水獣ロアルドロスの素材から作られる弓。
弓を左右から挟む海綿質の素材により、放たれる矢は水属性を纏う。
目次
概要
- 竜骨をベースに水獣の皮・爪・海綿質を纏わせた素朴な見た目だが、
大きな海綿質が真ん中にドカンと配置してあるため一目で水獣武器と分かる。
お風呂で体を洗う用のスポンジをそのまま弓にくっ付けたようにも見える。
- MHP3より登場する弓で、初登場時から一貫して水属性の貫通枠を担う。
下位武器の中ではそこそこの属性値を持ち、ウラガンキンなどには相性が良い。
MHP3・MH3Gではロアルドロス亜種の素材を投入することで、亜種武器のアメジストギア系統に派生する。
毒ビン強化を得るが、溜め4が拡散矢になるので装填数UPとの相性は悪くなる。
性能
MHP3
- 一発生産はできず、ユクモノ弓からの強化派生で入手することができる。
通常種武器のスポンギアI~IIIは下位武器で、上位からは亜種武器のアメジストギアとなる。
最終形の銘はアミルバハル。性能は以下の通り。- 最終形としてはやや低めな攻撃力190(ブースト込み205)
- それを補う水属性30
- 溜めレベルは拡散3-貫通3-貫通4-(拡散4)
- 曲射は放散型
- 対応ビンは強撃、接撃、毒、減気、ペイントビンで毒ビン強化の特性あり
- スロットは1
さらに貫通矢だという事からウラガンキンキラーとして名を上げている。
MH3G
- MH3Gにも続投、本作ではスポンギアIが一発生産となっているほか、
アミルバハル以降はG級武器となり、更なる強化形としてバタルバハルが追加された。
- バタルバハルの性能は以下の通り。
- 相変わらず低めの攻撃力288(前作の攻撃力240相当)
- 大きく下がった水属性180(前作の属性値18相当)
- 溜めレベルは前作と全く同じ拡散3-貫通3-貫通4-(拡散4)
- 曲射は放散型
- 対応ビンは接撃、毒、麻痺、減気、ペイントビンで毒ビン強化の特性あり
- スロットは2
強撃ビンが非対応になり、属性値もかなり下がってしまったため、この武器を使うメリットは薄くなった。
おまけに本作では爆破属性が猛威を振るっており、強力な爆破弓の破岩弓イクサプロドや、
覚醒で凶悪化した大鹿角ノ破弾弓に出番を取られがち。というか出番がない。 - しかも作成にはアグナコトル亜種の素材が必要になるため、強化できるのはG級後半までお預けになってしまう。
また、ウラガンキンは物理より属性のほうが効くので竹取ノ弓【迦具夜】を使うというハンターも多い。
さらにこの竹取ノ弓も毒ビンを装填できてしまう…使う必要は無いが。
MHX
- MHXではロアルドロスと共に復活。
…が、本作は亜種が登場しないためアミルバハルの復活はかなわなかった。
宿命の敵であるウラガンキンも本作で再登場を果たしているので、少々残念である。
- 本作でも一発生産できないが、強化派生前のニクスファーボウは一発生産できるので入手は容易。
最終強化でスポンギニオンへと銘を変える。その性能はというと、- 属性弓としては平均的な攻撃力200
- MH3Gの時よりはマシな水属性18
- 溜めレベルは拡散2-貫通3-貫通3-(貫通4)
- 曲射はMH3Gから変更され、集中型に
- 対応ビンはLV1強撃、LV2属性強化、接撃、減気、ペイントビン
- スロットは無し
水属性の貫通弓という枠で見ると、他には特殊な運用を求められる小夜ちゃんしかいないため、
競合相手を気にする必要は特にない。水属性の貫通弓としては。
MHXX
- 限界突破が追加され、究極強化で水撃ドロスギニオンへと銘を変える。その性能は、
- 相変わらず平均的な攻撃力300
- 順当に強化された水属性24
- 溜めレベルは拡散2-貫通3-貫通4-(貫通4)
- 曲射は集中型
- 対応ビンは前作から変化なし
- スロットは2つに増加
というか、あの二張がかわいそうなぐらい弱体化された
溜め2~4がすべて貫通矢であり、本作でようやく貫通矢のモーション値が引き上げられたので、
新しく追加されたブレイヴスタイルにより、剛射・剛連射で高威力の溜め4を活用する運用がしやすくなった他、
ブレイヴ状態の溜め高速化により、溜め2からの剛射・剛連射でひたすら手数を稼ぐ運用も可能に。
上記の相性の良いモンスターの他、水に弱いグラビモスやバサルモスも再登場したことで使いどころも増えており、
MHP3ぶりにようやく日の目を見たといえるだろう。
MHRise
- ワールド系列ではいなかったがライズにてロアルドロス復活に伴いこちらも参戦。
骨弓のコカロボーゲンからの派生か一発生産で、ご存知スポンギアが作れる。
はじまりのスポンギアIの性能は- 仕方ないが低い攻撃力90
- もう既に高めの水20
- 曲射は火力貢献の会心型
- 溜めレベルは拡散1-貫通1-貫通2-(貫通3)
- 対応ビンは接撃・強撃・減気の3種類
- 全下位武器に共通のスロット0
- 百竜強化は攻撃強化II、属性強化【水】I、水やられ特効
オロミドロの素材を投入することでスポンギアIIまで強化でき、その後上位を待つことになる。
- そして上位にてIIIに強化し、更にオロミドロとタマミツネの素材も投入することで
これまたご存知スポンギニオンへと進化を果たす。その性能は・・・- ルドロス武器の中で群を抜いて高い攻撃力200
- 十分すぎる水26
- 曲射は変わらず会心型
- 溜めレベルは拡散2-貫通3-貫通4-(貫通4)
- 対応ビンは下位から変化なし
- IIIから突如出現したLv3スロットが1個
- 百竜強化は攻撃強化III、属性強化【水】II、水やられ特効
…のだが、
今作において有効な相手がかなり限られている現状が辛い。- 水属性が有効なモンスターが今作では少なく、更に貫通が有効な相手はもっと狭くなる。
最適解と言えそうなのがバサルモスくらい。
そのバサルモスすらホントに僅差で龍弱点のため、アルクウノノワールで事足りてしまう。
アンジャナフやテオ・テスカトルなど水が有効で貫通が効きそうな相手はもちろんいるが、
横だの上だのから適当に撃っても幅が薄くまともなダメージが出ない。
マガイマガドなんて図体の割に尋常じゃなく動き回るためフルヒットそのものが難しい。
彼らを相手取るには前後に向けて貫通矢を突き通し続けるだけのニヒルな腕前が要求される。
逆にいえば、この武器で上記の連中を手早く狩れることは相応の腕前であるという証拠と考えていい。
- 実は基礎スペックが十分なため百竜弓に食われなかった数少ない弓でもある。
詳しく言ってしまえば貫通4のため水貫通型の百竜弓に本来は実力で敵うことはないのだが、
上述の通り水貫通というのが相手を選ぶため、手早く倒せるならスポンギニオン1つで十分なのである。
活躍の場を作るためにも第2弱点などに視野を広げ、誇りをもって担いでいきたいところ
(水が第1弱点というと少ないが、第2弱点にまで広げると実は結構いる)。
MHR:S
この弓を引くと、水が激しく
流れ出る。矢は激流を纏い、
全てを流す大河となる。
(水撃ドロスギニオン)
- マスターランクに突入し、水獣の素材を使用したスポンギニオン改、
泥翁竜の素材を投入し水撃ドロスギニオン、
最終強化として傀異化素材を用いた水撃ドロスギニオン改となる。
気になるその性能は- 属性弓として十分な攻撃力330
- 高めの水37
- 拡散3-貫通3-貫通4-(貫通5)
- 曲射、ビンには変更なし。
- スロットはLv3&Lv1。拡張性の高さがうれしい。
- 百竜装飾品スロットはLv3
今作では属性値そのものへの評価が見直された事も追い風となり、唯一の水属性貫通弓として独自の地位を確立した。
…のだが、歴史は繰り返す。
やはり今作においても水+貫通が有効な相手がかなり限られている。
環境さえかみ合えば非常に強力な一張りとして大活躍が見込めるものの……
と、肩を落としかけたのだが、神はこの弓を見捨てていなかった。
- ニッチな需要とはなるが、この弓が最適解となり得るモンスターが登場。
そう、かのオロミドロ亜種である。
水属性が第1弱点であり、溶熱状態となると全体的に肉質が軟化する長大な体躯。
さらに肉質が軟化することで、弱点特効および、百竜装飾スキル弱点特効【属性】が有効となる。
貫通弾・貫通矢強化、水属性攻撃強化を発動した上に会心撃【属性】なども発動させることで、
驚くほどの勢いでダメージを重ねられる。
…皮肉にも最初に遭遇する海竜種が最後に登場する海竜種を粉砕する下剋上が展開されることとなった。- 新たに追加されたフロンティアモンスターエスピナス亜種に対しても十分有効。
特大火力が自慢の難関モンスターだが、体格も大柄で肉質が柔らかくなりやすく水に弱いため、
あらゆる方向から矢が抜けていくこの弓はある種の特効といえる。
- 新たに追加されたフロンティアモンスターエスピナス亜種に対しても十分有効。
- 上位同様に倒すことだけを考えるならヤツカダキ亜種にも有効。
肉質も良心的で貫通する矢の特性により足の部位破壊がサクサク終わるため、トゲや甲殻集めに最適だったりする。
また怨嗟響めくマガイマガドも通常種以上に有効な相手となる。
テオ・テスカトルやアンジャナフに対しても上位の頃と変わってはいない。
どいつもこいつも上位同様にしっかり矢を通す腕前と絶妙な距離感と臨機応変さが要求され、
かつMRの強化により正面に立つのが上位以上にリスクを孕む連中ばかりだが、
使いこなせばその努力と危機管理能力に見合う強力な性能を見せてくれるだろう。
- 後のアップデートでアマツマガツチが復活し、ラスボス弓のジンクスである癖の強い溜め段階を捨てて、
真っ当な水属性貫通弓に生まれ変わった凶弓【小夜嵐】と再び相まみえることとなった。
…が、本作は属性重視の環境であり、上記の通りに水属性は特にその傾向が強い事もあり、
【小夜嵐】は無属性貫通弓の筆頭であるイヌキとの挟み撃ちに遭い、完膚なきまでに敗北を喫することになったのだった…。
余談
- 通常種武器名のスポンギアはド直球にスポンジ(海綿質)のギア(道具)というネーミングであろうか。
スポンギニオンやドロスギニオンは結合・連合・同盟など、
複数が連なり一つの形になることを表す単語ユニオン(union)から採られたものと思われる。
ルドロスの群れを統率するロアルドロスの武器らしい元ネタと言えるだろう。
- 亜種武器名のアミルバハルは、アラビア語のアミール(軍司令官・首長等の意)とバハル(川・海)を合わせたものであろうか。
同様に強化先のバタルバハルはアラビア語のバタル(英雄)が元ネタと思われる。 - その名前が北斗の拳の登場キャラクターを連想させる事からアミバ様の通称で呼ばれる事も多い。
- MHP3
フフフ…
ウラガンキン あれは いい的人形になる
フム…毒もいい 心配するな おれは貫通だ おれに不可能はない!!
うまく貫通すれば、討伐時間は2分の1になる………ん!? まちがったかな… - MH3G
くっ!爆破!爆破!爆破! どいつもこいつも爆破!なぜだ!なぜやつを認めてこのおれを認めねえんだ
フ…フハハ!! 竹取ノ弓よくぞ成長したものだ!! フハハハ~!! - MHX
うくく!! わああ!! い…いやだ たすけてくれえ!!
な…なぜおれがこんな目に!! 最強のガンキンキラーの この おれが なぜぇ~!!
うわっ うわああ うわらば
- MHP3