ソ連軍多砲塔戦車シリーズ

T-28E

いわゆる多砲塔戦車と呼ばれるｲﾛﾓﾉ戦車の中でもっとも量産され
大戦初期のソ連軍を支えた代表的中戦車でもある。
(フィンランド軍に鹵獲され主力戦車として運用されたのはあまりにも有名、動画にも残ってる)
このゲームを遊んでいる諸兄なら常識のようなもので、多砲塔戦車は図体がでかく
装甲が薄く、火力が低く、足が遅い・・・はずであるが、このT-28はT-28E、
のちのKV-1Eと同じく増加装甲を装着して前面装甲最厚部80mmを誇る、厚さだけなら
後の4号戦車H型並みである。
火力は1933年に正式採用された戦車の中では大口径の76mm砲を搭載しているが、
大戦時には旧式化しているがただしこれでも4号F1型などと同等かそれ以上だと
考えて良いであろう。
機動力に関しては是非動画サイトで調べて欲しい、パレードの時の動画があるはず
だが、道路上をこのでかい図体したお化けが高速でぬるぬる走っているのである！
なんと整地上では35km/h以上でるのだ！人は（戦車は）見かけではないと言う一例
である。
しかし残念ながら1933年時の戦車では1939年の冬戦争と1941年以降の独ソ戦を戦う
のは厳しく、その多くが戦闘(あるいは多砲塔戦車特有の故障率の高さ)で失われた
T-35に関しては最近ロシアの有志達がレストアに成功し、動く状態のものがあるので
T-28に関してもその点を期待したい限りである。
なお、この多砲塔戦車、見かけに反して拡張性にも優れていたらしく、この戦車の
砲塔に試作戦車砲である95mmF-39や85mmF-30等の長砲身大口径戦車砲の搭載テスト
を行っている･･･これは後に新型KVの試作につながりこのときの経験はさらに後の
ティーガーショック時の新型85mm戦車砲開発に生きてくるのである・・・。

主砲:76mm L-10

※初速や重量はcommon_res.engcfgによる

T-35A

主砲:76mm KT-28

※初速や重量はcommon_res.engcfgによる

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