MHF-Gで実装された、グラビモス(原種)のG級武器。
グラビモスを模したヘビィボウガンで、威力は高いが、射撃時の衝撃は考慮されていない。
概要・性能
- いわゆる、グラビモスハウルのG級バージョンと言える武器。
グラビモスハウルと言えば高い威力と引き換えにリロードや反動に難があり、
G級ヘビィボウガンではリロードや反動・装填数に難がある武器が多く、
更にこの説明文からこの武器も……と誰もが思うだろう。
ところがどっこい、ティラーフェルゼンは従来のグラビモスヘビィボウガンの常識を覆しかねないほど
極めて優秀な性能を持つ1本だったのである。
- まず装填速度と反動を見てみよう。
- 装填速度:やや遅い
- 反動:小
「射撃時の衝撃は考慮されていない」という説明文は、
実は「射撃時には殆ど衝撃が出ないので考慮するまでもない」という意味だったことが
判明しそうな反動設定である。
反動小は通常の弾丸の射出はもちろん、圧縮リロードとも相性抜群である。
装填速度はやや遅いと何となくグラビモスハウルの特徴を引き継いでいるが、ヘビィボウガンの
主力弾丸を考えれば軽いものである。
- 次に装填弾であるが、
貫通弾Lv1とLv2と火炎弾が6発装填できる。
こう書くと平凡な印象だが、G級ヘビィボウガンではそもそも
貫通弾や火炎弾を6発できる武器は極めて限られており、両方共6発となると皆無に近い。
通常弾こそLv1しか装填できないが、圧縮リロードでピンポイント撃ちする分には十分ともいえる。
- 攻撃力はG級武器の中では控えめとは言え、
Lv20時は613、Lv50では702と十分高い。
- 覇種武器に匹敵する弾種と圧縮リロードとの親和性の高さから、
通常撃ち、圧縮撃ち、火炎弾撃ちいずれにも対応しており、
更にシジルで(威力は本来より落ちるが)排熱噴射に対応させることも可能。
「G級ヘビィボウガンでどれか1本オススメを教えてくれ」と言われたら、この1本を推奨できるだろう。
MHF-G6現在においても、ティラーフェルゼンのように弾速の遅い貫通弾を、
反動「小」で使用できるG級へビィボウガンはあまり多くない。
弾速の遅さは貫通弾の集弾性を上げて弱点に複数ヒットしやすいという利点があるため、
作成できる時期等を考慮しても他のG級武器に決して劣らないポテンシャルを秘めているといえる。- ただしMHF-G5において火炎弾撃ちにはスペシャリストが現れており、
貫通弾についてもG級技巧武器の「覇導砲・裏刃素」等、
圧縮と相性が悪いが単発撃ちで安定した高火力を発揮できるヘビィボウガンが姿を見せ始めている。
この武器の長所はデフォルトの反動が小であること、貫通と火炎撃ちが両方出来ることであり、
その特性を活かして差別化を図っていきたい。 - 貫通弾の圧縮撃ちに関しては、遅い弾速により何とか最前線に食らいついていたが、
MHF-G7にて実装された爆狼重砲【タケル】に貫通・火炎弾両方で敗北し、
ついに型落ちとなった。
とは言え、現状のG級武具システムがひとまず完成したG2では最前線装備であった武器達の多くが、
後期実装の高性能武器に居場所を奪われ脱落していった中、
(当時と違い実弾撃ち自体が廃れたとは言え)5シーズンも立場を維持し続けたその実力は称賛に値する。
- ただしMHF-G5において火炎弾撃ちにはスペシャリストが現れており、
- この銃のライバルは、G級武器より烈種武器に多く見られる。
特にピックアップできる物は、単発撃ちではゼルレウスの「輝界白竜重砲【煌叫】」、
圧縮リロードではガルバダオラの「金塵翔龍重弩【嵐轟】」の2つである。
ゼルレウスの輝界白竜重砲【煌叫】はリロード速度での取り回しで負け、
更に内包スキル「一閃+1」によって物理火力はこちらと同等、あるいは少し超えるという感じである。
ただし、一方であちらはLV2貫通弾が使用できないというデメリットがある。
ガルバダオラの金塵翔龍重弩【嵐轟】は攻撃力に差は無いが、通常弾、状態異常弾の装填が可能、
更に通常弾も無反動圧縮が可能で、デフォルトで会心率が30%も備えている。
そのため、嵐轟とはシジルで補強をしなければ負けてしまい、
一方でシジル補強次第でこちらが超える、といった関係と言える。
ゼルレウスの煌叫とは圧縮リロードで差別化を図れるが、
用途がかなり被っている嵐轟はG級武器としての特性を活かした差別化を図っていきたい。
余談
- この武器はG級武器であるためシジルを焼き付けることができる。
そしてこの武器はグラビモスハウルと同デザイン、つまりグラビモスの頭を模したものとなっている。
……勘のいいハンター諸氏ならもうお分かりであろう。
そう、この武器に「排熱噴射追加」のシジルを焼き付けることで、
遂にハンター側がグラビモスの頭からグラビームを放つことが可能となるのである。
実用性があるかは別として