炎と水という相反する性質を、 一対の双剣として織り上げた
奇跡の武器。使用者を選ぶ。
(ブレイズレイン)
壮絶な炎。流麗な水。 自然界に遍く巡るエレメントを
従えるブレイズレイン最終型。
(対剣ヴォルトトス)
目次
概要
- MHP2GとMHX(X)に登場する、溶岩竜ヴォルガノスと水竜ガノトトスの素材で作られた双属性双剣。
ヴォルガノスとガノトトスだからヴォルトトス。そのままである。- 強化前はブレイズレイン。「blaze」は炎、「rain」は雨。やはりそのままである。
- もちろん、片手にガノトトスの剣、片手にヴォルガノスの剣を持つ武器である。
ヴォルガノスには双剣も片手剣もないので、
この武器独自のデザインになるが、意外とスラリとした細身の剣である。
一方ガノトトスの方は、ガノカットラスと同じデザインである。
- 魚竜種の双剣だが、MHP2Gではガノカットラス派生ではないので注意。
なぜかまったく関係ないトルネードトマホークから派生する。- MHXにおいてはきっちりガノカットラスから派生する。
性能
MHP2G
- 属性双剣としては高い攻撃力364と火、水両方の属性350を備える強力な双剣。
斬れ味も斬れ味レベル+1でそこそこの紫、と優秀。
- この武器最大の問題は、火、水両方の属性を活かせる相手がそうそういないということだろう。
MHP2Gの時代では該当するモンスターはほぼ存在せず、この武器の真価を発揮できる機会が無かった。- MH3ではこの両属性が意味をなす珍しい耐性を持つモンスター達が登場。
本体に通る属性は片方だけなのだが、身にまとう泥や溶岩を引き剥がす際、
もう片方の属性が有効となるのである。
しかしMH3では双剣自体が、MHP3・MH3Gでは対剣ヴォルトトスが登場せず、
対剣ヴォルトトスを担いで彼らに挑むことが適わなかった。 - そのためこの双剣は登場する時期を間違えたとも言われている。
彼らと共演できれば、ボルボ&アグナキラーとして活躍の場が出来たかもしれないのに、
両者のすれ違いから、なかなか自分のスペックを活かす相手に巡り会えない。
つくづく不憫な武器である。- MH3Gにて、他ならぬアグナコトル自身の双属性双剣が登場した。
運命の出逢いが訪れたと思いきや、火と氷の双属性…運命はあまりに残酷であった。
- MH3Gにて、他ならぬアグナコトル自身の双属性双剣が登場した。
- MH3ではこの両属性が意味をなす珍しい耐性を持つモンスター達が登場。
- MHP2Gには双属性双剣が6系統あるが、通常属性+状態異常属性の3振りに比べ、
通常属性2つというのは非常に扱いにくい。
どうせガノトトス素材を使うなら、せめて火+睡眠だったら、独自性もあったのに…。- 氷炎剣ヴィルマフレアも同じ悩みを抱えている。
一方で、属性の組み合わせ上あまり悩まずにすむ武器もあるらしい。 - なお、MH4ではガノカットラス系統が本当にガノトトス素材を使った睡眠との双属性双剣になっている。
しかし、こちらはガノトトス素材しか使っていないので水プラス睡眠。
ヴォルガノス素材は交換で手に入るのだが…。
- 氷炎剣ヴィルマフレアも同じ悩みを抱えている。
- 一応大連続狩猟ならそれなりに役に立つが、毒双剣の方が相手を選ばない傾向が強い。
どちらかと言えばロマンの傾向の強い双剣である。- 少し戻ってMH2ならば、フルフルとフルフル亜種の同時狩猟という、
この双剣が最適解になり得るうってつけのクエストが存在するのだが、
MHP2Gにはとうとう最後までこの2頭の同時狩猟クエストは実装されなかった。- さらに遡ってMHGならば同じフルフルのクエストであっても、
通常種か亜種どちらが現れるか分からない仕様だったため、
仮にその頃に登場していれば有効な双剣だったかもしれない。
- さらに遡ってMHGならば同じフルフルのクエストであっても、
- MH4Gにはフルフルとフルフル亜種の同時狩猟クエストが存在し、
ガノトトス素材とヴォルガノス素材も入手可能であるが、
肝心のこの双剣が製作不可能である。
- 少し戻ってMH2ならば、フルフルとフルフル亜種の同時狩猟という、
- ちなみになぜか2chにヴォルトトス専用スレが立っていたことがある。
ヴォルトトスの何について語るのか、余人には窺い知れないことであるが、
該当スレではラオート、抜刀アーティと並ぶ最強武器扱いされている。
MHX
- MHXでは前述の通りガノカットラスから派生。
同作ではアグナコトルが登場するためこの武器の真価を遂に発揮できる…
かと思いきや、肝心のアグナコトルが火属性の攻撃をぶつけても軟化しにくくなっていると言われている。
そのため基本的な立ち位置などは今の所特に変わっていない。
- モンスターの特定の部位に特定の順番で攻撃すると爆破属性が蓄積するだの、
モンスターのブレスが直撃する瞬間に鬼人化すると攻撃力が上がるだの、
ガセ情報が流れていたのもこの武器の特徴。
一応言っておくと、ただの火と水の双属性双剣である以上の特徴は特に確認されていない。
と言うより本気にしない様に。
これも、兄貴ヴォルトトスの魅力に踊らされた一面の喜劇であろうか…。- ヴォルトトス専用テンプレ装備なんてのも考案されたりと、
性能はともかくネタ込みでは比較的愛されている武器である。
- ヴォルトトス専用テンプレ装備なんてのも考案されたりと、
MHXX
- MHXXではさらなる強化先を獲得。
G級のガノトトスとヴォルガノスの素材をつぎ込んで作られた、その名も瀑刃灼斬ガノガノス。
名前の由来は「ガノ」トトス+ヴォル「ガノス」だろう。見事にヴォルトトスと逆になった。
性能は- 攻撃力320
- 火属性38&水属性38
- 白50、斬れ味レベル+2で紫50
- スロット1
特に斬れ味ゲージは圧巻であり、ここまで紫ゲージが長い武器はそうそうない。
属性値がMHXより多少伸び悩み気味なのが悔やまれる。- しかし前回のようなアグナコトル対策でも微妙なんて扱いには収まらない。
MHXXでは「共演していれば……」と何度も思われていたボルボロスが復活しているのである。
ガノトトスの剣による高圧水流で泥の鎧をそぎ落とし、
無防備になったその甲殻にヴォルガノスの剣による灼熱を叩きこむ…。
これぞまさに夢の競演である。
- ボルボロス・アグナコトル以外の活路を探す場合…
- 一応「龍以外の全ての属性がほぼ均等に通るモンスター」が登場している。
火属性も水属性も平均以上のこの双剣はかなりのダメージを期待できる…が、やはり需要は微妙なところだろう。 - また、ホロロホルルは水属性の通りが比較的良く、更に火属性も多少は効く。
難敵である朧隠も同様なので、対ホロロホルル専用双剣として見てもいいだろう。 - 更に4シリーズで火と水が少しだけ通るように変更されたキリンにも有用なのだが、
そもそもキリンの属性耐性が見直されたこと自体それほど知られていないのが哀しい。- 実は隻眼イャンガルルガの狩猟依頼G5では冗談抜きで
この武器が最適解になったりする。
禁足地での狩猟なのだが、なんと白疾風との同時狩猟を強いられる。
白疾風は雷、次いで火が通るが隻眼は水以外は微妙以下。毒はガルルガ族には無効で他の状態異常は
どちらも並程度。隻眼に効果のある爆破で行きたいが今度は白疾風にそれほど効果が無い。
共通の弱点が無くすばやく動く2頭を相手にすることを考えると、両方を相手にできる属性を備え
スタイル次第で対等に動き回れるこの双剣こそが正解に名乗りを上げるのである。 - 他にも、「強い防具は素材から!*1」や、究極強化の1歩手前になるが、
G4のキークエストである「戈と槌は相容れず*2」にもオススメ。
- 実は隻眼イャンガルルガの狩猟依頼G5では冗談抜きで
- 一応「龍以外の全ての属性がほぼ均等に通るモンスター」が登場している。
MHWorld
- 今作では「ラヴァサイクロン」としてヴォルガノス素材の双剣が登場。
メインシリーズでは初のヴォルガノス素材単体双剣でもある。
アンジャナフ双剣であるジャナフサイクロンにヴォルガノスの素材を張り付けた形になっている。
スロットだけは優秀だが、火力も属性値もジャナフサイクロンの方が高いため、使われなかった。
余談
- メインシリーズにおいて火属性と水属性を使う、つまり1種のみでこの武器と同じ双属性双剣を作れるモンスターは、
MHW:Iで復活したアルバトリオンが欠落していた水属性攻撃*3を行うまで存在していなかった。
アルバトリオンにしても火と水のみならず全属性を操れる上に武器自体は単なる龍属性のみであった。
しかしMHR:Sではいよいよ火属性と水属性を操る新モンスター、ガランゴルムが登場。
火と水の属性を持つ双属性双剣の後継者の登場が期待されていた…のだが、
残念ながらガランゴルム武器は一律で無属性となっており、双属性とはならなかった。
関連項目
モンスター/ヴォルガノス
モンスター/ガノトトス
武器/ヴォルガノス武器
武器/ガノス武器
武器/ガノカットラス - ガノトトス素材単体双剣
武器/灼鋼双爪 - かなり時を経てMHFに実装されたヴォルガノス素材単体双剣
武器/ゴルム・ゴレム - 上述の後継者となれなかった後輩