武器/青熊弓

Last-modified: 2023-10-16 (月) 13:27:30

青熊獣の色鮮やかな体毛
彩られた大弓。番えた矢からは
仄かに蜜の香りがする。
(青熊弓)

青熊弓の強化版。甘い香り
惹かれた獲物は、青熊獣の
剛腕の如く一矢に射抜かれる
(青熊剛弓【蜜壺】)

甘美な香りに、より磨きが
かかった青熊獣の弓。香りに
誘われた獣を的確に射抜く
(青熊剛弓【甜壺】)

MHRiseで初登場したアオアシラの弓。
読みはアオアシラの別名に倣うなら「せいゆうきゅう」かと思われる。

目次

概要

  • MHP3での共演から実に10年、MHRiseにて初めて登場した青熊獣アオアシラの弓。
    二つ名の紅兜の弓ならMHXに出ていたが、通常種の方は未登場だった。

性能

MHRise

  • アオアシラを倒した弓使いは派生表に「青熊獣派生」の文字があるのに目を丸くしたことだろう。
    紅兜弓のメインだった重射矢が廃止になった今、どんな性能か気になるところである。
  • そんな期待と不安を胸にカーソルを合わせた弓使いは驚くべきスペックを目の当たりにする
    • 同時期の弓より大きく抜きん出た攻撃力110
    • これだけの攻撃力を持ちながら強撃ビン完備
    • 序盤には大変ありがたい防御力ボーナス+15
    • 矢タイプは 拡3→拡2→拡1
    …ん?
  • この時点でそっと生産画面を閉じた人が大半だろうが嫌な予感を抑えつつ強化していくと
    ★4という上位入りたて直後に最終強化の青熊剛弓【蜜壺】が完成する。
    その性能は…
     
    • 攻撃力190、会心率0%
    • スロットはLv1×1
    • 曲射タイプは耐衝型
    • 対応ビンは強撃、接撃、減気
    • 防御力ボーナス+15
    • 矢タイプは拡5→拡4→拡2
       
    …やっぱりダメだったよ。
    どれくらいダメかというと、溜め補正を含めても溜め3に上がった時点で溜め2より火力が下がる
    溜め3が撃てないなんてレベルではない、溜め3が撃てることがデメリットというとんでもない弓である。
    なんと下位武器混沌のゴンIIを使った方がよっぽど火力が出せる。
    • 拡散矢がLv2以下だと矢が3本しか飛ばないのはもちろん、
      本作では矢のレベルによるモーション値補正が過去作以上に強く、やはりLv4は欲しいところ。
      上位ではLv3でもやや厳しく、Lv2は最早話にならないレベルである。
  • しかし、まだ諦めてはいけない。
    溜め4に目を向けると、なんとそこには 拡散Lv4 があるではないか。
    そう、溜め段階解放スキルを発動させれば溜め3を無視して高性能の矢で戦えるのだ。
    しかも★4時点ではぶっちぎりで最高の攻撃倍率である。
    すなわち、攻略最強弓として多くの弓使いの救世主に…なれなかった。
  • 問題は増弾効果を持った防具である強弓の羽根飾りの作成時期が遅すぎること。
    百竜夜行の黒幕を撃退し、最終決戦に臨む一歩手前の★7まで待たされる。
    その頃にはかの百竜弓が防御力ボーナスまで含めて上位互換になるので
    ようやく本領発揮できると思ったら、既にこの武器の出番はどこにもないのだ
  • 強弓の羽根飾りがもう少し早く作れたら、あるいは運任せでも護石で付与できたら…。
    それだけで全ての可能性を失った悲劇の弓といえよう。
    • どうしても活用したいという場合は竜の一矢を利用するという手がある。
      無属性弓としてはデフォルトで強撃ビンも付けられる上、入手時期の割に攻撃力が高い関係上
      うまく使えば矢のレベルに関係なく大ダメージを叩き出せる竜の一矢との相性は悪くない。
      とはいえ本作では貫通矢強化が乗らないし、そもそもの実用性がお察しなのだが…。
      幸い、身躱し矢斬り*1というおあつらえ向きな入れ替え技があるので、
      腕によほどの自信があればそれと併用してみるのも一つの手である。
      いっそスタイリッシュ矢斬りアクションに切り替えるのもアリっちゃあアリ。
  • 過去にもこのような溜め性能の弓はあったものの、
    あちらは属性全振りという性能にマッチしていたし、何より今作とは弓の仕様が違い
    低い溜め段階の矢を撃ち続けやすかったため、相手によっては非常に強力な武器となり得た。
    しかし、無属性のこの弓とはいかんせん相性が悪すぎるのであった。

MHR:S

  • マスターランクが追加され、辿り着いた新拠点・エルガドで彼は覚醒を遂げる。
    MRのアオアシラは昇格してすぐ戦えるうえ、この弓は他のモンスターの素材を必要としないため、
    数回アオアシラを狩猟し、ちょっと鉱石を集めればMRの性能をいち早く発揮できる。
    この強化により攻撃力は一気に300まで上昇。ついでに防御力ボーナスも20に。
    この時点では他の追従を許さない高火力を存分に叩きこんでやれる。
    ただし増弾効果が必須となるため、HRの防具を頭から外せなくなることから防御力の伸びが悪くなる点だけは注意が必要。
  • そしてラスボス撃破後、MR10で傀異化モンスターと戦えるようになると青熊剛弓【甜壺】に強化可能となる。
    強化素材の傀異化した骨はやはりMR10になってすぐ集められる、
    と言うか骨の入手元の1頭にして最初の傀異化モンスターが他ならぬアオアシラであるため、
    傀異化モンスターとの戦いに慣れればすぐに強化まで持ち込めるだろう。
    その性能は…
     
    • かなり高い攻撃力370
    • スロットは引き続きLv1×1
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    • 対応ビンは強撃、接撃、減気と変わらず
    • 防御力ボーナス+20
    • 矢タイプはやはり拡5→拡4→拡2→(拡5)
       
    同時期に完成するワイズハンターボウ改を踏み越え、前作の汚名返上を果たした姿がそこにはあった。
    しかもこの頃になれば強弓珠の存在もあり、最終的には防御力を犠牲にせずともその火力を発揮することが出来る。
    おまけに溜め4は拡散5までパワーアップ。溜め4ループでバシバシ弱点に拡散矢を叩きこんでやろう!
  • …と上位までとは見違える強さではあるが、栄光は永くは続かない。
    MR70になると再度奇しき赫耀が来襲。
    彼の素材によって魔導弓アルマデール改が大魔導弓レメゲティアとして完成し、
    こちらと同じ攻撃力370に溜め3, 4が拡散Lv5、スロットがLv3, 1という文句なしの性能を引っ提げた結果、
    防御力ボーナスと減気ビンを除き青熊剛弓の上位互換となってしまう。
    …そう、この弓はあちらが完成するまでのつなぎというポジションなのであった……。
    • チャージステップ連携ができるなら、溜め3を使う必要性には乏しいため、
      実際のところ実戦での格差は毒ビン強化とスロットだけと言えなくもない。
      こちらの強みが防御ボーナスと減気ビンなので、立ち回りの工夫で上回るのは厳しいが、
      かと言ってどうしようもない差でもないため、むしろこちらができていれば、
      余程の効率を求めるのでない限りあちらを作る必要性自体薄かったりする。
      まあ後から揃えるのであれば、アルマデールを優先した方がいいだろうが。
    • その他の無属性拡散弓には麗枝弓ステラフロル大蛛弦ピェジスアルク恍然忘我混沌のゴン等がある。
      この内ピェジスアルクは百竜スロットLv3と防御ボーナス+25を持つものの、
      あちらも拡散弓としては溜め3が使い物にならず、
      期待値は会心率込みでも【甜壺】が勝っているので十分勝負になるだろう。
      が、攻撃力が10低い代わりに
      溜め3拡散4・麻痺ビン強化・睡眠・減気ビン・スロットLv2×1、Lv1×1を完備しており、
      多少の期待値とスキル自由度を引き換えに搦め手に優れた、
      レメゲティアのマイナーチェンジと言える恍然忘我混沌のゴンはかなりの難敵。
  • そもそもこいつの最終強化に必要な傀異化した骨は雷光珠III、破龍珠III、強弓珠といった
    弓にとっては重要度が高い装飾品の材料等で需要が高い上に素材元の傀異化アオアシラ達が強いので、
    この弓に回す余裕が無いという点でも製作の優先度は低くなってしまいやすいだろう。
  • ちなみに、最終形に付く「」という漢字は訓読みで「あまい・うまい」と読む字。
    サトウダイコンの別名である「甜菜(テンサイ)」に使われている字と言えば分かる人もいるだろうか。
    武器銘の「甜壺」という熟語は存在しないが、読み方から意味を考えるに、
    上位の銘と同じくハチミツの壺のことだろう。
    実際、この弓の矢筒の形状も壺をモデルにしていると思われる。
    字が似ていてイメージもそれっぽいが「壺(なめつぼ)」ではない

関連項目

モンスター/アオアシラ
武器/アシラ武器
武器/紅熊大弓 - 通常種より先に登場した二つ名武器
武器/アンギルバイン - 溜めすぎると弱体化する弓の先輩


*1 攻撃判定とシビアな当身判定付きの回避行動。当身成功直後であれば竜の一矢の溜め動作が短縮される