胆していた古参ガンナーは歓喜したことだろう。
MHX
- MHXではイャンクック砲と共に復活。イャンクック砲からの派生強化で入手できる。
ただリロード速度は「やや遅い」に悪化しており、昔とは少々使い勝手が異なる。
物理弾の装填数はイャンクック砲と似通っており、
LV3通常弾の装填数に秀で、強化していくとLV2通常弾も優秀になる。
貫通弾は全レベル3発、散弾は全レベル4発。徹甲榴弾と拡散弾が全レベル1発ずつ対応する。
武器内蔵弾はLV1貫通火炎弾と毒煙弾。しゃがみ撃ちはLV1毒弾とLV1火炎弾を備える。
- 最終強化は「カホウ【狼】」。
攻撃力210と少し威力が高く、通常弾はやはり9/9/9発と最高クラス。
しかし貫通弾と散弾の装填数は派生直後から変わらず少ないままで、しゃがみ撃ちも変更なし。
通常弾立ち撃ちに加え、火炎弾しゃがみと毒で勝負といったところか。
まあ無難な性能ではあるがこれと言って何かに特化している訳では無い凡庸な銃である。
- ところで、この武器の特徴を総括すると
「毒弾、火炎弾に長ける通常弾立ち撃ち型ヘビィボウガン」
「倍率210、装填速度やや遅い、反動中、ブレ無し」
「バイポッドのついた、対戦車ライフルのような見た目の銃」
となる。つまり、この子との共通点がとても多い。
一応スロットや装填数など差異はあるが、好きな方を選んでいいレベルだろう。
MHXX
- 限界突破はG級ガルルガを倒し次第できるが、
究極強化には獰猛化素材を使うので完成品を見るのはHR解放後になる。
- まず取り敢えず強化してみるか…とこの銃を限界突破をしたヘビィ使いの目に入るのは、
1発ずつ装填数が増えた通常弾と新たに空いたスロット。
そしてしゃがみ対応弾に輝くLV1貫通火炎弾の文字。火属性特化の銃としてのスタートである。- ただし反動「中」なので、そのままでは無反動で撃てない。
スキルで反動を軽減するか、狩技「アクセルシャワー」を使う必要がある。
- ただし反動「中」なので、そのままでは無反動で撃てない。
- 究極強化すると「カホウ【凶】」と名を変え、攻撃力は330まで伸びる。
通常弾装填数は9/11/11と最高クラスになり、スロットが2つ付く。
他の物理弾はLV1の装填数が1つ増えただけであり、基本的な戦い方は前作とあまり変わらない。
しかし貫通火炎弾をしゃがめるようになった事でより火属性の扱いに手馴れた銃となった。
チャンスを狙って思う存分貫通火炎弾を叩き込んでやろう。
- しゃがみ対応しているため短期的な火力は高いが、
両LV2火炎弾を内蔵していないため、火属性のみでの総火力が心もとないのがネック。
LV1貫通火炎弾には非対応だが両LV2を内蔵し、更にLV2火炎弾をしゃがめる炎戈砲アグナバリストや、
しゃがめこそしないが両LV貫通火炎弾を豊富に内蔵する真ユクモノ重弩の方が
火属性特化としての適性はより高いだろう。
更にこれらは優秀な物理弾しゃがみも備えるという、火炎弾以外の強みも持つ。- 実は火炎弾には4種全てに対応するヘビィが存在しない。
3種類の火炎弾に対応するものも炎戈砲アグナバリスト系と真ユクモノ重弩系のみ。
そのため、総火力と言う問題はカホウのみならず火属性ヘビィ全般について回るものである。
- 実は火炎弾には4種全てに対応するヘビィが存在しない。
- 因みに今作で貫通火炎弾をしゃがめるのはなんとこれと隻眼武器の2丁しか無い。
確かにイャンガルルガは炎を吐くがそこまで炎の扱いに特化していたかと言うと…。
- MHXと比べると、リロードの遅さをブレイヴリロードやレンキンスタイルで簡単に補えるようになったのがうれしい。
カホウ【禍】
MHX
- 今作には二つ名持ちモンスターである隻眼イャンガルルガ素材を用いたカホウ【禍】も存在する。
9回もの強化を経て辿りつく最終強化は「隻眼公のカホウ」。
攻撃力や基礎性能はカホウ【狼】と同じで、狩技ゲージが溜まりやすい特性を持つ。
しかし装填数が微妙に変わり、Lv2通常弾が7発になっている代わりに
貫通弾が4/4/3発、散弾は5/4/4発に増えている。
なお、しゃがみ撃ちはLV1毒弾のみ。
また、武器内蔵弾から毒煙弾が没収されている。
…確かに改善点はあるが、それ以上に失った物の方が多い気がしてならない…。
MHXX
- 隻眼公のカホウを究極進化させることで「隻眼火砲【災】」になる。
攻撃力やブレ、リロード速度、反動など基本性能はカホウと同じ。
装填数はLV2通常弾がカホウより2発少ないが、LV3は同じ11発。
貫通弾・散弾・徹甲榴弾・拡散弾・LV2毒弾はこちらが1~2発上回る。
そして限界突破時点から鬼人会心弾が内蔵され、LV1貫通火炎弾がしゃがめるようになる。が、火炎弾はしゃがめず。
狩技ゲージブーストと引き換えにスロット2と火炎弾しゃがみを捨てるのは割に合わないような。
余談
- MHXXの「隻眼火砲」からわかる通り、名前を漢字表記すると「火砲」となるのだが、
英語だとHeirloom(家宝)と訳されている。誤訳してしまったのだろうか?- MHX系の二つ名武器の英訳はCahoeとなっている。
関連項目
モンスター/イャンガルルガ
モンスター/隻眼イャンガルルガ
武器/ガルルガ武器
武器/イャンクック砲
武器/老山龍砲 - デザインがほぼ同じ。