武器/暴食の重弩

Last-modified: 2024-01-06 (土) 02:29:32

MHXにて初登場した、イビルジョーの素材を用いたヘビィボウガン。
銃身そのものが凶器となり得る極悪な外装だという。

目次

概要

  • MH4Gまで実は存在していなかった、恐暴竜イビルジョーの忌々しい素材を用いた重弩*1
    イビルジョー武器らしく緑色の皮に覆われ、至る所に黄色い牙があしらわれている。
    特にストック部分は棘付きフレームがむき出しになっており、さらに周囲にズラリと牙が並ぶので、
    確かにこれで殴られたらさぞや痛いに違いない。
    まあ、もちろんダメージが上がったりはしないが。
    • ジョー武器らしく物々しい外見だが、それに反してヘビィの中では意外とスマートで小振りな方。
      パワーバレルを装着してもあまり長くならない。
      また生産や強化に尻尾や重尾を要求されるだけあり、
      同じく尻尾がメインのガンランスにも似た印象を受ける外見をしている。
  • 発射音はヘビィボウガンの中でも特に重厚な部類で、まさに重砲と呼ぶに相応しい音色。
    発射音を気にするガンナーは意外と多いので、その点は評価できそうである。

性能

MHX

  • 上位★6でイビルジョーを倒せば、一発生産でのみ入手できる。
    その後は恐暴竜素材を用いてその見た目のまま順当に強化したものと、
    あの怒り喰らうイビルジョー素材を用いて血塗られた見た目へ派生するものがある。
  • 暴食の重弩のまま強化を進めると、最終強化は「アンフィニグラ」。
    攻撃力220に会心率-10%、リロードやや遅いに反動中、さらにブレが左/大。
    しゃがみ対応弾はLV2通常弾とLV1斬裂弾だが、LV2通常弾の装填数はたった5発。
    さらに貫通弾は無反動で撃てるはずのLV1が対応していない。高レベル弾の装填数も大して多くもない。
    一応LV3通常弾は9発撃てるので、それを立ち撃ちしながらチャンスにLV2通常弾をしゃがむ運用になるか。
    しかしどこをどう見てもTHEフェイスでいいんじゃないかな、という感想しか出てこない。
  • 一方で、強化途中で怒り喰らうイビルジョーの素材を投入すれば業重弩ファミンに派生できる。
    その最終強化は「滅重弩ガジンファミン」。
    攻撃力240に会心率-15%とかなり威力が上がり、リロードも【普通】にまで改善されている。
    しゃがみ撃ち対応弾はレベル3通常弾及びレベル2斬裂弾。
    しかしぶっちゃけ通常弾ヘビィとしてはかなり厳しすぎる性能。
    なんといってもLV2通常弾がたった5発しか入らないというのが痛すぎる。
    せっかくの高攻撃力を活かすには、LV3通常弾しゃがみに加えてひと工夫が必要だろう。
    • ひとつは貫通弾の活用。
      高レベル弾に関して言えば最上級の装填数を持つため、反動軽減+1でフォローできればかなりの火力。
      LV1が撃てないので継戦能力には不安が残るが、調合しながら撃てば十分に実戦的と言える。
    • また超攻撃力を持つこの銃の場合、LV2斬裂弾しゃがみも意外と無視はできない。
      補充不可能の斬裂弾がしゃがめたところで、と思われることが多いが、
      たった8発しか持ち込めない代わりにLV2斬裂弾のモーション値はかなり高く、
      5発のしゃがみ撃ちで大剣の強溜め斬りに匹敵する破壊力を叩き出す*2
      さらにヘビィの武器内蔵弾は強化手段が非常に多く、
      特定射撃強化ネコの暴れ撃ち、狩技【火薬装填】を全部乗せれば約1.4倍にまで跳ね上がるのだ。
      単騎で尻尾を斬るというのは流石にモンスターを選ぶが、尻尾斬りのサポート役は十分こなせる。
      鬼人弾で味方の強化を行ってからしゃがむというのがベストシチュエーション。
    • そして滅龍弾。全ボウガンで最強威力の滅龍弾を撃てるのはガジンファミンである。
      前述の斬裂弾をフル強化するとオマケでLV2滅龍弾も超強化されるのもポイント。
      …とはいえ反動や装填数がきつすぎるため、これはライトの方が適任か。
      一応、ブシドースタイルのパワーリロードや狩技の絶対回避【臨戦】である程度フォローは可能。

MHXX

  • そして迎えたMHXXでは、もちろん2種のボウガンのまま強化できる。
  • まずアンフィニグラの方は、究極強化でネロ=アンフィニグラとなる。
    攻撃力340に上昇するほか、空きスロットも1つ獲得する。
    LV1斬裂弾が扱えLV2通常弾しゃがみも変わらず保持しているため決して弱い武器というわけではないが、
    同攻撃力で会心率が40%も上回っているTHEデリュージュの存在がひたすらに痛い。
    またジョー素材のみとはいえ、獰猛化素材に加え滅鱗を要するのでお世辞にも作りやすいとは言えない。
  • 一方ガジンファミンの究極強化は、咎重弩スタブファミン
    かなり高めの攻撃力360だが、会心率-15%が足を引っ張る。
    貫通弾の装填数も6/7/6とそれなり以上に増えているため立ち撃ち性能は割と高いが、
    単なる貫通銃としてはほぼビヤラースヴァリアの劣化版になってしまう。
    さらにマイナス会心が足を引っ張り、斬裂弾の威力でも叛断ノ覇砲レギオンなどが上をいく。
    スロットが無い、反動中、おまけに地味なマイナス会心、とスキル負担が重い上に伸びしろも乏しいため、
    LV3通常弾しゃがみに明確な価値を見出せないと中々作りたくはならないかもしれない。
    Lv2・Lv3通常弾を両方しゃがめて期待値もこちらを上回るイクセユプカムの話はやめてあげよう。
    全く使えないレベルではないが、愛が無ければ難しいだろう。

MHWorld

  • アップデートで新大陸へと襲来したイビルジョーと共に暴食の重弩も生産可能に。
    今作の最終強化は通常個体色のアンフィニグラ
    見た目は変わっていないが、例によって性能は完全に別物と化している。
  • 登場時点で最高の攻撃力345と最低の会心率-30%を引っ提げて登場したのだが、
    基礎性能はマグダ=ゲミトゥスによく似ている。
    仕様変更もあり多少は何とかなるブレ「大」はまだしも、全体的に装填と反動が劣悪でとにかく取り回しが悪い
    カスタムパーツで全てを克服することは不可能だが、一応妥協できるレベルには収まる。
    LV3散弾で戦うこともできなくはないが、撃滅の砲火やガイラアサルト・賊の方が扱いやすい。
    どの欠点を補うかという方向性はキッチリ定めてカスタムした方が良いだろう。
    • ゲミトゥスとよく似ているといった通りLV3拡散弾に対応しているため、
      アンフィニグラの基本戦法もやはりひとり拡散祭りとなる。
      ゲミトゥスとの相違点は麻痺弾が撃てない代わりに睡眠弾の装填数が多い事で、
      ほぼ一方的に睡眠爆殺を繰り返しながら低リスクの拡散祭りを仕掛けることができるため、
      上手く運用できればソロでもほとんどハメ同然の狩猟が可能となる。
      ちなみに実装直後はゲミトゥスとの差異が少ない微妙武器との評も少なくなかったが、
      その後に登場した歴戦イビルジョーの超火力を前にして脚光を浴びる事となった。
      ほぼハメ用の銃なので、「強い事は強いが求めていたものと違う」という声もあるが…。
    • 高い火力ゆえに竜撃弾との相性も良い。
      カスタムパーツをつければ貫通弾などは普通に狙える上、物理火力の高さ故期待値が高いこともあり、
      やろうと思えば割と何でもできる万能ボウガンだったりする。
      (PSが問われるのは言うまでもないが、高い物理火力はやはりロマンの塊)
    • 扱える弾種が軒並み超火力な上、ブレの問題で特殊弾である機関竜弾はだいぶ空気。
      麻痺やスタンなど確実に全弾当てられる状況ならともかく、この銃に限って言えば忘れてもいいだろう。
    • その火力故か、極ベヒーモスをヘビィボウガンソロでクリアした人はこれを使っている事が多く、
      16分台で討伐した動画もこのアンフィニグラを使っている。
      • 一方でそうしたTA動画で中途半端に知識を得た結果、
        野良のマルチプレイで拡散弾を放つ困ったプレイヤーも一定数存在する。
        いくら火力が高いとはいえども、吹き飛ばした味方の火力も補えるほどの火力は当然なく、
        吹き飛ばした味方の反感を買うことは間違いないので、もし拡散弾を使うなら
        事前に打ち合わせした仲間同士か、割り切ってソロで使うようにしよう。
    • ちなみにインターネット上で「暴食」といった場合、この銃ではなく牙竜重弩【暴食】を指す事が多い。
      あちらはあちらで中々の良銃で話題に上る事が多いので混同しないようにしたい。

MHW:I

  • マスターランクでは怒り喰らうイビルジョーの素材を用いて業重弩ファミンに強化できる。
    かなり高めの攻撃力450を誇るが、会心率は相変わらず-25%と劣悪、
    頼みの綱の拡散弾はアップデートにより素材持ち込み数が激減してしまい、
    散弾ヘビィの順当な強化とは真逆に、かなり使い勝手は悪くなってしまった。
    • (キャンプ補給可能とはいえ)拡散弾の持ち込み数減少だけでもかなり辛いのだが、
      上位でもライバルだった熔山大砲マグダゲミドは素で拡散弾Lv3を2発装填できるようになった。
      拡散弾Lv2の装填数増加は装填拡張スキルLv2でよいためスキル枠が若干軽くなり、
      こちらにないスロットもあるため本武器の立場はかなり厳しい。
      他にも、ラスボス武器の回光返照ー天道ーなど
      こちらと同等の攻撃力、拡散弾装填数を持つ武器も増えた。
    • なお、他武器同様抜刀することで禍々しい龍属性のエフェクトが現れる。
      たまには見た目重視で担いでみるのもいいかもしれない。
      もちろん、相変わらず野良での拡散弾はご法度だが。

関連項目

モンスター/イビルジョー
モンスター/怒り喰らうイビルジョー
武器/イビルジョー武器
武器/イビルマシーン - イビルジョーのライトボウガンだが、MH3の頃はヘビィ並みにパーツ重量があった。


*1 一応、MH3時代のイビルマシーンは各パーツごとに非常に重量があり、これらを組み込んだ場合高い確率でヘビィボウガンとなっていた。
*2 ただし弾肉質を参照する