武器/獅子といふ名の白骸

Last-modified: 2023-11-29 (水) 01:46:53

我、嘗ての獅子の名を墓碑に銘ずる者。
我が咆哮に呼応せし者に摩訶たる剣の力を授けん
(獅子といふ名の白骸)

浄土の者に制裁の巨刃を
我が剣が恐怖の裁きを下さん
獅子といふ名の白骸、最終型。
(白骸の巨剣)

我、嘗ての獅子の名を天上に銘ずる者。
我が咆哮は天からの大命となり星屑の意志を繋ぐ
(極星剣ガレフ)

刃向かう巨賊に恐怖の斬罪を
我が咆哮は天上神の託宣なり
極星剣ガレフ最終型。
(恐怖ナル剣星ガレフ)

目次

概要

  • MHXのラスボス・骸龍オストガロアの素材から作られた大剣である。
    オストガロアの纏う骨を素材とした骸武器「獅子といふ名の白骸」のほか、
    そこからオストガロア本体の素材を用いて派生させると極星武器「極星剣ガレフ」になり、
    本ページではその双方について紹介する。
  • ガロア武器の通例でこの武器も星座をモチーフとしており、
    「獅子~」という名称通り「しし座」および「ライオン」を模っているのがデザインの特徴。
    剣の鍔が獅子の横顔を模しており、刀身の峰が獅子のタテガミのようなデザインをしている。

獅子といふ名の白骸

MHX

  • 獅子といふ名の白骸を強化していき、レベル5にて最終強化形である「白骸の巨剣」となる。
  • 白骸の巨剣の性能はというと…
    • クーネエムカムすら上回る攻撃力260
    • 御察しの通り強烈な会心率-25%
    • 大剣には割とどうでも良いそこまで重要でもない龍属性20
    • 地味にうれしいスロット1つ
    • 斬れ味は、デフォルトでは短めな緑ゲージだけだが、「斬れ味レベル+2」で青ゲージが30出現
    となっている。
    白ゲージが現れない事と重いマイナス会心率により一見残念な性能に見えるが、
    バカみたいに高い攻撃力のおかげで攻撃力220の白ゲージと同等クラスの威力を発揮する。
    MHXでは龍属性武器がクセ者揃いであり、物理性能に特化したものが少ない=ライバルが少ないのも追い風。
    青ゲージの長さも大剣としては十分であり、更にMHXの大剣は「絶対回避【臨戦】」を用いることで
    最初の斬れ味ゲージ10を容易に保てるため、この超火力も比較的簡単に維持することが可能なのである。
  • 難点は斬れ味レベル+2でなければ青ゲージの維持が難しいこと。
    MHXでは匠「+2」を発動するのはかなり難しく、どうしたって大剣3種の神器を揃えるのが精いっぱいという場合が多い。
    潜在能力は高い武器だけに残念である。
    • 一応、斬れ味レベル+1だけでも長さ5と極短ながらも青ゲージが出現する。
      溜め斬りだけを的確に当てていけば斬れ味緑に落ちるとほぼ同時に
      絶対回避【臨戦】が使用可能になるので、青を維持することも不可能ではない。
      しかし色々と運用上の制約ができてしまうため、安定した運用はかなり難しい。
  • 緑ゲージという事で鈍器運用もできなくはない。
    とはいえ「バカみたいに高い攻撃力」と「強烈なマイナス会心」を持つ本武器は
    武器倍率を補うスキルである鈍器とお世辞にも相性が良いとは言えず、匠運用の方が圧倒的に期待値は高い。
    しかし鈍器はアカムトRシリーズなどを用いて簡単に発動できるため、スキルの自由度が高い点がウリ。
    エリアルスタイル用の飛燕などで威力を補い運用することも可能ではある。
    • エリアル鈍器大剣として運用する場合、覇王剣クーネエムカムの存在が気になるが、
      こちらには素で緑ゲージを持つため弾かれにくく斬り方補正を気にしなくてよいというメリットがある。
      自分の腕に合わせて使い分けはできるだろう。

MHXX

  • G級ではさらに強化され「白骸巨剣コルレオニス」になる。
    • 攻撃力は380にもなり、紫は出ないが白ゲージまではちゃんと出せる。
      今作では紫ゲージの補正が弱体化され差が縮まっているお陰で、
      紫ゲージ換算でも360もの攻撃力を持っているに等しい威力であり、大剣として申し分ない。
      マイナス会心は25%あるが、それを加味しても並み居る大剣を物理性能で引き離す。
    • 相変わらず控えめな龍属性24
    • 肝心の斬れ味の長さも、斬れ味レベル+1で白15が出るため、頑張れば+1だけでも実用できなくはない範囲。
      斬れ味レベル+2にすれば白40になるので斬れ味としては十分である。
      ただ、+2にするとミラブレイドという強力なライバルが現れる。
      抜刀会心だけならばマイナス会心を加味しても火力はほぼ横並びだが、追加で超会心を付けると抜かれてしまう。
      更にあちらはマイナス会心もない。スロットの数も同じ。
      差別化したいなら斬れ味レベルは+1に留め、他にスキルを盛ることも考える必要がある。
    • 物理大剣としてのライバルとしては骨大剣の最終形「断骨大剣」。
      攻撃力360で紫ゲージが出るというとんでもない物理大剣で、しかもマイナス会心を持たない。
      上記の通り360紫と380白はほぼ同じ攻撃力なので、会心率の差の分物理性能では骨の方が高い。
      同じ骨なのに古龍の力で固められた骨とそこらの骨とが肩を並べるとは…。
      ただし断骨大剣は斬れ味レベル+2にしないと長さ以前に紫ゲージが出ず、
      またスロットを1つも持たないためスキルの拡張性では劣る。
      そして大剣では殆ど誤差とは言え断骨は無属性、コルレオニスは龍属性持ち。
      会心率をカバーできる都合の良いお守りがある場合や、
      龍属性が大きな効果を示す相手にならばコルレオニスを担いだ方が良いだろう。
  • ちなみに裏会心運用では、こちらとほぼ同じ斬れ味ゲージでこちらを上回る攻撃力390
    こちらを下回る会心率マイナス50%を誇る大業物?がいるのでそちらに任せたほうがいいだろう。
    ただ、あちらは抜刀会心運用・かつ特化装備限定ならば断骨どころか無属性大剣最強になったりするという
    割と本気の大業物でもあるので、これまでの評価に反して意外と油断ならない相手だったりもする。

極星剣ガレフ

MHX

  • 獅子といふ名の白骸LV3から、極星武器へと派生すると「極星剣ガレフ」となり、
    最終的に「恐怖ナル剣星ガレフ」となる。
  • 恐怖ナル剣星ガレフの性能は
    • 大剣としては低めの攻撃力190
    • 非常に低い龍属性13
    • 斬れ味がデフォルトで限界に達しており、超長大な青ゲージを持つが白ゲージは10
    • スロットは骸武器よりも多い2つ
    これらのスペックを見れば第一に目につくのは圧倒的継戦能力を誇る青ゲージなのだが、
    この武器は手数が少ない一撃重視の大剣である。
    どう考えてもこんな長さの青ゲージはいらない
    そして白ゲージの方もたったの10しかないため、
    絶対回避【臨戦】があるとは言えどやや扱いづらい。
    (縦斬り以上のモーション値を持つ攻撃だけであれば10回以内にゲージを溜めきれるが、
    同時に発動する無敵時間の利用タイミングなどを考えればどうしても青ゲージに落ちる場面が出てくる)
    また、斬れ味の代わりに火力が犠牲になっているのがとても痛い。
    総じて言えば「決して弱くないが、武器種のニーズと噛み合っていない」武器と言える。
    • 龍属性大剣としての競合相手はやはり煌黒大剣アルレボであろう。
      同じ武器スロ2で、あちらは攻撃力で10劣る代わりに、素で長大な白ゲージと高い属性値が売りの武器。
      はっきりいって勝ち目は薄い。いくら属性ダメージの恩恵が相対的に小さい大剣といえど
      龍がそこそこ通る相手なら、属性値の差で簡単に覆されてしまう程度の攻撃力差しかないのが痛い。
      最大火力をだせる白ゲの長さまで含めればなおさらである。
      かといって龍の通りが悪い相手ならば、そもそも龍大剣など選ばないし、
      同じくスロ2の無属性大剣である、
      素白20に物理性能で大きく優る暗夜剣【宵闇】に、アルレボともども惨敗してしまうだろう。
      一応、作成可能時期ではガレフが一番早い(アルレボはHR80、宵闇はHR60で解禁されるモンスターの素材が必要)。
      まだアルレボや宵闇を最終強化できない時期で武器スロ2の龍大剣が必要になれば出番はある…かもしれない。
  • 以上のことから、残念ながらガレフを作るのは武器コレクションや鑑賞としてくらいである。
    一方デザイン面はかなり秀逸で、溜めると青白く発光している箇所
    怒り時のオストガロアの様に赤く発光し、星座を形作っているように見えるというギミックがあり、なかなかかっこいい。
    見る機会は少ないだろうが、ソロの下位クエストなどでじっくりと眺めながら使ってみるのもいいだろう。

MHXX

  • G級オストガロア素材で「極星恐剣ガルガロア」に強化できる。
    • そんなに高くない攻撃力310
    • ただでさえ活用できないのにかなり低い龍属性16
    • 嬉しいスロット2
    • 斬れ味は素で紫10白60、延長不可。その下は例によってずっと青
    相変わらず大剣という武器の特性にマッチしていない性能である。
    素で紫が出るとは言ってもたった10なので、業物なり刃鱗磨きなり何らかの斬れ味フォローが必要。
    そして今作ではそれらのスキルは斬れ味レベル+1とスキル負担的には同じなので、
    斬れ味を伸ばさないと紫が出ない大剣と一緒である。
    そしてそこまでして紫を維持したとして、属性値など無いも同然の数値ゆえに、
    ただの攻撃力310の大剣にしかならない。これでは真名ネブタジェセルを始めとして
    並み居る物理大剣に属性値込みでも余裕で負けてしまう。
    かと言って白ゲージ運用をするとなると、紫ゲージで攻撃力300の大剣にすら負ける。
    そんな訳で、G級になっても相変わらずコレクション用でしかないミスマッチ大剣である。

余談

  • 大剣はモンハンの看板的な存在であり、
    モンハンの看板モンスターであるリオレウスはギリシャ語で獅子を意味する「レオ」を由来の一つに持つが、
    実は「大剣」と「獅子」という双方の看板要素を満たした武器はこれが初である。
    同じくライオンをモチーフとしているテスカト種にも大剣がいくつか存在しているが、
    獅子の名を冠したものは未登場である。
  • 別名に「獅子」が付くモンスターとして、ドドブランゴラージャン、そしてヴォージャンがいるが、
    この武器と彼らとの直接の関係はない。
    それどころか、生産や強化に牙獣種の素材を使う事すらない。まあ獅子と言ってもほぼゴリラだし
  • コルレオニスとはラテン語で「獅子の心臓」を意味し、しし座の心臓部分に位置するα星レグルスの別名である。
    同じガロア武器でも他の武器種では基本的に星の名前がそのまま使用されている中で別名が採用されたのは
    既に恒星名を使用している武器があり、会話等の中で混乱を避けるためと思われる。
    …何? 同シリーズ内でアルデバランアルバランダバランと3連重複している例があるって?
    ……な、何のことやら……。

関連項目

武器/ガロア武器
モンスター/オストガロア
モンスター/ドドブランゴ - 別名「雪獅子」
モンスター/ドドブランゴ亜種 - 別名「砂獅子」
モンスター/ラージャン - 別名「金獅子」
モンスター/ヴォージャン - 別名「紅蓮獅子」
武器/ダオラ=ブリジア - 本武器と同じく、獅子を模したデザインの武器。
武器/テリオス=ダオラ - しし座の星「レグルス」を冠した強化形が存在。ただしデザインはトラを模している。