土産物として知られるアイルー
の人形がモチーフの銃槍。内部
にも人形が仕込まれている。
(アイリューシカ)
福を呼び込む、アイリューシカ
最終版。持つだけで金運が
アップするともっぱらの噂。
(福福アイリューシカ)
『モンスターハンターポータブル3rd』で初登場したガンランス。ネタ装備の一種。
目次
概要
- 見た目はユクモ村の名産品「アイルーダルマ」に棒がついたような感じ。
耳の部分に刃物がついており、盾は小判でできている。
抜刀、納刀したときや砲撃したときにアイルーの鳴き声がでる。かわいい。
アイルーフェイクやグリムキャットとは違い、純粋にかわいい。
- 竜撃砲のチャージ中はアイルーダルマが白目を剥くギミックがあり、発射後は顔が真っ赤になる。
また、抜刀時に折りたたむと、中に金のアイルーダルマが入っているのがわかる。
構造上、ここから弾が出ていることになるのだが、マガジンどころか銃口すらないように見える。
よく見ればこちらにも両耳の間に穴があるので、ここから外側のダルマを通して爆炎が出るのだろうが
かわいいと同時に不思議な武器でもある。
- MHXでは福福アイリューシカの説明文が新しくなっており、
持つだけで金運がアップするともっぱらの噂。
性能
MHP3
MH3G
- MH3Gでは、アイリューシカ改→福福アイリューシカと強化される。
今回はユクモの木がアイテムとして存在しないため、その反動か肉球のスタンプの要求数が増えた。
加えて、何故か福福アイリューシカへの強化の過程で、
ブラキディオスの素材である「なぞの粘菌」が必要になるので、地味に作成難易度が上がっている。
しかも、強化は上位で打ち止めであり、G級の攻略には使えない。残念…。
MH4
- 何故かこの武器も続投。強化で福福アイリューシカに。
こんなお土産にしか使えない人形なんて続投させても…と思いきや、超絶強化を施された。
具体的に見ていこう。- 攻撃力299
- 麻痺武器の性か、パッとしない数値。
まぁこれはこれで割り切ろう。 - 麻痺420
- まさかの属性値400突破。
麻痺武器としての運用が、一気に現実的になる。
ちなみにスキル「状態異常攻撃+2」と食事スキル「ネコの特殊攻撃術」を発動させれば、
その値は驚異の「530」にまで跳ね上がる。 - 通常型砲撃Lv4
- 更に、発掘装備を除き今作最強の通常砲撃を併せ持つ。
通常LV4を持つガンランスは2つあるが、
麻痺属性ガンランスということで大きく差別化可能。
これはもう麻痺からのフルバーストをキメるしかない。 - 匠で斬れ味白
- こんな人形から想像もできないが、匠で白ゲージが出現。
大抵の相手に弾かれることなく麻痺を叩き込める。
また、素の状態でも青ゲージが40とそこそこ長い。 - スロット2
- この待遇でこれである。今までのネタ武器っぷりはなんだったのか。
- と、微妙な性能から一転、麻痺ガンランスとしてとんでもない代物に化けた。
砲撃を絡めつつ麻痺を狙い、麻痺させたら硬い部位にフルバーストを叩き込んでいこう。 - ただ、元の攻撃力がアレなのでソロでの狩猟はなかなか厳しいものがある。
PTプレイでなら真価を発揮できるだろう。
ただし、いくら通常型だから範囲が狭いとはいえ砲撃厨になって迷惑をかけないように。
「麻痺あってこそのアイリューシカ」であることを、くれぐれもお忘れなきよう。 - 続くMH4Gでは、イベント武器でもないのに強化先を用意してもらえなかった。
ただし、同じ麻痺属性で通常砲撃型のフラゴルヴェレーノが追加された。
MHX
- MH4での超絶強化を開発が反省したか、またもや微妙なネタ武器化。
性能は、 作品毎に、ここまで性能が変わる武器も珍しい。
MHXX
- 本作では万福福アイリューシカという新たな銘が追加された。
前作ではあまりにもあんまりな性能だったので、気になるその性能だが…- 攻撃力260
- 究極強化段階では全ガンス最弱の攻撃力である。しかし…?
- 素で白50、匠+2で紫30の斬れ味
- 素でも匠運用でも文句なしに優秀と言える斬れ味。
前出の通り物理性能は終わっているので素運用でもいいかもしれない。 - 麻痺属性35
- しっかり伸びてV-ガルランドに次ぐ2位をキープ。
- 砲撃通常型LV4
- 流石にLV5は貰えなかったが、決して悪くはない砲撃レベル。
本作では通常砲撃と相性がいいフルバースト主体のブレイヴスタイルが追加されたのも追い風。 - スロット3
- 変化なし。
V-ガルランドは素青だが、匠で紫が出るので実質匠が必須*1で、
同じく匠不要の斬れ味を持ち、麻痺ガンス最強の突き性能を持つフィオレドスベルデは、
こちらに属性値、砲撃レベル、スロットの3点で負けているので住み分けは容易。
攻撃力こそ微妙なままだが、斬れ味を大幅に強化されたのが大きく、
劣悪な攻撃力を差し引いても十分使用を検討出来るだけの性能になった。
もしも、V-ガルランドが素白だったらやっぱり立場が怪しかっただろう…というのは禁句。
MHF
- 『MHF-G8』パッケージの早期購入特典として入手できることが発表された。
同アップデートの目玉であるジンオウガの実装と共に、MHP3以降の要素の導入である。
「遷悠武器」という新たなカテゴリに属する武器であり、
シジルと装飾品に両対応、装備するだけで「早食い」のスキルが発動する特殊効果がある。
- 先行解禁された「フロンティアポイントを使う遷悠武器」と同様に、
HR5(旧HR100)で生産し、G級昇級後に「福福アイリューシカ」まで強化できる。
モンスターの遷悠武器と異なり、GR1の時点で最終強化可能。
- 性能としては、
- 最初期のG級武器Lv50に近い攻撃力1012
- 麻痺属性値460
- 砲撃タイプ:通常型LV6
- そこそこの長さの紫ゲージがデフォルトで出現
最先端の武器に比べれば物足りないが、繋ぎとして手軽に作成できるネタ武器としては上々か。
余談
- 武器の説明によると「ユクモ村の土産物をモチーフにしている」とある。
もちろん、あくまでモチーフにしているだけであり、
流石に砲弾が飛び、麻痺属性まで付与されているような物騒な代物を、
土産物として一般人や旅行客に売るというとんでもなく恐ろしい商売が行われているわけではないだろう。
狩団子系のように、土産物を加工して作った武器…ということなのかもしれない。- モデルになったのは、ロシアの土産物として名高い「マトリョーシカ人形」だと思われる。
胴体の部分で上下に分割でき、中には少し小さい人形が入っている。
これが何回か繰り返され、人形の中からまた人形が出てくる入れ子構造になっている。
入れ子にするため手は無く、胴体とやや細い頭部からなる筒状の構造である。
6重以上の入れ子である場合が多い(Wikipediaより)。
抜刀時に畳むと中に小さなアイルーダルマが入っているのは、これを反映しているからだろう。- 因みに、日本にも「入れ子人形」というこれとよく似た人形がある。
一説によると、マトリョーシカはこの「入れ子人形」がルーツとなって
生まれたものなのではないかとされている。
- 因みに、日本にも「入れ子人形」というこれとよく似た人形がある。
- モデルになったのは、ロシアの土産物として名高い「マトリョーシカ人形」だと思われる。