MH3から登場のロアルドロス素材を使用したボウガン。
ロアルドロスの海綿質素材を利用し、水冷弾の効果的な利用ができないかと考案された軽量弩。
目次
概要・性能
MH3
- 組み立て式ボウガンとして初登場。フレーム、バレル、ストックが全て揃っている。
材質のためか各パーツが非常に軽く、一式揃えても重量は僅か20という最軽量級ボウガン。
- フレーム
- 海綿質の皮で作られた弓を縦に取り付けている。重量は10。
水中弾の速射機構を搭載しているが、それ以外に突出した能力は無い。
右方向の小さな弾道のブレがあるので、組み合わせるバレルには注意が必要。
- バレル
- バイポッド付きの軽量バレル。重量は5。
水冷弾の速射機構や、ブレを少し抑制する効果を持っている。
やはりロアルスリング(フレーム)との相性は良く、
水中弾と水冷弾の装填数を増やして速射で攻めるといった芸当を可能にする。
- ストック
- 全体を海綿質の皮で覆われた柔らかな質感のストック。重量は5。
リロード速度は少し上げ、反動を少し軽減する効果も備える。
水中弾や水冷弾、LV1通常弾にLV2散弾と、ロアルスリングのメインとなる弾丸の装填数を増やせる。
また、減気弾にも対応している。
- 一式揃えると水中弾、水冷弾の速射をメイン火力とした水属性特化型ライトボウガンとなる。
速射対象である水中弾を4発、水冷弾を5発装填でき、これらの手数に関しては一切の抜かり無し。
物理系はLV1、LV2の通常弾、散弾などが中心。いざとなればLV1拡散弾で爆撃にシフトできる。
比較的広範囲に対して攻撃する弾が多いため、PTプレイ時は誤射に注意。
また、最初期から入手可能であるが故に後半ではやや火力不足な面が出てくる。
MHP3
- 一体型ライトボウガンとして新生。ユクモノ弩からの派生強化によって入手できる。
しかしまだ試作段階ということなのか、前作以上に性能が低くなってしまっている。
通常弾全レベルとLV1、LV2散弾に対応しており、これをメインに戦うことになるが、
それぞれ装填数が4発と少ない。
水冷弾も使えるが、速射機構は未搭載。装填数も3発だけになっている。
尤も、最初期の武器だからこのような仕様なだけであり、見切りをつけるにはまだ早すぎる。
- 素材を追加投入し、ロアルストリームに強化してから徐々に本気を出し始める。
なお、水冷弾の速射はロアルストリームへの強化で取り戻す。
さらなる追加投入でロアルフォール、上位素材や亜種の素材の投入によりロアルフラッド、
そして最後にはロアル・ノアまで強化できる。
全体的に強化費用が安く、素材が集めやすいのはありがたい。
因みにロアルストリームは素材から直接生産が可能である。
- ロアルフラッドからは、亜種の素材も使用した影響なのか、LV1毒弾の速射とLV2毒弾の使用も可能になる。
また、LV3通常弾やLV1散弾、そして水冷弾の装填数も当初より強化され、
基本攻撃力だけでなく、手数の面でも大きく巻き返してくる。
ロアル・ノアまで強化すればさらに装填数は追加され、
水と毒の二刀流で獲物を苦しめる、まさに主任絶対殺すマンロアルドロスの化身と化す。
LV1回復弾や硬化弾にも対応しているので、仲間の支援も得意。
これもまた水を散布して群れの仲間を癒やすというロアルドロスらしい能力である。- 水冷弾速射の陰に隠れがちだが、地味に散弾の扱いにも長ける。
LV1・LV2は素で6発入り*1、使えないLV3もスキルで追加すればいきなり6発装填可能。
LV3を運用するにはサイレンサーもしくは反動軽減+1が必須で、装填速度も速くないため
おまけといったところだが、LV1・2を運用するにはスペック上何の問題もない。
属性速射のサブ弾として持ち込むだけでも十分すぎる働きをしてくれるだろう。
- 水冷弾速射の陰に隠れがちだが、地味に散弾の扱いにも長ける。
- バランスブレイカーとも言われるW属性速射の水属性担当であり、
単体相手に限れば間違いなく今作最強の水属性武器である。
- ロアル・ノアまで強化した場合、亜種の素材も少なからず投入されているが、
カラーリングは通常種武器のままである。
MH3G
- 一体型ライトボウガンとして続投。クロスボウガン改からの派生強化によって入手できる。
今回は始めから水冷弾の速射を実装しており、MHP3よりはいくらか戦いやすい。
また、水冷弾の仕様がMHP3のものとなり、
クルペッコなどの貫通系の弾丸ではダメージを与えにくかった相手に対しても
有効打を与えられるようになった。
とは言え、やっぱり最初期の武器なのでまだまだ性能面は弱い。
- 今回もロアルストリームへ、そしてロアルフラッドへと強化可能。しかしここで思わぬ事態が発生する。
なんと今作ではロアル・ノアは登場せず、ロアルフラッドの強化先は
ガノトトス素材のライトボウガン、メイルシュトローム一択。
つまり、ロアルドロスの面影を残したライトボウガンは消滅してしまうという事態に。
おまけにロアルフラッドもLV1毒弾の速射機構を取り上げられ、
MHP3時代の暴れっぷりが嘘だったかのような弱体化を食らってしまった。- ただ、MHP3はMH3シリーズよりも後のストーリーらしいので、その時間軸から考えると、
ロアルスリング系統の巻き返しはこれからになるのかもしれない。
そうだとすれば、ロアル・ノアは「登場しない」のではなく
飽くまで「まだ開発されていない」だけという可能性も無いでもない…のか。
- ただ、MHP3はMH3シリーズよりも後のストーリーらしいので、その時間軸から考えると、
- なお、今作でもロアルストリームの一発生産は可能である。
また、ロアルストリームはチャナガブルの素材を導入することで
チャナガシュートという新型ボウガンへ派生強化することもできる。
やはりロアルドロスの武器としての原型は失ってしまう運命なのだが、こちらもなかなかの性能の持ち主。
MH4
- 素材交換でロアルドロス素材を得て生産可能。派生などはなく、最後までロアル素材のままである。
だが今作でもロアル・ノアは登場しなかった。ロアルフラッドで打ち止めとなる。
- 過去作とは異なり、LV2睡眠弾速射対応という変わった個性を得た。
また、普通にライトボウガンを作っていけば最初に手に入るであろう水冷弾対応ボウガンなので、
これを作ればテツカブラを狩るのが非常に楽になる。
テツカブラは水弱点なだけでなく、おあつらえ向きに睡眠耐性もやたら低いので、
水冷弾を撃ちまくるにせよ睡眠爆殺するにせよ、他のボウガンで戦うよりは劇的に楽。 - しかし強化がレア4止まりと先も長くなく、
装填できる弾も水冷弾・LV2睡眠弾の他は全LV通常弾とLV1散弾の他はそう目立ったものが無いので、
逆に言えばテツカブラを虐殺する以外の目立った使い道があまり無い。 - 下位の氷海到達時点で2段階目のロアルストリームまで強化が可能だが、
同時期のもう片方の水冷速射銃と比べ攻撃力、防御ボーナス、水冷弾の装填数で勝る。
そのため下位のグラビモス戦ではまだ頼りになるだろう。
MH4G
- G級の解禁によって満を持してロアル・ノア復活!
…と思いきや登場ならず。
強化先は3Gと同じくメイルシュトローム一択である。
MHX
- ロアルドロス本体が復活したので当然この武器も参戦。
クロスボウガンのLV2から派生、または一発生産で作成可能。- なお、ロアル・ノアはやっぱり登場しない。
…もうこの話題についてはこれ以上続けても仕方ないので、性能について目を向けてみよう。
- なお、ロアル・ノアはやっぱり登場しない。
- 水冷弾を装填可能で、速射にも対応し、防御ボーナスがある銃と言う性質は今作でも変わらず。
ただしLV2睡眠弾速射は没収されてしまっている。
- 生産時は凡庸そのものだが、LV2に強化するとLV2水冷弾速射を得る。
もちろんLV1の方の水冷弾も速射のまま残っており、LV1・LV2水冷弾の両方を速射で扱える。
水属性強化スキルとの相性は凄まじく良く、弱点を突けばかなりの破壊力を生み出せることは間違いない。
さらにLV2水冷弾は特定射撃強化の効果が乗るため、両方を発動させれば威力は絶大なものになる。
ただし反動が「中」であるため、非常に隙が大きい。
スキルを揃えた際の威力は極めて高いが、下手に使うと反撃を受けやすいということは念頭に置いておこう。
隙消しの対策としては、狩技「絶対回避」などを入れておくのが有効。
ただしLV1水冷弾の方は装填数が伸びず、最終強化のロアルストリームでも3発装填のまま。
他の銃は4発~5発装填であることを考えると、Lv2水冷弾速射の活用が鍵を握ると言えるだろう。
- 本領発揮のLV2に強化するにはラギアクルスの素材を必要とし、
村★5または集会所★3のラギアクルス登場まで待たねばならないことから、
作ってすぐ水弱点のモンスターを滅殺しに行けるかというとそうでもない。
また、完全に水属性に特化した装備を組めるなら良いが、そうでないなら攻撃力が高く
隙の少ない攻めを展開しやすい狐水銃シズクトキユルの方が便利な場合が多い。
かなりMHXのライトボウガンの扱いに慣れていないと扱えない、上級者向けのボウガンと言えるだろう。
MHXX
- 限界突破が追加され、ロアルフォールと銘を改める。
とうとうロアル・ノアどころかロアルフラッドまで…。これ以上はよそう。
- ただ性能は強化毎にちょいちょいパラメータと装填数が増加する程度で、
強化点は水冷弾が5発に増えた事と空きスロット1を得られたぐらい。
使える弾のラインナップが全く増えていないので継戦能力が低めなのは小さくないデメリットである。
運用は上位の時と同じく水特化装備で相手を選ぶことになるだろう。
MHRise
- 今作の最終強化はロアルストリーム。
攻撃力170と少々伸び悩むものの、4発装填の水冷弾速射とLv3スロットを備えた実直な銃に仕上がる。
またLv1睡眠弾速射によるサポートも一応は可能。
水冷ガンとしては攻撃力180に弱点特効【属性】を備えたD=スラプトがより上位にくるが、
こちらは作成難度が比較にならないくらい軽いので妥当なところだろう。
というかMHRiseには水冷弾が有効なモンスターがいない事に比べれば些細な問題である。
グラビモスやウラガンキンといったいつものオヤツがリストラされるだけでなく、
バサルモスの属性肉質まで硬くなるとは誰が予想できただろうか…。
- 百竜強化は攻撃力強化III、散弾追加II、水やられ特効。
純粋に水冷ガンとしての威力を追求するなら攻撃力強化が有力だが、
散弾追加でLV3散弾が6発装填になるのは大きな魅力。
百竜撃退の証・四さえ手に入れば禍ツ弩ノ幽鬼ドシューまでの繋ぎの散弾ライトとして十分に使うことができる。
ぶっちゃけ今作のモンスターには水冷弾よりよっぽど実用的だったりする。
MHR:S
- 強化先「ロアルストリーム改」→「ロアルフォール」→「ロアルフォール改」が追加。
ロアル・ノアは何処 ロアル・ノアは何処
最終強化「ロアルフォール改」まで行くと、
MHRiseの大人しさはどこへやら、攻撃力330と水ライト上位の攻撃力を持つ。
期待値で言えば会心もついているミツネライトといい勝負。
今作ではスキルの防御による防御の倍率強化が付けやすくなったこともあり、防御+10も地味ながら美味しい。 - サンブレイクでは弾肉質非参照の物理弾が下方修正されたため、属性ライトの評価が上がっている。
加えて水弱点のモンスターも多数追加されているため、当武器は需要が急上昇した。
とくにロアルストリーム改への強化はMRに上がった直後から解禁可能のため、MR開始後すぐに手にできるのも良い所。 - 序盤から作れるのだから、今まで通り、他の水ライトへの繋ぎとして十分に役割を果たすだろう……
などというこれまでの固定観念をローリングよろしくひっくり返すほど有能な水ライト。- この武器の強みは、なんといっても速射・歩き撃ち・歩きリロード全てに対応した水冷弾を6発も装填できる点。
サブとしては、散弾・放散弾の装填数も十分。
さらに睡眠弾も速射対応で十分に取り扱えるので、睡眠爆殺も狙って行ける。 - LV3の装飾スロットに、百竜のほうもLV3が空いているのが魅力的。
百竜スロットに属痛竜珠をつけていけば、水冷弾はさらに生きる。 - 貫通水冷弾を取り扱えないのはマイナス点だが、
それを踏まえても水ライトとして十分に活躍できる一級品に仕上がっており
水冷弾で弱点を的確に狙う自信があるのであれば、
MR最後の難関マガイマガド特殊個体にすら担いで行ける実力を持つ。
一長一短で凌ぎを削る水ライトの中、
ロアルドロスのライトボウガンが決して遅れをとらずについてくるなどと、誰が想像しただろうか。 - 無料アップデートでレウス希少種やエスピナス亜種の追加、そしてそれらの傀異化個体が追加されたことも追い風。
属性に有利なスキルや装飾品も追加されており、活躍の場がさらに広がった。
- この武器の強みは、なんといっても速射・歩き撃ち・歩きリロード全てに対応した水冷弾を6発も装填できる点。
- あまり注目されていないが、実は
MHR:Sで登場する全ライトボウガンの中で最も散弾の装弾数が多いライトボウガンである。
LV1の8発、LV2の7発は他の追随を許さず、LV3の6発装填も全ライトボウガン中でトップタイ。 移動撃ちや移動リロードに対応していないので、無策で使うのは難しいが
その気になれば相手の懐に飛び込み散弾回し撃ちで蜂の巣にできるポテンシャルを秘めている。
今作のロアルドロスライトはずいぶん個性とやる気に満ち溢れているようだ。 - 今作より登場のガランゴルムのライトボウガン、ゴルム・アサルトに派生する。
あちらは無属性で速射なしという無骨そのもののライトボウガンとなっている。