武器/ヴァルキリコーダー

Last-modified: 2024-03-17 (日) 15:15:56

MHP3にて初登場した狩猟笛。

目次

概要

  • 雌火竜リオレイアの素材を用いた狩猟笛。
    リコーダーの名が付いてはいるが、外見はやたら柄が長い巨大なハンドベルに近い。
    雌火竜素材の美しい翠色の素材により、秀麗なデザインに仕上がっている。
  • ここでは、桜火竜リオレイア亜種素材を用いたサクラノリコーダー
    および紫毒姫リオレイアの素材を用いた二つ名武器レギーナリコーダーについても解説する。
    金火竜リオレイア希少種素材を用いたルナーリコーダーについてはこちらを参照。

性能

MHP2(G)

  • MHP2時点ではヴァルキリコーダーは未登場であり、
    桜火竜武器であるサクラノリコーダーおよび金火竜のゴルトリコーダーのみが存在していた。
    通常種武器が強化によって亜種および希少種の見た目になる武器は多くあれど、
    通常種武器が原型すら存在しない武器は極めて珍しい。
  • 最下位版であるサクラノリコーダーは白空青という音色のため、使用できる旋律はほぼ共通している。
    そこそこの基礎性能に加え、以下のような理由により非常に重要な武器として見られていた。
    • 要求素材は桜火竜および虫系素材のみであり、村下位リオレイア亜種さえ倒せば製作可能
    • 下位武器には貴重な龍属性であるため特に古龍種に有効
    • 風圧完全無効が吹けるため、村クエストで最初に戦う事になる古龍クシャルダオラを完封可能
    • そもそも笛唯一の毒属性武器は霞龍武器のため、対鋼龍ではこれを使わざるを得なかった
  • 強化先のゴルトリコーダーおよびMHP2Gで追加されたルナーリコーダーの性能については当該項目を参照。
  • ウカム後に作成可能になるG武器にはサクラノリコーダーGも存在する。
    ルナーリコーダーと比較すると龍属性値は340と劣るものの、攻撃力は同等。
    また旋律もルナーリコーダーと同じに強化されており、気絶無効の演奏も可能となっている。
    そして何より雌火竜の天鱗がなくても作成可能。
    基本的には属性値の差でルナーリコーダーの劣化だが、極端に低いというワケでもないので、
    サクラノリコーダーの見た目が好きならこちらを選んでも差し支えないだろう。

MHP3

  • 通常種武器のヴァルキリコーダーはここで初登場となる。
    亜種が存在しないためサクラノリコーダーは登場せず。
  • ヴァルキリコーダーは龍属性ではなく火属性武器として登場し、
    通常種素材でクイーンリコーダーへ強化される。
    クイーンリコーダーから金火竜素材でゴルトリコーダーに強化すると龍属性となる。
    火属性笛はアグナディオン系列が優秀なので、そちらに乗り換えると良いだろう。
    • 下位クエストではリオレイアが登場した直後にベリオロスが登場するため、
      ヴァルキリコーダーはベリオロス攻略にピッタリだったりする。

MH3G

  • リオレイア亜種とともにサクラノリコーダーが復活。
    それにより派生ツリーが統合され、クイーンリコーダーからサクラノリコーダーを経由し、
    ゴルトリコーダーへと一本道で強化される。
  • 最終強化はおなじみルナーリコーダー。
    ただし、今作ではゴルトリコーダーも含めて全て火属性となっている。

MH4(G)

  • リオレイア亜種は登場するものの、サクラノリコーダーは復活せず、
    MHP3同様クイーンリコーダーから直接ゴルトリコーダーへと強化される。

MHX

  • リオレイアと共に続投。
    今作でも希少種が存在するため、最終的にはゴルトリコーダーになる…と思いきや、
    ゴルトリコーダー系統は分岐派生となり、
    ついにヴァルキリコーダーの見た目のまま最終強化を迎えることが可能となった。
  • 最終強化にておなじみクイーンリコーダーへ銘を変える。
    その性能は、
    • 及第点の攻撃力200
    • 非常に高い火属性40
    • 斬れ味レベル+2で白ゲージ
    と、ご覧の通り特に属性値が高い。
  • ただし音色はとなっており、有用な旋律に乏しく、
    笛としての機能にはほとんど期待できない。
    最終強化を除けば作成難度が低めなのが利点だろうか。

MHXX

  • 究極強化でクラリチェリコーダーと新たな銘を冠する。
    性能は、
    • 高めの攻撃力330
    • こちらも高めの火属性45
    • 斬れ味レベル+1から紫ゲージ
    • スロット2
    と、基礎性能は上々の仕上がり。
  • しかし音色はG級の最後まで来てもである。
    使える旋律が下位相当の貧弱なままであり、G級においては流石に力不足と言わざるを得ない。
    かと言って旋律に頼らずとも殴れるほど素の性能がブッ飛んでいるワケでもない。
    どうにも不遇な笛である。

MHWorld

  • メタルバグパイプから掻鳥武器を経由、雌火竜派生の火属性笛として登場。
    本作ではMH3G以来久方ぶりにサクラノリコーダーが復活しており、
    サクラノリコーダーを古龍の血で強化したロイヤルリコーダーが最終強化となる。
    ここに来て初の桜火竜武器最終強化の登場となった。
  • ロイヤルリコーダーの性能は、
    • 攻撃力798、会心率25%
    • 火属性240
    • スロットはレベル2を1個。
    • 素でそこそこの青ゲージを持ち、匠2以上で白ゲージ
    • 音色は
    RARE度は7で、MHW独自のカスタム強化は2回まで可能。
  • 同じ火属性笛としてはアンジャナフのジャナフバローネIIIがライバル。
    あちらは属性値は450と圧倒的だが、劣悪な斬れ味とマイナス会心スロット無し。
    音色もと違うので、シチュエーションに応じて使い分けよう。
    どちらも音符が無いので最終的に利用率は下がる。
  • スタミナ消費軽減【長】、風圧完全無効、氷属性防御強化【大】を併せ持ち、ある意味レイギエナの天敵である。
    これはレイギエナ素材から作成される風漂竜派生の笛にも言え、
    あちらは体力回復【中】&解毒を持つとなっている。
  • 本作のレイア武器の共通事項として雌火竜の上棘が大量に要求される。
    今作では切断した尻尾から高確率で剥ぎ取れるようにはなったものの、
    この武器は切断攻撃に乏しい狩猟笛。
    生粋のカリピストには大変厳しいハードルになってしまっている。

MHW:I

  • MRのリオレイア素材を使うことでロイヤルリコーダー改
    さらに亜種の素材を使うことでハイネスリコーダーに強化できる。
    それぞれに雌火竜の秘棘や天鱗を使うので強化の難易度はそこそこあるが、
    素材さえ集まればMR序盤から中盤でハイネスまで強化できる。
  • ハイネスリコーダーの時点では、
    • 攻撃力1008、会心率25%
    • 白ゲージ30
    • 火属性300
    と、MR攻略時点としてはなかなかの強さ。
    上位時点では旋律の刺さる相手がほとんどいなかったものの、
    アイスボーンでは渡りの凍て地が実装されたことで氷属性を使ってくる相手が急増。
    実用レベルの火属性値を持ち、旋律で氷属性への耐性向上が可能なリコーダーの出番は大幅に増えた。
    ベリオロス、凍て刺すレイギエナ、イヴェルカーナなどの氷属性やられが厄介な相手をまとめて相手にできるため、
    早めに強化しておくことで快適な凍て地ハンティングを行えるだろう。
  • MR終盤では普段通り金火竜のゴルトリコーダーへ強化されるため、
    残念ながらサクラノリコーダー系統のMR最終強化は叶わなかった。

MHRise

  • 本作では亜種と希少種が登場しないため、ヴァルキリコーダー系列のみ登場。
    里★4以降、ヴァルキリコーダーIを直接生産もしくはメタルバグパイプIからの派生強化で入手可能。
    攻撃力100、火属性16、長めの緑ゲージで使いやすい性能をしている。
    直接生産の場合は雌火竜素材のほかに垂皮竜の皮が4枚必要なため、
    普段からズワロポスを狩っていなかった場合は派生強化の方が楽かもしれない。
    里★5で雄火竜素材を入手することでヴァルキリコーダーIIとなり、
    攻撃力120、火属性18、緑ゲージが少し伸びる。
  • 集会所★5以降、上位雌火竜素材とユニオン鉱石でクイーンリコーダーに最終強化できる。
    • やや低い攻撃力170
    • それなりの火属性22
    • 斬れ味は青20長めの緑匠4から白
    • Lv1スロット1つ。
    • 旋律 : 防御力UPスタミナ消費軽減精霊王の加護
    • 百竜強化 : 攻撃力強化II (+6) 、属性強化【火】II (+6) 、小型特効 (ダメージ1.05倍)
    最終強化が早く、その時点ではなかなかの火力。
    運よく雌火竜の紅玉が入手できたのなら頼りになるだろう。
  • 旋律はレイア装備のイメージと同じ防御より。
    上位中盤以降は被ダメージがぐっと増えるため、生存性を延ばせる旋律が2つあるのは心強い。

MHR:S

  • クイーンリコーダー改でMR入り。
    リオレイアのMR参戦はM★2と早いので、倉庫の中で眠る期間はわずかで済む。
    ここから雄火竜素材でクラリチェリコーダーに強化される。
    第一弾アップデートにて金火竜と共にゴルトリコーダーが実装されているが、
    今回は雌火竜武器からの分岐強化という形をとっているため、
    ヴァルキリコーダーの見た目のまま最終強化が可能となっている。
    • なお、今回は金火竜素材ではなく棘竜素材を投入し、ローゼンギタレへ派生するルートもある。
  • 究極強化「クラリチェリコーダー改」の性能は、
    • 属性持ちとしては十分高い攻撃力340
    • 会心率0%
    • そこそこの火属性29
    • 斬れ味は素で白40、匠3から紫
    • 防御力UPスタミナ消費軽減精霊王の加護
    • 通常スロットはLv1が1つのみ
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    モンスターの攻撃力がより高まるMR帯において、生存第一の旋律の価値も上昇している。
    特に精霊王の加護があって音の防壁がない笛はこれとバルバールグラントのみで、
    バルバールグラントの他2つの旋律は事故防止重点なので、
    ダメージを受けてしまった時の生存力強化ではやはり頂点に立つ。
  • 何気に攻撃力はツィノフランフラップより30も高いが、
    あちらは旋律がガン攻めで火属性値も笛でトップなので、
    実戦ダメージではさすがに一歩譲ることに。旦那の威厳はなんとか保たれた
    また、火属性のみならず無属性武器としても最高峰の攻撃力を持つ蛮炎笛ロギンコルヌ改には
    攻撃力UP旋律もあるため、火力では流石に敵わない。
    とはいえクラリチェリコーダー改もそれなりの物理火力と属性値を両立しているため、
    旋律は生存第一ながら火力も安定して出していけるという強みがある。
    火が全く通らない相手には安心して精霊王の加護を使える同士のバルバールグラントに加え、
    防御力UPと耐性増強の併せ技でダメージを削る水響ドロスロア改あたりとスイッチするといいだろう。
  • サンブレイク発売以降度重なるタイトルアップデートに伴い様々な狩猟笛が追加されていったが、
    最終アップデートであるVer.16を迎えた現在、防御力UPと精霊王の加護を併せ持つ狩猟笛は本笛以外終ぞ現れなかった。
    傀異克服古龍や原初を刻むメル・ゼナ、特別討究クエスト等狂気的とも言える攻撃力に晒される最終環境において、
    パーティ全体の生存性という面においては最高クラスの旋律を持つ*1笛としてその地位を死守し続けたのである。
    • ただし特別討究などで採用率の高い狂化奮闘装備の場合、この笛の旋律はほぼ無意味になってしまう。
      パーティ編成を見て狂化奮闘を採用した仲間が多い場合は他の笛に持ち変えた方がいいだろう。

MHST

  • 外伝作品である本作でもリオレイアと共に登場。
    下位ではヴァルキリコーダーとなる。
    火属性を持ち、スキルは味方全体のHPを小回復する「元気のタンゴ」。
    強化には雌火竜素材に加えて、垂皮竜や桜火竜、火竜素材と火炎袋を要求される。
  • 上位ではリオレイア希少種の素材を用いて、普段通りゴルトリコーダーへと強化される。

MHST2

  • 本作にもリオレイアとともに続投。前作と同様に下位ではヴァルキリコーダー
    他の狩猟笛にも言えることだが、スキル関係のシステムが変更され、かなり扱いやすくなった。
    やはり火属性を持ち、スキルは状態異常回復がメインの旋律タイプとなる。
    • 寒冷地となるロロスカ地方は野生モンスターにも火属性の通りが良いため、
      打タイプの火属性武器として作成しておきたい。
      特にキングモンスターであるガムートはかなりの強敵で、弱点肉質が打タイプとなる
      部位が多いため、倒したいなら本武器を活用したい。
  • 上位進化でクイーンリコーダーとなる。その性能は以下の通り。
    • 火属性攻撃力180(最大強化時)
    • 狩猟笛にほぼ共通の会心率5%
    • スキルは下位と同じく旋律タイプ
  • 追加効果が無い分攻撃力は高く、通常種武器ながらも火属性笛ではトップを誇る。
    武器火力重視なら本武器を担ごう。
    • 紫毒姫笛も登場するが、こちらからは進化できない。

レギーナリコーダー

MHX

  • 二つ名持ちモンスター紫毒姫リオレイアの素材を使った新たな武器として、
    レギーナリコーダーが登場している。
    こちらはの名前の通り毒属性武器となっており、
    音色は希少種武器と同じとなっている。
    最終強化となるレギーナエアリードは、
    • 平均的な攻撃力190会心率10%
    • 毒属性40
    • 素で長い青ゲージと匠の追加分が全て白ゲージ
    風圧無効と氷属性防御強化という旋律を持ち、さらに高い毒属性を持つ。
    対クシャルダオラ決戦兵器とも言える性能である。
  • 単純に毒笛として見ると攻撃力強化が使えるカプリや唯一無二の旋律を持つファンガサクスが目立つ。
    作成難度の低い上記二本に対し強力な紫毒姫をLV10まで攻略する必要のあるこちらは、
    入手しやすさにも難があるためその点はやや痛い。
  • ちなみに対となる黒炎王笛(?)音色の並びは違うが、使える旋律は同じである。

MHXX

  • レギーナエアリードは究極強化でレギーナエアルエピネとなる。
    その性能は、
    • 控えめな攻撃力290、会心率10%
    • 毒属性46
    • 素で紫ゲージ
    素で紫ゲージを持つことから業物や絶対回避【臨戦】を使えば斬れ味の維持は容易であり、
    火力スキルや耳栓などを盛り込めば相変わらず対クシャルダオラでは活躍しやすい。
    • 超特殊許可のような高難度のクエストでは防御力強化の旋律の評価が見直されており、
      毒の有効な宝纏などで使ってみても面白いかもしれない。

MHST2

  • 紫毒姫の参戦によりレギーナエアリードが登場。素材から一発生産する形となる。
    こちらは火属性猛毒と双属性のような性能。
    やはり残念ながら劇毒付与とはならなかった
    火力重視のクイーンリコーダーとは上手く使い分けたいところ。
  • 性能は以下の通り。
    • 火属性攻撃力169(最大強化時)
    • 狩猟笛ではやや高めの会心率7%
    • 追加効果で猛毒15%
    • スキルは通常種武器と同じく旋律タイプ

余談

  • 銘はそのまま戦乙女ヴァルキリー+リコーダー。
    亜種武器や希少種武器は実在のリコーダーになぞらえたネーミングだったが、
    こちらは他武器種の通常種素材武器に「ヴァルキリー」と付く物が多くあるため、
    それらと合わせた結果だと思われる。
  • サクラノリコーダーに関してはおそらくソプラノリコーダーとかけていると思われる。
  • 紫毒姫武器の名前にあるエアリードとは、
    リード(振動して音を出す部品)を持たない木管楽器の構造のこと。
    リコーダーもこれに該当する。
    • 他の紫毒姫武器は最終強化でロゼの銘を冠するが、この武器は元々9文字であり、
      当時の10文字制限にかかってしまうためか異なる銘となっている。
  • MHP2Gでは、上述のとおりサクラノリコーダーは下位で比較的簡単に手に入る龍属性笛として有名。
    そのせいか、狩猟笛使い達の間では桜のり子(サクラノリコーダー)と呼ばれて親しまれている。かわいい
    なお、強化後のゴルトリコーダーに関しては…。
  • MHシリーズ20周年特設WEBサイトのロゴは14種の武器で構成されているが、
    狩猟笛はこの武器が選出されている。
    一目で分かるシルエットと、元ネタが木管楽器なので正真正銘の笛と言えるのも選出理由であろうか。
    ベル要素も混じっているから完全なる笛ではないけれども。
    この武器種は狩猟なのだという今更なアピールなのかもしれない…。

関連項目

モンスター/リオレイア
モンスター/リオレイア亜種
武器/火竜武器
武器/ルナーリコーダー - 金火竜武器
武器/フレイムフラップ - 火竜武器
武器/シルバーウインド - 銀火竜武器(MHF)
武器/グロードフラップ - 黒炎王武器


*1 そもそも被弾した時点で即死しかねない強化個体が相手の場合、体力回復旋律では回復量が間に合わない為防御力強化や精霊王の加護で最悪即死だけでも防ぐ事が重要になる