ヴォルガノスの素材をベースに作られたライトボウガン。
同じ魚竜種素材のライトボウガンであるメイルシュトロームや、デザートストームと同デザインであり、
他のヴォルガノスの武器のような重厚さは見られない。
特に、メイルシュトロームとは後述の性能面やネーミングの面でも類似性が見て取れる。
目次
概要・性能
MHP2G
- メイルシュトローム系列と同じく、MHP2Gにおいて最も対応弾種が多いライトボウガンであり、
その中では最高の火力を誇る。
撃てない弾はLV3通常弾と滅龍弾のみであり、全局面対応と言っても過言ではない。
さらにMHP2Gにおいては唯一無二のLV3貫通弾速射能力(隙の少ない2連射)にも対応しており、
攻撃力もド【凶】や金華朧銀の対弩と同等という良性能。
- 強いて欠点を挙げるとすればスロットが無いことと、
全体的に装填数が少ないため、頻繁なリロードが必要となることぐらいである。
しかし属性弾の装填数は比較的多め。
火炎弾は4発、それ以外(滅龍弾を除く)も3発装填できる点は特筆もの。
装填数UP、敵によっては自動装填を発動させれば、更に強力に。
- 現実的に見ると、そこまで多彩な弾丸を全て持ち込んで戦うことは考えにくい。
しかし大連続狩猟では複数の属性弾や高レベルの徹甲榴弾、拡散弾が同時に使えることはかなり強力。
まったく同じ戦術がより高威力で実行できる阿武祖龍弩に比べれば劣るが、手に入るまではこれで我慢しよう。
MHX
- 数多くのリストラ武器が復活を遂げたMHXでも、ラヴァシュトロームが遂に復活。実に5作品ぶりである。
生産はデザートストームからの派生強化。ヴォルガノスの登場する上位中盤で生産可能になる。
- 最終強化はラヴァストーム。攻撃力は210と並程度で、ブレ「右/小」にリロード「普通」、反動「中」。
やはりスロットは無いが、P2Gと同じくLV3通常弾と滅龍弾以外の全ての弾を装填できる。
しかも今作には狩技「全弾装填」があるため、かつての欠点「頻繁なリロード」は完全克服している。
もっとも貫通弾、散弾ともに全て3発装填のため、全弾装填は文字通り必須だが。
また全てのLV1属性弾が4発装填になっているため、弱点が複数あるモンスターには有効。
さらに状態異常弾はLV1が3発にLV2が1発と撃てるため、毒・麻痺・睡眠の全てが狙える。
また武器内蔵弾はなんと5種類と極めて多く、LV1斬裂弾、竜撃弾、痛撃弾、鬼人弾、硬化弾が対応。
これぞまさしく万能ボウガンと言えよう。- …と締めくくれればよかったのだが、そうはいかなかった。
事もあろうにラヴァストームのほぼ上位互換の銃が存在するのだ。
その名は「キングエビィーガン」。よりにもよってエビである。
このエビ、こちらと同じ攻撃力で、こちらと同様にすべての状態異常弾や拡散弾に同じ装填数で対応している。
さらにLV1だけとはいえラヴァストームより貫通弾も散弾も装填数が多く、LV3通常弾も撃てる。
おまけにLV1水冷弾が速射対応で4発装填。
敢えて上では述べなかったが、ラヴァストームには速射対応弾が無いという重大な欠点があるのだ。
ラヴァストームの勝るところといえば、速射もできない電撃弾と鬼人弾がちょっと撃てるくらい…。
そのためエビの方がよっぽどコンセプトとして成り立っているという事実から目を背けられない。
- さらに存在を脅かす銃はまだある。派生元のデザートストームの最終形、デザートテンペストである。
「ガレオスなんぞに負ける訳無いだろ」と思うだろうが、あちらには「LV2通常弾速射」があるのである。
LV2通常弾速射がライトボウガンにとってどういう物かというと、
「圧倒的弾数による総火力」「相手を選ばない万能性」という特徴を持つ長期戦の要である。
ついでに貫通弾や散弾の装填数は完全にこちらを上回り、状態異常弾も全く同じ装填数を持っている。
…つまり、本当に万能なのはデザートテンペストの方というのが事実なのだ…。
残念ながら、ラヴァシュトロームに派生させる価値はほぼ無い。
- …と締めくくれればよかったのだが、そうはいかなかった。
MHXX
- 強化すると順当に装弾数が増えてゆき、ラスボスの素材等を使いラヴァタイフーンへと至る。
LV2通常弾が8発、貫通弾・散弾全5発、滅龍弾以外の全属性弾を4発、
徹甲榴弾・拡散弾も全LV2発装填可能。
状態異常弾はLV1が4、LV2が1発、何故かLV2減気弾のみ2発入る。
回復弾は3/3、捕獲弾、ペイント弾は2発。
攻撃力330、ブレは右小、反動中・装填普通、スロット2
- 最後まで速射が追加されず、LV3通常弾にも対応しないが、
デザートストームの攻撃力が伸び悩み、エビもスロットが無いと見事に下克上を果たした。
……かに見えた。
2Gでも遥か上を行かれていた白い悪魔、阿武祖龍弩が復活しているのである。
ラヴァシュトローム先生の次回作にご期待下さい!- 一応作成時期だけは勝っており、HRが上がってルーツに挑めるようになるまでは活躍できるだろう。
例のヤツの仕事場もあることだし。
何、ガレオストームは獰猛素材もレア素材も不要で完成時期はG★4の上に、
攻撃力たったの10差とスロット差1だけでは完全に下克上を果たしたとは言い難いって?それ以上いけない。
- 一応作成時期だけは勝っており、HRが上がってルーツに挑めるようになるまでは活躍できるだろう。
- また、剛弾を活用し全弾装填で運用しようにも、
どこぞのランプがより高い期待値とスロット3、そして何より文字通り隙の無い対応弾の種類で立ち塞がる。- 正面から向かっては勝ち目がないのであちらよりも一発多く撃てる貫通弾、毒弾以外のLV1状態異常弾、
3発装填のLV2回復弾を利用したサポート寄りの運用になるだろう。
- 正面から向かっては勝ち目がないのであちらよりも一発多く撃てる貫通弾、毒弾以外のLV1状態異常弾、
MHWorld
- 今作では「ラヴァバレット」としてヴォルガノス素材のライトボウガンが登場。
ハンターライフルにヴォルガノスの素材を張り付けた形になっている。
余談
- 当たり前だが、シュトロームといっても某世界一の科学力の軍人とは関係ない。
彼と違って一分間に600発弾を放つこともできないし紫外線照射装置も作動しない。 シュトローム(strom)とはドイツ語で「流れ」を意味する(英語で言う“stream”に相当する)言葉である。
ラヴァシュトロームとはさしずめ、「溶岩の流れ」といったネーミングなのだろう。
- もともとヴォルガノス素材のライトボウガンは「ジャーマペスカード」が最初だが、
こちらは全く似ても似つかぬ派手なデザインが特徴となっている。