泥翁竜の素材を用いた弓。
素材の持つ独特なしなりを、
金属部品が倍増させている。
(D=シャ)
より頑丈な素材を用い、劇的な
しなりの強化に成功。方向を
定めるには相応の力量が必要。
(D=レクション/D=バルラ)
その泥翁の弓は剛柔の極み。
剛力なくば引くことあたわず、
巧手なくば放つことあたわず。
(D=ティカトル)
目次
概要
- オロミド武器特有のメカニカルなデザインで、まず生産画面では弓の上下の輪っかが目を引く。
上のリムの中央には穴が開いており、折り畳んだ時に
下のリムの輪が上のリムの輪に重なって収納されるようになっている。
D=シャ
MHRise
- 初期段階のD=シャの時点でそこそこの物理攻撃力140と高めの水属性値27を両立している。
高属性値と相性のいい拡散弓ということで、さぞ実用性があるのかと思いきや… つまりこの系統である。
覇弓はMHXXでかなり頑張っていたのだが…
過去作の装填数UPに該当する弓溜め段階解放は上位終盤にならなければ発動不可能で、
溜め2の補正が下げられているRiseでは使い物にならない。
というわけで、しばらく倉庫で眠り続けることになる。
- 上位に上がり、オロミドロ素材だけで最終強化のD=レクションに到達できる…が、
前述のとおり弓溜め段階解放が必須のため、
それとは別に闘技大会でベリオロスとラージャンを制する必要があり*1、
他の武器以上に手間がかかってしまう。果たしてその性能はその苦労に見合うものか。- 低めの攻撃力170
- 高めではあるが突き放すとまではいかない水34
- 溜め段階は拡散LV1-拡散LV4-(拡散LV5)
- スロットはLv2-Lv1
- 強いには強いが使えるようになるまでが遅すぎる。
矢のLvも含めたスペック自体は拡散百竜弓に迫るくらい高い。
溜め3拡散LV5のモーション値と溜め4拡散Lv4のモーション値の差が1.5と小さく、
溜め4の属性値補正を加味しても属性値では圧勝している。
この結果、物理ダメージの差を属性ダメージで猛追しており、接撃ビンでも強撃ビンを用いた百竜弓に迫る程度には強力。
しかし現状、溜め段階解放に必要な強弓の羽飾りを入手出来るのがかなり遅いため、
水に弱いトビカガチ、アンジャナフ等の攻略段階で使う事が出来ないのだ。
上記の通り性能自体は弱くはないので、見た目が気に入ったのなら彼らを狩猟する時に持っていくのも良いだろう。- オロミドロ武器全般に言えるが、幸い今作の看板モンスターであるマガイマガドが水属性弱点であり、
その逆鱗が攻撃珠作成に必要なため、周回用の専用装備を組んでみてもいいかもしれない。
- オロミドロ武器全般に言えるが、幸い今作の看板モンスターであるマガイマガドが水属性弱点であり、
- そして水属性のコラボ弓の登場により、残念ながら上位時点ではかなわない。
- 攻撃力、会心率ともに大きく突き放し、さらに溜め段階解放により溜め4拡散5を実現、
素の水属性こそ劣るものの、百竜強化により本武器を超える水属性を備える上位互換と言える。
こちらも水属性を強化すれば数値では勝てるが、実際には溜め段階の倍率差があるので差は1しかない。
- 攻撃力、会心率ともに大きく突き放し、さらに溜め段階解放により溜め4拡散5を実現、
- 百竜スキルは「攻撃力強化III」「属性強化【水】II」「弱点特効【属性】」の3つ。
パワーハンターボウから強化する場合は「鉄蟲糸技強化」を引き継げる。- が、鉄蟲糸技強化はダメージしか増えないので、
鉄蟲糸技を初期の弓息法と剛力の弓がけのままにしていると意味がない。
基本的には属性強化を発動させるのが定石か。
- が、鉄蟲糸技強化はダメージしか増えないので、
- 一応ではあるが、溜め段階解放をせずともこの系統の弓を運用する道筋はある。
それは接撃ビンを装着し、モンスターに張り付き、身躱し矢斬りと射撃を続ける戦い方である。
射撃時のスタミナ消費は溜め段階に比例して増加するため、あえて溜め2上限に抑えた上で
体術とスタミナ急速回復を盛っていればスタミナをほぼ(あるいは全く)減らすことなく張り付き続けられる。
身躱し矢斬りのダメージは溜め段階には影響されず、拡散LV4全弾ヒットには及ばないが決して低くはない。
また、属性にかかる溜め倍率は溜め2と3でほぼ差はない。
適宜モンスターの攻撃をカウンター矢斬りでいなすことができれば、間断なくダメージを出し続けられる。
当然これは極めてハイリスクかつ単調な戦い方ではあるが、
溜め2頭打ちであるオロミドロ弓(MR以降では加えてセルレギオス弓)にのみ許されし技といえる。
MHR:S
- サンブレイクになるにあたって属性武器群の超絶極大のテコ入れがされた。
加えて、各武器のモーション値面も調整されており、弓は溜めLv3、Lv4の物理補正がダウン、属性補正がアップした。
この弓にとっては、低い攻撃力が目立ちにくくなり高い属性値が後押しされる、追い風の調整となった。
Riseで目の上のタンコブだったUSJ弓はMR強化先が存在しないため、水拡散弓の属性枠は安泰となった。
さて肝心の最終形、D=ティカトルの性能は、- オロミド武器の宿命、低めの攻撃力310
- 弓の中ではぶっ飛んで高い水52
- 溜め段階は変わらず拡散LV1-拡散LV4-(拡散LV5)
- スロットも変化なくLv2-Lv1
- 百竜装飾品スロットLv3
弓は全体的に属性値が他武器種と比べてやや低く、属性値50超えは全体を見ても3本しかない*2。
サンブレイクではチャージマスター、奮闘といった、属性値を乗算で強化するスキルが登場したため、
この弓は一線級の火力を出すことができる。
上述した通り蒼世弓は前線を退いているため、最強の水拡散弓として君臨することになった。
- この弓は間違いなく属性特化の観点で見れば最強である。
しかし、属性特化があれば物理特化もいるというもの。
サンブレイクに現れた新顔の古参、オオタチバサミである。- Ver.16現在、弓は完全なる属性特化武器としての地位を確立し、
属性値で劣れば一軍入りはできないほどの圧倒的な格差が生じている。
傀異錬成という武器性能の強化要素が登場したこともあって、
溜め3でもすさまじい属性をばら撒くため、カニさんの溜め4火力に勝つことができたのだ。
そう、この弓は本当の意味で水拡散弓最高峰の称号を手に入れたのである。
カニさんの属性値が低かったおかげとか言わない。
- Ver.16現在、弓は完全なる属性特化武器としての地位を確立し、
Y=シャ
溶翁竜の素材を用いた弓。
内部に流れる灼熱の泥が、眩い
赤熱の弓矢を放つ。
(Y=シャ)
独特なオーラを放つ、強化型の
Y=シャ。獲物に向かって光速
で放たれる矢は、熱波の如く。
(トリニテ=Y)
MHR:S
- MRにてオロミドロ亜種の素材を投入するとこちらに派生する。
属性は火に変わり、最終的にはトリニテ=Yとなる。その性能は……- 属性弓平均の攻撃力310
- 高い属性値火54
- 溜め段階は拡散LV1-拡散LV4-(拡散LV5)
- スロットはLv3
- 百竜装飾品スロットLv3
- 対応ビンは睡眠と減気
高い矢レベルから繰り出される高い属性値の拡散矢ということで、
火属性が弱点のモンスター相手に大いに役に立ってくれるだろう。
とはいえ、弓溜め段階解放を発動しなければ溜め3が撃てないので本領を発揮するのはMR解放後から。
- 溜め4が使えるクラリチェエテノルク改と比較すると
- トリニテ=Yの溜め3は物理431.25、属性59.4
- クラリチェエテノルク改の溜め4は物理465.75、属性49.2
スキルや狙う部位によってはあちらを上回る活躍もできるだろう。
どちらかというと射撃弱点に張りつき続けることが難しいマルチ向けか。
- Ver.16現在、弓は完全属性特化武器として大成した。
ではこちらも通常種弓と同じだとするなら火拡散最強…とはいかなかった。
傀異錬成最終強化込みでそれぞれの最大溜めの火力を比べると、
素の属性値ではやや放しているものの、溜め4補正にてあちらに覆されてしまう。
そもそも相手の属性値もなかなかの高さで、通常種弓ほどの比較差がなく、
残念ながら亜種弓は溜め補正による差を覆すことは出来なかった。- とはいえ溜め3を主力にする以上、最大火力に到達するのはこちらが一手早い。
実際のプレイで最大溜めを何十発分も維持し続けるのは容易ではなく、理論値で劣るから下位互換というわけではない。
プレイスタイルとも相談して、好きな方を使って問題ないだろう。
溜め3で溜め4に勝てる通常種弓がおかしいだけである。
- とはいえ溜め3を主力にする以上、最大火力に到達するのはこちらが一手早い。
余談
- D=シャは日本語の泥砂、D=レクションは英語のdirectionから取られた名前と思われる。
- 【泥砂】はまんま泥と砂のこと。また、単に泥のことを指す。
【direction】は方向、方角、傾向、監督などを意味する名詞。
またシャを射とも掛けているか。
- 【泥砂】はまんま泥と砂のこと。また、単に泥のことを指す。
- Y=シャは専門用語の「溶射」。
加熱することで溶融またはそれに近い状態にした粒子を、
物体表面に吹き付けて皮膜を形成する表面処理法の一種。(Wikipediaより一部抜粋)
最終強化のトリニテ=Yは英語のTrinity(三位一体)から取られている模様。
ハンター的には、MHX系列作品にあった弓の狩技「トリニティレイヴン」を思い出すかもしれない。- アメリカにて行われた世界初の核実験にも「トリニティ」の名が冠されており、
本種の必殺技的にこちらが由来かも知れない。
実施日は1945年7月16日。
この僅か半月後に日本の広島と長崎へ原子爆弾が投下されている。
- アメリカにて行われた世界初の核実験にも「トリニティ」の名が冠されており、