武器/シャドウサーベル

Last-modified: 2023-11-17 (金) 05:50:34

MH3から登場したギギネブラの毒属性片手剣。
ギギネブラ片手剣の片割れ・ブラッドタバルジンに関してはこちらを参照されたし。

目次

概要

  • ギギネブラの怒り状態における体色と同じ色をしており、
    剣の黒い柄や、ギギネブラの頭部をそのまま模したかのような盾が特徴的。
    盾の裏側はギギネブラの腹部の皮が使用されている。
    とある王国の騎士の武器を参考に、狩猟用として改造した。
    猛毒の剣につき、取扱いには注意が必要。
  • 見た目の色や造型に関しても、武器としての方向性に関しても、
    P2Gまで存在したプリンセスレイピア系片手剣との類似性が強く見られる。
    もっとも、こちらの形状はレイピアと言うよりもハンドガード付きのサーベルである。
    • 参考にされたという「王国の騎士の武器」だが、後年になって
      王国騎士剣ノーブルというそのまんますぎる片手剣が登場した。
      とは言っても、シャドウサーベルが文字通りサーベルなのに対して
      騎士剣ノーブルは真っ直ぐな刀身であり、盾の形状も異なるなど両者に共通点は少ない。
      強いて挙げるなら、ハンドガードの形状がやや似ている程度か。
      そこしか原型が残らないくらいに魔改造されたのかもしれないが。

性能

MH3

  • 一発生産のほか、アサシンカリンガ(ハンターナイフ系)からの強化も可能。
    強化先は下位(村)の時点でシャドウサーベル改、上位で最終強化のトキシックファングに至る。
    トキシックファングは攻撃力252、斬れ味レベル+1で白ゲージ30、
    申し訳程度のスロット1とそこそこの性能だが、毒属性値の方は390という高い数値を誇る。
    状態異常系の片手剣としては高水準のステータスと言えよう。
    ただし、トキシックファングへの強化にはセミレア素材のおそろしいクチが必要。
  • MH3では数少ない毒属性片手剣の一つ。
    覚醒込みならデッドリーナイフがあるが、強化は下位でストップしてしまう。
    ボーンククリでも一応毒属性は出現するものの、下位時点で覚醒は解禁されていないので実質無意味。

MHP3

  • 最終強化・トキシックファングの性能は
    • 攻撃力170(ブーストで185)
    • 毒属性値は相変わらず高い39
    • 斬れ味は素では青だが匠で白が出る
    • スロット1個
  • プレイグタバルジンとの関係共々、基本的にMH3からあまり変わらず。
    しかしP3が「毒状態のモンスターには蓄積が発生しない」という仕様であることは重大な懸念事項。
  • 覚醒の消滅と入れ替わりに、新たにダーティーファニングというライバルが現れた。
    単純な属性値はシャドウサーベル改を上回るが、こちらも下位で強化が終わってしまうため、
    最終的にはトキシックファングとプレイグタバルジンの2振りが残る。

MH3G

洗練された暗黒の一閃
かすかに感じる毒腺の脈動は死神の足音かもしれない。
エペ=ギギル~邪閃エペ=ギルタナス

  • G級強化にエペ=ギギル⇒邪閃エペ=ギルタナスが追加された。
    最終強化のギルタナスは物理攻撃力322と控え目だが、毒属性は400と相変わらず高水準。
    更に今回は、斬れ味レベル+1で念願の紫(20)が現れるようになり、火力も増強。
    以前と同じく毒状態でも蓄積できる仕様に戻り、システム面での強化も受けた。
    勿論、状態異常攻撃強化+2のスキルを備えたネブラXシリーズとの相性は抜群であるが、
    元々手数武器であること、属性値が高いことから、斬れ味レベル+1だけでも存分にその力を発揮できる。
  • また、スキル「覚醒」の復活に伴い、新たな毒属性片手剣のライバルも現れた。
    • 斬れ味は白止まりだが、550というブッチギリの高属性値を誇るダーティーグラフ
    • 属性値は180と低いが、物理攻撃力・紫ゲージ量・会心率全てでギルタナスに勝る七星剣【禄存】
    いち早く毒状態にさせる事ではダーティーグラフ、物理火力面では七星剣が特に優れており、
    一概にギルタナスだけが強いとは言い切れなくなった。
    完全に蚊帳の外に追いやられたテイジオの立場は…
    しかし、前者は素の白ゲージが短い事から、覚醒と斬れ味レベル+1を同時に求められるため負担が重く、
    後者は属性値がおまけ程度に低く、毒よりも物理攻撃主体の運用が向いている。
    そのため、毒を主軸に据えた戦法において、ギルタナスは十分選択肢のうちに入るのである。
  • 攻撃力と属性値のバランスがよく、匠で紫ゲージ、スロットあり、
    デザインまで細身の剣とMH3系列でのロイヤルローズと言える。
  • 今作ではダーティーバロンが上位武器に格上げされたため、
    初期段階のシャドウサーベルが最も攻撃力の低い毒片手剣である。
    • しかし、攻撃力168という数値はG級のブナハブラすら小さい個体が3発持たないレベルであり、
      下位に至っては即死。
      ブナハブラ狩りには毒けむり玉を使ったほうが賢明かもしれない。

MH4G

  • 素材交換を含めるとほぼ全モンスターが登場した4Gにおいてもその素材交換に対応せず、
    大型モンスターの通常種としては唯一未登場となったギギネブラだが*1
    発掘装備の中にこの武器(とネブラXシリーズ)が含まれている。
    名称は邪閃が抜けた「エペ=ギルタナス」。
    完全にハブられる事態は何とか避けたようだ。

余談

  • 本シリーズでは他のネブラ武器にも当てはまる事だが、
    素材の元となるギギネブラの扱いからMH3系統以外ではほとんど出番がない。
    もっとも、出たら出たで見た目(こちらもやや細身の刀身ではあるが)以外で
    プリンセスレイピア系の武器と役割がモロに被る事は間違いないだろう…。
  • 現実世界においてサーベル("蘭"sabel)("英"saber)は起源こそ不明だが、
    元々馬上用の片手剣として運用されていた。
    銃が主体となり槍や盾が廃れていく16世紀にはポピュラーな接近武器となっていった。
    ちなみに明治期以降の旧日本軍も取り入れてはいたが、
    どちらかと言えば「日本刀仕込みのサーベル」が主流だった。
    こちらは両手でも扱えるように柄が長くなっている。
  • 実際に「シャドウサーベル」で画像検索をしてみると、
    本武器よりも某特撮シリーズ人気悪役ばかり出てきてしまう。
    理由はおそらく、本人の名前や彼の武器である「サタンサーベル
    シャドーセイバー(セイバーを蘭語読みに変えるとまんまシャドウサーベルになってしまう)」など
    単語の被りが頻発しているからだろう。
    本武器が太刀とか双剣だったらよりそれっぽかったのだが…

関連項目

モンスター/ギギネブラ
武器/ネブラ武器
武器/ブラッドタバルジン - もう一つのギギネブラ片手剣。
武器/プリンセスレイピア - 旧作におけるレイピア型の毒片手剣。 


*1 ヒプノックも未登場だが、どちらかと言うと同じMHF出身のヴォルガノスが登場している方が例外との見方が強い。また、素材は使用しないものの、生産武器に本来ヒプノックの素材で作られるものが存在している。