MH3Gが初登場となる虫系素材の一種。
目次
概要
- 龍殺しの実を好み、それから得られる龍属性エネルギーを体内に蓄積させている甲虫。
獄狼竜ジンオウガ亜種との共生関係が特徴。詳しくは後述する。- 雷光虫と立場が似ているのだが、あちらと違いこの虫の名は蝕龍蟲である。
- 生息域自体はとても広いらしく、
寒冷地から灼熱地獄、山岳地帯から湿原まで様々な環境下で生きていける驚異の適応力を持ち、
ジンオウガ亜種が出現するフィールドであれば必ず姿を見せる。
保有する龍属性エネルギーの力が、環境適応力を高めているのだろうか。- 龍殺しの実が採取できるのは主に火山フィールドであり、他のフィールドだと採取できないため、
他のフィールドでの生息にやや違和感があるかもしれない。
これは彼らが龍属性エネルギーを得て各地を転々としている生態だからなのか、
あくまで龍殺しの実を好むだけで食性は幅広いからなのか、もしくは他のフィールドでも
ハンターが足を運べず採取できない場所に龍殺しの実が自生していたりするからなのか。
様々考えられるが、ハッキリとした情報は今のところない。
しかし、突然変異によって巨大化した個体に限っては単独行動する様子も多数目撃されている。 - 龍殺しの実が採取できるのは主に火山フィールドであり、他のフィールドだと採取できないため、
アイテムとしての蝕龍蟲
- 初出はMH3G。当時のレア度は虫系アイテムとして見ると最高の8であった。
- が、この蟲には作品を重ねるごとにレア度がどんどん落ちていくというどっかで聞いたような現象が起こる。
MH4(G)では上位から入手できるためにレア度は6、
MHXでは下位で手に入るようになりレア度4にまで下がっている。- これに関しては、世界観的に考察するならば、
蝕龍蟲は当初ジンオウガ亜種が発見された頃にしか認知されていなかったのが、
徐々に生態が解明されていった事で希少性が下がった、とも考察できる。
- これに関しては、世界観的に考察するならば、
- が、この蟲には作品を重ねるごとにレア度がどんどん落ちていくというどっかで聞いたような現象が起こる。
- フィールドの採取では手に入らず、
ジンオウガ亜種のクエスト報酬か落し物、もしくは転倒したジンオウガ亜種に虫あみを使うことでも入手できる。
要は超電雷光虫の亜種版である。- ただ、ジンオウガ亜種は通常種と比べてもかなりの難敵なので、
転倒を誘うのも一苦労であり落し物を狙うのもリスクが伴う。心してかかろう。
- ただ、ジンオウガ亜種は通常種と比べてもかなりの難敵なので、
- MHXとMHXXにも登場するが、当作でジンオウガ亜種を狩る事は出来ない。
ではどうすれば手に入るのかというと、当然こんな事をするのではなく、
モンニャン隊を湿地帯に派遣すると拾ってくる。
単純な虫系アイテムとしての扱いとなり、Xではデスギア武器の素材として用いられる。- しかし、どのフィールドで採取しても捕らえられなかった蝕龍蟲が、
モンニャン隊でなら見つけられるというのは不思議な話である。
ネコでしか入れない場所に巣を作っているのだろうか?
- しかし、どのフィールドで採取しても捕らえられなかった蝕龍蟲が、
- MHWorldでは再び登場を逃すが、MHW:Iにてジンオウガ亜種が復活したことにより、
本種も復活している。そして、(システムの見直しも有るだろうが)レア度は過去最高の10と相成っている。 - 2016年8月3日、MHF-G10.1下にて蝕龍蟲もメゼポルタに進出。
メインシリーズと同様にジンオウガ亜種の狩猟報酬や落し物で手に入る。
しかし、転倒時に虫網は使えなくなっている。- そして新たな状態異常「蝕龍やられ」が追加。詳細は後述。
ジンオウガ亜種との関係
- 蝕龍蟲を語る上で欠かせないのが、獄狼竜ジンオウガ亜種との共生関係である。
ジンオウガ亜種は外敵を発見すると龍属性エネルギーを放出して蝕龍蟲を集め、自身の強化を図ろうとする。
蝕龍蟲によって溜め込まれたエネルギーがピークに達すると、
「龍光まとい状態」と呼ばれる姿へ変貌、
溢れ出る蛮力と膨大な龍属性エネルギーを遺憾無く振るい、標的をより熾烈に、より無慈悲に攻め立てる。- ジンオウガ亜種は蓄電のモーションが通常種と異なり、悠然と闊歩しながら蟲を呼び寄せる。
堂々たる佇まいに思わず見惚れてしまいそうだが、歩き回るために定点攻撃がし辛く、
周囲には龍属性の落雷まで発生するためそれどころではない。- MH3Gでは疲労状態でも蓄電を行い、無理やり龍光まとい状態になることで、
疲労を“無かったこと”にしてしまう。MH4からはこの仕様はオミットされた。
- MH3Gでは疲労状態でも蓄電を行い、無理やり龍光まとい状態になることで、
- ジンオウガ亜種は蓄電のモーションが通常種と異なり、悠然と闊歩しながら蟲を呼び寄せる。
- 通常種同様、亜種も纏っている蟲を攻撃に転用するが、
龍属性エネルギーを纏っている為に龍属性やられを引き起こす可能性がある。
蝕龍蟲を用いた攻撃については、モンスター/ジンオウガ亜種の項を参照していただきたい。
- 通常種は雷光虫と共生関係にある理由としての両者のメリットが明かされているが、
ジンオウガ亜種と蝕龍蟲の共生による蝕龍蟲側のメリットは未だに不明。
通常種のそれと同じく、蝕龍蟲が何らかの捕食者を脅威としており、
その捕食者から身を守るためにジンオウガ亜種を利用している、ということだろうか。- MHW:Iではジンオウガ亜種が捕食を行った際、咆哮することでエリア内に蝕龍蟲が残留する。
これらの蝕龍蟲は被食者の死骸(捕食痕)が時間経過で消滅すると同時に霧散する。
この描写から蝕龍蟲はジンオウガ亜種の食べ残し(おこぼれ)を食べていると考えることもできる。
ジンオウガ亜種の狩猟を手伝う代わりに、彼が食べない部分を蝕龍蟲が食べるという関係であれば、
立派な相利共生が成立していることになる。- 余談だが、このエリア内に残留する蝕龍蟲は捕獲用ネットを使えばアイテムとして入手できる。
- MHW:Iではジンオウガ亜種が捕食を行った際、咆哮することでエリア内に蝕龍蟲が残留する。
- MHSTシリーズではアイテムとしては登場しないが、ジンオウガ亜種は引き続き「蝕龍蟲弾」を使用する。
MHST2なら伝承の儀を利用することで他のオトモンに使用させることも可能。- また、大蝕龍蟲なる巨大化した個体が、
小型モンスターの一種として登場している。
大蝕龍蟲は野生のジンオウガ亜種の行動によって無限に呼び出され、
龍突進(ドラゴンスピアー)や自爆(ドラゴンデストラクト)で主を戦闘援護するほか、
MHSTの野生のジンオウガ亜種は大蝕龍蟲を吸収することでHPを回復すると言う衝撃的な行動を取る。
- また、大蝕龍蟲なる巨大化した個体が、
蝕龍やられ
- MHFオリジナルの状態異常で、G級個体のジンオウガ亜種が用いていた。
- 蝕龍蟲を利用した攻撃に被弾すると発症する。
視界が赤黒い霧で覆われ(後述の効果より蝕龍蟲に集られていると考えられる)、
蝕龍蟲に侵入されてアイテム・武器の斬れ味・体力が少しずつ消失していく。
アイテムが失われると「○○が蝕まれた!」と表示され、決して手元には戻らなくなる。- 消失してしまうアイテムは、主に口に含んで使用する消費アイテム類だが、
例外として根性札グレートまで対象に含まれる。
更に龍属性やられと併発するため、同時に武器の属性が失われてしまう。 - 体力の減少速度については一般的な毒より早いものの、MHFでは有情な部類に入る。
ただ、ジンオウガ亜種は多段即死コンボ攻撃を有している点が厄介であり、
対策しなかった場合は空中でスリップダメージを受けて即座に着地、体力0で即死する*1。
この性質上、ジンオウガ亜種はG級遷悠種の中でも指折りの強敵となっている。
耐性が厳しい場合はウチケシの実を使用することで即座に解除できる。
しかしウチケシの実自体も消失アイテムの対象となるので、早めの服用をお勧めする。 - 消失してしまうアイテムは、主に口に含んで使用する消費アイテム類だが、
余談
- MHW:Iではなんと有料追加チャームとして「蝕龍蟲」が登場。
ゲーム内で目にするような、赤黒い雷球を引き連れてクエストに赴くことができる。
- モンハン界では以前から、虫武器が何故か龍属性を宿していたり、虫素材の防具の龍耐性が何故か高かったりと、
虫と龍属性の不思議な結びつきがあった。
そんな中、龍属性に深い関わりを持った蝕龍蟲が登場した。
しかし蝕龍蟲の場合は龍殺しの実からエネルギーを得ていると明言されているが、
その他の虫と龍属性の関係は未だに解明されていない。
蝕龍蟲以外の虫も龍殺しの実を食べる習慣があるのか、ジンオウガ亜種から離れた蝕龍蟲は別の虫になるのか、
謎は深まるばかりである。
- MH-Rでは「属性変異個体」と呼ばれる特殊なモンスターが登場する。
その中の一体であるナルガクルガ【烈龍】はジンオウガ亜種と目撃情報が重なる場合が多く、
その事実からジンオウガ亜種と戦う中で蝕龍蟲の影響を受け、
後天的に龍属性エネルギーを操る術を手に入れた個体と考えられているという。
関連項目
モンスター/ジンオウガ亜種 - 共生関係にあるモンスター
モンスター/大蝕龍蟲 - 巨大化しモンスターとなった蝕龍蟲
アイテム/龍殺しの実 - 蝕龍蟲の好物
アイテム/雷光虫 - ジンオウガ種との共生関係が類似
武器/デスギア武器 - 禍々しい布とのハイブリッド武器
システム/龍属性
世界観/共生