武器/モンストロの憤怒

刃に宿るは常世の影。
此岸と彼岸を隔てる境界の扉。
(モンストロの憤怒)

数多の怨恨によって鍛え上げられた
刃は、全てのものを奈落へ落とす。
(ドネス=モンストロ)

目次

概要

• MHWorldに登場する新古龍・屍套龍ヴァルハザクの素材から作られる大剣。

• 前段階のハザクラキスは、オオアギトの柄から峰にかけてヴァルハザクの素材を組み込んだような外見だったが、
  強化するとオオアギトの面影(骨の刀身)は無くなり、ヴァルハザクの甲殻を用いた銀色の刀身と、
  柄の部分に巻かれた赤い布のようなものが特徴的な大剣となる。
  刃の部分には鉤爪のような棘が生えているが、これもヴァルハザクに生えている棘を模した物と思われる。

性能

MHWorld

• ボーンブレイド系統からオオアギトIを経てハザクラキスへと派生する。
  初期段階では
  • 攻撃力912
  • わずかな青20
  • 龍属性300
  • 龍封力【中】
  • 会心率は無し
  • レベル2のスロットが1つ
  という性能。
  そこそこの攻撃力に龍属性、それに加えて龍封力も持つのが大きな特徴。

• 更に宝玉やラスボスの幕を投入して最終形態のモンストロの憤怒へと強化すると
  • 攻撃力960
  • 素で青40、匠Lv2以上で白が出現
  • 全く変わらず龍属性300
  • 龍封力・会心率・スロットは据え置き
  ラスボス素材が必要な関係上強化できるのはクリア後であり、またレア度も最高の8に達する。

• 匠により白ゲージを出すことで、最強格の武器へと昇格する。
  龍属性を持つ「古龍」武器は滅鬼の凶器とゼノ=マーリクがあるが、
  ゼノ=マーリクは会心率15%、レベル3のスロットが二つという2点では
  滅鬼の凶器やモンストロを上回っているが、肝心の攻撃力が816と非常に低い。
  龍属性も210で龍封力【小】と、モンストロより龍属性が低いのに龍封力も低い。
  よって、低すぎる攻撃力が足を引っ張り完敗している。
  滅鬼の凶器は攻撃力・龍封力共にモンストロを上回るのだが、匠無効の青止まり故、
  白ゲージを出したモンストロには負けている。
  総合的に見て、古龍武器としては最強の位置にいる。

• ライバルはジャグラスハッカーIIIや竜熱機関式【鋼翼】改の高攻撃力かつ無属性武器が挙げられる。
  今作では無属性武器は無属性強化で攻撃力を1.1倍にできる*1。
  特に、竜熱機関式【鋼翼】改は素で白ゲージを持つため無属性強化をつけたら立場をひっくり返されかねない。
  しかし、龍封力があるため古龍戦ではこちらの方が戦いやすい。

• しかし、「龍属性」武器としての括りで比較するとここでまた新たなライバルが出現する。
  アップデートによるイビルジョーの追加と共に実装された大剣「アングイッシュ」の存在である。
  上位の大剣で最も高い攻撃力1104に高倍率武器特有の会心率-30%。素の青ゲージは20。スロット無し。
  これだけであれば前述の古龍武器とそこまでの違いを感じられない。
  だが、アングイッシュは匠Lv1の時点で白ゲージが出現する。その為匠スキルをこちらよりも軽くする事が可能で、
  会心率はマイナスだがそれを踏まえても同じ斬れ味ではこの物理期待値の差はそう簡単には覆らない。
  なおかつアングイッシュはこの性能でレア度7なので、カスタム強化による伸びしろがこちらよりも大きい。
  ただし、モンストロの憤怒にはレベル2のスロットがあり、
  青ゲージを含めた継戦力ではこちらが上回るので必ずしも下位互換という訳ではない。

MHW:I

• 拡張版のMHW:Iではマスターランクの強化先が追加された。
  MHW:Iではヴァルハザクは登場せず、代わりに死を纏うヴァルハザクが登場し、その素材で強化をする。
  モンストロの狂気を経て最終強化でドネス=モンストロとなる。
  その性能は
  • かなり低めの攻撃力1200
  • 龍属性570
  • 龍封力【中】
  • 非常に長い白60、匠で紫ゲージは出現しない
  • 優秀なレベル2のスロットが2つ
  • レア度12
  と属性寄りの性能となった。
  龍属性570は大剣の中では2番目に高いが、属性値のみ見ると龍封じの大剣IIが720と完敗している。
  しかし、総合性能ではこちらが勝っているため、龍属性メインで戦いたいなら最適解となるだろう。
  • Ver.14.00で追加された煌黒大剣アルレボは龍属性810に加え、
    その他の性能も龍封力以外はこちらと同等、あるいは凌駕している。
    アップデート追加武器と比べるのも酷な話ではあるが、あちらが完成してしまえば
    こちらを使う意義はなくなるだろう。

余談

• 名前の「モンストロ(monstro)」とは、ポルトガル語で「怪物」の意味。
  「憤怒」は日本語であり、「大いに怒る」という意味。訳すのなら「怪物の憤怒」となるのだろうか。
  また、英語版では"Leviathan's Fury"という武器名である。
  「Leviathan」はリヴァイアサンの事であり、旧約聖書に登場する海の悪魔のことを指す。
  「Fury」は「憤怒」の意味。この部分は日本語と同じである。
  • ちなみに、悪魔としてのLeviathan(レヴィアタン)が示すキリスト教の大罪は「嫉妬」であり「憤怒」ではない*2。
  • 童話『ピノキオ』に登場する巨大クジラは「モンストロ」という名前である。
    名前が同じであり、またリヴァイアサン的要素(海に棲む巨大な怪物)が共通しているため、
    武器名の由来とした可能性がある。

関連項目

モンスター/ヴァルハザク
モンスター/死を纏うヴァルハザク
武器/ヴァルハザク武器