目次
概要
- MHWorldで初登場となる、掻鳥クルルヤックの素材を用いたランス。
- アイアンランスから派生し、外見は同武器をベースに、表面をクルルヤックの皮や羽で飾り付けたとでも言うべきもの。
色合いのせいで串に刺さった肉か何かに見えなくもない
他の汎用モデル武器と同じく、強化を進める事で槍部分の穂先が変化してゆく。
性能
クルルランス
MHWorld
- 派生後のクルルランスから強化を進めていくと、最終的にクルルハスターIIIとなる。
その性能は、- やや低めな攻撃力391
- それを補う会心率25%
- 高めの睡眠属性360。ただし属性解放が必要
- 斬れ味は素で青。匠Lv3で白ゲージが出現
- スロットは無し
と、言いたいところだが、残念なことにその運用法だとガロンダーラII、
ひいてはガイラクレスト・惨爪の方がより適している。
攻撃力がガロンダーラIIと全く同じなのに加え、匠をある程度付けないと白ゲージが出ないとあってはどうしようもない。
それらの繋ぎとして使おうにも、II→IIIの強化に滅尽龍の尖爪を要求してくるせいで
最終強化のタイミングも遅いと散々。- 発売当初は唯一の睡眠属性持ちということで、
属性解放を付けて睡眠ランスとして運用する方法も一応無くはなかった。
とはいえ、これよりも高い属性値を持つガイラクレスト・睡眠が現れたせいで、
その立ち位置も怪しくなってしまったのだが。
…5期団の旗?あれのことは忘れろ
- このように、最終武器としては物足りず、かといって繋ぎとしては強化が遅すぎるという、
序盤鳥竜種の武器によくある性能であった。……上位の時点では。
MHW:I
- アイスボーンでマスターランク実装に伴い、この武器も新たに強化先が追加された。
結局固有の外見には変化しなかったが強化によって名前が大きく変わり、ネスルメンカールI→IIとなる。
- MHWorldの頃は他武器にことごとく立場を奪われていたが、本作ではどうかというと…
- 平均的な攻撃力598
- 上位から変わらずそれを後押しする会心率25%
- 順当に伸びたが、それでもガイラクレスト・睡眠には及ばない睡眠属性420
- 素で白60という優秀な斬れ味。ただし匠を付けても紫は出ない
- 上位から変わらずスロット無し
- 汎用モデルなのでパーツ強化が可能
他のプラス会心率持ちの無属性ランスが軒並み攻撃力を下げられる中、十分な攻撃力と会心率、
加えて白ゲージの補正が組み合わさった結果、
スキル抜きでの期待値は全ランス中6位、無属性に限定すれば2位という、
上位までの貧弱ぶりはなんだったのかとでも言わんばかりの高性能な無属性ランスへと大変貌。
- 今作の物理寄りランス界隈は大激戦区となっており、
- 圧倒的な攻撃力に加えて非常に長い白ゲージ、龍封力大とおまけ程度の龍属性を併せ持つ亡滅の腕【邪】
- 高い火力に加え、匠4から出現する紫ゲージとそれを維持するための達人芸と相性の良い高会心率、
ついでに毒属性も有するホウテンゲキ【狼】 - 同じ無属性ランスとしてこちらを上回る攻撃力と素でわずかな白ゲージを持ち、
さらに匠で紫ゲージが出るのに加えて属性解放で高い龍属性と龍封力大が出現する金剛輪宝―仁王― - 素の斬れ味は短い青となまくらだが、匠Lv5でわずかな紫ゲージが出現し、斬れ味を維持できるなら
元々の高い攻撃力と合わさって他の追随を許さない火力を発揮する硫斬槍ドリーネ
伝統のレウスランスであるシルバープロミネンス、
イヴェルカーナの素材から作れる氷騎エクティスなどが候補として挙がる。
しかし本武器は、- ケアがいるかいらないか絶妙なラインの長さの斬れ味
- 達人芸の他、超会心とも相性の良い高い会心率
- 無属性強化による火力の底上げが可能
- レア度10であり、カスタム強化の枠は最大7。さらにパーツ強化にも対応
- 最終強化のタイミングが極めて早いことによるシナリオ攻略での有用性
ある程度のスキル自由度と攻撃力を兼ね備えた、独自の立ち位置に収まることに成功してしまっている。- とはいえ、さすがに無属性強化をつけてようやく並べる攻撃力に加え、
こちらをはるかに上回る白ゲージを持つ亡滅の腕【邪】が相手だと厳しいものがある。
もっとも、本作の大トリを務める古龍の武器に序盤の鳥竜種の武器が比較対象として挙がるという時点で
色々おかしな話なのだが。
- ちなみに睡眠ランスとしては今作で初登場したパオウルムー亜種の素材から作られるニュクスハルバIIが
こちらを上回る睡眠属性を素で有し長めの白ゲージまで持っている。
眠らせることだけが目的であればそちらが優位だが、物理火力では大きくこちらが優勢。
- 運用としては会心率の高さからやはり達人芸を絡めたものが人気。
その立ち位置はMHW初期のガロンダーラIIに近いものがある。
達人芸で使うには白ゲージの長さが少々過剰に感じられる、というのは贅沢な悩みだろう。- 当のガロンダーラIIの最終強化先である惨槍オドガロンIIはと言うと、
会心率では勝るものの攻撃力が圧倒的に劣っている上に、
作成難度の面でも天鱗を要求されるとあっては立場がない。
冗談抜きで惨めな槍になってしまった。
- 当のガロンダーラIIの最終強化先である惨槍オドガロンIIはと言うと、
- このように上位の頃が嘘のようだといわれる程の高性能と化したクルル槍だが、
第1弾大型アップデートにより更に躍進。
カスタム強化枠が増えるアップデートがされたのだが、レア12は5枠、レア11は6枠のところ、
クルル槍が該当するレア10はなんと9枠のカスタムが可能である。- 攻撃カスタムは基本的に、基礎攻撃力が1段階につき5ずつ上がるのだが、
何故かレア10武器は、4回目のカスタムだけ基礎攻撃力が10上がる。
さらに、追加されたパーツ強化を含めると、クルル槍の攻撃力は669まで上昇する。
ここまで来ると、あのネルギガンテ槍を無属性強化なしで上回っている。
もちろん、スキルの自由度や回復カスタムをつける場合など、こちらでは届かない部分もあるのだが、
MR解放後はボックスで埋まっていたこの槍が、最終武器のひとつとして名乗りを上げたことは間違いない。 - この先パーツ強化枠が増えていくようなアップデートが追加された場合、更なる躍進も見込める。
レア度10にしてここまで注目される性能を持っている武器は、他武器を見渡しても珍しいと言える。
- 攻撃カスタムは基本的に、基礎攻撃力が1段階につき5ずつ上がるのだが、
- 後に赤龍ノ貫ク角や砕光の噴槍が登場したことで、物理槍としての役目はさすがにお役御免となった。
とはいえ、ストーリークリアまでならネスルメンカール(II)一本でも十分だし、
属性解放して睡眠槍に転用すれば導きの地でも役目は持てる。
長く需要に応えてくれる一本なので、これからMRに挑むランサーはぜひ使ってみてほしい。
ピコ・ピック
- MHRiseに登場した、新たなクルルヤック素材のランス。
ベースが骨系武器になったことで素材との親和性が増し、見た目の違和感が軽減されている。
ちなみに盾は基本型と同形状だが槍は二叉型となっている。
MHRise
- ハードボーンランスからの派生で作成でき、ピコ・ピックI→ピコ・ピックIIと強化される。
その後、上位序盤で最終強化を迎え、ピコ・プリピックとなる。
その性能は、- 控えめな攻撃力160
- 高めの会心率25%
- 無属性。
- スロットはLv1が3つ。
- 斬れ味は素で青20。匠は青が伸びるだけ。
- 百竜強化は「会心率強化III」「操竜の達人」「人魂鳥倍化」
- 本作における他のクルルヤックと同様に、会心率とスロットが優れた性能。
上位序盤で強化が終わるため全体としては少し物足りない性能だが、
作成難易度がとても低いこともあり、攻略段階の武器としては使い道があるかもしれない。
その場合、「操竜の達人」と「人魂鳥倍化」はどちらも癖の強い百竜スキルであるため、
普通に運用するなら「会心率強化III」が選ばれるだろう。
- クルル武器共通のLv1スロット*3は防御珠などを入れることが出来るため、
防御面に不安がある上位序盤では有用なポイントになりうる。
MHR:S
- MR解放により、ピコ・プリピック改への強化が可能になった。
MR個体のクルルヤックはM☆1で即登場するので、立場としては序盤のスタートダッシュ役か。- 序盤ならばそこそこの攻撃力250
- 据え置きの会心25%
- 斬れ味青40、匠でも青延長のみ
- スロットはLv1が3つ
- 各種特効が入る百竜装飾品スロットLv2
ただし斬れ味も相変わらず青固定なので、匠が乗るなら
斬れ味白を出せる風鎌槍トトユリア改の方が火力・弾かれ防止で優位に立たれやすい。
また、プリピック改やトトユリア改は究極強化まで時間が空く一方、
カムラノ武槍は攻略中に再度強化できるので、会心率がないことを差し引いてもMR攻略中盤以降も使えるあちらが優先されがち。
- 究極強化はストーリー攻略後、傀異化した皮を使うことでようやく解放される。
賜った新たな銘はピコ・カトリスピック。- 攻撃力320
- 会心25%
- 斬れ味白30、匠Lv2以降は紫
- 拡張性が上がった装飾品スロットLv2×2,Lv1×1
- 百竜装飾品スロットはそのままのLv2
ただし白にしろ紫にしろ斬れ味の短さが気になるので、何かしらフォローは入れたいか。- 最終的なVer.16環境では、傀異スロット拡張を進めることで斬れ味紫が無条件で出るように。
天衣無崩という強力な斬れ味フォロー手段が増えたのも嬉しいところ。
- 会心率を高めやすい環境そのものは逆風だが、まったく使えないという性能ではない。
ただ、会心0%あたりから比較すると無属性だけでもライバルが非常に多いのも事実。
確かにピコ・プリピック改は大きく成長したが、同等以上にライバルも成長しているのである。
また火力だけでなく、王国騎士槍ガード改のように斬れ味が安定した快適武器も侮れない。
それでも本武器を担ぐならやはり素会心を活用し、弱点特効が活かしにくい相手にも会心が出るように組むと良いか。
余談
- クルスランスというよく似た名前のランスが存在する。
素材元がワールドに参戦できなかったので同作品で共存することは叶わなかったが、
仮にあちらがそのままの名前で参戦していたら大変紛らわしいことになっていただろう。