MH3Gから追加されたスキル。チャチャやオトモアイルーたちのステータスを上昇させる効果がある。
SP10以上でMH3Gでは「奇面王の采配」、MH4~MHXXでは「オトモへの采配」が発動する。
MHP2Gで登場したこのスキルの前身の「オトモ攻撃」、「オトモ防御」についても本項で紹介する。
目次
概要
MH3G
- 「奇面王の采配」が発動。
効果はクエスト中にチャチャとカヤンバの攻撃力と防御力が1.1倍にアップし、スタミナも回復しやすくなるというもの。
「采配」のSPが10で発動する。
一式で発動する防具はフロギィシリーズ。
- 攻撃力と防御力が引き上げられるものの、オトモ奇面族は素のステータスがあまり高くないため、
火力を引き上げるために発動させるには今一つ物足りない。
……と言いたいところだが、このスキルの真価はスタミナ回復速度アップにある。
スタミナの回復が早まることにより、かなりの頻度で踊ってくれるようになるのだ。
(スキルの有無で、明らかに違うと体感的に分かるレベル)- 特に回復【大】は回復薬グレート並の回復量があり、2人同時に踊ってくれると瀕死状態から
一気に全快近くまで回復してくれるため、自主的な回復すらほぼ不要となる場合も多々ある。
ソロで狩りを行う場合には強い助けとなってくれる事だろう。 - 特に回復【大】は回復薬グレート並の回復量があり、2人同時に踊ってくれると瀕死状態から
MH4(G)
- 「オトモへの采配」が発動。
オトモアイルーにはスタミナの概念が無いため、攻撃力と防御力を引き上げる効果のみとなった。
単純にオトモの火力を引き上げるだけなので、3Gよりも扱いにくくなった。- ソロプレイ時に回復オトモが死ににくくなるのは少しは有難いかもしれない。
MHX(X)
- MH4(G)に続き続投。
やはり攻撃・防御力を引き上げるのみで、効果は全く変わらない。
指揮スキルは消滅している。
今作では2人で狩りに行った場合は一匹オトモを連れていけるのでその場合は意味があるが、
効果が半減していることに変わりはないのでやはり他のスキルに付け替えよう。
MHW(:I)
- 今作のスキルシステム変更に伴い、攻撃・防御力を上げるのはそのままに、Lv1/2/3/4/5と細分化された。
Lv1で1.05倍、Lv2で1.1倍、Lv3で1.15倍、Lv4で1.2倍、Lv5で1.25倍となる。
従来作が1.1倍止まりだったのでLv3以降は新規となる。
今作のオトモはステータスが最高レベルまでいくと上位のハンターとほぼ同値まで上がるうえ、
体力が飯コミで370まである高耐久キャラへと変貌。
ちなみにハンター・オトモ共に一番防御力のあるゼノ・ジーヴァの防具一式で比較した場合、
全部位カスタム強化済で守りの護符・守りの爪を所持した状態のハンターと、
采配Lv5の効果を受けたオトモアイルーの防御力がほぼ同値まで強化される。
攻撃面では武器が片手剣並の火力を持っており、攻撃ペースはそこそこあるので1.25倍という恩恵はかなり生きてくる。
欠点としてはスキル最大値が5まで上がったことによる装備やスロットの圧迫。
Lv1スロットは他にも優秀なものが多くあるためハンターの生存能力アップをしたほうが良い場合がやはり多い。
上述のように采配をつけてなくても高耐久であり、生存能力はかなり高いため優先度は従来作止まりなのが惜しい。 - ちなみに、連れて行けるオトモの数も1匹に減っている。
これだけの火力と耐久を持つオトモが2匹も連れて行けたらそれはそれでバランス崩壊なのだが。
MHR(:S)
- 今作では3人以上のマルチでも各人1匹ずつオトモを連れていけるようになったため有用度が上がっているのだが、
防具スキルではなく「オトモへの采配術」という名称で百竜スキルとしての登場となっている。- オトモアイルーだけでなく、オトモガルクの能力も上昇する。
効果量は攻撃力・防御力共に1.1倍で、小数点以下は切り捨て。
単純に火力が上がるだけでなく、耐久力が上がることで間接的に攻撃回数が多くなるのも美点。 - ガルクに乗った状態での攻撃力も上昇するため、
ガルクに乗ったまま小型モンスターを倒して回りたいプレイヤーには持って来い。 - 発動できるのは主にアイルー、ドスフロギィ、ドスバギィ、オサイズチの武器となっている。
武器によっては攻撃力UP、防御力UP等の効果と選択になるが、他に良いスキルが無い場合、十分選択肢に入る。
- オトモアイルーだけでなく、オトモガルクの能力も上昇する。
- MHR:Sにおける百竜装飾品はレベル1で、全てのマスターランク武器に搭載できる。
マスターランクで入手できる「鉄蟲猟犬具」によりガルクの火力が大幅に向上した為
メルゼ武器を始めとする百竜スロットがLv1しかない武器は、基本的にこれを付けるのが推奨される。- アップデートにより鉄蟲猟犬具が弱体化を受け、使用率は下がった。
加えて傀異錬成により百竜スロットがLv1の武器もLv2以上に変えられるため、
汎用性の高い特効系をどの武器にもつけられるようになったのも向かい風。 - ヤツカダキ並びにその亜種、そしてガイアデルムには〇〇特効系が全く通じない。
下手な百竜スキルを入れるくらいなら、オトモを強化する方が高い恩恵を得られる。
- アップデートにより鉄蟲猟犬具が弱体化を受け、使用率は下がった。
オトモ攻撃・オトモ防御
MHP2G
- オトモアイルーが初登場したMHP2Gで登場していた、采配の前身となるスキル。
オトモ攻撃、オトモ防御共に、10ポイントでそれぞれ「オトモ攻撃力UP」、「オトモ防御力UP」が発動する。
発動させることで、クエストに連れて行ったオトモアイルーのステータスが上がる。- 采配とは異なり、攻撃と防御に細分化されていたと言う事になる。
攻撃力の方は40、防御力の方は60の上昇となる。
- MHP2Gのオトモアイルーはタル爆弾を使った攻撃には攻撃力の数値は一切関係しない。
そのため、爆弾一筋のオトモアイルーを連れている場合はオトモ攻撃は完全な死にスキルとなる。
- 采配とは異なり、攻撃と防御に細分化されていたと言う事になる。
- 発動手段は装飾品のみ。しかもG級にならなければ装飾品の生産はできなかった。
幸い5スロスキル故に発動自体は容易ではあるが、ステータスの上昇量が固定値と言うのがネック。
MHP2G当時のオトモアイルーもG級となるとほとんど役に立たないため、発動させる人はあまりいなかった。
それでも、オトモアイルーだけに狩りをさせるような変わったプレイを行いたい人には需要があった模様。
また、オトモアイルーを囮として運用するのであれば、オトモ防御スキルが役に立つこともあるかもしれない。
余談
- ちなみに、MHXX以前の「采配」には1スロット2SPの装飾品があるため、
空きスロットが5個あれば他の装備にも比較的簡単に付けることができた。
- 勿論だが、オトモがいない状態だと全く意味の無いスキルなので、
その場合は別のスキルに付け替えるのを忘れないように。