奥付は1987年9月1日。
概要
全52ページ。表紙はシタデル製のメタルフィギュアと、前号のインフォメーションでモノクロ写真だけ載った「ドワーブン・ストーンカッター」を使用したジオラマ。塔のある城壁に迫るグリーンドラゴンと、城壁に立ちはだかる冒険者たちという構図。
裏表紙はコンパニオン・ルール・セット、AC9モンスターマニュアル、CM1 大いなる試練の広告。
カラーページは表紙を開けた1~2ページのみ。1ページはカラーイラスト、2ページは第一回DFCメタルフィギュアペイントコンテストの入選作のカラー写真となっている。コンテストでPP賞に輝いた渡部昌彦は後にメタルフィギュアの記事を執筆することになる。
誌面端の「はみだし情報」は、コンパニオンレベル用モジュールの紹介だが、当時はまだ7冊しか出ていないためすぐ終わる。
特集記事:コンパニオンルールとその波紋
- What is a“COMPANION”
発売されたばかりのコンパニオン・ルール・セットの解説記事。 - ゼネラルエディターズノートII
大貫昌幸による記事。訳文や誤植に関する説明。 - ゲームプレイングに関する一考 Part2
犬神四郎による記事。コンパニオン・ルール・セットによるプレイヤー、及びキャラクターの遊び方のスタイルを3つに分類している。 - サンプルリプレイ「霧の中に潜むもの・・・」
竹内和浩によるリプレイ記事。コンパニオンレベルのキャラクターによる冒険を、小説風の文章、ト書きによるプレイヤーたちの会話、DMによる解説で語っている。プレイヤーキャラクターは7人。うち一人が公爵位を持ち一国を治める領主、2人がその部下、4人は放浪の冒険者として行動している。
またコンパニオンレベルらしく、ウォーマシンルールもある程度使用している。 - ヴィジュアル・ダンジョンズ・コーナーIV
「メイキング・オブ・ディオラマ1」と題されている。今号の表紙を飾るディオラマ(ジオラマ、情景)のドワーブン・ストーンカッターのサンプル品の組み立て記事。
また、39ページにはD&Dに関する登録商標と、紹介記事に関するお知らせが入っている。
Advanced Dungeons&Dragons
- 幻生物伝承 第三夜「草原の友ハーフリング」、第四夜「地の精霊ノーム」
ハーフリング、ノームの伝承の発生と生態、AD&Dにおける派生種族に関して。 - 幻界創世記 第二章「大地の章」~この緑の大地~
ワールドの基礎となる地図と、マップの作製に関する記事。
連載
- Dungeon Master's Room~D&D・AD&Dマスター座談会
テーマは「ロールプレイングゲームの方向性・D&DとAD&D」。大貫昌幸の司会による座談会。
D&DとAD&Dの違いと、ルールの間隙への対応が語られている。 - COLUMU「マキビィズ・アーマー&ウエポンハウス~D&D・AD&Dアーマー解説~」
マイスター・マキビによる記事。当時、あまり知られていなかったアーマー(鎧)を簡単に解説した記事。急激に増えたRPG主体のコンベンションでのマナーに関して。プレイ人口の増加に伴って、マナーに関して問題が出ていたことが背景にある。 - Dungeon Original World 第四回「心の中のノクターン」
大貫昌幸による記事。3号掲載の魔獣テラルの復活の関して寄せられた質問ハガキに対する回答と、筆者のオリジナルワールドのNPC2名の紹介。
Dungeon House(読者交流欄)
- ようこそグリフォン・インへ
第一回エルフ友の会の特設ページがある。 - サークル紹介
NOW PRINTING、竜王教団、D・S・T(Dream Search Trader)、WINGS。 - プロショップ紹介
TITAN、おもちゃ天国 赤春堂、青和模型。 - DFC Q&Aコーナー
魔法の武器と通常の武器に耐性を持つモンスターの関係と、日本語版と原語版の差異に関する質問が多い。
また、大貫昌幸による「はみ出しコラム」と第一回アドベンチャーシナリオコンテスト開催のお知らせがある。 - インフォメーション
1987年のおもちゃショーでのD&D関連商品の記事。