目次
旧火山汎用戦闘BGM
地裂/グラビモス
- 使用作品
- MH, MHG, MHP, MHP2G
- 収録
- モンスターハンター 狩猟音楽集II ~咆哮の章~
- 鎧竜グラビモスのテーマBGM。
- 煮えたぎる溶岩と、火山というフィールドの過酷な重々しい雰囲気を彷彿とさせる曲である。
短いイントロの後は単調な部分を繰り返し、ピアノの低音が緊張感を煽る。
また、所々に人の声のような音色が入っている。
- MHからMHPまでの各作品ではバサルモスは一切エリア移動せず、
グラビモスについても、ハンターと遭遇した場合はそのエリアから移動しなくなる。
これらのモンスターを相手にする際は、この曲を長時間聴き続けることになるだろう。
- グラビモスのテーマではあるものの、地を裂いて登場するという曲名、
旧火山を根城にしているなどの点からバサルモスの曲だと思っている人も多い。
火山(MH2~MHP2G) 汎用戦闘BGM
火山の重鎮/グラビモス
- 使用作品
- MH2, MHP2
- 収録
- モンスターハンター2(dos) サウンドトラックブック VOL.1 ジャンボ村の歌
- グラビモスのテーマBGM。
- フィールドが一新されたMH2において、またまたグラビモスの名を冠した曲が誕生。
単調なメロディや低音のピアノなどはそのままに、よりテンポが遅く重厚感のある曲になっている。
重量感たっぷりのグラビモスにはこちらの方が似合っている、と感じる人もいるとか。- なお、グラビモスはMH4にて更に新たなテーマBGMを獲得している。
- グラビ・バサル親子だけでなく、ショウグンギザミやドスイーオスにも中々似合っている。
これが流れていた2とP2ではグラビモスが最強格のモンスターとして、
ハンターを薙ぎ倒していた時代だったため、この曲を聴くとトラウマを感じるハンターがいるとか。
マグマを纏う炎魔/ヴォルガノス
- 使用作品
- MHF, MHP2G , MHX, MHXX
- 収録
- モンスターハンター 狩猟音楽集II ~咆哮の章~
- ヴォルガノスのテーマ。
- 「火山の重鎮」と入れ替わりで登場。ヴォルガノス共々MHP2GやMHX(X)でも使用された。
- まさに灼熱地獄の死闘を思わせる重厚感のあるメロディや、それに合う重い楽器が使われていたり、
一瞬曲を止めてハンターの緊迫感を煽るために曲1周に0.5小節の沈黙を2回入れていたりと、
溶岩の中から静かに激しく襲い来るヴォルガノスを上手く表現したBGMである。
- ただ、MHP2G以降のメインシリーズからこの曲を知った人は、
ヴォルガノスのテーマと言われてもあまりしっくり来ないのではないだろうか。
というのも、メインシリーズにおけるヴォルガノスは戦えるようになる時期が遅いからである。
そのためヴォルガノスのクエストへ行く頃には、
すっかりショウグンギザミやグラビモス、
リオレウスのテーマとして染みついていることに……。
実際、この曲はのっしりのっしりハンターに近づいてくるグラビモスにも、
忙しなく動きながらハンターに斬りかかるショウグンギザミにも、
はたまた空から地からハンターを焼き尽くさんとするリオレウスにもよく合う曲なのである。
- 初登場のMHFでは火山の解放と同時にヴォルガノスのクエストが受注でき、
なおかつヴォルガノスはギルド指定クエスト(キークエスト)の1体であるため、
おそらくこの曲はヴォルガノス戦で初めて聴くこととなるだろう。- MHP2から引き継いだ人なら、MHP2Gでは早期からG級クエストを受注できる。
MHP2では上記の通り「火山の重鎮」が火山のBGMとして使用されていたため、
上位までの火山クエストはそちらが流れる中で進めていたであろう。
なおかつ、G級で火山が解放されるタイミングと
ヴォルガノスが狩猟解禁されるタイミングも同時期であるため、
こちらが他の火山棲モンスターのテーマとして染みつくこともあまりないだろう。
どの作品から狩猟生活を始めたかによってイメージするモンスターがコロコロ変わるのは面白いと言える。
- MHP2から引き継いだ人なら、MHP2Gでは早期からG級クエストを受注できる。
- ちなみにMHXXでは溶岩島で固有の曲を持たないモンスターと対峙するときにもこのBGMが流れる。
が、肝心のヴォルガノスはこの場所に出現しない。こちらの方が合っている気もしなくもない。
- 狩猟音楽集IIの解説曰く、この曲はコンポーザーの深澤秀行氏の「お気に入り」とのこと。
地よりいずる戦慄
- 使用作品
- MHF(凄腕クエスト)
- 収録
- モンスターハンター フロンティアオンライン アニバーサリー2012 プレミアムパッケージ
モンスターハンター フロンティア サウンドBOX
- 火山のBGMといえば、上記の通り重厚感のある楽曲が多い。
一方でこちらは、対になるかのごとく躍動的でリズムの良いメロディーが特徴であり、
火山での過酷な戦いを違った切り口で表現している。
- F.4以前はモンスターの専用曲を上書きして流れていた。
そのため、一部の凄腕ハンターからはラージャン変種のテーマ曲とも認識されているらしい。
それもそのはず、ただでさえ一撃が痛く素早いラージャンは変種で更に攻撃力が増す。
変種特異個体ともなれば、全特異個体モンスターの中でもトップクラスの実力者に化けるのだから、
半ばトラウマ気味に摺りこまれてしまうのも無理はない。
また、今も昔も最狂モンスターの一角を担っている赤き金獅子の存在もまた
このBGMをラージャンのテーマたらしめている原因でもある。元気のみなもとさえ使えれば…
- シーズン5.5のプレビューサイトでも使用されている。
大地の血潮
- 使用作品
- MHF(G級クエスト)
- 収録
- モンスターハンター フロンティアG オリジナル・サウンドトラック
- G級用に新調された火山のBGM。
これまでの火山のBGMと比べてみると非常にテンポが速めな一方で、
今までの火山BGMを連想させるかのような部分も存在する。
イントロ後に聴こえてくるチャルメラの高音が印象的である。
余談だがラヴィエンテ狂暴期のBGMにもチャルメラは多用されている。
- G級モンスターである爆狼ミドガロンとは非常にマッチしている。
速いテンポと苛烈なメロディが合わさったこの曲を背景に、
瞬間移動でハンターを翻弄するミドガロンの組み合わせは非常に映える仕上がりとなっている。
G昇級以前に使用してきた防具では即死しかねない高い火力を持ち合わせるモンスターだけに、
多くのハンターに強烈な印象を与えている面も大きく寄与しているだろう。
- MHF-Gプレビューサイト開設当初に流れていたBGMの正体がこれである。
その曲調や、そもそも汎用BGMが差し替わると判明していなかったこともあり、
「シャンティエンや極海のBGMではないか」と推測されていた時期もある。
ちなみにフォワード.5時代の運営動画レポートにもこの曲が使われている。
当時は覇種テオ・テスカトルの襲来前で、なおかつ上述の通り火山を思わせるBGMだったため、
「覇種テオ専用BGMか?」と言われたことも。- 当時流れていたものとは細部が異なっているが、詳細は不明。
こちらが正式採用版にあたるのだろうか。
- 当時流れていたものとは細部が異なっているが、詳細は不明。
火山(MH3~MH3G)汎用戦闘BGM
大山、鳴動す/アグナコトル
- 使用作品
- MH3, MHP3, MH3G
- 収録
- モンスターハンター3(トライ) オリジナルサウンドトラック
モンスターハンター 狩猟音楽集IV
- アグナコトルのテーマBGM。
- ファイヤーダンスをイメージして作られたという、
打楽器やギターを駆使した激しさと躍動感に溢れた曲。
アグナコトルだけでなく、リオレウスやウラガンキンにもよく合っており、
シリーズによって様々な種類がある火山のBGMの中でも人気が高い。- アグナコトルの登場ムービーではこれの簡素版が流れる。
また、アグナコトル特有の嘴を「カタカタ」と打ち鳴らす音がとてもマッチしている。
- アグナコトル・ウラガンキン・リオレウスは、いずれも戦闘中に突然静かになる場面が存在する。
大抵その後には強烈な大技を繰り出すのだが、
それを待ち受ける間もこの激しい曲が流れ続けていることから、焦燥感を感じる機会も多いだろう。 キークエになっているせいで来たばかりの慣れない火山で火薬岩を運んでいる最中にこのbgmを引っさげた主任に出くわして緊迫と焦燥に駆られたハンター諸氏も少なくないのではなかろうか
- アグナコトルの登場ムービーではこれの簡素版が流れる。
- 日常生活ではあまり聞かないが、「鳴動」は「めいどう」と読む。
大きな音をたてて揺れ動くことを指す言葉だが、「大山鳴動して鼠一匹」という西洋のことわざもあり、
事前の騒ぎばかりが大きくて、実際の結果が小さいという意味になる。
火の国を揺るがすアグナコトルも、元はウロコトルという小さな存在、という意味にも捉えられるか?
- お守り探しをやってるとよく聴くことになるため、炭鉱夫にとっては馴染み深い曲…かもしれない。