MH-Rに登場する女性ライダー。CV:久野美咲
1月6日生まれの12歳。所属は雪の都市セレルカ。
概要
- 黒の使徒の幹部【恐雪のエスメラルダ】
黒王ネロを「パパ」と呼び付き従う少女。
感情が乏しく、口数が少ないため何を考えているか伺うことが出来ない。
個人としての能力は年相応だが、ライダーとしてガムートを操ることに
長けており、その能力は計り知れない。
キャラクター
- 黒の使徒の幹部として特派観測隊と敵対する少女。
なんと12歳であり、現実だとおよそ小学5~6年生程度。
13歳のアシュリーを上回って(?)、現状確認されているライダーの中では最年少である。
- 物語ではあまり出演することは無いが耳に包帯を巻かれているアイルーの人形を持っている。
また、全身を縮小したガムート装備に近いものを纏っている為わかりにくいが淡い緑色した髪を持っている。
- 非常に口数が少なく、何を考えているかわかりにくいどころか
どこか不気味さすら感じさせる雰囲気を持つ。
一応同じ幹部には多少小話程度ならするようである。
- 特筆すべきは彼女の戦闘スタイル。
一言でいうとエスメラルダ自身は特に何もしない。
オトモンによるゴリ押しという何というか脳筋に近いやり方だが、こう表現するしかない。
問題はそのオトモンだが、あろうことかあのガムートである。
つまりガムートの圧倒的な巨体と大地を揺るがす程の破壊力に任せて敵陣に特攻する。
ガムートの生態でも説明されているひとたび荒れ狂えば誰にも手のつけられない脅威となるガムートの脅威を
完全に味方に付けているも同然の事をしており、
最早やってる事はメインシリーズで言うラオートやMH3G時代のパチンコとかMHWorldの旧仕様斬裂弾と同じである。- ちなみにエスメラルダがすっきりしたと発言している為やっている本人はかなりストレス解消になるようだ。
まあ確かに彼女から見たら無双系のゲームみたいで、一気に見晴らしが良くなる光景はかなり壮観なのかもしれない。
先ほどの例と同じとも言える。
相手からしたらそんなことでストレス発散されても困るが…てかこう書くと前述した例が下方修正されたのも納得である。- ある意味でMHシリーズの世界観上での「ライダーの脅威と危険性」が限りなく完全に近い形で顕現した存在であり、
MHSTなどで主人公がハンターや書士隊から強く警戒され、厳しい対応を取られる理由の一端が見て取れる。
ましてやこれが更に強靭な装甲などで武装したり、生体改造なんてされてしまったとすれば……。
- ある意味でMHシリーズの世界観上での「ライダーの脅威と危険性」が限りなく完全に近い形で顕現した存在であり、
- ちなみにエスメラルダがすっきりしたと発言している為やっている本人はかなりストレス解消になるようだ。
- この戦法の強みは何といってもその汎用性である。
基本的にガムートが主な攻撃手段になるのでぶっちゃけガムートをそこに配置できればそれでいいことになる。
あとはガムートに適当に暴れてもらえば、
建物は意味を成さずに崩壊し、敵対する者を一方的に追い詰めていくことができる。
雪原ならば身を隠して奇襲でき、雪山内なら咆哮を上げて強制的に雪崩を起こすことさえできる。
終盤に至っては高所から飛び降りて上空から敵陣の真ん中に飛び込んできた。
- しかしここまで読んだ人はこう思ったのではないだろうか、
「ではガムートをそこに出させなければ良いのでは」と。
しかしそうはエスメラルダとガムートが卸さない。
なぜならガムートが出現できない場所がどう足掻いても存在しないから。
例えばガムートが侵入不可能な洞窟があるとしよう。ここならその進撃に怯えることはない。
だがガムートの破壊力を使えば、彼女の突入経路をガムート自身の手で作り上げることができてしまう。
詰まるところ、この手の能力の使用者にありがちな弱点である「能力が封じられたら急激に弱くなる」を
「そもそも封じる手が存在しない」という理不尽すぎる方法で克服している。
- また、彼女自身だって戦力がないわけでない。
巨獣剣に似た武器を使用し氷の竜巻を引き起こすというとんでもないことをしてくれる。
一応物語でその姿を見ることは無いが、もし彼女がガムートから降り、連携して襲い掛かってくるなんてことになったら、
より恐ろしいことになったのは想像に容易い。
ある意味特派観測隊は命拾いしたのかもしれない。
- 結果として彼女はほかの幹部と違い不意打ち等を除くと敗走はおろか特に苦戦する描写が存在しないという
別格レベルの強さを最後まで誇っていた。下手すると幹部最強は彼女かもしれない。
- 前述したように非常に口数が少ないが、それは彼女の過去に関係している。
彼女の過去、それは同作品に出ているマガツキやメインシリーズでは骸まとう龍や
金と銀がもたらす悲哀の依頼主に匹敵するレベルの惨劇である。
彼女は元々セレルカの辺境にあるイズナーシュ村に住む女の子であった。*1
その村に住んでいた頃は非常に明るい年頃の女の子のようだったが、村は突如1月6日に滅びを迎えてしまう。
彼女はこの日の夜、自宅で誕生日を祝ってもらっている真っ最中であった。
この際前述したアイルーの人形は両親からの誕生日プレゼントだった。
しかし、その時村にモンスターが襲撃し両親を含んだライダーが急遽出撃することとなり、
両親もエスメラルダは自宅に隠し村のライダーと共に撃退に向かった。
両親が家を出てから時が過ぎ何も聞こえ無い状況に疑問を感じた彼女は
家から出て様子を確認することにしたが、外は地獄であった。
民家も村人も皆無残なまでに粉砕され、村はセレルカに救難信号を上げる事すら出来ない程の壊滅的なダメージを負っていた。
この惨状を作りあげたのは、何故か黒の記憶石を埋め込まれているティガレックスである。
エスメラルダも危うく被害者のうちに入りかけていたが、恐らく彼女の父親のオトモンのガムートがまだ生存しており、
彼女はガムートを従え、ティガレックスを退ける事でなんとか九死に一生を得た。
しかしこの惨状とあまりに突然すぎる両親との別れは幼い少女の心には深すぎる傷を与え、
その結果彼女の心は砕け散ってしまい感情そのものを忘れかけてしまった。
しかし、その場を訪れた黒王ネロが現れ彼女は何故か彼の事を「パパ」と呼び、
黒王ネロも彼女の戦いを見ていたので黒の使徒として彼女を配下に加えた。
しかし、実は黒王ネロこそフウガを裏切りセレルカ近郊を訪れていたイサイと共に
表向きはモンスターに対し黒の記憶石を埋め込むとどうなるのかという実験、
真の目的はエルドラ王国にある大絆原石の在処を村のライダー、しかも彼女の両親が目撃した為
その事実を村を滅亡させ報告そのものをさせないという形での隠蔽という鬼畜の所業を行なった、
彼女の故郷と両親を奪った間接的な犯人であり、本来なら彼女にとって故郷と両親の仇といえる憎き存在である。
彼女はこの事実を知ったらどうするのか…それとも。
関連項目
シリーズ/モンスターハンター ライダーズ
登場人物/ルーナ - 幹部の中では比較的行動を共にしていた