白銀に煌く天彗龍の軽弩。
弾丸は群星の如く降り注ぎ、あらゆる標的を撃ち抜く。
(銀翼の連弩)
古文書は記す。
「恐れ見よ。弾丸は容易く星間を撃ち抜く」
銀翼の連弩、最終強化形態。
(龍星弩ホーテック)
目次
概要
- MHXXの村ラスボス、天彗龍バルファルクの素材で作られたライトボウガン。
全体的にシャープなシルエットで、メタリックな質感と相まってかなりメカっぽい。
リロード音が金属音なので苦手な人には少し辛いかもしれない。
MHXX
- 上位時点からリロード「速い」に反動「小」、さらにスロットも1つと取り回し面は優秀。
ただし、攻撃力は180と頼りなく、物理弾の装填数が少ないうえに状態異常弾も一切装填不可と、あまりにも貧弱。
作るのならば、究極強化まで一気に強化した方がいい。
- 究極強化は赫醒弩ボルテルク。
やや低めの攻撃力310だが、リロードと反動の取り回しの良さはそのままにスロットも2つ空く。
速射対応弾はLV1滅龍弾&LV2滅龍弾。
しかし、全てのLV3物理弾が装填不可となっており、
残りも極端に酷くはないが、どうにか貫通弾が最低限の水準といったスペック。
同じくLV2滅龍弾速射を持つ極星嘆弩グラーガロアは「滅龍弾速射持ちの貫通銃」なので、
パッと見は似たような性能のようで実は全然違う銃になっている。
- 最大の問題は、一番の特徴である滅龍弾自体の弾持ちが非常に悪い所。
今作のLV1滅龍弾は調合分を含めて13発が限度でLV2は内蔵数が6発しかない。
残念ながらこの武器も内蔵弾の弾数の壁を突破できなかった。
弾の属性値が攻撃力に依存する仕様上、単発の威力を考えるなら他の滅龍弾速射ボウガンを使った方がいい。
ただし、こちらは滅龍弾両方が速射に対応している唯一のボウガンであるため、
連発数+1とW属性強化、変則射撃や弾薬節約を用意して総ダメージ量で勝負する特化運用というロマンは可能。
…その特化運用でもG級ソロで討伐に持ち込むのは至難の業なので、結局は物理弾を使うことになるが、
これでもヘビィボウガンの酷さに比べれば戦っていける分マシだろう。
- 継戦能力には難があるがやはり瞬間的な火力は凄まじい為、
大宝玉集めの村クシャ乱獲や部位破壊サブタゲマラソン等、やや特殊な状況でスペックが活きる銃である。
この武器の強化にその古龍の大宝玉が必要な上、上述のスキルを揃えるのにクシャルを倒す必要があるのだが
赫翼の連弩
天彗龍の素材を独自の機構で
組んだ軽弩。龍気を宿した弾を
雨のように撃ち込む姿は圧巻。
(赫翼の連弩)
天より墜つ数多の流星は、行き
会う命を道連れに。すべてが
名もなき星屑の如く葬られる。
(龍天弩ホーテルべニィ/赫絶の輝翼ジェハダル)
MHRise
- 上記の通り、通常種のものは扱いは面倒だが見どころのある龍属性速射特化型ライトとして存在していた
バルクライトが、Riseでは特殊個体の素材を使い銘と色を改めて登場。
さてさて、最終強化である龍天弩ホーテルベニィの性能は...- 低い攻撃力170(ロングバレル込みで178)
- スロットはLv2が一つ
- 反動小
- リロード速い
- 百竜スキルは攻撃力強化III、竜種特効、天彗龍の魂
- お約束のLV3物理弾装填不可、状態異常弾も対応していない
- これまたお約束の滅龍弾、貫通滅龍弾速射対応
3発装填可能で移動射撃対応 - 今作で猛威を振るう徹甲榴弾のLV1、2が2発ずつ、同じく高威力の斬裂弾が4発装填可能
- できることはあるが、肝心の武器の攻撃力とアイデンティティにしている弾種のせいで優先して作るには欠点が目立つ。
- 滅龍弾の威力は攻撃Lv7、龍属性攻撃強化Lv5、速射強化Lv3と強化してやれば、
からくり蛙の頭で1発消費辺り280ダメージ以上出る。
ただ、持ち込みは3発で龍殺しの実が10個持ち込みのせいで継戦能力に大きな穴があるのがネック。*1
龍殺しの実は貫通滅龍弾にも調合素材として使うのでどちらに貴重な実を使うか、
手と状況を把握して無駄にしないよう確実に当てるプレイスキルも必要である。 - 戦法としては徹甲榴弾でスタンを取って確実に脳天から滅龍弾をぶち込むことだろうか。
滅龍弾が撃ち終わったら斬裂弾を撃てばいい。- しかし、Ver.10からは徹甲榴弾、斬裂弾いずれも弱体化してしまったため、
部位破壊目的でなければ斬裂弾を撃ち込む意義は薄れている。
- しかし、Ver.10からは徹甲榴弾、斬裂弾いずれも弱体化してしまったため、
- 滅龍弾の威力は攻撃Lv7、龍属性攻撃強化Lv5、速射強化Lv3と強化してやれば、
- 龍属性が有効な相手どれるモンスターが少ないのも向かい風。
オオナズチは相変わらず火のほうが有効であり、
XXの時カモれた狙い所だったクシャルダオラは龍属性がMHWからあまり効かなくなってしまった。
他には、竜種特効をつけてリオ夫妻に使うくらいだろうか。
部位破壊したバサルモスももしかしたらお友達()になれるかもしれない。
- かつて数多のガンナーを恐れさせたヘビィボウガンとは対照的である。
せめて攻撃力がもう少し高くて滅龍弾の持ち込みがもっと多かったら...
MHR:S
- 最終強化は赫絶の輝弩ジェハダル。
前作のホーテルベニィと比べると、攻撃力が330に上がった。……以上。
マジで何にも変わっていないのである。
ヘビィの方と違ってLV3通常弾が撃てるようになったりは一切せず、単に攻撃力が上がっただけ。
もちろん滅龍弾は相変わらず13発分しか持てない。
スタンを取りつつ合計16発の滅龍弾と貫通滅龍弾を撃ち終わったら、本格的にすることがない銃である。
ちなみに、徹甲榴弾と斬裂弾は弱体化されたので火力としては期待できない。
これが具体的にどれくらいの総火力かというと、伏魔響命ビルドでも上位レウスがやっとと言えばわかりやすいか。
というか、下手をすると麻痺や睡眠が取れ、LV3散弾も撃てる甲銃カンタロスガンに負けかねない。
そして、こんな性能なのにMRレア素材の赫星招く龍神玉は使う。
…あれ、同じバルク武器にこんな性能のボウガンがあったような。- だが、そんなジェハダルにも有効な活用法がないわけではない。
それはヌシ・リオレイアの最小金冠マラソンである。
ヌシ・リオレイアは貫通滅龍弾がよく通り、MRで金冠が出ない*2ため、
必然的に耐久が低い上位個体を周回することになる。
伏魔ビルドならば貫通電撃弾でキュリアが1つ貯まるまで補助して
貫通滅龍弾でラッシュをかければ丁度倒せるのである。
金冠マラソンであれば周回回数も必要になるためレア素材の元は十分取れる。
逆に言えばそのくらいしか活用法がないため、金冠を取得し終えたプレイヤーには全く無価値になってしまうが…。
最大金冠は重大事変で取得可能なのも向かい風。
- もう一つの活用法が、アマツマガツチの角折りマラソン。
本作において嵐龍の剛角は、入手方法が頭部破壊80%+ターゲット追加報酬10%のふたつのみ。
それでありながら武具にやたら多量に要求されるため、難民が多数発生している素材のひとつである。
アマツマガツチ自体が傀異化並の耐久力に加え攻撃できない時間も長い難敵であり、連戦にも時間がかかる。
そこで瞬間火力だけはある滅龍弾で、角だけさっさとヘシ折って帰還してしまうのだ。
MHXXといい、部位破壊マラソンに縁のある武器である。双剣できりもみ回転してる方が早くて楽なのは内緒
- だが、そんなジェハダルにも有効な活用法がないわけではない。
- ここまで残念なら、いっそ開き直って遊んでしまうのも良いかもしれない。
幸い本作のライトボウガンには鉄蟲糸跳躍起爆竜弾や反撃竜弾でのカウンター、
機関鉄蟲弾あと鉄蟲糸滑走といった装填弾種に依存しない攻撃手段が豊富にある。
また、先述の通り高い火力が出せるわけではないが、基礎スペックと装填数の関係で
単発の斬裂弾の取り回しはトップクラスに良好であり、
地味に拡散弾も2発装填なので跳躍時にぶちまけることが出来る。
滅龍弾を撃ち切ったら天彗龍よろしく変形伏魔を物理側に切り替えて手当たり次第に手札を切って暴れてやろう。
悪あがきとも言う
「行き会う命を道連れに」って、そういう…
余談
- 最終強化「龍星弩ホーテック」の由来はコホーテク彗星と考えられる。
その更に由来となったチェコの天文学者ルボシュ・コホーテク氏は多くの彗星を発見した事で知られ、
彼の名前を冠する彗星は5つも存在する。