武器/フルージェントダガー

Last-modified: 2024-04-17 (水) 23:47:27

MHXで遂に登場した、フルフルの双剣。

目次

概要

  • キリンとヤマツカミの素材を用いた晴嵐ノ調に続く、雷と麻痺の双属性双剣。
    亜種も絡まず純粋に一種類のモンスターから双属性の武器が出来上がるのはかなり珍しい。
    もっとも雷と麻痺なら同系統の属性と言えるため、さほど不思議という印象はないか。
  • ダガーとは言うものの、一般的な短剣とは大きく異なる独特な形状をしている。
    巨大な2つのクナイを持ち手側で前後にくっつけて組み合わせた…とでもいうか、
    いわゆる独鈷杵に近い見た目で、もはや青くて太い針のようである。
    ちなみに一見フルフル要素が無いように思えるが、
    よくよく見ると柄を包んでいる護拳部分がフルフルの皮で出来ている。
    • フルフル部分に気付いてしまうとちょっとアレかもしれないが、
      その青い刀身はフルフル武器らしからぬ美麗な見栄えである。
      作成時に複数使用するマカライト鉱石とライトクリスタルのおかげだろうか。
      ただ、左手に持つ方の剣の一部は心なしか赤みがかっているような気も…?
  • 前述した刀身だが、よく見ると左右の剣で護拳の向きに対して刀身のサイズが異なっており、
    抜刀してみると右の剣が順手、左の剣が逆手のような構えになる。
    このため左側のリーチが短く感じるが、もちろん変わってないのでご安心を。
    フルフル武器とは思えない程スタイリッシュでカッコイイ見た目で、
    さらに振れば青い電撃黄色い電撃がハンターの周囲を飛び交う。
    魅せ武器なら、これ以上のものは中々無いだろう。
    • フルフル武器は女性用フルフル防具に合わせてか医療器具モチーフとなることが多いが、
      こちらは暗殺者や処刑人のようなデザインの男性用フルフル防具を意識してデザインされたのかもしれない。

性能

MHX

  • 一発生産はできず、マッカォ武器のマクロピアサーLV2からの派生でのみ作成可能。
    概要でチラッと触れたが、この派生のタイミングでマカライト鉱石10個にライトクリスタル3個と
    地味に大量の鉱石を要求してくるのが難点。
    更にその後の強化にもドラグライト、ノヴァクリスタル、カブレライトと複数の鉱石素材を要求してくる。
    恐らくは刀身の強化に必要不可欠なのだろう。
  • 最終強化名は傷刃フルスカード
    その性能は
    • 麻痺属性にしては高い攻撃力190
    • 雷属性28(実質14)&麻痺属性14(実質7)
    • 斬れ味は素では長い青30。斬れ味レベル+2で白20
    • スロットは無し
    • おまけ程度に会心率10%
    と、今作において群雄割拠の雷双剣勢と比較すると強力というにはやや厳しい性能ではあるものの、
    十分実用範囲の攻撃力と斬れ味に最低限の属性値を備えた武器となっている。
    ちなみに麻痺双剣としての比較対象は攻撃力の死んでいる案山子パペット人形しかないので、
    自身の火力も考慮するか麻痺特化のサポートに徹するかで棲み分けはできている。
  • ソロでは正直使いにくい。如何せん属性も状態異常も半端なのでどっちつかずだからである。
    2回程度は麻痺にできるかもしれないが、その程度なら初めから攻撃特化武器を装備したほうが大抵早い。
  • 逆に複数人PTでは1回の麻痺の価値が大幅に上がるためアクセントとしてかなり有用である。
    ほとんどは1回麻痺を取れれば御の字だが、その1回で大体決着するので火力を持ち合わせた麻痺武器になる。
    あまりに麻痺属性が低いので戦闘開始から数分経過したころにようやくといったことも多いものの、
    ちょうどパーティの狩技ゲージなどが整うころでもあるので最高火力を叩き込み易い、とも取れる。
    さらに雷弱点のモンスターは、ナルガクルガやティガレックスなど動き回る上、
    弱点以外の肉質が硬いのも追い風となっている。
    物理攻撃力と斬れ味は良好なため得意の乱舞で弱点を狙いダメージを稼ごう。
    • ただし、どんな状況でもこの武器を担ぐというのは考え物。
      本職の方が居た場合はおとなしく火力武器を装備した方がいいだろう。
  • フルフルを倒した時点で作成できるため、作成可能時期は早い。
    しかし最終強化時期は遅く、最低でもHR7である。
    何故そんなに遅いかと言えば、最終強化に使う「獰猛な帯電毛」の存在。
    これは獰猛化ジンオウガの素材だが、獰猛化ジンオウガと戦えるのは
    「汝ノチカラヲ、見セテミヨ」という獰猛化リオレウス獰猛化ラギアクルスとの大連続クエスト、
    もしくはHR解放後の「ユクモノ足湯と雷狼竜」、またこれのクリア後に出現する
    「まだ見ぬ秘湯をもとめて」(獰猛化ロアルドロス、獰猛化ドボルベルクとの大連続クエスト)のみ。
    HR解放前に作ろうと思ったら獰猛化した強敵達の連戦をこなすしかないのである。
    • 現在はイベントクエストにより単体の獰猛ジンオウガが配信された。
      攻撃力が大幅に強化されておりHR解放前の装備では即死することもあるが、
      それでも上記3体と戦うよりは遥かにマシだろう。
    • ちなみに獰猛化ラージャンからも手に入る。まぁ、製作時期に変わりはないが。

MHXX

  • G級の強化を得て、最終的に血風傷刃フルスカードとなる。
    上位と同じく最終的にG級獰猛ジンオウガの素材を使うので、究極強化できる時期は遅い。
    気になる性能は
    • 属性武器や麻痺武器として申し分のない高さの攻撃力310
    • 雷属性40(実質20)&麻痺属性18(実質9)
    • 斬れ味は素で白30。斬れ味レベル+2で紫20
    • スロットは無いまま
    • 僅かに上がった会心率15%
    今作でも十分な攻撃力&会心率と斬れ味を兼ね揃えているほか、
    雷属性値が大幅に上昇したお陰で、属性武器としても他と張り合える性能に近付いたといえる。
    麻痺属性値は相変わらず1ケタで頼りなく見えるが、双剣の手数を考慮すれば意外と馬鹿にできないもので、
    戦闘が長引きがちな獰猛単体クエでは4人マルチでも単独で麻痺2回がそこそこ現実的な範囲で狙える。
    例のビールの睡眠属性よりずっとマシである。
  • 単純な火力では引き続き修羅の国状態の雷双剣界に踏み込めるかどうか微妙なラインなので、
    このおまけ程度の麻痺をどれほど活かせるかが使用する上で重要なポイントになる。
    特に、大きな隙がある血風独楽や部位を正確に狙う必要があるラセンザンなどの狩技と相性が良い。
    マルチプレイにエリアルで使用し、乗りと麻痺でチャンスを捻出するも良しか。
  • そして麻痺双剣界に踏み込むとどうか…と見てみると、G級で賑わうこともなく案山子パペット人形だけ。
    しかも案山子は人形の下位互換と言ってもいい性能になったため、賑わうどころか選択肢は減っている。
    どちらも麻痺特化型で、火力重視のこちらと直接競合することはない。目的に応じて使い分けよう。

MHRise

  • Riseではフルフル復活につきフルージェントダガーも復活。
    ……したのだが、今作の傷刃フルスカードは
    • 少しどころか非常に物足りない攻撃力150
    • ないよりマシな会心10%
    • 見た目の属性値自体は悪くない雷28、麻痺14
    • 唯一辛うじて褒めるところと言っていいスロ2-1-1
    • 斬れ味は双剣の手数だと物足りない青30。白は匠5まで使ってギリギリ出る程度
    と、身も蓋もなく言えば非常に弱い性能となっている。特に攻撃力150は致命的と言える。
    雷武器や麻痺武器として見ても上位互換が存在しており肩身は非常に狭い。
    これは、今作のフルフル武器というカテゴリー自体が一本を除いてほぼ全てが下位序盤向けで、
    上位中盤には力不足になるといった攻略の繋ぎに特化した性能になっているためなので仕方ないことだが。
    見た目の人気が高い武器だけに残念な結果である。
  • この武器自体とは直接関係ないが、ver3.0では百竜双刃の外装変更が追加された。
    見た目を素材を用いて変更できるようになり、百竜スキルで麻痺+雷の双属性も選択することができるので、
    見た目と属性をこれに揃えて強化フルスカードのように取り扱うことができるようになった。
    フルージェントダガー愛好家は歓喜したことだろう。

MHR:S

  • サンブレイクではマスターランク強化が可能。
    MR解放後にやってくる傀異化モンスターの素材を投入することで最終強化となる。
    その血風傷刃フルスカード改の性能はというと
    • 異様に低い攻撃力290
    • あって嬉しい会心率10%
    • 雷47 & 麻痺20
    • うれしいスロット2-1-1
    • 必要なものが入る百竜スロットLv2
    • 斬れ味は素で白50、匠+3から紫
    ライズの上位最終強化の頃よりはるかにマシだが、それでも攻撃力が物足りない。
    中途半端な雷属性と麻痺属性を持つ、何ともどっちつかずな性能。
    かろうじてスロット周りが優秀な方なので、その辺りをいじればまだ誤魔化が効くか……。
    • ただ、素の物理期待値自体は本当に低く、なんと全MR双剣中ワースト1位
      レア10双剣だとバランス寄り属性武器なら320ほど、属性特化武器でも300は超える環境において
      攻撃力300未満の双剣は他にTHEシャングリラだけであり、あちらは素紫40と会心率35%を持つ。
      雷属性で物理期待値トップの双電刃ココウノリュウとの期待値差は60と、最早別の次元に達している。
      そのため物理運用には全く向いておらず、物理を補助しつつ属性に振り切ったりするなど工夫を求められる。
    • 素の斬れ味は白50と無難な数値で、少しばかり物足りないがデフォルト業物を考えればマシな方。
      サンブレイクはスキル自由度が高くなったため、どうしても気になるなら業物や匠を搭載するといい。
  • 肝心なところが足りないが特筆するほど低い性能でもなく、
    麻痺属性値が思ったほど伸びなかったのが痛いが、双属性のため麻痺だけを考えなければむしろ優秀
    雷が弱点の相手は麻痺も効きやすい傾向にあるため、その点は運用する上では困らないだろう。
    そもそも麻痺属性持ちの双属性という都合上、ライバルらしいライバルがいない。
    • 雷属性が弱点の相手に立ち回ることで真価を発揮する双属性のお手本のような武器。
      MHR:Sでは地上でのモーション値が上がった為に追い風は吹いている。
      螺旋斬という物理・属性の両面で優秀な技も復活しているため、攻撃的な姿勢で果敢に攻め込みたい。
      • また、MR終盤以降は回避性能巧撃状態異常確定蓄積蓄積時攻撃強化による
        地上回避型スタイルの麻痺双剣を構築出来るようになった為、麻痺属性が活かしやすくなっている。
        その気になれば高い麻痺耐性を持つ傀異化モンスター相手にも、2回は麻痺を取れるので素質は十分。
        属性も状態異常値も両方活かしたいなら手数が欲しいため、入れ替え技の構成は地上戦特化がいいだろう。
      • 一方で、粉塵纏の登場によって、麻痺属性だけの双剣も十分な火力を手に入れており、
        傀異錬成さえ完成してしまえば、汎用的な性能を持つ仕込み傘ネタみたいな肉球がライバルに上がる。
        これらは汎用双剣としての立ち位置となる為、血風傷刃フルスカード改は雷属性をうまく生かしたい。
      • 雷弱点のモンスターに有利な点はもちろんのこと、イロヅキムシがある場所なら雷やられからの気絶による更なる拘束も狙えるといった利点も侮れない。
        通常フィールドではだだっ広く場所や状況によってはイロヅキムシまで誘導・激突させるのが手間だったり、雷毛コロガシがいるならそれを当てた方が早いとはなるが、
        コロガシ不在かつイロヅキムシとオニクグツがいて、なおかつ決戦場型フィールドとして一定の人気がある塔の秘境なら最も活かしやすいだろう。

関連項目

モンスター/フルフル
武器/フルフル武器
武器/フローズンクリーバー - 単一のモンスター素材を用いて作れる双属性双剣仲間。こちらは水と氷。
武器/ローゼンツァーン - 同上。こちらは火と毒(MHR:S)。