MHXXにていくつかのクエストを伝書で依頼してくる人物。
これだけならばごく普通なのだが、探検家らしく命知らずである。冒険そのものではなく依頼形式が。
概要
- 依頼してくるクエスト名はいずれも「○○(フィールド名)からの伝書」という形式。
フィールドを探検中に複数の大型モンスターに出くわし、
命からがら逃げ込んだ先から救援要請をギルドに送っている。
しかし、いくら危地に置かれようと彼は探検家らしく連絡手段も現地調達。
もう一度言う、彼は救援要請の連絡手段すら現地調達である。
なんと、危機に陥る度にその場にたまたま居合わせた野生の草食モンスターに伝書を託して
ギルドまで持っていってもらっているのだ。
- 彼の受難は終わらない。村★10「渓流からの伝書」ではロアルドロスとガノトトスに出くわし、
逃げた先に待ち構えていたドボルベルクの尻尾の一撃で山奥にふっ飛ばされるという
常人ならもう伝書など書けない身体になっていそうな災難に遭っている。
しかし、彼には探検の途中で心を通わせた仲間がいた。
かくしてガーグァは一縷の望みを託され、怯えながらも友を救うべくギルドへ向けてひた走ることに……。
- 彼の探検の場は村クエストには留まらない。
集会所★7の「遺跡平原からの伝書」では獰猛化したイビルジョーにあわや美味しく頂かれる寸前となっている。
MHXXからの追加クエストでもあるので目に留まったハンターも多いだろう。
彼が命運を託した「仲良くなった奴」とはケルビ。しかもどうやら目を回しているところを叩き起こされたようだ。
病み上がりにとんでもない危険任務を一方的に頼まれたケルビの心境は察するに余りある。
- 友のおかげで生還した彼は今度は森丘を探検するが、またもや大型モンスターの襲撃に見舞われる。
G★4クエスト「森丘からの伝書」ではリオレイアとライゼクスが対峙している場面に遭遇し、
彼女らの同時攻撃を受ける羽目に。
それだけではなく、どうやら途中でイャンガルルガとガララアジャラを刺激したらしく、この2頭からも逃げ惑う。
しかし、彼は諦めずに協力者を見つけ、再び伝書を託す。それはよりにもよって野生のモス。
以前のシリーズを経験したプレイヤーからすれば他人どころか
自分の身を守ることすら怪しい草食種の筆頭たるモスだが、キノコ1つで快く頼みを引き受けるのだった……。
MHX以降多少賢くなった気がしても食欲で後先を考えられなくなるのは相変わらずだったようだ
もしくは生半可な攻撃を物ともしない最高に貧弱な個体だったのかもしれない
余談
- MHR:Sでは似たような依頼人として「木の上の旅人」という人物が登場。
砂原でラングロトラに追い立てられ、木の上から降りられなくなり、名も知らぬ昆虫に依頼をくくりつけて飛ばしている。
- 現実世界の野生動物は草食動物といえど多くは警戒心が強く、
会ったばかりの人間に心を開くことなどまずありえない。*1
往々にして逃げるだろうし、最悪攻撃してくることも十分に考えられるのでむやみに近づいてはいけない。
そもそも草食動物は肉食動物よりは警戒心が薄く、大人しいという発想が誤認であるが。
- 現実世界でも動物を利用した連絡手段のひとつに伝書鳩*2があるが、
これは種として持つ帰巣本能を利用して、度重なる訓練ののち使役しているものであり、
言うまでもなくそこら辺の鳩を捕まえて手紙を届けたり、目的地を指示するなど不可能である。
しかしながらこの探検家は野生動物に心を通わせるのみならず、
毎度毎度ギルドまでクエストを届けられている。ギルドに直接届けるのではないにせよ、
手紙を託された草食種たちが自主的に近隣の村や人里まで赴いていることは確かである。
この探検家が尋常ならざる調教技術の持ち主なのか、
もしくはモンハン世界の動物の知能が現実世界より桁違いに高いのか…。
あるいは、探検家にはモンスターと心を通わせるライダーの素質があったりするのかもしれない。
関連項目
登場人物/落ち着きのない住民 - 明らかにモンスターの攻撃を受けていながら、その後に依頼を出している人物繋がり。
しかもこちらと違い自力で依頼を出している模様。