武器/ルドロス武器

地を這う水流ことロアルドロスやその亜種の素材から作られる武器の総称。
本記事の見出し名は、ルドロスおよびロアルドロスの素材から作られる防具である
「ルドロスシリーズ」によった。

目次

概要・性能

• ロアルドロスの素材の特徴として、非常に優れた保水性と弾力性が挙げられる。
  特に多量の水を溜め込む水袋や上質な海綿質の外皮は、
  武器に莫大な水属性エネルギーを与える事が出来る素材として重宝される。
  ごく一部ではあるが、中には古龍の力を超える武器もある。
  またその特性上、武器の刃や打撃面の加工に皮を用いる事が多く、
  爪や尻尾などよりも皮の需要の割合が高い。
  グリップなどに利用されるケースの多い皮系素材を
  ここまで攻撃的な用途で利用する武器は滅多に存在しない。
  因みに亜種の素材も同様に保水性に優れているが、同時に強い毒性を含んでおり、
  武器によって水属性だったり毒属性だったりする。

• 骨武器をベースにした物が多く、武器としての原型や基礎的な機構を作るため、
  生産・強化の初期段階で未成熟の個体(ルドロス)の素材も使用する事がある。
  それらの武器には「ドロスボーン」と名が付き、この段階では水属性の効果を発揮できない。
  それらを土台にロアルドロスの素材で強化する事で、正真正銘ロアルドロスの武器となるが、
  使われたルドロス素材が繋ぎとしても最適なのか、全く別のモンスターの素材で打ち直して派生させる傾向もある。
  なお、初期段階のものはシリーズによっては店売りしていることもある。

• 海綿質の皮のおかげであまり攻撃的に見えないような武器が多いが、
  武器としての性能は決して悪くはない。
  むしろ上記の通り、水属性武器としては前線に立っても何らおかしくはないだけの性能を持つものも。
  また、比較的スロット数には恵まれている傾向がある。
  ロアルドロスには特に貴重で入手が困難な素材が存在せず、その分作りやすいというのもありがたい。
  しかし序盤に登場するモンスターの武器の性か、強化の過程で原形を失ってしまったり、
  途中から頼りなくなってしまったりといった武器も少なからず存在する。

• 銘は「ロアル」もしくは「ドロス」と付く物が多い。
  また、亜種の武器には「アメジスト」がよく用いられる。
  アメジスト(amethyst)とは「菫色」、または宝石の「アメジスト(紫水晶)」を指す。
  ロアルドロス亜種の別名は「紫水獣」であり、鱗が宝飾品として取引されるという設定も存在するため、
  決して間違いではないのだが、実際は紫と言うより桃色に近い色合いに見える。
  • この「アメジスト」は、いわゆるパワーストーンの一種である。
    他にもザボアザギル亜種のチャージアックスにも、「デザートローズ」というパワーストーンの名が冠されている。

• スポンジ海綿質の皮を使った特徴的な質感に加え、
  その武器種の常識を覆すような変わった見た目の武器が一部存在する。
  狩猟笛はスピーカーだし、太刀はホウキである。
  大剣や片手剣などは真っ当なのだが…。
  なお、狩猟笛は笛でなくとも楽器の形をしているだけでマシと言われることも

シリーズ毎の変遷

MH3(G)、MHP3

• 初登場のMH3では序盤の水属性武器として登場。
  下位のうちは貴重な水属性武器として重宝されるが、
  終盤には大海龍ナバルデウスや峯山龍ジエン・モーランなど、
  強豪の武器が揃うため劣勢に立たされてしまう。

• MHP3ではハプルボッカおよびラスボスのアマツマガツチの武器が新たに追加されたが、
  前者はバランス型、後者は物理に振り切っているので、水獣武器は属性寄りとして差別化が可能。
  また、ロアルドロス亜種の追加に伴い、毒属性となる武器も誕生。
  • 一部の武器種においては属性を存分に活かした運用が強く、
    0.7倍補正があろうと水属性が活きる亜種片手剣や、
    W属性速射の水属性を担うライトボウガンなどは重宝された。
    他方、MHP3における毒属性はどうしても一部の敵ピンポイントになってしまう上、
    毒の大御所ギギネブラの武器が厚かった。

• MH3GではG級派生が追加…されたはされたのだが、その扱いは不遇。
  というのも、太刀以外のロアルドロス通常種の武器において、
  まさかのG級以降の強化ができないのである。
  亜種のカラーリングになり毒属性となったり、
  ガノス武器の踏み台になってしまったりと妙に冷遇されてしまっている。
  そのため武器種によっては水属性不足に陥っているものまである。
  通常種太刀の性能も決して良いとは言えないのでやっぱり不遇である。
  一方で毒属性が大幅に強化されたため、毒属性の亜種武器には実用的なものも多い。

MHX(X)

• MH3系列では不遇な武器が多かった反動なのか、MHX系列で優秀な性能になったものが多い。
  また、新たに操虫棍が追加された。
• 水属性を司るモンスターとして名実共に絢爛豪華な最強のライバルが登場し、
  その上で今までの水属性モンスターも一堂に会する大盛況っぷりを見せている。
  武器も性能や見た目で抜きん出てミツネ武器を上回る事までは叶わずにせよ、
  豊富なスロット数や作成難度の低さを売りに独自のポジションを隔し、
  ルドロス武器として独自の個性を発揮して長く使用される、いぶし銀の強みを得た。
  ピーキーな属性偏重のガノス武器、物理特化のハプル武器等とも上手く棲み分けされている。
  また、武器強化システムの仕様変更により本武器のままで一線級まで最終強化できる状況もあり、
  作成可能時期に比して性能が高く、そのまま使い続けていけるものまで出現した。
  ハンターランク解放後も敢えて水獣武器を担ぐ、ロアルドロス愛好の猛者も相応に存在する。

• シリーズを重ねる毎に改善されていった斬れ味は、MHXXにて念願の紫に到達。
  物理は低めだがトップクラスの属性型と住み分けされ、特に手数武器はこの傾向が強めである。

• ちなみに、小型モンスターであるルドロス素材の武器も別個最終強化可能となった…のだがいかんせん力不足。
  特にMHXXでは無属性最強の閣螳螂武器が存在するため勝ち目は薄い。
  それでも普通にクエストをこなせるレベルには強化されているので、たまには趣味で担いでも良いだろう。
  • 寧ろ活躍の機会は限界突破時点かもしれない。☆G1というG級開始直後にして攻撃力240・素で白ゲージ20・スロット2つ……と、今までの上位武器から一回り成長した性能。
    しかも小型モンスターの素材のみで強化可能となる為G級突入直後の攻略用としては役立ってくれるだろう。
    下位からちまちま強化しなくてよくて性能もスロット以外は上回るエルダーシリーズで良いと言われがちだが。

MHRise

• MHWorld系列では非実装に終わった水獣だが、MHRiseにてめでたく復活。
  従来の11武器に加え、新たにガンランスが登場する。

• MHXXで盛り返した水獣武器だったが、本作においてその性能は形を潜めてしまっている。
  というのも、MHRiseにおいてはレア度および強化可能時期が性能に大きく影響するため、
  上位強化こそできるものの低レア度の低性能武器で止まってしまう状況に戻っている。*1
  そのため、泡狐竜や泥翁竜が狩猟できるようになってしまうとお役御免となってしまう。

• 一方でスロットが近接武器はLv2スロット1つにLv1スロットが2つ、
  ガンナー武器はLv3スロットがある為拡張性は高い。

MHR:S

• MHR:Sでは武器間のレア度による格差が是正され、
  全ての武器でレア度10の最終強化が出揃う状況になったため、冷遇は脱している。

• 本作では会心率補正と短めの素紫を持つミツネ武器に対し、
  会心0%・素白(匠3あたりで紫)ながら物理・属性値で上を行く武器として差別化された。
  特に属性値は全体で見ても高く、オロミドロ武器がない武器種ではルドロス武器がトップに立っている。
  本作では属性武器の躍進が著しく、また水が効く亜種モンスターが追加されているため、
  性能重視でもルドロス武器が普通に担がれる機会が増えている。

• Ver.15において、新たなライバルであるアマツ武器が登場。
  重度のマイナス会心持ちだが高攻撃力かつルドロス武器に迫る属性値、さらに素紫と中々の強豪である。
  一方でVer.15では傀異スロット解放ボーナスがさらに強化され、ルドロス武器も匠1で紫が出る。
  会心率より斬れ味のフォローを取るなら依然としてルドロス武器の出番も多いだろう。

武器一覧

通常種武器

亜種武器

ルドロス武器

関連項目

モンスター/ロアルドロス
モンスター/ロアルドロス亜種
モンスター/ルドロス
防具/ルドロスシリーズ
防具/ドロスシリーズ