武器/アイアンブレード

Last-modified: 2023-11-01 (水) 14:20:30

目次

概要

  • MHWで初登場した操虫棍。同作における鉱石製の操虫棍ツリーの基本となる武器である。
  • 前作で登場したアイアンバヨネットとは打って変わって、
    鋼鉄の長い柄の両端に大小の両刃を付けた、シンプルな構造の武器。
    その外見は刃渡りの長い両刃のスピア、あるいは和槍の大身槍が近いだろうか。
    一部の人には「両刃剣」や「ツインブレード」という呼び方がピンとくるかもしれない。
    • 虫笛は小さい方の刃に内蔵されており、印弾の射出口は大きい方の刃の根本に設けられている。
      また、虫笛側にはギルドの紋章が刻印されている。
  • MHW特有のシステム、汎用デザインにて多くの武器の基礎となるデザインの一つ。
    同作では一部の固有グラフィック持ちを除き、このアイアンブレードとボーンロッド、およびそれらと同規格の武器をベースに、
    各種大型モンスターの素材をあしらったようなデザインが大勢を占める。
    • アイアンブレードが本作で新たにデザインされたのも、このシステムが大きく関係していると思われる。
      銃剣型のアイアンバヨネットは他のポールウェポン型操虫棍と共通の規格に落とし込むのが困難であり、
      よりシンプルかつ、グラフィックの流用もしやすい武器が求められた訳である。

性能

MHW(:I)

  • 初期の攻撃力は248、同じく基本形のボーンロッドが279でボーンロッドの方が高い。
    しかし、アイアンブレードは1回強化するだけで緑が出現し、それ以降青がゲージが出現するまで
    斬れ味のアイアンブレード威力のボーンロッドと棲み分けがなされていく。
    • 最終的に青の長さは骨の棍と似たり寄ったりになってしまうが、鉱石の棍は緑の長さもそこそこ長く
      継戦能力はこちらの方が高い。また、スロットのLvや数、匠で出てくる斬れ味、属性面でも差別化されていく。
    • アイアンブレードIIに来ると、そのままアイアンブレードIIIに進む他に、
      クルルヤック素材を用いるクルルブレード、プケプケ素材を用いるブルームブレードへと派生先が増える。
    • その後スティールブレードIにてリオレウス素材を用いるフレイムブレード、
      更に強化してクロムブレードIに至ると、ネルギガンテ素材を用いるネルガルハッシュへの派生も可能になる。
  • そのまま各種鉱石と最後に古龍の血もつぎ込むと、最終形態「クロムブレードII」になる。
    その性能は、
    • 最終形としてはやや控えめな攻撃力558
    • 斬れ味は他の最終武器並の長さの青と結構長い緑、匠で白は出るがLv4からの出現
    • 無属性だが、属性解放により最大270の爆破属性が出現
    • スロットはLv1×2
    • 猟虫のボーナスは「攻撃強化【切断】」
  • 元々属性の高さを重視する手数武器な上、無属性強化で使う候補としても圧倒的攻撃力を誇る
    タイラントグレイブが控えているため、無属性のままの運用は正直厳しい。
    • かといって属性解放で現れる爆破属性も決して高い訳ではないのだが、
      今作の爆破属性操虫棍はゾラ・マグダラオス、テオ・テスカトル、バゼルギウスと
      爆破属性モンスターのオンパレードであるにもかかわらず
      クロムブレード以外にはドドガマルの棍しか存在しない。
      そしてこのドドガマル棍「ガマルケイン」はスロットの拡張性に優れるが、攻撃力と爆破属性の値があまり高くない。
      よって、装飾品で特に入れたいスキルが無い以上はクロムブレードがメインの爆破属性棍として
      担がれる事になる。強化に古龍の血を使っただけの事はあるのかもしれない
      ネルガルハッシュとタイラントグレイブで叩いた方がダメージ出るとか言わない。
      • Ver4.0から、新たにナナ・テスカトリ素材のエンプレスケインが爆破属性棍として登場。
        古龍の武器は伊達じゃなく、攻撃力、斬れ味、会心率、スロットが高水準でまとまった一振りで、
        特にゼノ=ジーヴァ素材を使うエンプレスケイン・冥灯は操虫棍に嬉しい業物が発動し、
        MAXの属性値では勝るものの覚醒Lv3が必須なクロムブレードは総合性能では勝てない。
        属性強化のキャップが撤廃されればもしかしたら、といったところか。
        エンプレスケインに何から何まで追い抜かれたガマルケインは泣いていい。
  • 属性解放すれば爆破属性が現れるという点で、属性解放と爆破属性強化を発動できるゾラ・マグダラオスの
    ゾラマグナ装備とは相性が良い。アイアンブレード側も上位に入りたてで強化できるスティールブレードIIIから
    爆破属性が現れ始めるため、上位序盤で両方を組み合わせて使ってみても良いだろう。
    • 一点難があるのは、ゾラマグナのシリーズスキル「熔山竜の奥義」の効果会心撃【特殊】はこのままでは
      機能しないという事だ。コレも活かしたいのであればスキルで会心率を補助してやる必要があるだろう。
      そもそも素で会心率がある状態異常の操虫棍は、属性解放で睡眠が出てくるクルルヤック武器しか無いけれど。

クロムトライデント

  • MHW:Iで追加されたクロムブレードのマスター強化版。
    名称通り、刃先が3本に分かれた三叉槍の形状に変化した。あながちフォークに見えなくもない
    • 刺突に特化した現実のトライデントとは違い、
      左右の刃は外側に刃が作られており、緩やかな湾曲も相まって斬撃に適した形状である。
      中央の刺突用の穂先と併せて、突きも薙ぎ払いもこなせる構造になっており、
      いわゆる汎用デザインでありながら、なかなかに凝った造形と言えよう。
  • I~IIIまで強化可能で、当然Iはマスター最序盤で強化が可能である。
    Iの性能はというと
    • 上位までの火力では最高レベルの攻撃力682
    • 斬れ味は素で白50
    • 無属性だが、属性解放により最大300の爆破属性が出現
    • スロットはLv1×2
    • 猟虫のボーナスは「攻撃強化【切断】」
  • 上位からマスターへのスタートにはもってこいの性能を誇る。
    マスターでは爆破ダメージも上がっており、
    属性解放をして爆破属性武器として扱うことでマスターを駆け上がるのも有用。
    II~IIIもストーリー中盤、終盤のちょうどいいタイミングに強化可能で、
    この武器一本でストーリーをクリアすることさえ可能
    最終強化のIIIの性能は
    • ストーリー終盤での2番目に高い攻撃力806
    • 素で白はさらに延び70に、匠Lv3から紫ゲージも出現
    • 属性解放の爆破属性も360まで上昇
    • スロットはLv1×2
    • 猟虫のボーナスは「攻撃強化【切断】」
      となっている。
  • 追加されたブラキディオスの爆破属性武器「爆棍エレクトロッド」と比較すると、
    属性解放が必要だが、属性値は同値。
    攻撃力は上、エレクトロッドには白ゲージまでなので更に高くなる。
    スロットもエレクトロッドは最終的にLv1×1個なので、
    しっかり斬れ味延長と属性解放を両立させれば現行の爆破属性最高峰の棍と言っても過言ではない。
    初期武器の系統でありながら、かなりの高性能武器へと発展した。
    • 初期武器仲間のボーンロッドはエアリアルウィザードに強化されたが、
      クロムトライデントより高い攻撃力、劣る斬れ味、防御ボーナスと概ね上位までの関係と一緒なのだが、
      何故か猟虫ボーナスが「猟虫強化【気・力】」に変化された。
      猟虫ボーナスをダブルで発動できる利便性は、急襲突きによって意図せずとも
      猟虫粉塵を撒けるようになった環境下ではなかなか強力。
      猟虫強化に重きを置くハンターにはこちらの需要が少し高い。
      • とはいえ、操虫棍に重要な斬れ味は伸びても白のみ、
        加えて白も青もさほど長いとは言えないので、
        継戦能力の高さではクロムトライデントが大きく水を開けている。

MHRise

  • カムラノ鉄刃棍とは別の鉱石武器ツリーの起点として登場。
    MHWでは斬れ味のアイアンブレード、威力のボーンロッドで分けられていたが、鉄刃棍がもう一段斬れ味寄りの性能であるため、
    鉄刃棍とボーンロッドの中間の性能、といった立ち位置になっている。
  • さて、その最終強化のスティールブレードの性能は、
    • 攻撃力120
    • 斬れ味は短めの
    • 装飾品スロット無し
    • 猟虫レベルは2
    • レア度2
    よく見なくともおかしい事に気づくだろう。実はアイアンブレードの系列の名前、見た目は下位の序盤で早々に消え、
    鉱石武器の元祖は俺だとばかりにMHXXぶりに復活したアイアンバヨネットに取って変わられてしまうのだ。
    その後、アイアンバヨネットのまま強化を重ねMRの最終形までそのまま進んでしまうので、
    アイアンブレードはその後活躍することは全くなくなってしまった。
    皮ペタ汎用デザインで実装されたモンスター武器に名残が残っただけマシなのかも……

余談

  • MHWの武器は、強化段階では基本となる武器に各種モンスターの素材を付与した形状になる事は既に述べたが、
    一部の武器はベースとなる武器も変化し、アイアンブレードの派生ツリーでは月牙鏟(げつがさん)の形状になる*1
    これは西遊記の沙悟浄の武器と言えば比較的多くの日本人が思い浮かべやすいだろう。
    日本人の沙悟浄のイメージだと三日月状の「月牙(げつが)」と呼ばれる刃のイメージが強いが、
    その反対側には「鏟(さん)」という斧の刃を90度回転させたような形状の刃が付けられていて、
    MHWではこちらを斬撃に使用する。
    ピザ職人が窯からピザを取り出す時に使うアレと言った方が分かる人もいるかもしれない。
    鏟は元々スコップの役割を果たす農具で、古代中国の僧が墓穴を掘る道具兼護身用の武器として用いたため
    「禅杖(ぜんじょう)」などとも呼ばれる。
    既に如意棒は存在するので、後は猪八戒の持つまぐわのような「釘鈀」みたいな武器が登場して
    一堂に会すれば気分はなんちゃって西遊記である。猪八戒みたいな姿になるだけなら既に不可能ではないが
    …などと言っていたら、何故か三蔵法師の錫杖が先に登場してしまった。

関連項目

武器/鉱石武器
武器/アイアンバヨネット - 初期武器の、そして鉱石武器の先輩。
武器/ボーンロッド - 初期武器仲間。こっちは骨武器ツリーの基本形。


*1 操虫棍ではドドガマル、ツィツィヤック、レイギエナ、ゼノ・ジーヴァの素材を用いる派生で変化が起こる