モンスター/ルナガロン

Last-modified: 2024-04-24 (水) 20:10:57
種族
牙竜種(竜盤目 四脚亜目 凄爪竜上科 ルナガロン科)
別名
氷狼竜(ひょうろうりゅう)
異名
月光賛歌
英語表記
Lunagaron
危険度
MHR:S:★7
登場作品
MHR:S
狩猟地
大社跡, 寒冷群島, 城塞高地, 密林, 獄泉郷,

目次

特徴・生態

主に雪と氷に覆われた山岳地帯や洞窟を根城とする大型の牙竜種。
瑠璃色の外殻に覆われた体躯に先端が三つ又に分かれた鋭利な尻尾、
そして四肢に備わる朱色の鋭い爪が特徴で、外見や生態の一部は狼のそれに似ている。
また、腹部には体内に取り込んだ空気を冷却する核のような器官を持ち、
これを利用して作り出した冷気を生態行動や戦闘時に様々な形で利用する。
このような特徴からハンターズギルドからは《氷狼竜》とも呼ばれる。
基本的には寒冷地に生息するが、全身に冷気を巡らせる事で体温を調節し、
多少は温暖な環境下においても難なく適応する事が可能。
更に単独で長距離を移動できるスタミナも加わり、生息域そのものは非常に広範囲に及ぶ。
また、海を越えて従来は確認されていなかった地域に進出し、
現地のモンスターを襲撃したという事件も確認されており、
近年ではカムラの里の近隣地域や寒冷群島などでの出没も報告されている。
夜間にはより積極的に行動する傾向があり、特に美しい満月が観測されている夜が顕著。
高地にて月に向かって遠吠えをする姿は力強くも美しく、
その様子は月明りを浴びる事に歓喜しているかのようとも言われる。
冷気は白いガス状のブレスとして口から吐き出され、獲物や外敵に対する攻撃手段としても活用される。
また、口だけでなく全身の至る箇所からも冷気を放出し、
その冷気を全身に纏う事で外殻を部分的に凍り付かせ、武器や装甲のように身に纏う能力を持つ。
周囲の大気までも冷却しながら瑠璃色の甲殻が白銀に染まり行く様は非常に美しいが、
通常よりも危険度は増大するため、対峙している最中ではその姿に見惚れる余裕は無い。
夫婦で子育てをする習性を持ち、幼体は親から氷漬けにされた餌をそのまま与えられ、
それを噛み砕くために強靭な牙と顎の力を手に入れ、
親や兄弟とじゃれ合う中で互いの身体に噛み付き合う事で外殻の強度を高めながら成長する。
幼体の腹部は白い体毛のようなものに覆われて見えるが、
これは発達中の器官が生み出す冷気によって副次的に発生した霜であり、
実際の体毛のように腹部を保護し、怪我を防止していると考えられている。
獲物を狩る際には爪を武器として利用する事も多く、
その爪は多くの獲物を仕留めた個体のものほど深みのある朱に染まると言われている。
大型の牙竜種の中では非常に珍しい特性として、完全な二足歩行体勢を取る事ができる。
基本的には四足歩行の形態で活動するが、身体の冷却を止め体内温度を上昇させることで筋肉を膨張させ、
更に全身に氷を纏うことで重心位置を変えて二足歩行を可能とする。
この性質から一時はその容姿についての情報が錯綜し、
目撃者によれば「地を這う獣」にも「尖った耳と尻尾を持つ大男」にも見えたという。
強敵との戦いでは力強い咆哮と共に後脚のみで立ち上がり、前脚やその爪を自在に振り回せる体勢となる。
戦闘時においてはこの二足歩行体勢こそルナガロンの真の実力が発揮される形態であり、
見た目以上のパワーとスピードで怒涛の猛攻を仕掛けてくる。
氷の装甲を纏った爪は鋭い風切り音を立てながら敵を切り刻み、
時には前脚の爪を貫手のように突き出して貫く、側面に回り込む敵を後脚で蹴り払う、
更には自分と同等クラスの体格を誇る大型の竜を正面から受け止めた上に投げ倒すなど、
前脚を「手」や「腕」として、そして後脚を「足」として存分に活用した動きを見せる。
特に爪を使った攻撃は脅威で、「その爪で切り裂けぬものはない」と恐れられている。
その戦闘力と凶暴性は「無双の狩人」とも称される雷狼竜ジンオウガとも互角に渡り合えるほどであり、
熟練のハンターと言えど並大抵の実力ではルナガロンを制する事は難しいと言わざるを得ない。
ルナガロンの素材は加工を施した後でも冷気を発する性質が微塵も衰えず、
迂闊に触れたものを氷漬けにしてしまう場合もあり、取り扱いには細心の注意が必要。
その代わりに武具としての性能は優秀で、鋼のように堅牢でありながら非常に軽く、
溢れだす冷気によって使用者の思考や感覚は適度に研ぎ澄まされるという。

概要

漏れ出でる光はかすかに
闇の中 彷徨は続く
地を踏み締め 歩みは止むことなく
その身の全てを研ぎ澄まし
  
いよいよだ を分けは姿を表し
地を山を 銀光が降り注ぐ
  
躍り 駆け出し 湧き出でる力に震え
歓喜の咆哮に 真なる姿を曝け出す
  • シリーズ初となる氷属性の牙竜種であり、普段は寒風吹き荒ぶ山岳地帯を主な生息地としている。
    牙竜種はMHWorldで一気に数が増え、MHRiseではメインモンスターも務めるなど活躍の場が増えているが、
    今回でも新たな属性を持つ新モンスターが登場するなど、レパートリーも豊富になってきている。
    牙竜種の新モンスターとしてデビューしたルナガロンだが、
    その特徴は過去作の強豪牙竜種を彷彿とさせるものが多く、
    古龍と並び「王域三公」に数えられるなど、立ち位置も先輩に恥じない強豪ポジションを獲得している。
    • 別名である《氷狼竜》は「属性+狼竜」という組み合わせになっているが、
      これはMHP3のメインモンスターである雷狼竜ジンオウガと同じ組み合わせになっている。
      顔つきも細長い吻に三角形の大きな耳介のある精悍な相貌で、
      牙竜種の中でも哺乳類らしいジンオウガ似である。
      また、明確に「遠吠え」を行うのはジンオウガとルナガロンのみが持つ特徴である。
    • 他方、「ルナガロン」と言う名前は直球でMHWorldで初登場した
      惨爪竜オドガロンを思わせる部分が存在する。
      ディアブロスモノブロスウラガンキンラドバルキンのように
      近縁種の関係にあるモンスターは名前が似通う傾向にあるため、
      ルナガロンもオドガロンの近縁種ではないかと考えるハンターも多かった。
      名前以外では細身な身体や切り裂く事に特化した鋭い爪、
      軽やかで素早い身のこなしをするという生態上の特徴もオドガロンと酷似している。
      • 後に発行された公式資料集にてオドガロンと同じく凄爪竜上科に分類されることが判明。
        遂にオドガロンの近縁種であることが確定となった。
        なお、同じ凄爪竜上科には他に、MHR:Sで共演している飛雷竜トビカガチ
        MHW:Iで登場したウルグがいる。実は意外と親戚が多かった
    • 反対に牙竜種として全く新しい要素も持ち合わせており、
      ルナガロンは驚くべきことに牙竜種で初となる二足歩行を行う。
      牙竜種は四脚亜目に属する事から分かるように基本的に四足歩行であり、
      モーションの最中に一時的に二足で身体を支える場面はまれにあるものの、
      完全に二足歩行となり、蹴りを含む立ち技主体の攻撃まで行う牙竜種は前代未聞の存在である。
      牙竜種という先入観から四足状態が印象づけられていた事もあり、
      プロモーション映像にてブラキディオスのダイナミック田植えや
      ラージャンのデンプシーを彷彿とさせるフットワーク

      暴れ回るルナガロンが初公開された時は驚愕するハンターも存在した。
      オンラインプログラムや公式サイトでの紹介によれば、
      この二足歩行状態がルナガロン最大の特徴であり、
      これこそルナガロンの真価を発揮する形態であるようだ。
      • ただし二足歩行となるのはあくまで戦闘中のみであり、移動時やエリアを徘徊している時は四足歩行である。
  • 今作でモンスターに与えられる西洋妖怪・怪物としてのモチーフだが、
    ルナガロンのそれは「狼男(人狼)*1である事が開発から明言されている。
    狼型のモンスターである、月に向かって吼える習性がある、狼でありながら二足で立つなど、
    他モンスターと比べてもモチーフ元は非常に分かりやすい。
    • なお、メル・ゼナのモチーフが「吸血鬼」、
      ガランゴルムのモチーフが「フランケンシュタインの怪物*2である事を考えると、
      王域三公は海外で最も有名な三体の怪物、
      西洋三大怪物」をイメージした選出になっていることが窺える。
  • 上述したように普段は城塞高地の氷雪地帯や寒冷群島などの寒冷地に棲息しているが、
    冷気による体温調節の賜物か、緑豊かな熱帯の密林にも棲息しているようだ。
    また、海を隔てた遠い地である大社跡にもそのまま居着いてしまったのか出現している。
    氷属性を使うモンスターは寒冷地以外のフィールドには登場しない種も多く、地味に珍しい特徴である。
    ただ流石に体温調節の限度もあるのか、昼夜の寒暖差が激しい砂原や火山地帯である溶岩洞にまでは姿を見せない。

MHR:S

  • サンブレイクのストーリーの幕開けを飾るモンスターである。
    百竜夜行の脅威を討ち払い、平和を取り戻したカムラの里
    今まで確認されていなかった盾蟹ダイミョウザザミが出現。
    見事狩猟した猛き炎こと、主人公らの前に突如としてルナガロンが襲来し、
    これを追ってきた観測拠点エルガド王国騎士フィオレーネと出会う…という導入となる。
    • フィオレーネの話によれば、普段は王国の領域を離れぬ王域生物たちが
      突然その縄張りを急拡大して他の地方へ侵出するという異常事態が発生しており、
      王域三公たるルナガロンもその影響で遥か遠くのこの地までやってきたのだと言う。
      この一連の事件の終結を図るため、猛き炎はフゲンの推薦の元、
      フィオレーネと共に遠い異国の地たるエルガドまで遠征に行く…
      というところからサンブレイクのストーリーが始まることとなる。
    • 前述したようにルナガロンが城塞高地で縄張りとしているのは
      標高が高く雪と氷で覆われた山岳地帯である。
      ルナガロンは環境の変化にも強いらしく、長距離の移動もお手のものであるとはいえ、
      海を越えた大社跡まで訪れるのは本来の生態に根付かない異常な行動であるようだ。
    • 最初に登場するサンブレイクの大型モンスターという大役を任されている上、
      それだけに収まらず王域三公として大々的に告知されており、
      プレイヤーの期待は大いに高まっていたのだが、
      王域三公の情報公開前は過去作のMRで最初に狩猟する大型モンスターと同ポジションと思われてしまい、
      生態系やゲーム中でも序盤のモンスターに準じた強さなのだろうと勝手に判断されてしまっていた。
      実際には大社跡での遭遇は単なる顔見せであり、本番である城塞高地で実力を見せてくれるのだが…。
      なんなら最初に狩猟出来るモンスターは盾蟹の方だし。
  • 本格的に登場するのはMR4への緊急クエスト、「赤月に吼える氷狼」。
    同じ王域三公であるガランゴルムより一つ上のクエストランクでの登場となる。
    大社跡での騒動の後、暴走しているルナガロンが城塞高地にて捕捉されたため、
    襲撃された借りを返すべく王国騎士フィオレーネと共に挑むこととなる。
    • 登場ムービーでは城塞高地を彷徨うルナガロンが、
      月に向かって背のトゲを迫り出し氷を纏いながら咆哮する姿が見られる。
      悲しげなbgmにフィオレーネの語りも合わさって非常に雰囲気が出ており、
      今作の登場ムービーの中でも屈指のカッコよさと評判。
    • 同クエストでは非ターゲットモンスターとしてガランゴルムが出現する事もある。
      後述する様に専用の縄張り争いが存在するので、ここで初めて見たというハンターも多いだろう。
      縄張り争いが終わったらそのまま、ガランゴルムの操竜でルナガロンを追い詰めてやろう。
      他にはベリオロスなどが非ターゲットに選出される事もある。
  • クエストが終了すると、ここでストーリームービーが挟まる。
    ルナガロンを調べるバハリ達だが、周辺に飛翔する謎の小型生物キュリアが出現。
    調査の中断を叫ぶフィオレーネの元に、今作のパッケージモンスターたる
    爵銀龍メル・ゼナが舞い降りる…という流れになっている。
    ストーリーの転換点を担う、いわばルナガロンから同じ王域三公であるメル・ゼナへの
    橋渡しの役割となるムービーであると言えよう。
唐突な緊急クエスト(ネタバレ注意)

その後はうさ団子の追加クエストや今作で数が増えた大連続クエスト*3などに登場する。
メインストーリーを進めていくとシャガルマガラドス古龍の狩猟も解禁され、
いよいよメインストーリーも大詰めというタイミングで、
唐突にルナガロン一頭の狩猟が緊急クエストとして登場する
クエスト名はキュリア集結
ストーリーの影で暗躍し、脅威を増していったキュリアが一同に会する異常事態である。

  • 不穏な空気の中で城塞高地に赴くと、生物の雰囲気が一つたりとも感じられない
    紅色の粒子に満ちたフィールドの中、メルクーやケストドンの死体が野晒しになっているのはおろか、
    環境生物ですら一匹もその姿を現さない異様な光景が広がっている。
    そしてエリア2でガランゴルムが、エリア5でラングロトラが、エリア10でジンオウガが死んでいる*4
    無残極まりない場所を通り抜け、生き残りであるターゲットと邂逅すると、
    その身体にキュリアを集らせ、いつもと違う紅色の光を薄く纏ったルナガロンが襲いかかってくる事となる。
    • このルナガロンを狩猟した直後、そのままキュリアは何処かへ群れを成して飛翔。
      遂に還るべき場所を見つけたキュリアに応えるように大地は揺れ、
      城塞高地の外れにある砦跡に大穴を開けてキュリアを従える真の主が姿を現す事となる。
  • 今作のラスボス登場前に登場するというポジションであるため、
    通常モンスターでありながらラスボスの前座を務めるという大役を任されている。
    総じて序盤から中盤、そして終盤に至るまで出番が用意されており、
    今作のモンスターの中でも印象に残りやすいだろう。
    • 今までのシリーズではMH4における狂竜化ティガレックスを狩猟する
      高難度:戦慄のティガレックス」というクエストが
      ラスボス直前のクエストとなっているため、最もポジションが近いと言えるか。
  • このクエストに登場するルナガロンはただキュリアに纏わりつかれ、
    薄い紅色の粒子に覆われているだけであったが、
    ラスボス狩猟後に急速に進化したキュリアはただ精気を吸うのみではなく、
    モンスターを無理やり共生相手にするという急速な進化を遂げる。
    これらのモンスターは傀異化モンスターと呼ばれており、
    異常なタフさや劫血やられを用いる点、捕獲不可能なほどの凶暴性など、
    「キュリア集結」のルナガロンよりも脅威悲惨さが増した性質を持っている。
    Ver.10までではルナガロンの傀異化個体は存在していなかったが、
    Ver.11からMR★4のモンスター達と共に傀異化ルナガロンも登場する事となった。
    公式サイトでは傀異化したルナガロンのCGイラストがメインに据えられており、
    狂気的な赤色に染まり襲い来るルナガロンの姿はなかなか格好良い。
  • 実は緊急クエストを除くと、結構な数の大連続狩猟のフィールドが密林や大社跡に指定されており、
    見た目の印象に反して緑豊かなフィールドで戦う機会が意外と多かったりする。
    ちなみにVer.10.0.2時点でルナガロンが狩猟対象となるクエストは、
    城塞高地6*5、大社跡3、密林と寒冷群島が2と、
    意外なほど寒冷群島でルナガロンと戦う機会がない。
    • アップデートではMR★6に密林1、闘技場1が追加されている。
      また、イベントクエストでの選出率が高く全部で6クエストと、
      激昂したラージャン、タマミツネを凌いで単独1位となっている。
      イベクエはイベクエで塔の秘境に3度も出ているが

戦闘能力

  • 牙竜種らしく軽やかな身のこなしと鋭い爪牙による攻撃がメインとなるが、
    ルナガロンはそれに加え“複数のモード”を使用する戦闘スタイルを持つ。
  • 通常状態である四足歩行状態では、同骨格であるトビカガチやオドガロンを思わせる攻撃を行う。
    彼らが行う闊歩はもちろん、噛みつきや飛びかかりなどの軽い攻撃が共通している。
    また、生態行動時にはジンオウガと同じようにお座りの後月に向かって咆哮するが、
    咆哮モーションは狼男のように立ち上がって咆哮するものとなっている。
  • そして、後脚で立ち上がる“二足歩行状態”。
    この世に斬れぬものは無いとさえ言われるほどの鋭い両前脚の爪を武器とし、
    軽いフットワークから斬撃を振るう攻撃を繰り出してくる。
    ルナガロンは二足歩行状態と四足歩行状態をスムーズに切り替えてくるため、
    四足状態で戦っていたとしても次の瞬間に立ち上がってくる二足歩行状態になることもある。
    そのフットワークは四足での噛みつきから身を翻して二足になり、
    爪で斬りつける攻撃に瞬時に移行するほどの速さを誇る。
    基本的にはどちらの状態にも対応できるよう、常に警戒して戦うようにしよう。
  • 更に体表を氷結させ氷の鎧で覆う“氷衣状態”。
    体をうねらせながらガスを放出し、身体の各部位に鋭い氷の棘を纏う。
    いくつか段階があり、まず一段階目として前脚と後脚、そして尻尾に氷を纏う。
    纏い方がわずかである事から分かるようにまだほんの小手調べ程度のモーションしか使ってこない。
    ガス放出はしっかり当たり判定があり、氷属性やられにもなるので注意。
    因みにこのモーションには「氷衣織成」という妙にカッコいい名前がつけられている。
    • 二段階目として低い唸り声を上げながら再びガスを放出、背中から棘を迫り出しながら背部、
      顎部から腹部にかけてと鋭い氷の棘を形成し、立ち上がって咆哮を行う。
      後脚で立ち上がってから直線状に氷結ガスをブレスとして放つ攻撃等も行ってくるようになる他、
      この段階から前述した二足歩行状態が解禁される。
      前脚を使った攻撃が追加され、思いっきり振りかぶってから地面を抉り穿つ攻撃や、
      素早い貫手、地面へ振り下ろす連続お手のようなモーションなど非常に多彩。
      特に、咆哮してから両前脚を連続で斬りつける「暴れ連続ひっかき」はかなりの攻撃範囲と威力を誇る。
      • また、空高く飛び上がり小さな氷の塊を降らせてくるという
        氷を纏う狼モチーフの「ガロン」仲間であるオルガロンを彷彿とさせる攻撃も行ってくる。
        但しオルガロンのそれとは異なり、回り込むようにして使ってくる為より隙が小さめである。
      • 二段階目での疲労中に限り拘束技(捕食)を行ってくる。
        前脚でハンターを捕らえ、掴みながら立った状態でムシャムシャとした後、地面に叩きつけるというもの。
        とはいえ疲労中でも使用してくることが滅多にない為、見たことがないハンターの方が多いだろう。
    • 三段階目として、身を震わせて咆哮しながら身体中に更に氷を纏い、両前脚の爪氷の刃を形成する。
      この状態が氷纏いを最大に行った形態であり、怒り状態への移行と共にこの形態になる。
      二段階目とモーションは殆ど共通だが、最終形態(しかも怒り状態)という事で非常に激しくなり、
      また氷の爪が追加されることで貫手や「暴れ連続ひっかき」などの攻撃はリーチも伸びている。
      • そして必殺技とも言える技が、バク宙をしてから勢いよく前に突っ込み、
        両腕の爪をクロスするようにして斬りかかる「ビーストスライス
        事前動作の短さとモーションの速さ、軸合わせの優秀さに加え、
        ダメージも必殺技相応に高いという非常に強力な技になっている。
        しかし隙は大きいため、モーションを覚えればこちらのチャンスにもなるだろう。
        単発ヒットなのでカウンター系の技で迎撃するのも有効。
      • 攻撃は極めて苛烈になるものの、多くのダメージを与えると氷衣状態の解除と共にダウンが狙えるようになる。
        氷を纏った部位の肉質も軟化するため、ルナガロンの攻撃のリズムを覚えてテンポ良く反撃できるようになれば、
        素早い動きにも翻弄されずにルナガロンと戦えるようになるだろう。
        しかし、氷衣状態であっても怒り状態以外は頭しか弱点特効が通らないのに注意。
        怒り状態になると全体的に肉質が軟化し、腹と前足にも通るようになる。
  • 怒り状態時は顔や前脚が紅潮し、
    この状態では氷を全て剥がされていても氷結ガスを用いた攻撃を使ってくるほか、
    咆哮と共に一気に氷衣状態最大に移行してくる事もあるため、
    たとえ氷衣状態を制したとしてもルナガロンが怒っている場合は油断できない。
  • 実はルナガロンの攻撃の約半分にふっ飛ばし判定がない
    代表的なものは四足時の円を描くように噛みついて翻る攻撃や、二足時の貫手など、
    他のモンスターならふっ飛ばされる攻撃がふっ飛ばない。
    そのためかいくぐっているつもりが気が付くと体力が危険域になっていたり、
    最悪なにも知らぬ間に1乙したりすることも十分あり得る。
    MRまで到達したハンターに今更言うことでもないが、攻撃を受けたら
    しっかり体力を回復することを意識しよう。
  • また、多くの技には見た目通り氷属性やられの状態異常が付与されているが、
    最大氷衣状態の爪攻撃にも幾つか付いている。
    特に貫手での攻撃はダメージリアクションが吹っ飛びではなく、食らったことを認識しづらいため注意。
  • 部位破壊箇所は頭、両腕、尻尾。MRの例に漏れず怯み値は全身を通して高め。
    しかし、体力が他のMR4モンスターより多めに設定されており、
    部位も狙いやすいため部位破壊前に体力が尽きてしまう事態は(多少の差ではあるが)起こりにくい。
    頭はオドガロンと同じく2段階破壊だが、小顔の上に氷を纏うため白い傷跡が紛れてしまい非常に分かりづらい。
    最大弱点で狙うチャンスも多いため気付いたら勝手に壊れていることが多いだろう。
    逆にいかにも壊せそうな見た目に反して背中は部位破壊できない。
    尻尾は切断できず、破壊のみ。尻尾攻撃のリーチを狭める手段は使えないが、
    セミレア素材の靭尾殻が80%とほぼ確定で手に入る上*6
    レア素材の秘氷玉が手に入る可能性もあるのでぜひ壊しておきたい。

傀異化

  • Ver.11よりルナガロンにも傀異化した個体が登場。
    勿論氷衣状態も使ってくるがこの手の形態変化にしては珍しく傀異鈍化しても解除されない。
    とはいえ肉質の柔らかい氷衣状態で傀異鈍化で動きが鈍くなってくれるとむしろハンター側へのメリットが多い。
    ただし鈍化してもブレスやガスが不発になったりはせず、
    氷衣状態かつ傀異鈍化状態では拘束攻撃を仕掛けてくることがあるので油断しないように。
  • いざ戦闘すると分かるが、武器種によっては傀異鈍化が難しい。
    平時の肉質が非常に硬く、氷衣状態で肉質が軟化しても動き回る攻撃が多いせいで攻撃を当てづらい。
    よって、傀異鈍化に必要なダメージが足りず傀異バースト……がとにかく発生しやすい。
    頭部以外の弾肉質がとにかく硬い他、双剣の螺旋斬は頭部以外に当たると通り抜けてしまうと、
    流行している狂化奮闘双剣や各ガンナー装備ととにかく相性が悪いため傀異鈍化を狙うのは至難の業。
    Lv300付近の高レベル帯はとにかく動かさずにタコ殴りにしなければ傀異鈍化に持ち込めず、
    かといって移動攻撃も多く攻撃力も高い……と、数ある傀異化個体の中でもトップクラスの強敵となる。
    • 一方で打撃武器で戦う場合、打肉質がそれほど硬くはないこと、向こうから近づいてくること、
      傀異鈍化する頃にはスタミナも尽きている場合が多く立ちっぱなしの的になることから非常に御しやすい。
      ガンランスも肉質を無視できる上に砲撃の火属性を活かせるので相性は良い。
  • Ver.13以降、武器の傀異錬成の傀異スロット拡張と属性値強化に大量の傀異化した凶重骨が必要となり、
    属性ダメージの重要性が高い武器を扱うハンター達に度々乱獲されることとなった。合掌。
    • が、非氷衣状態の肉質の硬さや行動の素早さから慣れていないと傀異鈍化が難しく、
      周回するにはとにかく面倒な要素が多いためかガンナーや双剣での乱獲を敬遠される傾向は強く、
      凶骨なら全体を通して肉質が柔らかくゴリ押しのしやすいオロミドロ亜種、
      同じく肉質が柔らかくカウンターを取りやすいティガレックスの方が乱獲のしやすさでは上のため
      効率を求める観点からそれらの武器種からは敬遠されることもある。
      一方でオロミドロ亜種の挙動を苦手とする近接武器種も少なからず存在し、
      氷衣状態でザクザク斬ったり殴ったりする気持ちよさを求めるハンターからは素材集めを兼ねて好んで狩られている。
      攻撃を身躱し矢斬りで対処しやすく、頭を火連射弓で撃ちやすいという弓使いもいるとか。

操竜

  • 操竜時は強制的に4足歩行モードになる。
    基本的に操竜時は物理攻撃技が中心となる。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は直線状への長距離移動する突進かみつき。
      溜め時間が長く威力は低いが、長距離移動できるので便利な技。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は前方への宙返り尻尾攻撃。
      密着時用で出が早い、弱攻撃らしい攻撃。
      下記の立ち大攻撃を当てたい時は、この攻撃から派生するといいだろう。
    弱攻撃後に一瞬だけ立ち上がる為、その時のみ強攻撃が立ち技に変化する。
    • 通常:強攻撃1(A / ↑+A)は扱いやすい頭振り上げ。
      出が早く威力も高いのでメイン攻撃となる。
      この攻撃と回避を連続して撃つのがメインの戦い方になるだろう。
    • 通常:強攻撃2(→+A / ↓+A)は直線状に延びる氷結ブレス。
      出は遅くモーションも長いが遠距離の相手に届くのが魅力。氷やられも付与できる。
      この攻撃で相手モンスターの動きを遅くしておくと戦いやすい。
    • 立ち:強攻撃1(A / ↑+A)はタックル。
      4足歩行時のタックルより威力が高く、移動距離が長いので遠くからでも当たる。
      Xの長距離突進後に出せば、ちょうどモンスターの背面から当てられて便利。
    • 立ち:強攻撃2(→+A / ↓+A)は前方へのボディプレス。
      こちらは移動距離が短く、溜めが長い分威力が高いタイプの一撃。
  • 操竜大技は咆哮→暴れ連続ひっかき→ビーストスライスのコンボ。
    氷纏いでなければ最初に咆哮をして氷を纏う。
    連続ひっかきをしてハンターが飛び降りた後にビーストスライスで氷やられを付与する。
    大技の最初に氷纏いでなければ技が終わった後解除する。
    • 氷纏い時の咆哮はダメージこそないが、相手をダウンさせることができるため、
      大技を丸々外すリスクは少ない。
      一方で連続ひっかきは1ヒットごとにダウンさせるほか、
      初動の咆哮によるダウンで距離が離されてしまうため、何発か外す可能性がある。
      特に、ドス古龍はダウンモーションが特殊でフルヒットさせづらい。連続で当てた時のモーションは面白いが。
      できれば壁ハメ壁際に追い詰めてからダウンさせたいところ。
      変幻翔蟲【紅】を取得した状態でのフルヒットダメージはかなりのもの。
      変幻翔蟲【金】を取得した場合は連続ひっかきが1ヒットごとにダウンさせる関係上、
      フルヒットすれば大量の素材を落とさせる事が可能となる為、
      道中で操竜してからターゲットの所に向かうのも一考だろう。
      お誂え向きにアクセスのしやすい広場エリアに変幻翔蟲【金】が生息しているので狙いやすい。

縄張り争い

  • 同じ王域三公であるガランゴルムと比べて獰猛な性質を持つからか、
    縄張り争いも複数のモンスターとの間で確認されている。
  • 等しく王域三公の名を戴くガランゴルムとも激突する。
    普段は穏やかで大人しく、臆病とも称される性質のガランゴルムだが、
    ルナガロンとは反りが合わないのか、唯一縄張り争いを仕掛けに行く相手となっている。
    • まずガランゴルムの右パンチをジャンプで回避しつつ背中に着地するも、抵抗により一旦離脱。
      死角側に降り立ち、勢いよく飛びかかってガランゴルムを押し倒すが、
      もみ合いの中で体勢を立て直したガランゴルムにマウントポジションを奪われる。
      そのまま剛腕の右パンチを受け大ダメージか……と思いきや、身を捻って紙一重できっちり回避。
      ガランゴルムに氷ブレスを吐きつけて怯ませつつ怒り状態氷衣状態最大に移行し、
      更にしなやかな尾で強烈なアッパーを食らわせてガランゴルムをダウンさせる。
    • ダメージ表記のない事前公開ムービーでは両者痛み分けの引き分けと見るプレイヤーも多かったが、
      実際は上記の通りルナガロンがノーダメージでガランゴルムを打ち負かす形となる。
      ガランゴルムはストーリーの流れではルナガロンより格下のモンスターとして遇されており、
      古龍を除いた王域三公の二頭に明確な力関係が存在することに驚いたハンターも多かったという。
    • 縄張り争い開始前に氷衣状態であった場合、開始と共に氷衣状態は解除される模様。
      ガランゴルムへの反撃の際に氷衣最大になり、縄張り争い終了時には氷衣状態が解除される。
      このような仕様は縄張り争い開始時に怒り状態になるイビルジョーや、
      戦いの最中に金獅子化して反撃を加えるラージャンなどと同じものが適用されていると思われる。
  • ガランゴルムと同じ王域三公の一体である爵銀龍メル・ゼナとの縄張り争いでは、
    まず組み付きからの跳躍でメル・ゼナをひっくり返して追撃を与えるが決定打にはならず、
    メル・ゼナからお返しとばかりに尻尾で拘束されてしまい、大きく引き摺られた後に上空へ投げられ、
    そのまま飛び上がったメル・ゼナによって勢いよく地面に叩きつけられてしまう。
    • 結果から言えばルナガロンは有効打を与えることはできず、
      古龍との格の違いを見せつけられた形になったが、
      最初にメル・ゼナの体勢を崩すことには成功しており、
      本種が持つ瞬発力の高さが改めてわかる内容となった。
    • 上述のようにルナガロンの敗北で終わる縄張り争いだが、最初の組み付きでメル・ゼナ側に小ダメージが入る。
      少ないダメージではあるが一矢報いており、同じ王域三公としての意地を見せたといえるだろう。
  • 別名の表記など共通点の多い雷狼竜ジンオウガとの縄張り争いも存在する。
    互いに間合いを測りながら睨み合い、ジンオウガが先制攻撃として飛びかかるがこれを回避。
    再び互いに距離を取った直後、ジンオウガは超帯電状態、ルナガロンは氷衣状態へと移行する。
    そのまま今度は互いに取っ組み合いとなるが、ルナガロンが懐を取る形でジンオウガを抱えて投げ飛ばし、
    ジンオウガは背中を強打したことで超帯電状態を解除させられる*7
    しかし、直後にジンオウガは再び雷光虫を集め一瞬だけ超帯電し、サマーソルトで反撃。
    ルナガロンが吹き飛ばされ、こちらも背中を強打することで氷が剥がれる*8という形で終了する。
    • 互いに超帯電状態、氷衣状態へ移行するという本気モードさながらの雰囲気はもちろん、
      ゆっくりと睨み合いながら間合いを取る姿からも迫力ある内容となっている。
    • また、体格ではルナガロンの方が少し劣るが、二本足での戦闘も得意としているからなのか、
      取っ組み合いではジンオウガを投げ飛ばすなど膂力の高さも見せつけている。
      しかし、純粋なパワーではジンオウガに軍配が上がるのか、追撃を振り解かれて反撃を食らっている。

武具

  • 防具は「ルナガロシリーズ」で、Twitterでも情報が公開されている。
    メル・ゼナの防具はドラキュラを、ガランゴルムの防具はゴーレムをモチーフとしているため、
    ルナガロンももちろん狼男モチーフの防具なのだろう…と、思いきや
    公開された男性防具はフルフェイスのヘルメットを身につけたメカニックな鎧という、
    ここに来て西洋妖怪モチーフを完全に捨て、カッコよさに全振りしたような仕上がりになっている。
    女性防具も氷でできたポニーテールが特徴的で、若干猫にも見えなくはない。
  • 武器鋼鉄をベースにルナガロン素材や氷で補強した、武骨でありながらもシャープなシルエット。
    近接武器は攻撃力と氷属性値のバランスが良く、短いが紫ゲージも持つため使いやすい。
    一方ヘビィは貫通氷結弾を主体とするが故に有効な相手が少ないが、
    その有効な相手であるディアブロスやエスピナスには滅法強いというじゃじゃ馬な性能。

余談

  • 俳優の山田裕貴氏によるモンハン特派員のサンブレイク潜入捜査レポートでは、
    第2回のサウンド制作体験にてルナガロンに関するものが登場している。
    サウンドディレクターの田中氏によれば、
    ルナガロンが氷を纏う際に発生するガスの音はスプレーの音を使用しているとのこと。
    また、ルナガロンの咆哮については何と実際の人間の声を加工したものであるという。
    これはモチーフである人狼が半分人間の存在だからであるようだ。
    人間の声を加工したものをモンスターの声として使用するというのは前例があり
    モンスター達のSEにもこういった工夫を違和感なく組み込めるのは流石である。
    • 更に同レポート内では制作体験の一環として実際に山田裕貴氏がルナガロンの咆哮を演じ、
      ルナガロンならぬヤマダロンとして加工してムービーに反映されるという一幕も見られた。
      そしてTVCMでヤマダロンの咆哮を熱演することに…
  • 生態・特徴の項でも触れているが、子育ての生態イラストが公式Twitterで公開されている。
    子ガロンを咥えて運ぶ親ガロンや、兄弟でじゃれあう様子などは必見。
    リプ欄には「可愛すぎて狩れなくなった」という怨嗟の声が多数寄せられることになった。
    なお、夫婦で子育てをするというのは本種のモデルとなったオオカミの生態とも一致する。
  • 2023年6月7日放送のモンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム Finalでは、
    サンブレイクのモンスター狩猟数ランキングで数ある乱獲モンスター達を抑えて2位にランクイン。
    この結果には意外だと感じたハンターも多数いた模様。
    理由は色々考えられ、
    • ストーリー中で必ず2頭は狩ることになる
    • アップデート以前から狩猟対象となるクエストが多めである
    • ルナガロシリーズに翔蟲使いや合気などの良いスキルが付与されている
    • 武器の傀異錬成のスロット解放及び属性値強化に必要な傀異化した凶重骨を出す
    • 周回に必要な氷結貫通ヘビィボウガンの作成、装飾品の作成にルナガロンの素材が求められる
    といった要因が重なったことがランクインに繋がったと思われる。
    ルナガロンにとっては災難の風だが。

モチーフについて

  • 上述してきたように西洋妖怪としてのモチーフは狼男である。
    狼男は東ヨーロッパを起源とするモンスターの一種で、
    「狼男」と呼ばれるが男性しかいないという訳ではなく、女性の場合は狼女と呼ばれる事もある。
    が、狼男のネームバリューと比べれば呼び名としては地味であり、男女の狼男が存在する作品では
    ワーウルフ人狼としてひとくくりにされる事も多い。
    • 現代では月、もしくは丸いものを見ると狼そのもの、
      あるいは狼と人間が合わさった姿に変身するとされていることが多いが、
      それよりも昔では変身方法や時間に制限はなく、
      場合によっては一年の半分ほどを狼の姿で過ごしたりするケースもある。
    • 多くのおとぎ話で悪役として登場するように狼の被害が多かったヨーロッパでは多数の伝承があり、
      それによって「狼男」を意味する単語が各国別れてかなりの数がある。
      一例を上げるとワーウルフ/ウェアウルフ(英語)、ヴァラヴォルフ(独語)、
      ルーガルー(仏語)、ライカンスロープ(ギリシャ語)など。
      他にも魔法によって狼の姿に変えられたギリシャの王の名を取ってリュカリオーンなども。
  • ちなみに完全な余談だが、狼男と吸血鬼は伝承の上で同一視される事も多く、
    噛まれると仲間にされる、銀の弾丸が効くなど特徴や弱点が共通する場合もある。
    中には狼男は吸血鬼の配下の一人であり、吸血鬼が持つ魅了の魔眼に逆らう事が出来ないという伝承も。
    ああ、やっぱり
  • 狼(イヌ科)がモチーフのオドガロン、ルナガロン、
    オルガロンとミドガロンには「ガロン」という名前が使われているが
    これはおそらく飢えた狼を指す「餓狼(ガロウ)」をもじったものと考えられる。
    • 他のカプコン製ゲームでは『ヴァンパイア』シリーズに疾風の人狼ガロンが登場している。
      同作は世界各地の怪物をモチーフにした格闘ゲームで、ガロンはイギリス代表であった。
      海外展開を念頭においていたタイトルであり、海外スタッフがJon Talbainと命名していたが
      後に日本語版では日本人に馴染みがない・分かりづらいと考えられた名前は変更されており、
      「ガロン」に差し替えられたという経緯がある。
    • このガロンというキャラ、東洋武術の心得がある人間が狼男と化したという設定。
      東洋武術の動きと気の力+狼男の力を混合したようなモーションを持っておりルナガロンとは共通点が多い。
      カンフー的な飛び蹴り・回し蹴りの他、爪を瞬間的に伸ばして敵を引き裂く技があること、
      氷衣状態のシルエットなどから元ネタではないかという説もある。
  • 同じくカプコン製のゲームであるロックマンゼロ4には、
    氷と狼の要素を併せ持つボスキャラ、フェンリー・ルナエッジというレプリロイド*9がいる。
    名前の通りモチーフは北欧神話の巨狼フェンリルだが、
    水色の体色、二足歩行の狼型、氷属性を持つという特徴だけでなく
    尻尾の形状がよく似ているため、セルフオマージュなのではという考察もある。

素材

氷狼竜の厚鱗
ルナガロンの厚く強固な鱗。
所々についた古傷は、過去の生存競争を戦い抜いた証。
氷狼竜の重殻
ルナガロンの頑強な甲殻。
表面に氷が幾重にも積み重なり、戦闘を支える高い強度を誇る。
凍てつく狼重牙
ルナガロンの重牙。
恐怖を体現するとされ、残忍なまでに鋭く、見た者を震えあがらせる。
氷狼竜の剛朱爪
ルナガロンの朱色に輝く剛爪。
より多くの獲物を刈り取った個体ほど、より一層濃く朱に染まるという。
氷狼竜の雹蒼核
ルナガロンの腹部に存在する蒼く光る核。
激しい冷気を発生させており、ルナガロンが持つ力の根源とされる。
氷狼竜の靭尾殻
ルナガロンの太い尻尾を覆う強靭な甲殻。
非常に鋭利で、触れた物を忽ち斬り裂いてしまう。
氷狼竜の秘氷玉
ルナガロンの体内で生成された希少な玉石。
強烈な冷気を湛え、触れた者の心を凍てつかせる。

関連項目

モンスター/メル・ゼナ - 王域三公仲間
モンスター/ガランゴルム - 同上
世界観/王域三公
フィールド/城塞高地
武器/ルナガロ武器
防具/ルナガロシリーズ
クエスト/キュリア集結 - 特殊な状態に陥ったルナガロンが登場する
クエスト/烈禍襲来:○○ - 大幅な強化が施されたルナガロンのクエストが含まれている

モンスター関連

モンスター/オドガロン - ガロン仲間その1。近縁種。
モンスター/ミドガロン - ガロン仲間その2
モンスター/オルガロン - ガロン仲間その3にして、氷を全身に纏う*10モンスター仲間その1
モンスター/ザボアザギル - 氷を全身に纏って形態変化するモンスター仲間その2
モンスター/イヴェルカーナ - 氷を全身に纏って形態変化するモンスター仲間その3
モンスター/ジンオウガ - 狼竜繋がり。縄張り争いも存在する


*1 性別的な配慮からか近年は人狼という表現が多くなってきている。「人狼ゲーム」などが代表的か
*2 他に「ゴーレム」など、複数のモチーフが与えられていると考えられている
*3 MR★5にアスール重ね着が報酬で貰えるクエストがある。
*4 尚、MHW:Iの一部登場ムービーの後に残されるそれとは異なり剥ぎ取りは不可能
*5 うち2つは上記の緊急クエストで、一度クリアすると再度受注することはできない。
*6 尻尾破壊を逃すと捕獲報酬の12%に賭けるしかない。
*7 開始前から超帯電だった場合は解除されない
*8 こちらも開始前から氷を纏っていた場合は解除されない
*9 劇中における自律思考ロボット
*10 G級個体のみ