轟竜の逞しい腕を武器に転用。
鉄素材による補強を行うことで
大地を抉り取る破壊力を生む。
(ティガノカイナ)
強化されたティガノカイナの
進撃は、何者にも阻めない。
剛腕が拓くは命を蹂躙する道。
(轟腕【虎爪】)
轟竜の絶対的な膂力を宿した
操虫棍。天より躍りかかり、
地上に息づく万物を薙ぎ倒す。
(轟腕【大虎爪】)
目次
概要
- MHRiseでようやく登場した固有デザインのティガレックスの操虫棍。
鉄素材による補強を行うことで、大地を抉り取る破壊力を生むという。
見た目は刃部分にティガレックスの爪を使用した野生的なデザインとなっており、
正にティガの腕といった様相をしている。
また、説明通り、爪は鉄素材に補強されている。
性能
MHW:I(レックスロッド)
- ティガノカイナに先んじてMHW:Iで登場していたティガレックスの素材を用いた操虫棍。
MHXX以前までは唯一武器種の中でティガレックス素材を用いたものが存在していなかったわけだが、
MHW:Iにて初お目見えとなった。
- 見た目は骨武器をベースにティガレックスの皮と爪をあしらった汎用デザインの棍であるが、
マスターランクになりベース武器が二叉槍に変化した他の汎用デザインと違い、
最初期のボーンロッドのデザインに張り付けられている。- 属性派生武器のウォーターグレイブから派生強化でレックスロッドIになり、
更に強化したレックスロッドIIかティガレックス亜種の素材を使うことでカーサスロッドへと派生する。
- 属性派生武器のウォーターグレイブから派生強化でレックスロッドIになり、
- おなじみのストッパー素材・轟竜の天鱗を使って最終強化したレックスロッドIIの性能は、
- Ver.10時点で4位タイの物理攻撃力837
- 高火力の代償会心率-15%
- 匠で白の延長しかできないが、匠抜きでも充分な長さの白い斬れ味
- 無属性だが、属性解放により最大240の爆破属性が出現
- スロットはLv1×1
- 猟虫のボーナスは「攻撃強化【打撃】」
- レア度は10
- 同じく高火力マイナス会心のディアブロス棍、タナトスグレイブ*1と比較すると、
マイナス会心率は穏やかなものの斬れ味紫が出ず、
物理火力、スロットサイズと防御力ボーナスに劣ると一つ一つを上げると負けているようにも見えるが、
操虫棍においては轟竜武器の特徴である長い白の斬れ味がMR解放前までは
評価を全てひっくり返すだけのアドバンテージを持っている。- タナトスグレイブは紫は出るものの、匠Lv5の長さ10だけであり、剛刃研磨ありきでも維持はかなり厳しい。
その上白も匠なしでは短く、高火力を発揮できる場面はごく短い。
瞬間火力では劣るものの、レックスロッドは実戦レベルの白の斬れ味で
長時間安定した斬れ味を出せるので操虫棍としては非常にありがたい。 - 属性解放では爆破属性が現れるが、
箸にも棒にもかからない微妙な性能のドドガマル棍こと
ガマルウィザードIIより30程度しか高くないため解放する意味はない。
属性解放で爆破属性を使うなら物理火力はやや劣るが、
同じく継戦力に優れ出てくる爆破属性も高めな鉱石棍の基本形クロムトライデントIIIを使った方がいいだろう。
属性解放よりは、やや効果は下がったものの無属性強化で物理火力をさらに伸ばしてやりたい。
- タナトスグレイブは紫は出るものの、匠Lv5の長さ10だけであり、剛刃研磨ありきでも維持はかなり厳しい。
- 問題は物理攻撃力で上回り、マイナス会心無し、白ゲージがこちらより長いという、
ネルギガンテ武器である撲滅の導灯【闇】の存在。
無属性強化やパーツ強化の対象、猟虫ボーナスの差などは若干あるが、厳しい立場となる。- ただ、作成可能になるのはMR解放後、それもMR99に到達してクエストを出すまでは
低確率の導きの地による邂逅でしか戦えないため、ストーリークリア後もしばらくは作れない。
それまでに使うのであれば十分な戦力になるだろう。
- ただ、作成可能になるのはMR解放後、それもMR99に到達してクエストを出すまでは
- そちらを除いてのライバルとしては上述のタナトスグレイブの他に、ラスボスの素材を使った三世十方─智慧─が、
レックスロッドを上回る868にマイナス会心無し、スロットも1個多く防御力ボーナスと
新システム猟虫強化を強力にバックアップする猟虫強化【力・技】を備えるが、
こちらも素の白の斬れ味が非常に短く、匠Lv3から紫斬れ味になるなど斬れ味に難を抱えている。
戦闘中の斬れ味が落ちたり研ぎなおしたりするのが煩わしければレックスロッドの方が使いやすいだろう。
カーサスロッド
- MHW:Iで追加されたティガレックス亜種の操虫棍。
黒くくすむほどに鍛えられた素材が豪快な破壊力を生み出す。
デザインはレックスロッドの色違いで、亜種の黒カラーになっている。
上述の通りレックスロッドIから派生する。
ティガレックス亜種はストーリークリアするまで遭遇できないため、
出会うまでは派生表のレックスロッドの下の武器は「???」で分からないままだが、
使用素材の黒いアイコンでなんとなく察したハンターも少なくないのではなかろうか。
その性能はというと- レックスロッドより更に強くなった物理攻撃力868
- 代償も大きく、タナトスグレイブと同等のマイナス会心率-30%
- 斬れ味は素で短い白、しかし匠Lv2から紫が出始め、最大で紫40と長い方
- 属性解放により何故か最大210の睡眠属性が出現
- スロットはLv1×1
- 猟虫のボーナスは「スピード強化」
匠を最大Lv積めば紫の斬れ味はそこそこ長くなるため、
タナトスグレイブよりは扱いやすい性能になるが、それでも斬れ味維持スキルとの併用は必至。
会心率-30%までいくと現環境で人気の会心率特化+達人芸による斬れ味維持ができないのがネック。
睡眠属性は他にいい武器があるので、ひたすら高火力を求めるスキル構成にし、
取り回しの悪さを自らの腕で補って大ダメージを与える玄人向けの武器。
- 地味なメリットとしては、作成可能になる時期はMR70以上と遅いものの
使うのは黒轟竜のオーソドックスな素材と
ストーリークリアまでに手に入れようと思えば結構手に入る大竜玉だけであるので、
上手く素材を手に入れられれば1~2回の戦闘で割とお手軽に強化できる。
黒轟竜は導きの地の地帯Lvを上げないと出てこない上、調査クエストを出せるようになるまで
いくらか手順を踏む必要があるため、さほど戦闘回数が多くなくても素材が揃うのは利点。
また、イベントクエストで狩猟クエストが貼られているので、
導きの地などで出会わずとも作ることができる。
- ただし匠での強化度合い、マイナス会心の克服時の超火力という特性は
アップデートで登場したラージャン武器である金砕棍ゴーデンライと被っており、
火力そのものもあちらが上回っている。
スロットも4が一つと拡張性が高いため、苦しい立場にある。
MHRise
- 固有デザイン武器の総復帰に併せてティガノカイナが新登場した。
発売時点では下位でイソネミクニの操虫棍メロウフラウIIから派生しティガノカイナIを作成、
強化はティガノカイナIIまでで終了する。そこまでにレア素材は特に使わないので、
ティガレックスを狩猟できるなら生産・強化は簡単な部類となるだろう。
ただ、轟竜派生前のメロウフラウIIへの強化に悪名高きストッパー素材、タマミツネの「泡狐竜の爪」を3本要求される。
- そうして強化されたティガノカイナIIの性能は、
- 物理棍としては上等な210
- その高火力の代償に会心率は-15%
- 少々短い青とまあまあな緑ゲージ
- スロットは無し
- 猟虫レベルは5
- 百竜スキルは攻撃力強化II、会心率強化II、痛恨の一撃
素直に攻撃力強化を積んだ方がいいだろう。- 派生元のメロウフラウからは鈍刃の一撃、
さらに派生元のカムラノ鉄刃棍からは防御力強化IIを引き継げるが、
いずれもさほど価値はない。特に鈍刃の一撃は、わざわざティガ武器の強みを殺すだけである。
他のスキルはティガノカイナと同じ、または下位互換なので付けるだけ無駄。
一応属性強化【睡眠】Iを無理矢理引き継がせることもできるが何一つ意味はない
- Ver.2.0アップデートで轟腕【虎爪】が最終強化に追加された。
気になる性能は- 高水準の攻撃力220
- マイナス会心は-10%に緩和
- 斬れ味は白20、ただし匠延長不可
- スロットLv1が1つ追加
- 猟虫レベルはLv6
- 百竜強化候補は攻撃力強化III、会心率強化II、痛恨の一撃
すべての性能が一回り強化されたおかげで、
110%の会心補正と超会心を積んでやると100%超会心・攻撃Lv7構成の夜凪を凌駕する一品になる。
会心が溢れてしまう構成を作るのは今回の環境では容易な方であり、
性能至上主義なら夜凪からの乗り換え先に一考できる性能になったといえる。- ただし、大きな特徴として素の状態で斬れ味ゲージが最大値に達している。
これは匠を完全に切った構成にできるという強みでもあるが、
逆に言えばどうやってもこの斬れ味を活かしていくしかないという事でもある。
斬れ味青では火力がガクッと落ちるため、
この短い白ゲージを上手くやりくりしていく必要がある。 - 無属性ならタイラントロッドも強力なライバル。
あちらは虎爪以上の攻撃力を持つが、その代わりLv5匠出ないと白斬れ味が出ないより尖った性能。
スキルの自由度などを考えるとまだこちらの方が扱いやすいだろう。
- 凄まじい性能と汎用性を持つ一品として完成したが、
各種属性棍にもすぐそこまで追いついてくる業物が一定数は控えており、
場合によっては一歩抜きんでてくることも十分あり得る。
こちらは汎用性を意識した肉質重視の立ち回りを心がけるのが最も効果的だろう。
- 【虎爪】に強化する際に必要なカテゴリ強化素材が「轟竜素材15pts」となっている。
上位素材と書かれていない……そう、まさかの下位素材を要求されるのだ。
同じような例が双剣でも確認されるが、それ以外の武器種では全て「轟竜上位素材」である。
下位クエストに挑む機会の少ないプレイヤーにとっては、下位素材が思わぬストッパーになり得る……かもしれない。
- Rise時点では形状の近いメロウフラウとは違った角度で武器を構えており、
抜刀すると張り出した護拳の部分がハンターの身体を大きく貫通してしまっていた。
サンブレイク発売後はメロウフラウ同様の持ち方に修正され、自然な外見になっている。
MHR:S
- マスターランクが実装されたサンブレイクでも続投。
マスターランクでも斬れ味が素の状態で最大に達しており、
同じ高物理低会心のタイラントロッドとはその点で明確に差別化されていく。
- 途中天鱗やテオ・テスカトルの素材なども用いて強化していき、
ストーリークリア後の傀異クエストで手に入る傀異素材によって最終強化される。- 要求される傀異化した爪はEX4のモンスターから入手するため、序盤の傀異素材よりは最終強化が遅め。
- 最終強化豪腕【大虎爪】改の性能は、
- 相変わらずの高水準の攻撃力340
- だいぶ抑えられた会心率-10%
- 斬れ味は紫30、やはり匠延長不可
- スロットLv1
- 百竜装飾品スロットはLv2
- 猟虫レベルはLv14
ただ、特徴でもある匠延長不可の紫斬れ味は絶妙に悩ましい長さで斬れ味維持スキルをどれだけ積むか悩みどころ。
その下に控える白斬れ味も短いので新スキル研磨術【鋭】による火力強化も視野に入れた方が良いかもしれない。- 分かりやすいライバルであるタイラントロッドの最終形態角王戟スタルローガは
大虎爪改より二回り上の攻撃力360で操虫棍の中でもトップタイの性能。
もちろん紫斬れ味は高Lvの匠無しには使えないが、実は白斬れ味でも大虎爪改をちょびっとだけ上回っている。
大虎爪改は匠不要な点や研磨術【鋭】の適性が高い事で差別化していけばいいか。*2 - 無属性は中々の激戦区だが、中でもカムラノ傑刃棍が優秀。
攻撃力こそ大虎爪改の一段下だが、大虎爪改と同じ長さの素紫を備えた上でそこから匠で延長できるのが強み。
スロットもLv4とLv2を備え、自前で匠珠【4】を付けたりLv2の珠に多い火力スキルで補強したりとなかなかの器用さ。 - また、高威力の属性武器もライバルに入る。特に高威力低会心で素紫が出てしまっている武器などは
大虎爪改の斬れ味の強みも活かしづらいか。 - Rise時点で猛威を振るっていた闇鎌棍【夜凪】だが、相変わらず40%というズバ抜けた会心率を持つ一方、
流石にやりすぎたと思われたのか攻撃力が単独最下位になってしまった。
超会心や達人芸などを活かしやすい武器ではあるのだが、いかんせん属性偏重の武器よりも
低いとなるとまともに火力を出すのも少々厳しくなってしまう。
しかし、復活したナルガクルガ希少種の斗宿棍【天同】がかなりいい性能であり、
大虎爪と同じ攻撃力でマイナス会心無し、素紫も匠で長めに伸ばせスロットも大きめで、
モンスターの体力上昇のせいで毒属性が相対的に弱体化している事と百竜スロットが小さい位しか欠点が無い。
- アップデートを経て、武器の傀異錬成で傀異スロットを拡張すると武器の性能が上がるようになり、
特に全て開けると合計で最大斬れ味が+20されるのは、微妙な長さの紫であった大虎爪には非常においしい。
その分研磨術【鋭】は使いづらくなってしまったが、他の武器も同じだけ強化したら同じだけ斬れ味が伸びるので
相対的には問題ないともいえる。
- 高威力低会心と匠で延長不可な代わりに得た良斬れ味を両立している武器。
この手の武器の中では比較的扱いやすい部類に入る為、
属性がばらけたモンスターの複数クエストなどで使っていくといいだろう。
関連項目
モンスター/ティガレックス
モンスター/ティガレックス亜種
武器/ティガ武器
武器/タイラントロッド - 高物理攻撃力マイナス会心率の仲間。
武器/展開型飛襲棍レーゲングス - ティガレックス素材の操虫棍は実はこちらが最初。