武器/かまくランス

Last-modified: 2023-11-03 (金) 15:34:21

MHX(X)に登場する、ツッコミどころ満載の超個性派武器

目次

概要

「おとぎ話を読む」

むかしむかし、雪の降り積もる白いせかいのまんなかに、
アイルーたちがくらしていました。
そこには、彼らの作った立派な、かまくらがありました。
冬の季節のおかげで、アイルーたちはかまくらを失いませんでしたが、
季節はめぐり別れのときが近づいていました。

あるとき、とうとう春がやって来て
彼らのかまくらは消滅してしまいました。
力作を失ったアイルーたちは、悲しみに暮れ、
気落ちしてしまいました。

アイルーたちは、おうちのまんなかへとたどり着き、
感情を溢れさせました。
一匹は、地面に倒れ込んで、陸のようになりました。
一匹は、大きな衝撃に固まり山のようになりました。
一匹は、うずくまって湖のようになり、なみだは雨のようでした。
一匹は、泣き寝入りに就いて、森のようになりました。
そしてさいごの一匹は、お山に登って星のようになり、
その頂上でじぶんの気持ちを叫びました。

アイルーでは、自然の摂理をどうすることもできず、
次の冬を待つしかありませんでした。
やがて、一人の工房の職人が、
悲しむアイルーたちを元気付けようと、
ある物の製作に、とりかかりました。
ついに職人は、工房の技術をたよりに、
一つの完成形へとたどり着きました。

しばらくたってから、職人がもどりました。
アイルーたちはたずねました。
「やあ、なにをしにきたんだニャ」
職人はこたえました。
「ああ、わたしたい物があるんだ」
職人は、とある銃槍をとりだしました。
そして、アイルーたちにその銃槍をわたすと、
どこかにいってしまいました。

アイルーたちが銃槍を受け取ってから、
何回も冬がおとずれ、何回も春が去りました。
アイルーたちは、職人も、銃槍が生まれたわけも知りませんでした。
しかし、工房の職人が作り上げたかまくら型の銃槍は、
彼らのもっともたいせつな宝物のひとつとして、
その後も一度も溶け出すことなく、
かわらぬままでありつづけました。

  • とある地方に冬が到来し、雪が積もりました。
    その地に暮らすアイルー達は、その雪を使って立派なかまくらを作りました。
    しかし雪は春が来ると溶けてしまうもの。
    自然の摂理には逆らえず、アイルー達の力作は消滅してしまいました。
    気落ちするアイルー達。それを見た工房の職人は、ある物をプレゼントする事にしました。
    以上、この武器の誕生の経緯である。
    (ちなみに上のおとぎ話は元ネタの話をもじったものでゲーム本編とは一切関係ない話なので悪しからず。)
  • 工房の技術により誕生した、溶ける事の無いかまくら。そして飛竜を狩る事もできる武器
    なお、武器としての分類はランスではなくガンランスである
  • その外見は、正に「アイルーを象ったかまくら」。
    中心部が空洞なので、ガンランスの砲撃機構の中心部が丸見えになっている
    さらに背負ってみると、上手い具合にハンターの頭がかまくらの中にすっぽり収まってしまう
    そして盾は雪兎のような可愛らしいデザイン。しかしガンランスの盾にしてはかなり小振り
    思わずこんなのでモンスターの攻撃を受け止められるのかと心配になるが、
    ガードの性能は他のガンランスと全く変わらないので安心していただきたい。
    勿論ガード強化のスキルを発動させれば、アグナコトルの熱線だろうと黒炎王の爆炎ブレスだろうと凌ぐ事ができる
    • 実はガード時、盾はかまくらの入り口を蓋するかの如く塞ぎ、
      攻撃を受け止め、受け流すのは「ほぼ」槍身で行っている
      つまり、このガンランスはネタ武器の皮を被った「氷壁の移動要塞」なのである。
      なんかもういろいろおかしい
    因みに、かまくらの中にも小さな雪兎がちょこんと置かれており、結構なごむ。
  • ガンランスなのに刃も砲口も見受けられない
    その代わり、かまくらの頭頂部に小さなバケツが付いている。
    「…まさか?」と思い、いざ狩場に出て武器を振るってみると、
    ご想像の通りバケツでモンスターを突き、バケツから爆炎を放つ
    当然竜撃砲覇山竜撃砲も同様。覇山竜撃砲を発動させれば雪兎が一瞬炎に包まれる
    竜の息吹ブラストダッシュを発動させるとバケツから盛大に炎を噴き上げる
    槍身が雪そのものなので、他のガンランス以上に槍身が持つか心配になるが、それでも溶けない
    なお、放熱中は「かまくらの中」が仄かに明るくなる。
    こんな状態で納刀したらハンターの頭が熱くなってしまわないかがむしろ心配。

性能

MHX

  • さてこの武器、見た目も個性的だったが性能まで個性的。
    平たく言えば「物理より属性を重視した放射型砲撃のガンランス」なのだが、
    そのステータスが良くも悪くも吹っ切れている
    生産段階での攻撃力は僅か70。代わりに下位武器なのにヘルスティンガーに匹敵する氷属性35を誇る。
    そして最終形態であるLV4『かまくランス【雪猫】』の実力はというと…
    • 全最終形ガンランスの中でワーストタイの攻撃力130
    • 物理火力に全く干渉しない会心率0%
    • 全ガンランス中最高の氷属性50
    • 全ガンランス中最高の防御力ボーナス+35
    • 素では緑、斬れ味レベル+2発動でようやくまともな青ゲージを獲得できる斬れ味ゲージ
    • 何故か普通に一線級の放射型LV3
    • あって嬉しいスロット2
    攻撃力は福福アイリューシカ並み、その反面氷属性はダオラ=ブリジアをも上回り
    あんな小さな盾の割にギガスブルトラキスと同等のガード性能という訳の分からない性能である。
    とりあえず攻撃力の低さは絶対バケツのせい。
    かなりピーキーで扱いにくい性能なので、使うのであれば相手や装備は充分に選びたいところ。
  • 生産や強化には必ずポッケチケットが必要。
    また、やはり雪が解けないようにするためか、
    氷結晶や雪甲塊、凍結袋等々、強力な冷気を宿す素材が多数必要。
    なお、意外と強化費用は高めなので強化する際には財布と要相談。

MHXX

  • MHXXで限界突破をして、究極強化をするとLv6で『雪の日の追憶の銃槍』となる。
    かまくらもネコもどこへ行ったのか
    その実力は……
    • 全最終形ガンランスの中でブービーの攻撃力270
    • 変化しない会心率0%
    • わずかに伸びた氷属性55
    • ささやかに増えた防御力ボーナス+40
    • 素では青、斬れ味レベル発動分は全て白ゲージになる斬れ味ゲージ
    • 少しだけ上昇した放射型LV4
    • 変化なしのスロット2
    ……ピーキーさは相変わらずである。
  • 今回も属性特化で勝負…と行きたいところだがライバルがいる。
    クシャルダオラのダオラ=テンペスタである。
    • こちらが勝っているのは属性値3と防御力+40くらいで、攻撃力20と素の長い斬れ味白を覆すには至らない。
  • 幸運なことにあちらは通常型なので砲撃で差別化を図ろう。
    そもそも見るからにネタ武器なかまくらが古龍武器に食い下がる及第点の性能を手にしたことが奇跡である

関連項目

モンスター/アイルー
モンハン用語/ネタ武器