武器/カムラノ鉄重弩

Last-modified: 2024-04-13 (土) 20:21:27

強堅な鉄をふんだんに使い
造られた、威力重視の重弩。
これぞカムラの里のお家芸。
(カムラノ鉄重弩)

山を越え迫り来る獣たちを、
山ごとぶち抜く高火力。里を
守る忍重弩災厄を蹴散らす。
(カムラノ忍重弩/カムラノ武重弩)

里の製鉄技術の粋を集めた
重弩。英雄への感謝の思いは、
轟弾となって大海をも裂く
(カムラノ傑重弩)

MHRiseで初登場したヘビィボウガン。本作品の初期武器群であるカムラノ武器の一角である。

目次

概要

  • MHRiseでは初期武器として最初からボックスの中に入っている。
    ヘビィ使いにとっては新天地で最初に手に取る武器となるだろう。
  • シャープで洗練されたものが多いカムラノ武器にしては珍しく、竜の頭を模した無骨なデザインが特徴。
    ちなみに、竜のデザインはカムラの里のたたら場の屋根や各地の煙突に設けられたものとほぼ同じ。
  • シールドを取り付けると、模様付きの耳のようなパーツが追加される。
    パワーバレルを取り付けると、口の先まで銃身が伸びるほか、画竜点睛よろしく眼にがともるようになる。

性能

MHRise

  • 下位の時点ではLV3物理弾が扱えず、低レベル物理弾の装填数もいまいちパッとしない。
    しかし、面白いことになんと最初期形態から竜撃弾が使用可能。しかも単発自動装填に対応している。
    調合素材となるリュウゲキの実は大社跡でも採取可能なため、最序盤から竜撃弾を運用することができる。
    適宜採取してから狩猟対象の所に向かえば、序盤の切り札として活躍してくれることだろう。
    • ただし、竜撃弾の隙の大きさには要注意。考えなしに使えばあっさりと返り討ちにあってしまう。
      かといって能動的にチャンスタイムを作り出そうにも、状態異常弾は一切使用不可能。
      各種罠や閃光玉といったアイテムや、操竜によるダウンなどを利用しよう。
  • 最終強化は「カムラノ忍重弩」。
    強化には土砂竜の鋭爪や獄炎石に加えて、竜玉が必要になる。
    その性能は、
    • 完成時期を考えると悪くない攻撃力190、会心率0%
    • ブレなし、反動「中」、リロード「やや速い」と素直な性能
    • 特殊弾は狙撃竜弾
    • スロットはLv2とLv1が1つずつと優秀
    • 百竜強化は会心率強化IV/防御力強化II/操竜の達人
      下位のものを引き継げば「攻撃力強化II」も付与可能
    • 物理弾は通常弾6/6/5、貫通弾5/5/5、散弾および放散弾2/2/0
      通常弾を除いて、Lv2以上の物理弾は移動射撃と移動リロードに非対応
    • 徹甲榴弾と拡散弾はLv1のみ使用可能。斬裂弾1発装填。竜撃弾1発装填。
    • 属性弾は火炎弾が4発装填で移動射撃可能
    カムラノ武器らしく、癖が無くバランスの取れた性能が特徴のヘビィボウガン。
    突出して優れた点こそ無いものの、欠点といえるものも無いため非常に扱いやすい。
    完成時期も早く、攻略用の武器としては十分な仕上がりといえるだろう。
    ただし、状態異常弾には最後まで対応せず、サポート用の弾もLv1回復弾くらいしかないため、
    PTプレイで味方の補助に回るのは苦手。
  • 貫通弾の装填数がなかなか優秀だが、素の状態では反動が「大」であり、まともに使えない。
    反動「小」にするためには反動軽減Lv2が必要なので、マギュルシリーズの脚や護石を活用しよう。
    Lv3通常弾ならフォローなしでも扱えるため、貫通弾を諦めて通常弾運用にするのもあり。
  • 下位時代の特徴であった竜撃弾については、単発自動装填による隙が目立つうえ、
    上位に入る頃には竜撃弾に対応したヘビィは珍しくも無くなるため、わざわざこのヘビィで
    運用する必要はなくなる。なお、上位序盤から竜撃弾主体の戦闘がしたい方には、
    メテオキャノンという素晴らしいヘビィが存在するため、そちらをおすすめしたい。
  • 集会所上位の序盤から中盤にかけてはしっかりと活躍してくれるものの、
    集会所終盤になると、平凡そのものな性能が災いして息切れが目立つようになる。
    使おうと思えば使える性能ではあるが、基本的には各種物理弾の扱いに特化したヘビィに
    乗り換えた方がいいだろう。良くも悪くも攻略用の武器といったところか。
  • なお、ここまでは武器の性能に関してのみ述べてきたが、本ヘビィは強化元としても非常に優秀。
    派生強化先をざっと挙げてみると、 と、各種物理弾・属性弾の取り扱いに長けた優秀なヘビィに派生していくことができる
    特に、轟砲と王牙砲は一発生産が不可能なため、ヘビィボウガン使いは恐らく一度は
    本ヘビィのお世話になることだろう。
    青熊轟筒【川漁】はこちらより早く強化が終わるため、同じく繋ぎで役目を終えることになる。

MHR:S

  • サンブレイクでは強化先が追加され、1段階強化することで「カムラノ武重弩」、
    最終強化では「カムラノ傑重弩」という銘になる。カムラノ武重弩改への強化で大竜玉が要求されるが、
    それ以外にレア素材は要求されない。ちなみに、強化途中でデュークカノンへの派生強化も可能。
  • 最終強化の性能をまとめると以下の通りになる。
    • 攻撃力350に会心率0%と火力は平均的
    • ブレなし、反動「中」、リロード「やや速い」
    • 装飾品スロットはLv4とLv1が1つずつと優秀
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    • LV3通常弾の装填数が6になり、移動射撃に対応
    • LV1貫通弾が移動リロードに対応、LV2貫通弾とLV2散弾が移動射撃に対応
  • 装填数関連に大きな強化は無かったが、それ以外はバランスよく成長している。
    上位時代のネックだった攻撃力は他武器と肩を並べるまでに強化されており、
    装飾品スロットもLv4を獲得。新要素の百竜スロットも特効系が入るLv2と申し分ない。
    LV3通常弾の移動射撃が可能になった点も地味に大きく、上位時代以上に癖が無く扱いやすい。
  • 一方で、LV3通常弾は装填数が6と少なく、LV3貫通弾は移動射撃不可という性能から、
    それぞれの弾種に特化した運用をしようとすると他のヘビィの劣化になりかねない
    例えば、通常弾運用だとLv3-1-1スロットを持ち火力もこちらを上回る月華妃竜砲【煌撃】の存在が痛く、
    貫通弾運用においても、Lv4スロットを持ちLv3貫通弾の移動射撃が可能な欲動のトーデスが気になる所。
    単純な火力の高さを比べると、正直なところ本ヘビィの旗色は悪いと言わざるを得ない。
  • しかし、分が悪いというのはあくまで1つの弾種に特化した運用をした場合の話。
    本ヘビィの強みは、LV3通常弾とLV3貫通弾の両刀運用が可能という点にある。
    両刀運用は、立ち位置や距離に応じて弾を切り替えられる、複数同時狩猟で便利といった利点があるほか、
    剛心粉塵纏血氣といった特殊なスキルを活用しやすいという特徴もある。
    • 剛心と粉塵纏は主にヒット数を参照するスキルであり、単発火力が高いタイプの弾である通常弾とは
      相性が悪い。一方で、ヒット数が多くクラウチングショットで手数も稼げる貫通弾とは相性抜群。
      そこで、貫通弾のクラウチングショットによってこれらのスキルを発動させてから通常弾に切り替える事で、
      通常ヘビィでありながら剛心と粉塵纏の恩恵を受けるといった芸当が可能なのだ。
      この際、余裕があれば血氣も仕込んでおくと、通常弾によって体力をモリモリ回復することも可能。
      肉質無視ダメージによって部位破壊もしやすい粉塵纏とのシナジーも良好。
  • 両刀運用の場合でもライバルは存在しており、特に斗宿重弩【七殺】鎧怨鬼筒セッドガンドは強敵。
    • 斗宿重弩【七殺】は攻撃力360と火力でこちらを上回り、装飾品スロットもLv3を持つ。
      通常弾と貫通弾の装填数も多い上に、素の状態でLV3貫通弾を反動小、最速リロードで運用可能と手強い。
      ただし、百竜スロットがLv1という弱点があり、ここに着目して差別化が可能。
    • 鎧怨鬼筒セッドガンドも攻撃力360と高い火力を持ち、装飾品スロットはこちらに迫るLv3-1。
      物理弾の装填数も優秀であり、斬裂弾や徹甲榴弾といった優秀なサブウェポンまである。
      反動の大きさと装飾品スロットのサイズが差別化の鍵になるか。
    ライバルと比較した場合のこちらの強みは、Lv4スロットを持っている事と、作成難易度が低い事が挙げられる。
    また、取り回しについては反動軽減Lv2、装填速度Lv1を積むだけで最低限の運用は可能となり、
    素で反動「小」、リロード速度「速い」の斗宿重弩【七殺】に流石に劣るが、反動「大」の鎧怨鬼筒セッドガンドには勝る。
    素の百竜スロットがLv2なので、武器の傀異錬成を全て攻撃に回せるのもありがたい。
    斗宿重弩【七殺】は百竜スロットLV1なので攻撃力の差を埋めることができる*1
    Lv4スロットも、アップデートで有用な装飾品がが続々と追加されており様々なスキルの発動に役立つだろう。
    最後に作成難易度だが、ナルガクルガ希少種や怨嗟響めくマガイマガドといった強力なモンスターの素材が必要な
    ライバルと異なり、こちらの最終強化に必要なのは傀異化した皮程度で非常に作りやすい。
    上述した両刀運用に限らず、MR解放後の強敵たちに挑むための足掛かりとして作成するのも十分にありだろう。

余談

  • 武器説明文が非常に豪快。山が一体何をしたというのか
    地形に当たるまでモンスターをぶち抜く狙撃竜弾が使えるため、一応誇大広告にはなっていない。
    とはいえ、MHRiseの狙撃竜弾はお世辞にも高火力とは言い難い性能なのだが……
    山ごとぶち抜く高火力(高火力とは言っていない)
    • Ver.10では狙撃竜弾の威力が上がっているため、獣をぶち抜くには十分な火力にはなっている。
      一方で、MR最終強化の説明文では対象が山から海へと変更されている。
      だから海が何をしたと(ry
  • ムービー「百竜を喰らうもの」などで、茶屋のヨモギが本武器を使用しているのを確認できる。
    特に取り回しに苦労している様子もないので、もしかしたら華奢な女の子でも扱える程度には
    軽量化が施されているのかもしれない。
    もしくはヨモギが特殊な訓練を積んでいる可能性
  • マイハウスや里の加工屋にはカムラノ武器がオブジェクトとして飾られているのだが、
    その中に本武器の姿を確認することができない。しかしその反動ということなのか、
    集会所の準備エリアには何故か4本も立てかけてある。
    しかも出入り口にまとめて置いてあるので非常に目立つ。
    • 武器がオブジェクトとして飾られること自体は過去作からあった要素だが、
      ヘビィボウガンが飾られているのは何気にシリーズ初となる。

関連項目

武器/カムラノ武器
武器/百竜重弩 - カムラノ鉄重弩と同じデザインの百竜武器
世界観/カムラの里
武器/轟砲【虎頭】 - 竜の頭を模したヘビィの先輩その1
武器/グラビモスハウル - 竜の頭を模したヘビィの先輩その2
武器/龍木ノ古砲【荒神】 - 竜(?)の頭を模したヘビィの先輩その3


*1 但しこれはスロット解放が完了するまで。百竜スロットをLV2で揃える場合、フル強化時の傑重弩は攻撃力390(基礎350、スロット解放ボーナス+20、攻撃力強化LV4+20)、七殺は395(基礎360、スロット解放ボーナス+20、攻撃力強化LV3+15、百竜スロット強化LV1)となり、傀異錬成を加味しても七殺に僅かに届かない。ちなみに同条件のセッドガンドは400。