MH3, MH3G, MH4, MH4Gに登場するスキル。「燃鱗」のSPが+10で発動する。マイナススキルは存在しない。
一式装備でこのスキルは基本的にアグナコトル(通常種)の防具で発動する。
MH4GではアグナXシリーズでは発動しなくなったが、代わりにラヴァXシリーズで発動するようになった。
概要
- このスキルが発動すると、常時たいまつを点けているのと同じ状態になる。
一見「それだけでなんの意味があるの?」
と思う人もいるかもしれないが侮ることなかれ。
たいまつ状態と同じになる為、ジャギィやギィギ等、ボスの周りで鬱陶しい小型モンスターが寄って来なくなる。
メラルーは近づくと踊りだす為、実質盗み無効と同じ効果もある。
狗竜系のモンスターやロアルドロス、クルペッコ、ギギネブラのように
取り巻きによって混戦状態になりがちなモンスターを相手にする時には意外と便利。
特にドスバギィと戦闘すると、上記の仕様上子分のバギィが周囲から睡眠液を吐きかけてこなくなり、
「バギィの睡眠液で眠る→ドスバギィのタックルを喰らって大ダメージ」という事故が少なくなるので、
かなり戦闘が楽になる。
ブナハブラだけは寄ってきてしまうが、これにより、毒けむり玉でまとめて処理しやすくなるという利点もある。
状況によってプラスにもマイナスにも成り得るスキルだといえる。- なお、効果があるのは陸上だけで、たいまつを点けられない水中に潜っている時は効果が無い。
陸上ではビビッているルドロスも、水中では普通に襲ってくる。
流石に煉黒龍の様にはいかないようだ。
- なお、効果があるのは陸上だけで、たいまつを点けられない水中に潜っている時は効果が無い。
- 片手剣以外はたいまつの使用中に攻撃できない為、武器種によっては重宝する。
特にアグナ一式ではガード性能などと同時に発動するので、ランス・ガンランスとの相性が良い。
- たいまつと異なり暗がりを照らす事はできない。あくまでも周囲のモンスターの反応のみに影響する。
もっとも、仮にハンターの周囲が明るくなる上位スキルが存在していたとしても、
暗いエリアは本当にわずか*1なので、
こちらの効果は空気になっていたであろう事は想像に難くない。
- MH3のお守りのスキルとしては中程度のランクに位置づけられていた為、
炭鉱夫の中には釣りにおける外道の様に忌み嫌う者も少なくなかった。
しかも炭鉱夫垂涎のガ性7S2や回避7S2などと同じランクにもかかわらず、
こちらは不思議な程ホイホイ出てくるから尚更である。
しかもMH3Gでは燃鱗13+αという無駄に高性能なお守りまで存在する。
防具や装飾品に燃鱗のマイナスポイントはなく、上位スキルも無いので3ポイントは完全な蛇足である。
MH3における「燃鱗はハズレ」というイメージから性能の底上げが行われたのかもしれないが、
MH3からの炭鉱夫は「何の嫌がらせだ」とむしろ眉をひそめる結果となった。
- MHP3ではたいまつと共にリストラされてしまったが、MH3Gでは共に仲良く復活を果たす。
G級のギギネブラが自分の背中に産卵するようになり、
そのままだと、そこから生まれたギィギにたびたび吸血されて攻撃どころではなくなってしまうので、
群がってくるギィギへの対策として採用される事が多くなった。- なお、たいまつと違い、ギギネブラに対するヘイトの上昇には一切関係は無い。
更に、洞窟が明るくなった関係で照明としてのたいまつにほとんど意味が無くなったので、
現在ではたいまつよりも性能で勝っていると言えるだろう。
- なお、たいまつと違い、ギギネブラに対するヘイトの上昇には一切関係は無い。
- MH4にも続投しているが、ギィギとの連携が厄介なギギネブラがいないので、戦闘面では正に空気なスキルになった。
- ドス鳥竜種は相変わらず子分どもと群れている場合が多いので、そういう時は役に立つが、
燃鱗スキルを無理なく発動させられるくらいに防具が充実してきた頃に
ドス鳥竜種を繰り返し狩る事があるかと言うとあまり無い。
強いて言えば高レベルギルドクエストにおいてはドスランポスを狩りまくる事があるが、
そういう場合は二重床の蔦の上で戦う事が殆どなので、元々子分は寄ってこない。
- しかし虫を寄せ集める性質は変わらないので、モンスターの濃汁等の虫素材を集める際には非常に便利。
特に今作では剥ぎ取りマスターがあるので、高速収集と合わせれば虫素材があっという間に集まるだろう。
但し、ただでさえ邪魔なクンチュウまでも寄って来てしまうので注意。
剥ぎ取りマスターがあれば剥ぎ取りの邪魔をされる事はないが……。
- ドス鳥竜種は相変わらず子分どもと群れている場合が多いので、そういう時は役に立つが、
- パーティプレイにおいては「使い方さえ間違えなければ」重宝しなくもない。
クンチュウはモンスターに張り付くことで有名だが、燃鱗スキルを発動していると、
スキル発動者への突進を優先的に行う。
そこで心眼や金剛体などのスキルと併用することにより、
味方の行動阻害やモンスターへの張り付き防止を行いつつ、寄ってくるクンチュウを心眼で処理することができる。
そこまでする価値があるのかと問われると非常に微妙なところだが、
仲間がクンチュウに攻撃して弾かれて事故死するのを防止するという意味では、意外にも快適なのである
(もっとも、ガンナーには関係ない話ではある)。
余談
- アグナコトルには実際に「燃鱗」と呼ばれる鱗が存在し、
燃鱗のSPをアップさせる「燃焼珠」という装飾品の素材にもなる。- なお、燃鱗といってもアグナコトルのそれは本当に燃えている訳ではなく、
解説文によれば燃えるような色合いからそう呼ばれているらしい。
そんな燃鱗を素材とするということは炎の如き外観で威嚇しているのか?とも思えるが、
目のないギィギがおびえるので、熱か赤外線を発していると考えるのがやはり妥当か。
- なお、燃鱗といってもアグナコトルのそれは本当に燃えている訳ではなく、
- 一部の小型モンスターから攻撃されなくなるというスキルは、
MHWorldで登場した「威嚇」も存在する。
システム的には別の処理だが虫(など)は関係なく寄ってくる*2という点も、
奇しくもこちらと共通している。