MH4Gにおいて、大老殿で受注できるクエスト。
様々な背景から、多くのハンターを苦しめた忌々しきクエストである。
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 参加条件 |
---|---|---|---|---|---|---|
MH4G | 大老殿G★2 | 狩猟クエスト | 地底火山 | 24300z | 2500z | 受注・参加:G★1許可証 |
目次
概要
- 火の国の姫
- 住民の心の傷も癒えぬうちに、
再び地底火山に竜達が現れるとは。
だが、諦めるのは早い。
この未曾有の危機に
立ち上がらずして如何にする。
どうか我が依頼を聞き届け、
平穏を取り戻してはくれぬか。
- G★2において、本クエスト未クリアの段階で両者の単体クエストは存在せず、
他のプレイヤーが貼ったクエストに参加しない限り、ここで初めて両者のG級個体と相見える事になる。
前作MH4では概ね「苛烈極まる猛攻を仕掛けてくるものの、動きをよく見れば攻撃チャンスは少なくない」
という評価を受けていたジンオウガ亜種に対して、
ブラキディオスは機敏かつ高精度を誇る重い一撃を持つ強敵として恐れられていた。
そのためジンオウガ亜種よりもブラキディオスへの対処を意識していたプレイヤーは少なくなかっただろう。
そう、幾度となく繰り出されるジンオウガ亜種のタックルや尻尾叩きつけ、サマーソルトによって撒き散らされる
ハンターを追尾する蝕龍蟲弾を目にするまでは……。
- 何を隠そう今作のジンオウガ亜種、肉弾戦主体の戦術自体は変わっていないものの、
その一部攻撃の隙を補うように蝕龍蟲弾が出現。
まさしく誰もが嫌がるMH3Gの蝕龍蟲弾を彷彿とさせるような追尾性能を発揮し、
ハンターを追い詰めてくるのである。
上位個体ではあれ程良心を見せたジンオウガ亜種が、よもやG級で
このような慈悲のかけらもない性質を獲得するなどと誰が予想出来ただろうか。- もちろんよく観察すれば対処自体はできないわけでは無いが、
まず初見に近い状態で挑むであろう本クエストの段階でこれをかわし切るのは至難の業といえる。
- もちろんよく観察すれば対処自体はできないわけでは無いが、
- 一方のブラキディオスはというとジンオウガ亜種とは異なりMH4の頃よりもマイルドに調整されており、
攻撃精度も幾分か落ちるなど、前作に比べれば比較的御しやすくなってはいる。
この事から武器の相性にもよるが、二頭クエストでは
「ブラキディオスを相手にしている時よりも、ジンオウガ亜種を相手にしている時の方が
回復薬の消費が激しい」という事態が発生することも。
- 初期エリアはブラキディオスがエリア2、ジンオウガ亜種がエリア8。
MH4での暴れっぷりもあり多くの場合ブラキディオスと先に相まみえるだろうが、
開幕からエリア2で戦っていると確実に合流され、その他にも多くのエリアで合流するのでこやし玉は必須。
本作でのジンオウガ亜種の超強化ぶりは前述の通りだが、
ブラキディオスも多少大人しくなったとはいえ強敵であることに変わりはない。
爆破・龍属性といった厄介なやられの付加された重い攻撃が矢継ぎ早に飛んでくる、
しかもそれが暑さで体力がジリジリ減らされる灼熱の地底火山となれば……
まさに「地獄絵図」と呼ぶにふさわしい光景が繰り広げられるであろう。
- そんなわけで普通なら絶対に行きたくないクエストであるが、
あろうことかこのクエストはキークエストである。
さすがに一国の危機を見過ごすわけにはいかないのだろうか。
このあまりの難しさゆえソロプレイヤーを中心に多くの悲鳴が上がり、
MH4G史上最難関キークエとも称される程の存在になった。
速攻クリアのために事前にキークエだけ調べていたハンターや、
G級行動を手っ取り早く拝もうと別種モンスターの2頭クエを次々と受注するハンターの場合、
彼らの大半はこのクエストがG級ジンオウガ亜種との初顔合わせとなり、
自重しない強さをその身を以て体感するハメになった。- 3Gで批判された強みをわざわざ更に面倒な方向に強化して復活させた手法から、
「ジンオウガ亜種は開発のお気に入り」
「簡単に倒されたら悔しいじゃないですか*1」という
根拠の無いやっかみ批判が(主に同ランク帯の亜種モンスターが好きな人の間で)飛び交ったり、
中には「火の国なんて滅んでしまえ!」という不謹慎な声も。
- 3Gで批判された強みをわざわざ更に面倒な方向に強化して復活させた手法から、
- やはりというか、このクエストをクリアできずG★3に上がれない火の国難民も発生。
流石にマジオス難民ほどではないが、
野良G★2部屋に入ってはこのクエストを即貼るなどの迷惑行為をする不届き者もいた。
また、粘菌を設置でき、怒り時には範囲の広い爆破を起こすブラキディオスと、
飛ばすまで狙いが分からず、各攻撃の後に飛ばしてくる蝕龍蟲の攻撃を持つジンオウガ亜種。
何が言いたいかというと、オンラインだと事故死が多発するのである。
さらに2頭クエストなので、合流すれば阿鼻叫喚の地獄絵図になる*2。
無論火の国難民たちでやるのだから事故死率はさらに高く、
体力もそこそこあるため野良だと成功率が非常に低かった。
ゴグマジオスと違ってクリアすれば全員クリア扱いになるのが不幸中の幸いである。- 発売から時間が経つと、蝕龍蟲弾の避け方が確立されたこともあってか
火の国難民はほとんどいなくなった。
- 発売から時間が経つと、蝕龍蟲弾の避け方が確立されたこともあってか
対策
- この二頭の弱点は水以外被っていない*3。
困った時の便利属性である爆破属性も、爆破の専門家であるブラキディオス相手では効果が薄い上、
龍属性をこれでもかと使いまくるジンオウガ亜種に属性寄りの武器を使用する場合は
龍耐性を20以上にしておきたい(全く被弾せずに狩猟出来るならこの限りで無いが、よほどでもない限り現実的ではない)。
状態異常なら毒は両者とも並程度に効くがせいぜい二回毒にさせるのが限度だろうか。
水は効くといってもジンオウガ亜種には第二弱点であり、ブラキも属性の通り自体があまり良くないので、
物理重視の水武器か無属性武器が好ましい。
- 両者とも龍属性やられや爆破やられといった面倒な状態異常攻撃を多用するので、
龍耐性を上げる、細菌研究家のスキルをつけるなどの防御面での対策が有効。
苦手なほうに合わせてスキルの調整をしよう。- 細菌研究家には、合流されてしまってもこやし玉性能アップのおかげで
確実に分断できるおまけもついてくる。
- 細菌研究家には、合流されてしまってもこやし玉性能アップのおかげで
余談
- このクエストの登場により、火の国の場所はMH3系列作品での火山だけでなく、
地底火山とも比較的距離が近いという推測が立てられることとなった。
つまり、実際はどちらのフィールドも地理的には近い位置関係にあるということなのだろう。
- MHW:Iでは、調査クエストでジンオウガ亜種とブラキディオスの
2頭クエストが出現することがある。
本クエストを経験したハンターは見ただけで身構えたハンターもいたとか。