MHP2で初登場した、轟竜素材のヘビィボウガン。
その名前の通り、ティガレックスの頭部を模したデザインをしており、発砲音も轟竜の咆哮に似る。
本項では亜種武器であるカーサスハウリング系統と希少種武器の衝重砲系統、
そして二つ名持ちモンスターである荒鉤爪ティガレックスであるルドラハウルも扱う。
目次
轟砲【虎頭】
MHP2
- ティガ武器の例に漏れず、会心率は-30%と頗る悪いが、攻撃力は全ヘビィボウガン中第2位の360。
属性弾や状態異常弾にこそ対応していないが、
貫通弾の装填数が4/4/4、徹甲榴弾の装填数が2/2/2と非常に攻撃的な性能。
例のアレを除けば貫通ボウガンとして最高峰の性能であり、
その独特の外見と相まって高い人気を誇っていた。
だが、そんなこの銃にシュルシュルと音を立てて忍び寄る黒い影があることに、
この時はまだ誰も気づく由はなかった…。
MHP2G
- 装填弾種をそのままに攻撃力を大幅に引き上げたG級武器の轟砲【大虎頭】も新登場。
さらなる活躍の機会が訪れるかに見えた。
が、新看板モンスター、ナルガクルガ素材の夜砲【黒風】の登場により評価は一変する。
詳しくは上記リンクを参照して欲しいが、この武器は轟砲と同じ装填速度【速い】。
そして、十分な攻撃力期待値を持つのにもかかわらず、貫通弾の装填数が6/6/6であった。
早い話が貫通銃としての轟砲の地位を食ってしまったのである。
貫通銃としての総合性能で言えばもともとディスティハーダに食われ気味ではあったが、
あちらは装填速度が【やや速い】であったので、高LV貫通弾の取り回しなどで差別化はできていた。- 一応期待値ではこちらが僅かに高いが、装填数によるDPSの差が覆ることはない。
なんなら爪護符と猫飯・怪力の種込みだと単純な期待値ですらひっくり返される。
- 一応期待値ではこちらが僅かに高いが、装填数によるDPSの差が覆ることはない。
- 「ヘビィボウガンと言えば自動装填!」という風潮の裏で、静かな新旧交代に涙したガンナーは数知れず。
MHP3
- MHP3でも続投。貫通銃としての地位は夜砲に譲り、超高性能な通常特化銃として生まれ変わった。
- 会心率-20%はあるものの、攻撃力はあの時計と同じくブースト・パワーバレル込みで268。
さらに、通常弾の装填数は7/8/10であり、こちらも凶刻と同じである。
- 反動「やや小」装填速度「やや遅い」ブレ「右/小」
デフォルトで反動が小さい数少ない銃の一つ。
通常特化銃としてはブレがやや痛いのでスキルで補正するのが一般的。
使いこなせるのならば逆にネコの暴れ撃ちで火力アップを行うのも良い。
- 氷結弾、滅龍弾、睡眠弾に対応。
ティガ武器としては珍しく、属性弾や状態異常弾に対応している。
睡眠弾ではサンドリヨンコンボが可能(詳しくはリンク先を参照)。
- しゃがみ撃ち対応弾はLV3通常弾、LV1徹甲榴弾、LV2拡散弾
このしゃがみ撃ちこそ、この銃が高性能と言われる所以である。
通常弾が強力な神撃、バセカム、凶刻などは装填数こそ多いもののしゃがみ撃ちには非対応。
一方、ネロやユプカムなどはしゃがみ撃ちにこそ対応しているが通常時の装填数が絶望的に少ない。
通常しゃがみに対応しており、普段の装填数も多いハープール、サンドリヨンは肝心の攻撃力が低め。
…と、そんな面々が並ぶ中でこの銃は唯一、
高火力でありながら通常弾の立ち撃ちとしゃがみ撃ちを両立している。
さらに前述の小さい反動のおかげでLV1徹甲榴弾は無反動であり、
開幕にスタンを取ってから通常しゃがみで追撃なんて芸当も可能。
- オマケのスロット2
地味にこれが大きく、欠点のブレを消しやすくしたり、攻撃・回避スキルの両立を容易にしたりしている。
- 会心率-20%はあるものの、攻撃力はあの時計と同じくブースト・パワーバレル込みで268。
- こうして轟砲【虎頭】は後輩の顔を立てつつも、見事に一線級の武器に返り咲くという大快挙を成し遂げた。
さすがのティガレックス、伊達にPシリーズを代表する元看板モンスターではないということなのだろう。
どこぞのバイクにも見習って欲しい限りである。
MH4
- 今作ではティガレックスの復活に伴いこの武器も復活。
最終強化であるカーサスハウリングまで、攻撃力は高いが通常種で-10%、亜種で-15%の会心率に加え、
何より共通してリロード「やや遅」、ブレ「右/大」、反動「大」というのが非常に痛い。
はっきり言って、この段階で使う価値は微妙 と言った感じである。
MHX
- ティガレックス通常種のみが続投したため、レックスハウルが登場。
マイナス会心にリロード「やや遅い」に反動「大」とブレ「右/大」といった特徴はそのまま。
最終強化の轟砲【虎頭】の性能は、攻撃力230に会心率-10%とかなりの高威力が持ち味。
ただし、通常弾の装填数は6/6/7と少々心許なく、しゃがみ撃ちはLV3通常弾とLV1徹甲榴弾のみ。
狩技「アクセルシャワー」を使う事でLV1徹甲榴弾しゃがみを無反動撃ちできるので
MH4のカーサスハウリングよりは実用性が高いが、さすがに衝重砲のような活躍は難しい。- また、本作で追加された武器内蔵弾は無い方がマシとまで言われる爆破弾2種と鬼人弾5発だけであり、
内蔵弾は忘れていいどころか、むしろ邪魔と言い切れそうなレベル。
暇があれば戦闘前に適当に味方に鬼人弾を撃っておくぐらいで十分だろう。
- また、本作で追加された武器内蔵弾は無い方がマシとまで言われる爆破弾2種と鬼人弾5発だけであり、
- ちなみに、下位で生産できるヘビィボウガンとしては妙に強化回数が少なく、
たった2回の強化で最終強化の轟砲【虎頭】を迎える。
これは地味に大きなデメリットで、
要するに生産したら上位最終盤まで強化がストップするという事である。
なお、獰猛化ティガレックス狩猟クエストが出現するのは、集会所ラスボス撃破後である。
MHXX
- G級追加に伴い轟砲【大虎頭】が久々に登場した。
- 高めの攻撃力350といつもの会心率-10%
- LV3拡散弾が装填可能になり、さらにLV2拡散弾のしゃがみ撃ちに新規対応
- その他は装填数の増加程度で変わった点は無し
- 本作ではあのしゃがめよことユプカムの究極強化、覇爆砲イクセユプカムが
LV3通常弾のしゃがみ撃ちを取り戻している。
あちらも(LV3だが)徹甲榴弾をしゃがめる上に鬼人会心弾も持つなどほぼ上位互換の性能になっており、
大虎頭の立場は厳しい。
HR解放前で見てもLV3通常弾しゃがみに対応するようになった雷砲ラギアブリッツの方が使いやすく
繋ぎの銃としても微妙である。
- それでもこの銃を使いたいガンナーにはエリアルスタイルを利用する手がある。
エリアルのジャンプ射撃であれば反動を無視できるため、総火力に優れたLV2拡散弾で乗りを狙いつつ
チャンスにLV3通常弾をしゃがむ運用が可能になる。
徹甲榴弾も絡めれば従来のヘビィを遥かに上回る拘束力を実現可能。
MHW:I
- ティガレックス参戦によりめでたく続投。
プレイヤーの前に現れる初のLV3徹甲榴弾の単発自動装填に対応したヘビィボウガンであり、
攻略段階から徹甲榴弾によるスタンと機関竜弾による追撃という基本戦法が使えるのがウリ。
装填数は1発と少ないがLV3拡散弾にも対応、竜撃弾も撃てるため、
爆発系の弾丸についてはいちおう一通り扱える形となる。
- 最終強化はおなじみカーサスハウリング。
詳しくは後述の亜種武器の記述を見ていただきたい。
MHRise
- MHW:Iに引き続き参戦。最終強化はレックスハウルIIとなる。
- 発売時点での全ヘビィ中2位の攻撃力230
- 意外とマイルドな会心率-10%
- ブレ右/大、反動中、リロードやや遅い
- 機関竜弾対応
LV3徹甲榴弾の装填数はメテオキャノンの方が1発多いが、こちらは攻撃力が30も高いので差別化は容易。
状態異常弾が装填でき拘束能力の高いメテオキャノンに対して、レックスハウルは火力重視型となる。- この銃の難点はメテオキャノン同様、バクレツの実がマッハで消えていくこと。
状態異常弾を使わないだけメテオキャノンよりはマシだが、それでも輸送隊の1枠フル稼働は覚悟しよう。
一応、攻撃力が高いおかげでLV3通常弾の威力もそれなりにはなるが、5発装填なので主力と言うにはやや貧弱。
歩き撃ち可能なので取り回し面では良好だが、
モンスターの体力がまだまだ残っていると感じたときは大人しくベースキャンプで補充する方が無難だろう。
- Ver.3.0アップデートで轟砲【虎頭】が追加。
基本性能はほとんど変わらず攻撃力は240と順当に増加。
キッチンスキルのおだんご砲撃術が徹甲榴弾に乗るようになったことも追い風となり、
愛用者にはとことん嬉しいアップデートとなった。- ただし、徹甲榴弾砲としてテオ=アーティレリが同じく最終強化を果たした事は向かい風。
攻撃力は230とこちらが勝るが、あちらは炎王龍の魂を使う事で徹甲榴弾と拡散弾の威力を1.1倍にできるので
この2種類の弾の火力で差をつけられてしまう。
さらに、竜撃弾も2発装填が可能なため取り回しであちらに軍配が上がりやすい。
- ただし、徹甲榴弾砲としてテオ=アーティレリが同じく最終強化を果たした事は向かい風。
- ここまでは徹甲榴弾を中心に解説してきたが、物理弾の方に目を向けてみると
LV3通常弾の装填数が6発、貫通弾・散弾・放散弾が5発&歩き撃ち対応であり、
通常弾以外のLV3物理弾の装填数としてはトップであり実はこちらも優秀。
禍ツ大筒ノ幽鬼セッドとよく似た装填パターンとなるが、機関竜弾と竜撃弾が撃てることや、
LV3徹甲榴弾の装填数が2発でありスタンからの追撃が取りやすいこと、
要求される装填速度/反動軽減スキルのレベルが異なる事などが差別化点。
セッドの方は斬裂弾に対応していること、スロットが優れていること、
おだんご暴れ撃ち込みでもブレ無しに抑え込める事など轟砲には無い長所もあり、棲み分けは容易である。
MHR:S
- 最終強化で轟砲【大虎頭】改となる。
百竜強化の弾追加系が内包されたため、拡散弾も使用できるようになっている。
ただ、徹甲榴弾はLV2、LV3は反動を下げても中までとなる。
性能は- 高めの攻撃力370
- 引き続き会心率-10%
- 需要の上がったレベル1スロットが1つもそのまま
- 百竜装飾品スロットはレベル2
- LV3通常弾は1発増えて7発となった
炎王龍の魂の百竜装飾版「炎魂竜珠」が装備できるため徹甲、拡散の威力を底上げできるのは嬉しいところ。
- LV3物理弾が全種歩き撃ちできるのも変わらずだが、LV3通常弾のみ7発装填となり、更には歩きリロードにも対応した。
7発以上装填で歩き撃ちできるヘビィはそこそこあるが、更に歩きリロードにも対応しているものとなると
真・王牙砲【天機】と今作で復帰したトリガーofオールくらいしかない。
ちなみに通常弾の歩き撃ち、歩きリロードに対応し、かつLV3徹甲榴弾と竜撃弾を同時に扱えるヘビィはこのヘビィのみである。
大差とまではいかないが、一応独自の立ち位置を築いた形となった。
- 一方で、他のLV3物理弾は据え置きの5発のまま。各弾に特化したヘビィ達の最終強化とは装填数で差をつけられてくる。
特に、Rise時代から競合相手であったマガドヘビィの最終型「鎧怨鬼筒セッドガンド」は最大のライバルである。
通常弾以外の弾の運用では分が悪いが、
「通常弾をメインに撃ちつつ、距離や状況に応じて他の物理弾を使う」という運用法では
こちらの方が得意なので差別化はされている。
同じく通常弾と徹甲榴弾を扱い攻撃力まで一緒な新顔「ランパ・ダ・ラヴァタ」がいる。
互いに似ているが長所と短所がそれぞれ異なる。
どの物理弾をメインに使うのか、徹甲榴弾の使用頻度はどれくらいかなど状況に合わせて使い分けていくと良いだろう。
MHF
- シーズン1.5でティガレックスがMHP2より登場し、こちらにも轟砲【虎頭】が輸入。
下位*1にあたるレックスハウル含めMHP2Gのものが少し強化されたような性能。
轟砲【虎頭】では372と高い攻撃力に加え、会心率はマイナス20%まで緩和されている。
貫通弾を中心に運用する、一般的な性能のヘビィボウガン。
ただ、標準的な弾関連の性能ゆえにライバルが非常に多く、
特にHR71ではルコディオラのテネブラ=アーラが装填数的にも優れ、出番を奪われている。
- そしてなんと、ティガレックス特異個体バージョンのHC武器まで存在。
かの轟竜のように、右眼部分に隻眼の如き大きな傷が入ったまま。
Hボウガン魂の極と中を使用する「ライジング・ロア」は、- 攻撃力432に加え驚きの会心率20%(HCクエストでは60%)
- LV1徹甲榴弾とLV2拡散弾が装填できない代わりにLV3拡散弾が使用可能
- LV3貫通弾が無反動になる反動:やや小
しかし貫通弾に関しては、より強力なHC武器の溶岩重砲ヴォルサインがあるためさほど使われない。
- また、SP武器には緋色に打ち直されたレックスブラスターSPが存在する。
緋色になるまで打ち直すことで、怒れる轟竜の咆哮を再現した一品。
攻撃力456に会心率-30%だが、補正がかかればSP武器としてはかなり強力な部類。
ちなみに、緋色に打ち直されたわりに、使うのはセンショク草・紫。
余談だが色合いがどことなくティガレックス希少種に似ている、
こちらの方が遥かに実装は先であるため偶然ではあるものの、運命を感じずに入られない…かもしれない。
- G級では「デスポートブーム」が登場。
生産段階では会心率-75%という、シリーズ最低級の恐るべき数値になっているが、
最終強化のLV50まで強化すると-45%にまで緩和され、最大で攻撃力790。
ただし貫通弾が装填不可で散弾メインに変更されているため、
従来の轟竜ヘビィとはやや扱いが異なり、会心率も含めてクセが非常に強い。
カーサスハウリング
MH4
- まずは基本的な性能。上述の通り攻撃力は330(PBで363)と高めだが、会心率-15%は無視できない。
リロード「やや遅」、ブレ「右/大」、反動「大」と最終強化としては軒並み平均以下。
スロットは一つあるが、弱点をカバーするにはいま一つ足りないところ。
- 最終強化に金銀火竜の素材である火竜の煌液を使用するため、作成はHR7からになるのだが、
レア度が5。つまりリミッター解除ができない。
他の最終強化でレア度5のヘビィボウガンは大抵HR5までに入手できる素材で強化完了になるのだが…
- リミッター解除ができないため、必然的にしゃがみ撃ちを利用することになるものの、
対応弾はLV3通常弾、LV1徹甲榴弾、LV2拡散弾、LV1減気弾と非常に微妙。
弾自体の実用性はおいておいて、榴弾系の弾種は基本的に反動が大きいが、この武器の反動は大、
移動もできないのに撃つごとに硬直していては使い物にならない。減気弾も同様硬直する。
唯一デフォルトで硬直しないLV3通常弾に関しても、威力自体はLV2の方が高いので、微妙とされることが多い。- では装填数はどうか。
その他:LV1減気弾2発 氷結弾2発 爆破弾1発 滅龍弾1発 ペイント・捕獲用麻酔弾2発
と非常にいまいち。
弾追加スキルを発動させても装填数はどれも少なく、反動も考慮すると発動させる価値は全くない。
- では装填数はどうか。
その他:LV1減気弾2発 氷結弾2発 爆破弾1発 滅龍弾1発 ペイント・捕獲用麻酔弾2発
- 製作難易度に関しても1個前のカーサスハウルに竜玉と轟竜のアギトを両方二つ使用する。
レア素材の中では比較的入手しやすい素材とは言え、決して低いとは言えないだろう。
- 他武器との比較だが、似た性能の武器に一天四海を捉うラゼンが存在する。
基本的な性能は、基本攻撃力330、リロードやや遅い、反動大、LV3通常弾がしゃがめるといったところまでは同様。
しかし、- ブレがない
- 防御力が+40される
- スロットが3つ
- マイナス会心がない
- レア度が7なのでリミッター解除可能
加えて、強烈なLV3貫通弾のしゃがみ撃ちに対応していたり、
LV3通常弾を8発、LV1貫通弾を5発、LV3を6発、散弾も同様と物理弾の装填数が軒並み上回っていたりする。
榴弾系には適していないことや、使い勝手のいいLV2物理弾を装填できないなど弱点はあるが、
強烈な攻撃力と物理弾の装填数があればそう大きなデメリットではないだろう。
そもそもこちらも反動的に榴弾使用には適しておらず、通常弾以外デフォルトでは装填できず、
LV2徹甲榴弾・LV2通常弾を運用するとなると今度は衝重砲に後れを取ることになる。
- 個性だが…外見は同じティガ系統であるため色は違うが衝重砲と同じである。
なぜ強化先を分けてしまったのか、と言う疑問が浮かぶところである。
しかし分けなかった場合でも希少種の踏み台になってしまうので結局どちらでも変わらないだろう
MH4G
- そして時は経ち、MH4Gが発売され、当然カーサスハウリングにも強化先が追加された。
素材はG級ティガレックス亜種を狩ればすぐ集まるものばかり。
- 素材を集めを終えたハンター達の前に姿を現すカーサスハウリング改だが、いざ強化してみると…
…一番見たくなかったあの選択肢が表示されてしまう。
パーツ追加の文字のみ
なんとカーサスハウリング改という何とも中途半端なタイミングで武器強化が終了してしまうのだ。
- しかし、この銃も無特徴で終わることは無かった。それは徹甲榴弾の項目をみていただければ分かるであろう。
そう、なんと全LV3発の壁をぶち破って怒涛の徹甲榴弾5連射ができるようになったのだ!
LV1 LV2 LV3 徹甲榴弾 5 5 5
反動と装填速度のせいで肝心の使い勝手は最悪だが
どうしても榴弾銃として使いたいのならば、徹甲榴弾全レベルを無反動にするべく反動軽減+3は絶対に必要。
できることなら装填速度も+3を付けて補ってやりたいところ。
さらに言えば、徹甲榴弾撃ちに特化させるのならば砲術マスターあたりも発動させたい。
そこまでする必要があるかと言われると、甚だ疑問ではあるが…。
絶衝重砲は全レベルを無反動で撃てる上にLV2徹甲榴弾がしゃがめる
MHW:I
- ティガレックス亜種の参戦に伴い、レックスハウルの強化形として参戦。
基本の対応弾はレックスハウルを引き継いでおり、攻撃力450、会心率-20%と中々のスペック。
スロットは無いが、徹甲榴弾からの機関竜弾/拡散弾で十分戦えるヘビィボウガンとして仕上がっている。
これでカーサスハウリングにも活躍の機会が訪れるかに見えた。
が、追加モンスター、ラージャン素材の金獅子砲の登場により評価は一変する。
- 詳しくはリンク先を参照して欲しいが、金獅子砲【重雷】の性能は
攻撃力495、会心率-15%、Lv4スロット1つ持ちであり、対応弾はほぼ同じ。
レア度などの細かい差異はあるが、基本的にカーサスハウリングの上位互換として実装されてしまった。
カーサスハウリングの性能そのものに全く問題は無いのだが、
折角の使えるヘビィ昇格に思わぬケチがつく結果となってしまった。
衝重砲【怒頭】
MH4
- 今までの話はあくまで通常種武器と亜種武器での話。
今作ではカーサスハウリングの強化前であるカーサスハウルから、
今作登場であるティガレックス希少種の衝重砲へと分岐する。
こちらになると今までの使い難さは何処へやら、
攻撃力の高さはそのままに会心率は5%、最終強化の衝重砲【怒頭】で10%、
そして共通してリロード「普通」、ブレ「なし」、反動「小」という優等生へと変貌する。
因みに、倍率220・会心率10%は最高性能の発掘武器すらも届かない数値。
その性能故に発掘武器含めてもMH4最強の通常銃という極めて強力な1本となっている。
スロットが無いのは元々が優等生なので、欠点克服が不要な分でカバーしているが、
防御力ボーナスが存在しないのは少々痛い。
また、LV1徹甲榴弾とLV2減気弾のしゃがみ撃ちこそ可能だが、
麻痺弾も睡眠弾も撃てないので、基本的には通常弾による優等生らしい実直な攻撃が主となる。
つまり搦め手による優位があまり取れないということであり、
「PT時に大活躍!」などの派手な部分は無い。
だが、その破壊力と使い勝手の良さはそれを補って余りあるだろう。- 最終候補へビィの多くは、存在価値の関係上しゃがみ専用かリミカ専用かでおおよそ決まっているのだが、
この武器は珍しくどちらでも使っていけるのも特長。流石は優等生である。
- 文字が似ていて読み辛いのだが、衛(えい)重砲ではなく衝(しょう)重砲である。
かの白wikiや、過去には当記事の本文中ですら間違われていたことから、誤読率は非常に高いと思われる。
ヘビィさんに注意されないように気をつけよう。
- ちなみにプレイヤー間ではキティ砲という愛称がほぼ定着している。
もちろん希少種+"ティガ"+砲というのがネーミングの由来。要は亜ナル砲と同じである
- 強化途中までは非常に微妙な性能と言うのはMH3Gでのナルガ砲にも共通する。
- 最終候補へビィの多くは、存在価値の関係上しゃがみ専用かリミカ専用かでおおよそ決まっているのだが、
- 通常弾以外に目を向けてみると、地味に滅龍弾が3発入ることも判明する。
しかも素の反動が小さいため相性も良く、最強の通常銃であると同時に、実は最強の滅龍銃でもある。
通常弾撃ちが基本であるこの武器であえて滅龍銃として活用する人は少ないかもしれないが、
龍属性に弱いモンスター相手に担ぐ場合は滅龍弾も一緒に持ち込むのも悪くない。
ただし、無反動で滅龍弾を撃つ場合には反動軽減+1のスキルが必要になる点には注意したい。
MH4G
- 衝重砲はというと最終的に絶衝重砲【怒王】へと強化。
強化に天鱗、驚異の大爆心とレア素材を要求されるものの、
なんとLV2通常弾の装填数が9発(リミッター解除で12発)と破格の弾数に増えた上、会心率も15%までアップ。
そして、攻撃力は465、極限強化すれば495まで上がり、期待値では最高倍率の発掘武器すらも凌駕する。
相変わらず通常弾ヘビィ最強格を争う性能で君臨する。
ちなみに、単純な期待値では崩天砲バセカオンカムに次いで2位ではあるが、
爪や護符などを使用した状態では逆転し、1位に躍り出る事になる。
そのバセカオンカムも通常銃ではあるが、あちらはLV3がメインである故、
得意とする分野が違うためあまり競合することもない。
- しかし、今作ではミラアンセスレイヴという強力なライバルも存在する。
怒王よりLV2通常弾の装填数が1発多く、スロットが1つあり、防御力ボーナス+20があるが、
単発威力では僅かに怒王が勝り、ミラアンセスレイヴには右ブレ大が存在する…と極めて微妙な差。
一応、装填数の差で壁撃ちのDPSはわずかにミラアンセスレイヴが勝るのだが、実戦レベルではほとんど差は付かない。
サブ弾の比較では無反動のLV2徹甲榴弾によるスタンを狙える怒王に対して
ミラアンセスレイヴはLV2状態異常弾を一通り装填できるが無反動で撃つことはできないとこちらも微妙。
「最強の通常ヘビィはどちらか」と議論になることもあるが好みで選んでしまっても構わないレベルだろう。- ただし、4種の属性弾の扱いに関してはハッキリとレイヴが優勢である。
リオス希少種の頭など、物理に強いが属性のよく通る部位の破壊ならばあちらを使うべきだろう。
怒王も前述の徹甲榴弾の他、爆破弾が無反動で扱えるため、硬い部位への対抗策を持たないわけではないが。
弾のバリエーションこそ豊富だが、それを活かす為にブレや反動などの調整が必須になるのがミラアンセスレイヴ、
使い勝手に優れ、これと言ったスキル調整が必要ない為火力を盛りやすいのが絶衝重砲【怒王】
といったところか。 - ただし、4種の属性弾の扱いに関してはハッキリとレイヴが優勢である。
- 相変わらず滅龍弾も三発入る。
今作ではこの武器より攻撃力の高い滅龍弾の撃てるヘビィボウガンがいくつか追加されたが、
いずれも反動は中以上であり、無反動で撃つには反動軽減+3が必要になる。
この武器の反動はデフォルトで小なので、反動軽減+1があれば無反動で撃てる。
よって、滅龍弾の扱いやすさでも変わらずトップクラスである。
ただし、驚異の攻撃力540を持つ風翔龍武器のデルフ=エルダオルには、
あちらが反動軽減+3を発動させてしまえば、滅龍弾の扱いという点では負ける。
あちらはどちらかと言えば貫通銃なので一概に比較はできないが、
前作のように最強の通常銃と最強の滅龍銃を兼ねるとはいかなかった。- ただ、龍属性に弱いモンスター相手には通常弾だけでなく、
滅龍弾を一緒に持ち込むというのも引き続き有りである。
また、その場合は高い会心率を活かして新スキルの属性会心を発動させる、というのもいいかもしれない。
- G級になってもやはり滅龍弾を無反動で撃つためには反動軽減+1が欲しいところだが、
MH4Gにはこの武器を運用する時にうってつけと言える防具が存在する。
何を隠そう、メインモンスターであるセルレギオス素材製の防具、レギオスシリーズ。
この防具のパーツを使うと反動軽減に加えて絶衝重砲が得意とする通常弾の威力を更に高める通常弾強化や、
ヘビィボウガン使いにうれしい体術と言った、便利なスキルが発動させやすいのだ。
それだけでなく、スロット数も非常に多いためにさらに欲しいスキルを追加させることも容易ときている。
本武器で滅龍弾を運用する際には、まず間違いなくお世話になる防具であると言えよう。 - ただし、通常弾に特化した構成の方が火力は出るため、ロマン気味の運用になるのは注意。
加えて、3Gのウラガンキンのように龍属性特効&多段ヒットを狙える敵も今作には少ない。
反動軽減を積むのは、ソロ時や気心知れた狩友と遊ぶ時に留めるのが無難かもしれない。 - 実用的な場面としては、探索が挙げられる。
グラビモスやバサルモスといった通常弾で戦うには辛いモンスターが出た時に、
その威力を発揮してくれるだろう。
これらの亜種やダイミョウザザミといった龍属性が効かずに通常弾の相性が悪いモンスターもいるが、
竜撃弾の反動も下がるのでこちらも持ち込むと良い。
- ただ、龍属性に弱いモンスター相手には通常弾だけでなく、
- 実は氷結弾もなぜか1発だけ装填可能。過去作では撃てたのでその名残かも知れない。
なくても良いが
ルドラハウル
MHX
- 二つ名持ちモンスターである荒鉤爪ティガレックス素材を用いたルドラハウルも登場。
二つ名武器の特徴として狩技ゲージが溜まりやすい。…それだけ。
というか通常種武器と比べて攻撃力が10下がっている上に徹甲榴弾しゃがみが無くなっているので、
轟砲【虎頭】より優れているかどうかはかなり微妙である。
Lv2爆破弾が省かれたのが明確な評価点とか言ってはいけない。
MHXX
- 鉤爪砲【荒虎頭】は究極強化で荒鉤爪砲HOWLとなる。
ヘビィでも非常に珍しいアルファベットを含む名前でありとても浮いている。
その性能は- 平均レベルの攻撃力330なのに何故か会心率-10%
- LV2徹甲榴弾のしゃがみ撃ちに対応
- 装填数が上がった程度で他のスペックに変化は無し
平均以下の火力でありながらこの銃でないとできない事が殆ど無く、通常種武器以下の性能である。
作る価値は皆無と言っても良いだろう。
- 一応徹甲榴弾の装填数は多いが、その場合でも通常種武器やレジェンドブラスターという対抗馬が存在する上
そもそも固定ダメージのため至宝銃キサナドゥで十分である。ヘビィじゃないけど
余談
- パワーバレル装着時は口の先まで銃身が伸び、納銃時はなんだか轟竜が葉巻を吸ってるようにも見える。
シールド装着時は右の眉毛(?)の面積が広くなる。
- 近接攻撃を使う場合、銃の先ではなく眉毛(?)の部分で殴ったほうがより大きなダメージが入りそうである。
それなりに尖っているし、それなりに分厚くて頑丈そうなのになぜ使わないのか…
- MHP3は強化に亜種素材が必要だが、見た目や名前は通常種のままであり、アカムトルムの素材も使用しない。
ただし、性能面では汎用性が高くスロットが2つ空いていたりと、亜種素材の性質はしっかり持っている。
- MH4(G)ではほとんどのティガ武器が希少種武器まで強化ツリーが1本道にされてしまっている中、
カーサスハウリング(改)だけは亜種武器のまま最終強化を迎えることに成功している。
肝心の性能は上記の通り残念すぎるのだが。
関連項目
モンスター/ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
モンスター/ティガレックス希少種
モンスター/荒鉤爪ティガレックス
モンスター/ティガレックス/派生作品
武器/ティガ武器
武器/ヒドゥンスナイパー - 対を成すナルガクルガのヘビィ。
武器/覇導砲 - MHFにて登場した、この武器のアカムトルム版。