武器/64式連装弓

Last-modified: 2023-11-04 (土) 00:04:39

MHP3にて潜口竜ハプルボッカと同時に登場した弓。
強化により「スコルピオダート」へと銘を変える。

目次

概要

  • ハプルボッカ武器の例に漏れず、渋いビジュアルと武器説明を持つ。
    この弓で特徴的なのは何よりもその独特な矢の射出音であり、
    P3での登場後から幾多の弓使い達を虜にしたと言われている。
    MH3Gでも続投し、その発射音は健在だったのだが……

性能

  • 「どこか抜けた性能」と評されるハプル武器の例に漏れない、独特な性能を持つ弓である。
  • P3、3G共に増弾すれば溜め4にて貫通4を扱えるが、正直この弓でそこまでしなくても
    P3では他の弓で何とかなってしまう、3Gでは後述の理由で大抵は増弾が出来る前にこの弓自体が
    姿を消してしまう可能性が高く、そこまでする弓使いは少数だろう。

MHP3

  • そこそこ高い水属性値と攻撃力を持ち、強撃・睡眠・接撃・減気ビンを扱える等、なかなかに優秀。
    しかし肝心の矢が溜め1~3まで全てが「連射LV3」と言う何とも微妙な性能であったが、
    他のハプル武器に比べればまだ癖が少なく扱いやすい部類。
    ただ水属性が弱点のモンスターは大抵貫通矢が適している関係で、水の貫通弓である
    アミバことアミルバハルが持ち出される事が多く、やや不遇かも。

MH3G

  • おそらく後述する理由で、なんと今度は溜める程に矢のレベルが下がっていくという、
    何とも困った性能にされてしまった。
    • スコルピオの名を冠する前の「64式連装弓」時代だと、何と溜め3で「連射LV1」である。
      最大に溜めて矢を放ったのに、弓からは矢が一本しか飛んでいかないのである。
      お前はどこのガンキン弓
    • 一応デフォで強撃ビンを装填できる上に連射矢なので、
      きっちりとモンスターの弱点に矢を当てていけるプレイヤースキルがあれば、それなりの火力は稼げるのだが……
      でも実際、貫通弓でもないのに溜め3で矢が一本しか飛んでいかないのを目にすると、
      脱力する事請け合いである。
    • 矢のレベルが低くて火力が足らない、という事ならば、
      ダメージに矢のレベルが関係ない曲射を使っていけばいいのでは? と思われるかもしれないが、
      この弓の曲射は集中攻撃には不向きな「放散」…つくづく抜けている。
    • 溜め1が高レベルの連射であり、一応水属性も持っている…という事で、
      P3の竹取ノ弓の様に溜め1を連発し、溜めレベルでのマイナス補正が少ない属性ダメージを、
      多く射出される矢で稼ぐという運用が理に適っている…と思いきや
      竹弓程に水属性値が高いわけでもないので(むしろ属性持ちの弓としては低いレベル)、
      そっちの運用をするにも微妙と、もうとにかくいろいろと中途半端である。
  • そしてG級クエストが用意された事により、他のハプル武器はP3の時より更に上のランクの武器が
    新しく用意された中、なんと弓だけは途中でMH2にて登場していた龍頭琴シリーズへと進化する。
    それと同時に、その独特の外見と射出音は失われてしまう運命となった。
    • 3Gにて前述の「溜める程に矢のレベルが下がる」という特性にされたのも、
      おそらくハプル弓が「龍頭琴の前身」として設定された為だと思われる。
      おかげで水属性の弓に溜めに応じて高LVの連射矢を射れる「普通の連射弓」がないという
      困った事態になり、3Gの弓使い達を困惑させる事となった。
      • 一応龍頭琴まで強化すれば、増弾を使用することで高レベルの連射矢を射ることはできる。
    • MH2での事を考えれば、龍頭琴は「交易品と交換で入手出来る特別な弓」として、
      ハプル弓とは別の弓として存在していても良かった気がするのだが、
      既に同じような運用をする竹弓が存在してしまっている以上、それは難しかったのだろう。
  • 龍頭琴も決して悪くない弓ではあるのだが、強化の過程で龍頭琴へと姿が変わってしまうと知った時、
    ショックを受けたハプル弓愛好家も決して少なくないのではないだろうか?

MHX

  • MHXにてハプルボッカが復活したことによりこの弓も復活した。
    今回はMH3Gの時とは違い、ちゃんと1本の弓として扱われる為、水の連射弓として使用できる性能に戻っている。
    最終強化時の性能は攻撃力180/水21と、MHP3の頃より少し低くなったものの、
    溜め3が連射LV4になった為、だいぶ使いやすくなった。
    使用できるビンはほぼ変わらず、LV2強撃ビン、LV2属性強化ビン、接撃ビン、睡眠ビン、減気ビンとなる。
    ちなみに曲射は集中型。
  • ライバルとしては、今回の看板モンスターの1匹であるタマミツネの弓、なぐるやの遠弓の真弦が大きく立ちはだかる。
    あちらは最終強化で攻撃力が同じ180、水属性は少し高い30、溜め3は同じ連射LV4でスロット数は1。
    ビンも、LV1属性強化ビンが追加で装填でき、攻撃面ではほぼ上位互換となってしまっている。
    こちらは睡眠ビンを使用できるため、睡眠爆殺が狙える分、一応の区別は付けられるが…。
    • ただし強化時期はこちらの方が一足早くなるので、とりあえず攻略途中で水属性が欲しい場合は
      こちらを選ぶ手もある。地味に集めにくい泡狐竜の尖爪や泡狐竜の水玉を要求するあちらと異なり、
      最終強化にレア素材を要求しないのも嬉しいところ。
    • また、こちらは溜め1から溜め3まで射撃タイプが全て連射という特徴がある。
      そのため、通常の溜め3→溜め3剛射より隙が少ない溜め2→溜め3剛射を
      積極的に狙えるのもささやかだがアドバンテージといえる。
      射撃タイプが同じなのでエリアルでのジャンプ下発射時にも癖がなく扱いやすい長所を持つ。

MHXX

  • G級の復活と龍頭琴系統の完全独立により、待望の完全版G級ハプル弓『アサルトスコルピオが見参。
    最終的には攻撃力290に水属性24、さらにはスロット3という拡張性も手に入れた連射弓となる。
    かつてのハプル武器に共通して見られた独特な癖の強さはどこへやら、
    むしろ弓初心者にもオススメできる非常に扱いやすい武器に仕上がっている。
  • 他に水属性連射弓としてはなぐるやの遠鏡真射弓と、ゲネル弓の完全変態ガーンデヴァが存在するが、
    前者は高属性値低攻撃力なため競合することはあまりないだろう。また、後者はLV2強撃ビンが装填できないものの、
    LV1強撃ビンを装填した状態で、こちらのLV2強撃ビン装填時の火力を上回る優秀な物理型弓であるが、
    属性値やスロットの差で差別化は容易である。
  • 強化難易度も比較的低く、究極強化のためにG級のディアブロスや獰猛化ハプルボッカの素材も必要となるが、
    レア素材と呼ばれるようなものでもないため、彼らを狩猟できる実力さえあるならそんなに難しいものでもない筈。
    これまでの扱いの悪さを払拭すべく、存分に暴れてもらおう。

余談

  • モデルとなったのはチェコスロバキア製のサブマシンガン、Vz 61スコーピオンだと思われる。
    スコルピオダートの矢を番える部分に黒い曲がった棒が見えるが、実銃のそれは折り畳まれたストックであり
    それを展開する様子がサソリに似ていることから「スコーピオン」の名を冠している。
    • 見ての通り、ヘビィと並んでスネーク装備との相性もいい。
      というか、実はネイキッドはスコーピオンを使ったことはあるが、ヘビィのモデルであるダネルは使用していない。
      あちらもメタルギアの常連武器ではあるが、使用したのは主に息子のソリッド・スネークの方である。
      そのため、こだわるならスコルピオをスネーク装備に合わせるのが通というもの…かもしれない。
  • ちなみに3Gの体験版にて弓を選択すると使用できるのが
    このハプル弓(とハプルX装備の女ハンター)であるが、
    こちらは連射→貫通→連射と変化し、溜めレベルに応じてちゃんと矢のレベルも上がっていく、
    ごくごく真っ当な連射弓となっている(溜め3で連射LV4だと思われる)。
    真っ当な性能のハプル弓を使いたい方は、一度体験してみては如何だろうか?
    • 2023年3月に3DSのeショップが閉鎖されてしまったので、
      新規にダウンロードすることは不可能となった。
      今から体験版ハプル弓の雄姿を見たい人は
      3G体験版をインストールした3DSを入手・借用するか、動画サイトを利用するしかないだろう。

関連項目

モンスター/ハプルボッカ
武器/ハプル武器